725件中 11〜15件表示

★キャプテンD★さん
★キャプテンD★さん 500人以上のメンバーにフォローされています 認証済
  • 45歳
  • 普通肌
  • クチコミ投稿168
ルイ・ヴィトン / オン ザ ビーチ

ルイ・ヴィトン

オン ザ ビーチ

[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)香水・フレグランス(メンズ)]

税込価格:-発売日:-

7購入品

2021/5/15 16:38:20


ルイ・ヴィトンの最新作オン ザ ビーチ(2021年)は非常に素晴らしいシトラスの香りで、個人的には最高のシトラス探しの旅の到達点だと感じている。

オン ザ ビーチはヴィトンでは初めて、日本産柚子が、それも主役として使用されている。
シトラスの香りは、ほとんどのフレグランスでトップの爽やかな印象付けとして使われるケースが多く、シトラスが主役の香りといえば、コロンのような儚い香りになってしまう。
なかにはアトリエコロンのようなシトラスコロンの香りを持続させたものもあるけれど、最初から最後まで、それも日本の柑橘の香りを楽しめるフレグランスなんて過去になかったのでは。
そして柚子を使うことで、新しいシトラスの扉を開けたような香りに仕上げられている。

オン ザ ビーチは快晴のビーチで過ごす1日の、色褪せることのないエモーションを表現した香りとのこと。コンセプトをそのまま表現したような美しいグラデーションのボトルをスプレーすると、、、
トップはシトラス。
スプレーした瞬間から、柚子らしい苦みやワタのような甘さがとても心地よい。少し遅れて透明感のあるネロリが柚子を押し出しているような香り立ち。

ミドルはアロマティック・グリーン。
鼻先は柚子のほろ苦い甘みをピンクペッパーでキャラクターを付けつつ、全体の骨格はローズマリーやタイムの硬質なマロマティックグリーンと、シトラスリッチなネロリのフローラル感が重ねることで、スプレーした瞬間の柚子をそのままスライドさせたような香りに。
サンソングと同様に、ヴィトンのネロリはシトロンの効いた黄色いイメージが強いため、柚子との相性が非常に良いのではと感じる。特に肌に乗せると、このネロリのフローラル感が増すため、さながら柚子フローラルに包まれたような香り立ちになる。
そして、奥から時折香ってくるひのきの爽やかなハーバルウッディ感がとても心地良い。

ベースはウッディ・スパイシー。
硬いアロマティックグリーン、ネロリやひのきの残香に、クローブのようなハーバルなスパイシーを添えることで、柚子らしい面影を残していく。そして、柚子の残香をウッディムスクで持続させたままドライダウン。

持続時間は、アロマティックな柚子フローラルが2時間程度、ひのきのような軽いウッディとムスクを合わせた柚子の香りは6時間以上持続する。

夏のビーチをイメージしているのに、お決まりのマリンやオゾンやココナッツではなくて、終始、柚子の爽快感、ほろ苦い甘さ、アロマティック感が漂っている、とても涼し気なシトラスの香り。
ケチをつけるとすれば、ヴィトンのネロリの香り方。フワッと香るネロリではなくシトロンが鋭いネロリで、もしこの香りが硬質なアロマティックグリーンから飛び出してしまうと、柚子らしさが抑えられてしまうため、紙ではなく肌で試すことをおすすめしたい。

ビーチの上、輝く太陽、波しぶき、そしてジリジリ焦がされる砂の余熱。
でもこのオン ザ ビーチの香りは涼しげで、風通しが良い。ここのビーチにはなぜか竹林があって、さらに風鈴の音色まで聴こえてくるような雰囲気がある。もしもこんなビーチがあったら、毎週通うよ!

ヴィトンのフレグランス部門は、このフレグランス途上国の日本において大成功しているとのこと。オン ザ ビーチの香りは、私たちが憧れる海外のリゾート地をイメージしたものではなく、まるで日本の魅力をギュッと詰め込んだような、日本のヴィトンファンに向けたジャック・キャヴァリエからのプレゼントのように感じてならない。

使用した商品
  • 現品
  • 購入品
宮部みゆき大好きさん
宮部みゆき大好きさん 100人以上のメンバーにフォローされています 認証済
  • 56歳
  • 混合肌
  • クチコミ投稿477
フレデリック マル / ビガラード コンサントレ

フレデリック マル

ビガラード コンサントレ

[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)香水・フレグランス(メンズ)]

容量・税込価格:10ml・6,600円 / 30ml・18,150円 / 50ml・23,100円 / 100ml・33,000円発売日:- (2018年11月追加発売)

5購入品

2019/11/4 23:00:30

8月の半ばに、キリアンのフレグランスと一緒に購入しました。
もう、晩秋間近になった11月ですが、購入当時の8月半ばや、9月には未々日中は、夏日もありました。そんな中でも、夕暮れ時にかけ晩夏〜初秋を想起させてくれる香りでした。

勿論、真夏の日中でも使い勝手は良いフレグランスだと思います。
が、日没が確実に早くなり、朝晩の頬を撫でる風に秋を感じる事がある時こそ、このフレグランスの出番だと個人的には感じています。

ビガラードコンサントレは、フレデリックマルの中の、コロン ビガラードのオードパルファム版です。調香師はどちらもジャン・クロード エレナ氏。

2017?年に、エスティローダーにバイ キリアンと共に買収され、昨年(2018年秋に)再上陸の運びになったフレデリック マル。国内の販売店舗は少ないけれど、2ブランドがセットの様に、百貨店の一角にスペースを設け、エスティーローダーのパワーで販売店舗が徐々に増えつつあるのも又、事実。

メンバー様を見習って、今年は在庫消費に力を入れた為、2月のディオール、4月?5月のジョーマローンの限定品しか新たな香りは購入していない。その反動もあってか8月半ばにマルの、この香りとキリアンのフレグランスを購入した。

キリアンはインパクトが強い香りが多いので、ショップが並んでいる場合はマルの香りの方から試香した方が自分の中に響いてくるかもしれない。

苦オレンジと表現されるが、苦味はさほど強く感じる事はありません。
単なる爽やかなだけの柑橘系の香りと、表現するのも違う。
アトリエコロンの様な爽やかさとも違う、ジョーマローンのビターオレンジとは全然違う、このビガラードコンサントレは、過ぎ去る夏と秋の訪れの前触れを私に感じさせてくれた。
…そして、なぜか郷愁の想いを強く抱かせてくれた。オレンジ畑とは程遠い田舎の、今頃は色づき始めた山々と芒が風に揺れている故郷を思い起こさせてくれた香りでした…
…雨で濡れたアスファルトや、溢れる飲食店の食べ物の香り、そんな現実的な香り達だけでなく、自分の中の風景や、思いを沸々とさせてくれる香りに出逢う事の喜びを改めて知った気がするフレグランスでした。

ビターオレンジの香りは、精油も含め気持ちを前向きにしてくれる効果がある。
柑橘系だけあって朝、香りを纏っても昼まで残る事も無い。
苦オレンジ(ネロリも含め)というなら、ディプティックのオーデサンスの方が余程、苦い感がある。(あちらはパチョリも効いているが)

トップから、ラスト迄、終始一貫して深呼吸したくなる程の落ち着いたオレンジの香り。
私が購入した10ミリには、キャップが無い。ただ、黒い箱のまま持ち運べば間違ってプッシュしてしまう事も無いが、見映えも良く使いたい方は別売りの10ミリ用のケースを購入される事をお勧めします。

使用した商品
  • 現品
  • 購入品
宮部みゆき大好きさん
宮部みゆき大好きさん 100人以上のメンバーにフォローされています 認証済
  • 56歳
  • 混合肌
  • クチコミ投稿477
ディオール / メゾン クリスチャン ディオール ソープ ローズ イスパハン

ディオールディオールからのお知らせがあります

メゾン クリスチャン ディオール ソープ ローズ イスパハン

[洗顔石鹸ボディ石鹸]

容量・税込価格:100g・4,950円発売日:-

3購入品

2020/1/27 16:34:38

2個目を使い切りました。
メゾンクリスチャンディオールのフレグランスの「ウード イスパハン」の香りにも使われているウードとローズの香りの石鹸です。

真四角のソープは外箱からも香り立つ芳香。
但し、真夏には同シリーズのネロリの方が使いやすい香りかと。

ボディの洗浄には、ここ何年もボディソープではなく、石鹸を使用しています。
何故なら、濃密かつ、しっかりとした泡立は固形石鹸の方が遥かに上回るから。

☆3なのは、いかんせん値段が高い事。
3000円位に価格設定して頂けると、嬉しい限りです。石鹸に5000円弱も払うのは・・・
という思いをする消費者は多いと思います(私自身もそうです)

 ディプティックの楕円形の石鹸もそうでしたが、使用後は浴室内に放置せず(型崩れ等を防ぐ為)洗面所へ出して置くだけでも、ほのかに芳香が漂います。
ジョーマローンやシャネル、ディオールの石鹸より香りは長持ちします。

 こういったフレグランスから派生した、石鹸というのは、もはや本来の「石鹸」にあらず、フレグランスの仲間として捉えた方が分かりやすいと思います。ですから、タンスの下着を入れている引出し等に、香りつけで石鹸を使われる方も多いと思いますが、この石鹸は香りを楽しんで、バスタイムを優雅な気持ちにしてくれる事、間違いないので是非、入浴時に使用される事をお勧めします。

使用した商品
  • 現品
  • 購入品
★キャプテンD★さん
★キャプテンD★さん 500人以上のメンバーにフォローされています 認証済
  • 45歳
  • 普通肌
  • クチコミ投稿168
ゲラン / シャマード プール オム

ゲランゲランからのお知らせがあります

シャマード プール オム

[香水・フレグランス(メンズ)]

容量・税込価格:100ml・35,200円発売日:-

5購入品

2021/3/15 23:13:39

恋に落ちるという言葉、、、とても的を得ていると思う。

そう、相手より先に恋をすると、相手の一挙手一投足にひれ伏せなければならない。そうなるともう身動きが取れない。自制心を失うくらい、相手のことが気になる。仕事も映画も本も音楽も、身体を動かしてみても、たぶん好きな香りに包まれていても、考えてしまうのはその恋する相手のことばかり。
この落ち着きを失った心の動きこそ、まさに恋に落ちてしまった状態だと思う。

ジャン・ポール ゲランが創り出したシャマード プール オム(1999年)は、シャマード(1969年)の返事として、恋に落ちた男性の深く熱いエモーションを描いた香りで、愛の瞬間への陶酔と心の降伏をテーマにしている。

恋に落ちた男性の、胸がどきどきするような歓びと魅力を表現した香りとは、どんな香りなのだろうか。

トップはアロマティック・スパイシー。
スプレーすると、まず鋭いブラックペッパー、さらにアロマティック感の強いベルガモットが香る。ゲランのフレグランスにはベルガモットが多用されるが、スプレーした瞬間に、ああゲランの香りだとわかるくらい、とても情緒がある。
そして、このベルガモットと、奥からうっすらと香ってくるバイオレットの金属音との組み合わせが、クラシカルな雰囲気を醸し出している。
ゲランらしい落ち着きのあるオープニングに、ペーパーがフレッシュな男らしさを添えているようなイメージ。

ミドルはフローラル・グリーン。
男らしいクラシカルな香りから、ヒヤシンスのフローラルの甘さが一気に広がる。このヒヤシンスはとてもみずみずしく、パッと花開くような香り立ちがとても素敵だと思う。
そんなヒヤシンスのみずみずしい甘さを、バイオレットの硬さで締めることで、メンズらしい落ち着きのある香りに仕上げている。さらに、鼻先に香るペッパーやナツメグのスパイスが、少しだけ荒々しさを付与しているような香り。

ベースはウッディ・レザリー。
みずみずしさが収まったヒヤシンスの蜜感と、バイオレットやナツメグの苦みを残しながら、アロマティックなベチバーや、暗いセダーウッドが落ち着きを与える。このレザーの湿り気とグリーンの残香が、粘土のようなクラシカルな印象を持たせながら、そのままドライダウンしていく。

とても丁寧に作り込まれたメンズフレグランスで、ヒヤシンスのみずみずしい甘さとウッディやレザーの余韻がとても心地よい。奇をてらっていないため、ややキャラクターに欠けるが、落ち着いた印象を与える香りだと感じる。

持続時間は、ミドルの締まったフローラルが2時間弱、ピリッとスパイスを効かせたようなウッディ・レザリーの香りは6時間以上続く。
あまり季節感は問わない繊細な香りではあるが、ヒヤシンスがはっきり香るため、もっとも似合うのはやはり春だと思う。
紙だとスパイシーの粗っぽさやウッディの硬さが強く、よりメンズ感が表に出るが、肌に乗せた方がヒヤシンスの甘さが広がり、ウッディやレザーが滑らかに感じる。

シャマードと同様に、このプールオムもキーとなる香りはヒヤシンスだ。
ヒヤシンスは色によって花言葉が変わるらしい。プールオムの香りのイメージは紫色のヒヤシンスで、紫の花言葉は「初恋のひたむきさ、悲哀」とのこと。
みずみずしく仄かに甘いヒヤシンスに、フレッシュなスパイシーを添えることで、恋に落ちた瞬間の初々しいイメージが創り出されている。

でも、香り全体を見るとバイオレットやウッディで要所を締めているため、どこかしら冷静で醒めたような雰囲気も強い。
若い頃のようなアクセル全開で恋に落ちていくのではなく、アクセルを踏みながらさっとブレーキを踏めるような余裕を感じる。
そして気付く。シャマード プールオムは、まるで恋に落ちている姿を演じているような、成熟した男性の香りではないかと。

もし、恋に落ちてしまい、その相手と会う時に、このシャマード プールオムを選ぶことができるだろうか。
いや、きっと、もっとセクシーな香りを選んでしまうのではないか。

使用した商品
  • 現品
  • 購入品
うるすらさん
うるすらさん 100人以上のメンバーにフォローされています 認証済
  • 52歳
  • 普通肌
  • クチコミ投稿856
セルジュ・ルタンス / バテムデュフー(Bapteme du feu)

セルジュ・ルタンス

バテムデュフー(Bapteme du feu)

[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)香水・フレグランス(メンズ)]

容量・税込価格:50ml・14,300円 / 100ml・22,000円発売日:-

4購入品

2019/3/16 19:00:10

賛否両論?

ここ近年はすっかり出不精になり、ルタンスはほとんどヴィジュアルとコピーからの
想像力だけで香りを試さずに公式オンラインで買っていましたが、それらはすべて納得。
こちらは、あまりの酷評もあるようなので、ルタンスは裏切らないと思いつつも、
SERGE LUTENS GINZAにて試香のうえ、購入。

炎の洗礼「誘惑されるまま撃ち抜いたのは 自らの恐怖だったのか」

私の心を貫いたこの言葉。
どす黒く流れる血を思わせる赤い液体。

黒ラベルになってから初の購入ですがこれまでのルタンスに比べて、
香りの抜けが早いような気がします。
私だけかもしれませんが、夜寝るときにつけても朝にはほとんど消えている。
はじめのインパクトは強いけれど、キレがいい。
銃を撃ったあとの硝煙がゆらいだ後に、跡形もなく消えていくようなイメージ。

第一印象では熟成されたハーブリキュールのような芳醇さを感じました。
マンダリンやクローブにはなじみがあるので、割と入りやすい香りです。
そう、これに近いようなお酒やカクテルはありますね。
時間の経過とともに何かを燻した後のような、鈍い苦みが表れてきます。
直球ではキナ臭い・焦げた匂いと表現しても近いかもしれません。
紙のムエットにつけた香りと、それぞれの体につけた香りが違うのは当然ですが、
体温高めの自分がつけると、後半はほんのり甘みも出てきます。
それでも、何やら残像のようにうっすらと燻した香りも潜んでいるんですよね。

香りにもボキャブラリーが在るとつくづく思います。
動物由来のカストリウム?私の持っている香りでは初めてかもしれません。
寒い季節には、よいでしょう。
汗と混じると難しそうな香りではありますね。
個性的な香りではあると思うので、つけていく場所には気をつけたいと思います。

LouveやLa vierge de ferのような透明感のある香りも愛用していますが、
このような訝しい香りはルタンスの真骨頂と言えると思う。
やはりルタンスはおもしろい。
類まれなる豊富な嗅覚的ボキャブラリーをお持ちだと思います。
ルタンスの世界観が大好きです。

ルタンスが自分の為に作ったという金ラベルはさすがに
いぶし銀の男性の香りで自分がつけることは無いと思いましたが、
試させて頂いたなかで、SID BEL ABBES がとても気になります。
「戦場で兵士がタバコを燻らせ残してきた恋人を想う…」〜という件に胸ずっきゅん。
広いスペースではありませんが、黒を基調に照明も控えめの
フラッグシップストアはギャラリーのような空間で、
スタッフの方とお話ししながら香りを試せる素敵なお店でした。

使用した商品
  • 現品
  • 購入品

725件中 11〜15件表示

マドレーヌ#さん
マドレーヌ#さん 50人以上のメンバーにフォローされています 認証済

マドレーヌ# さんのMyブログへ

プロフィール
  • 年齢・・・61歳
  • 肌質・・・普通肌
  • 髪質・・・未選択
  • 髪量・・・未選択
  • 星座・・・未設定
  • 血液型・・・未選択
趣味
    未選択
自己紹介

自己紹介はまだ設定されていません

プロフィールをみる

  • メンバーメールを送る