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2023/11/25 11:54:35
外資系のスキンケアやメイクアップ用品が苦手なのですが、ランコムだけは、ベースメイクが好きになりつつあります。
香りも、遥か昔に比べて、微香性になり、勿論性能もアップして、使い易くなりました。
エーデルワイスエキスが入っているそうです。
サンプル使用のみですが、1袋使うと量が多過ぎるので、数回に分けて使いました。
柔らかなクリームみたいな伸びの良さで、ピタッと指が止まると、もうよれません。
BBクリームの中でも、伸びが良く、お肌に馴染むのが早いです。
この後にリキッドファンデーションを塗ると、厚塗りに見えそうで怖かったので、私は敢えて部分的にコンシーラーを足して、最後にフェイスパウダーでベースメイクを仕上げました。
適度にカバーされた、でも透明感はちゃんと感じるナチュラルなお肌の完成です。
私はサンプル使用の口コミが多いですが、現品が欲しくなるアイテムの多い事!!
それだけ優秀で魅力的なアイテムが増えたって事なんでしょうけどね。
香りも、ローズのほんのりとした香りで、塗っていて優雅な気分に浸れます。
- 使用した商品
- サンプル・テスター
- 購入品
- CamelliaSinensisさん 認証済
-
- 43歳
- 乾燥肌
- クチコミ投稿91件
2022/10/27 07:02:25
一部店舗10/1発売&オンライン10/4発売。
数量限定/フランス製/EDP 50mlのみ/
調香師はDelphine Jelk氏/Thierry Wasser氏。
オリジナル(P)のバットラベルが金なので、去年の限定もラベルが金だったようなのですが、
今回はトンカビーンズへのオマージュというコンセプトなので黒。
確かに乾燥熟成したトンカビーンズもバニラビーンズも黒いので、黒で間違いない。
価格も丁度良いと思います。
先に書いておくと、成分表にある通りジュース(香水)に着色料が使用されています。
フランスのマカロンなどのお菓子や香水は目で楽しむために着色されることが多いので
個人的には不満ですが、しょうがないっちゃしょうがない。
LVMH系は特に香水に着色しまくるので素材の香料の色が見えず、本当に残念。
MCDは調香師が変わって着色やめたようで良い傾向。
こちらの商品は、赤/黄/紫の着色料+着色料の色抜け防止の紫外線吸収剤を入れ、
どう見てもトンカやヴァニラの抽出エキスっぽく擬態化されているので、
実際に本物のエッセンスが大量に入っているとは安易に考えない方が良いです。
香料は常時完全遮光しようが冷蔵保管しようが焼けるものは勝手に焼けます。
香料が焼けても異臭がしない限り問題ないです。
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TOPからアマレットとベルガモットが香るため、
ゲランのビターアーモンドが苦手な方は序盤で躓くかも。
個人的にはアマレットとトンカなんて絶対合うに決まってるじゃん!と。
なんならゲランのロムイデアルEDTと思いっきり素材被ってるし。
話が変わりますが、本物のヴァニラチンキって面白くて、
希釈液は寝かせておくとこれ単体で明確な香料展開があります。
ヴァニラチンキそのものが「香水」として成り立っているように感じます。
その序盤の香りはかなり特殊なので、普通はそれがヴァニラとは感じないと思います。
一瞬イランイランや薬草のニュアンスを感じるような面白い香りで、上手く説明できない。
シャリマーのTOPが正露丸と仰っている方は鼻が良くて、この香りを無意識に拾ってるんじゃないかな。
私はどちらかと言うと他の店の客でゲランの客ではないため、
手放しで美辞麗句を並べることは出来ないのですが、
全体的な印象としては「お洒落で豪華でビタースイートなシャリマー」という印象でした。
プレスサイトの事前告知や公式サイトでチョコレートや塩キャラメル云々と出ていましたが、
トンカビーンズの香りのニュアンスが表現されているというだけの話なので
いちいち鵜呑みにしないほうが良いと思います。
これはワインやお茶のニュアンス表現に似ているというか。
例えば夏摘みダージリンのマスカテル香はマスカテル香であって例えようがないけれど、
知らない人に向けて説明すると、マスカットとかムスクなどというおかしな表現になって
余計に話がややこしくなるという…。
個人的にはトンカはトンカの香りでしかないので、逆に話がややこしく感じてしまう。
私はオリジナルのシャリマーを持っていないので、
そちらと比較できないためこれ以上は特に書くことがないです。
多分親切な方がクチコミに書いてくれると思いますので、是非そちらを参考にしてください。
期待していたトンカは思ったより弱い、というか他が強いという印象でしたが、
どちらにせよ、今の時代に合わせてとても綺麗に調整されていると感じました。
シャリマーの入門アイテムとしてとっつきやすく、よく出来ているなと思いました。
自信作なのではないかなと。私にはこのくらいが丁度いいです。
おすすめします。評価は今のところ★5〜6くらい。
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【2022/10/27追記】
ムエットと肌でかなり香り方が違います。
個人的にはインナーに1プッシュ付けて仄かに香るのを楽しむのが一番良かった。
手首では強すぎるので、色々模索して鼻から付かず離れずの距離を保ったほうが良いかも。
「アマレットって何?」という成人の方はAmazon等で探して適当に買ってみてください。
ゲランのアーモンド香と大体同じ香りがするのが分かりますので。
アマレットはアーモンド香の杏仁と薬草入りのブランデーベースのリキュールなのですが、
牛乳で割ると杏仁豆腐味のカクテルになります。ディザローノがポピュラー。
お菓子作りにも使えるので1本あると便利ですし、ゲランの香りがお好きな方は嵌るかと。
- 使用した商品
- 現品
- 購入品
2021/8/31 17:40:27
2021年8月末でドロップが廃番になるので、9月以降にボトルが大きくなる前に少量で買っておきたい物を購入。
種類はEDPで、調香師はオリヴィエ・ポルジュです。3代目シャネルの専属調香師の息子で、ご自身も4代目を務めている方です。
ラールシリーズの立ち上げではブランド外の調香師の方に携わってもらったらしいです。
吹きつけた瞬間、旧き良きフレグランスといった古風な香りが広がります。アルデハイドでしょうか。レザーっぽさは今のところ感じられません。
30分〜1時間経つと、ウッディ系の要素が段々と立ち上ってきて良いバランスになります。スエードでしょうか?こちらのレザーノートはタバコ寄りからではなくウッディ系からアプローチして作っているようです。ウッディ系が複数種混ざっているように感じて説明書きを確認したら、パチュリだそうです。筆者の手首だと変な臭いに転じやすいパチュリですが、こちらでは良いスパイスの役割になりました。パチュリはいつ嗅いでも香りの正体を掴めませんね。
そこから時間をかけてバニラとアンバーとヘリオトロープが加わってきて雰囲気が柔らかくなっていき、優しい香りのままフェードアウトしました。
持続時間は7〜8時間程度でした。
旧き良き部分と現代受けしそうな新しい部分が良い塩梅で癖なく混ざった優等生フレグランスに感じました。持っていて損はありません。100mlボトルで持っていても、どんなシチュエーションでも問題なく使えるので使い切れると思います。アビルージュのようなレザー全開系かと思いきや、全く癖がなくて意外でした。
- 使用した商品
- 現品
- 購入品
- Cookieyukiさん
-
- 52歳
- 乾燥肌
- クチコミ投稿142件
2021/7/25 00:06:51
やられた。完全に。
トップのパチュリとアルデハイドを嗅いだあたりで「パチュリ=よくあるセクシー系香水でしょ」なんてタカをくくっていた。どうせパチュリは官能的なオリエンタル香料って言うんでしょ。はいはい、わかってますよ。それに花とかムスクが加わってるだけなんだろうと。要するに西洋人にとって魅力的なだけって。
確かにトップのグリーンな香りはとびっきりイイ女を連想させる。イメージで言えば仕事ができてキャリアがあり、服装もカッコいい年上の女性上司。一見とっつきにくいけど私のしたミスをサラッとかばってくれて、「今度はこういう風にしてね」と責めることもなくあっさり指示を出せるタイプ。
ちょっと気が強そうなシャネルN19を連想したこともある。ディオレッセンスみたいな歴史ある香水をナメくさっていて、途中で匂いを嗅ぐ気でさえなかった。ところがふと気付くとパチュリの香りの中からフワリと花の香りが立ち上ってくる。何の花だかよくわからない。単独で香っているというよりは花束から香ってくる複雑で深みのある匂いだ。イランイラン、ローズ、ジャスミンなと王道の香料が境目がなくなるほどブレンドされているが、不思議と花束として触れそうな存在感は残っている。
ミドルからの香りは第一印象を見事に覆してくれる。仕事帰りに恋人とバーに立ち寄る女性に似合いそう。化粧を夜向きに華やかにして香水を付け直しアクセサリーも変えて。トップではクラシックでダンディな印象さえあり、このままココ・シャネルのようなカッコいい孤高の女性系の香水を貫くと思ったのに少し路線が違う。こちらの方がグッと男好きのする匂いだ。虎視眈々と好きな男性に狙いをつけ落とすしたたかさがある。
ラストノートのその他の香料に対するオークモスとパチュリのバランスは絶妙。最近オークモス精油を取り寄せたので手持ちのパチュリとブランドして色々楽しんでいる。他の精油も足してバスソルトにすることが多いが、この2つはバランスによって大きく表情が変わる。ちょっと間違えると土臭くて耐えられない悪臭に転んでしまうから。
もともとディオレッセンスはディオールが毛皮コレクションを発表する時に、「野生の香り」と難しい挑戦を叩きつけたところから始まる。「野生的なだけじゃなくて当然魅力的な香りにしてね」という無言の圧力があったのは言うまでもない。調香師、ギ・ロベールは散々試行錯誤を重ねたのにも関わらず思ったようなものが出来ずに悩んでいた。
そんなある日、彼はアンバーグリスの買い付けに行った際、手に強く匂いが残っているのに気付き空港のトイレで手を洗う羽目に。ミスディオールの香りを安っぽくコピーしたその石鹸とアンバーグリスの匂いが混ざったものこそ彼が目指していた香りだった。そこでその石鹸を取り寄せてそれを元に完成させたのがディオレッセンスだとか。
残り香の色っぽさが凄い。香水と体臭の境目のギリギリのところを攻めてくる。昔フランス人の知り合いが「体臭は最高の香水」なんて言っていて、その頃は「はーあ?」なんて思っていた。でも自分は恋人を選ぶ時、性格が好きなことは勿論だが確実に触り心地と匂いで最終決定を下している。何もつけていない時に体臭を嗅いでいい匂いだと思える人がいる。多分遺伝子レベルで相性がいいのだと思う。
このラストノートにはダーティーという言葉がよく似合う。日本語に直訳するのは難しい英語の表現だ。男性の心にわざと火をつけて、彼の出方を見てからゲームをするかのように誘き寄せる。周到に準備をしているくせに、自分の手の内は全く見せないで何食わぬ顔をして近づいていく。
これを纏ったら完全に恋のアクシデントを仕掛けられそう。但し、引っかかってくれるのは引っかかったふりをしてくれる自分よりも一段上手の人だったりして。
そんな大人の恋を思わせるちょっぴり危険な香り。
トップノート: アルデハイド、パチュリ、ベルガモット、フルーツノート、グリーンノート、オレンジ
ミドルノート: ゼラニウム、シナモン、カーネーション、オリスルート、ローズ、イランイラン、チュベローズ 、バイオレット、ジャスミン
ラストノート: オークモス、パチュリ、ムスク、サンダルウッド、スチラックス、ベチバー、ベンゾイン、バニラ
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