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2024/9/3 18:08:23
【追記】
2024/09/13の新色12色発売に伴い
こちらのコフレも内容が一部変わるそうです。
※店舗限定特別限定品のため、今でも普通に買えます。
今まで選べた3色のリアルレザーポーチのうち、ホワイトのみが終売となり、
新しくレッドが追加+既存のシルバー、ブラックの3色から選べるそうです。
見せていただいた新しい赤のレザーポーチ、金具も金色で可愛いのですが
ホワイトラッカーボックスにセットした時に一番映えるのはやはり白だなと…。
白のレザーポーチが欲しい方は急いで購入したほうが良いかも…。
_________以前のクチコミ__________
文句なしの★7。
2023/09/01先行発売、一部ブティック&直営店限定特別限定品。※EC販売はなし。
2023/10/06より正式発売。国内カウンター厳選40店舗に取り扱い店が拡張されました。
価格は56,760円(税込み)
リップ単品については、
単品用のページに感想を書きましたのでそちらも参考になれば。
発売日や販売する実店舗は単品リップと同じです。
___________________
9/1にデビューしたCHANEL最高峰リップ「トランテアン ル ルージュ」ですが、
同時発売で特別限定品のコフレも出ています。
オンライン販売はなしで、一部のブティックか直営店で買えます。
販売店舗も限られているうえに、
販売店舗ですらこのコフレは展示をしていなかったので
店員さんからお勧めされるか、情報を見た人しか買わないのでは。
リップとポーチの色の選択が必要なため、転売屋の餌食になりにくい商品でありがたい。
今回はファンしか買わないのではないかな。
私のフォロワーさんはCHANELもお好きな方が多いはずなので、
商品に興味がありましたら、単品より先にコフレを買ってしまう事をお勧めします。
ホリデー前で目移りする時期ではありますが、買って後悔しないと思います。
付属内容は、
◆ミラー付きのホワイトラッカーボックス→耐久性抜群。裏フェルト貼。内部マグネット入り。
◆リップのガラスを磨くためのロゴ入りクロス →眼鏡拭きと同等の素材
◆トランテアン ル ルージュ 現品1色 →色選択:自由
◆トランテアン ル ルージュ リフィル2色 →色選択:2色共自由
◆コフレ専用のレザーリップポーチ →※3色の中から1色選択・非売品
◆リップ現品に付属するキルティング ブラック リップポーチ(非売品)
合計7点セット
法律上、ラッカーボックスにセットした状態でコフレを販売することは出来ないそうで
ボックス+商品を別添えで渡されるので自分でセットすることになります。
人へのギフトではなく自分のために買うのがいいのでは。
コフレ専用のリップポーチは、
シルバー・ホワイト・ブラックの3種から選べるのですが、
ホワイトラッカーボックスにセットした時に白が一番綺麗だったので白にしました。
【※9/18訂正:
コフレに付属するレザーポーチはポルトガル製、素材はリアルカーフレザー(子牛の革)です。
しかもリップが傷付かないように内部の処理も丁寧にしてあって嬉しすぎる。】
店員さんと話した感じでは、
現品を1本買ったらあとは他のカラーのリフィルを買い足して気分で付けかえるスタイルを
おすすめしていたので、どのみちラッカーボックスがあったほうが良いと思います。
単品のリップの外箱は簡単な紙製なので保管には向いていません。
リップが思った以上に鮮やかに発色するので色選びは慎重に。
ショッパーにホワイトカメリアまで付けてくれて嬉しかったです。
カメリア可愛い。大好きです。すべてが素敵で満足しかない。
いつもネガティブ要素を含んだクチコミが多く申し訳ないと思っていますが、
こちらは文句なしの★7。なんなら★10でも100でも付けたい。全力でおすすめします。
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[口紅]
容量・税込価格:3.3g・11,550円 / -・11,550円 / -・25,300円発売日:2023/10/6 (2024/9/13追加発売)
2024/9/3 18:05:57
【追記】
2024/09/13にマット系の新色が12色発売されます。色番は#13〜24。
全色スウォッチは美的が既に出しているのでそちらで見られます。
既にテスターが店舗に届いていたので気になるものを7色出していただきました。
実物はヌーディーベージュブラウン系、ローズウッド系が充実している印象で、
去年発売した12色と比べると圧倒的に使いやすい色が多かったです。
指でも簡単にきれいにぼかせて、品質は相変わらず良好でした。
今のところ欲しい新色は#23の1色のみなので、
新コフレで買うなら追加の2色をどうしようか暫く考えようかなと。
_____以前のクチコミ_____
購入品3色まとめてのクチコミ。
3.3g/フランス製/品保18M/香り付き。
現品には非売品のキルティングポーチが自動で付くので別途ケースを買う必要はありません。
商品テーマの説明は公式やプレスサイトに全部書いてあるのでそちらを参照してください。
店舗で実物の色を見て3色予約購入しました。
【#01 ルージュ ベージュ】★7
究極のルミナスニュートラルベージュ。
個人的には最初に1本買うならこれが絶対おすすめ。
ナチュラルorスモーキー系のアイメイクに。
透け感があり、自分の唇の色がしっかり反映されるので使う人を選ばないと思います。
合わせるアイメイクは素直に自分のPCに合わせるとリップとの相性が良いです。
他のリップのトッパーとして使ってもツヤが綺麗。
【#04 ルージュ フル】★6
ニュートラルなフレッシュレッドピンク。割と馴染みやすい。
【#08 ルージュ フェティシュ】★6
ベースに強い青みのフューシャを感じるクールカーマイン。
CHANEL公式の商品画像は実物とはかなり違うのでアテにしないほうが良いです。
リップの質感は公式の通りサテンで、
リップ表面を見るとマットリップっぽい印象を受けるのですが
実際に試したところ、丁度良い潤いとツヤを感じる良い処方だと感じました。
ベースなしでもかなり荒れにくいところ、保湿持続力についても評価します。色持ちも良い。
リップの香りはオリヴィエ・ポルジュ氏がガーデニアの香りを調香したそうですが
ゼクスのガーデニアの香りとはかけ離れているので期待しないほうが良いです。
香料が強いので好みは分かれそう。
私自身の素直な感想としては、
発売された12色は発色の強いカラーが多いので、
基本的には強い色が似合う方に向いている商品だと感じました。
淡い色は#01/#02ぐらいしかなく、選択肢がほぼないです。
そのうち新色が出るかもしれないので今はスルーも手ではないかなと。
________
ガワについては、CHANEL初のガラス製ということで想像以上に重みと高級感がありました。
写真映えしない商品のようで、ネットで画像を見ると安っぽいのに
実物はしっかり高級感があります。
BAさんからのお話では、日本からガラス職人を呼び寄せ、
CHANELのフレグランスボトルと同じ工場で作っているとのこと。
材質は強化ガラス。80cm上から落としても割れないレベルの耐久性があるそうです。
私が知る限りでは、CHANELのフレグランスや化粧品のガラスボトルの多くは
Bormioli Luigi(ボルミオリ・ルイージ)社が製造を請け負っているのですが、
拠点がイタリアとスペインにあるそうなので、
そちらに職人さんが出向して監修したのかなと憶測しています。
実際に触るとつるんとした氷のようで、とても綺麗で上品です。
もしバ〇ラ社で同じの作ったら1個5万円は余裕で超えるのでは。
現品には黒のキルティングポーチが自動で付くので
荷物の少ないシチュエーションであれば持ち歩き出来ると思います。
_______
BAさんと話した感じでは、
現品を1本買ったら、他のカラーのリフィルを買い足して
その日の気分で付け替えるミニマムなスタイルを推奨しているようです。
厳ついガラス製のリップホルダーを大切に磨いて愛でつつ、
中身も入れ替え出来る、という仕様は私自身の価値観に凄く合っています。
物は沢山持ちたくないけど素敵なものが欲しい、という方には向いていると思います。
Swatch画像添付。左から#01,#08,#04。スパチュラで削って薄く伸ばしています。
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[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)・香水・フレグランス(メンズ)]
容量・税込価格:1.5ml・1,650円 / 15ml・18,480円 / 50ml・40,920円 / 100ml・66,000円発売日:2008年
2024/8/19 18:44:16
◆【追記:2024/08/01から値上げ】
100ml 70,180円/50ml 48,730円/15ml 22,110円/1.5mlサンプル1,650円へ。
2024年は9/1〜9/30にオンライン限定販売あり。
フルサイズは誤差レベルの微増。
買うならフルサイズを買ったほうが良さそう。容量換算で3万弱お得。
◆【追記:2023/08/29から値上げ】
100ml 69,850円/50ml 45,100円/15ml 20,900円へ。
私が購入していた頃は超円高だったため、国内正規価格は100ml/44,000円でした。
当時やっていた「リサイクル週間」というリピーター専用割引利用で39,600円だったはず。
私はもう既にルラボにあまり興味がないのですが、毎年値上げするので楽しく観察しています。
__________
結論を言うと、
このGAIAC10はガイアックウッドがメインの香りではないと思う。
この商品はどちらかと言えば合成ムスクが主体であり、
激しく乱暴な言い方をするなら「最高級の柔軟剤のような香り」と言えば理解しやすい。
普段香水を買わない人が好む香りと言っている人も居るがとても納得出来る。
以前のレビューにも書きましが、
ルラボの開発者が来日した時のセミナーは本当にためになりました。
当時「天然香料だけを使っています」と言って
無知な客を騙して香水を売り付ける商売が流行していた。
そんな時代に、
香水は天然香料と合成香料を掛け合わせることで良い物が出来る。
合香なしの香水はありえないし、だからこそ合香は良い物を使うべき。
うちの合成香料(主にムスク)は天然香料より遙かに高価な最高グレード品を使っている。
だからファッションブランドが出している香水とウチの商品は原価も素材のレベルも全く違う。
と言い切った彼は凄いと思う。
単一香料を色々試させて貰えたのも有難かった。
GAIAC10がバカ高い理由は、
賦香率がルラボの他のフレグランスの2倍で、分類的にエクストレなので納得ではあります。
柔らかな香りが静かに寄り添うように長く長く続きます。
付けると自分では香りがしないと感じる方が多いようなのですが、
実際はきちんと香っています。
ブランド側は1年で使い切ることを推奨していますが、
きちんと低温暗室で管理すれば素人が分かるレベルの劣化はないので100mlを購入しても良いと思います。
注意点としては、
このブランドの特性として、Made to Orderというシステムを採用しており、
注文後に香料とアルコールを合わせているため香りが安定するのに1ヶ月ほどかかります。
最近は店員さんからこの説明がないようですので一応記載しておきます。
ルラボのフレグランスの空き瓶を持ってくればその日に買う香水がどれでも10%OFFになる、
「リサイクル週間」というキャンペーンが以前はありましたが、
現在は割引が適用されるのは「同じ香りのリピート購入のみ」だそう。
ただし割引率は昔より良いのでリピーターに優しくなったと思います。
【以前のクチコミ・2013/10/10購入】
GAIAC10-100mlをルラボ代官山本店で現品購入。
東京限定の香りなのですが、
「北海道の温泉の湯煙を連想するような香り」
というニュアンスで公式サイトで紹介されています。
ガイアックウッド、ムスク4種、シダー、乳香などの香料が合計10種類入っています。
どんな香りかを文章で説明するのは本当に難しい。
ひとつ言えることは、ルラボで香水を買うならまずGAIAC10を買うべきかなと。
何故なら値段に妥協して他の香りを買ってもいずれ必ずGAIAC10が欲しくなるから。
知的で、寡黙で、穏やかで、静寂。
価格は正直高いと思いますが、
以前新宿伊勢丹でセミナーがあってルラボの経営者が来日したので参加しましたが、
かなり楽しかったことや、国内にちゃんと路面店が存在することを考慮すると
それに対して評価すべきと思いますし、今の価格も納得ではあります。
ムスクが好きな人には向いているフレグランスメゾンだとは思います。
ラベルに文字が入れられますが、
私は過剰なサービスを求めていないので完全ブランクでお願いしました。
余計なものは何も要らないし、この香りがそこにあるだけでとても美しいから。
- 使用した商品
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2024/6/28 20:19:22
200mlボトル購入。フランス製。
200mlのみ初回限定特別仕様のため、
外箱にコメットジュエリーのエンボスが施されています。ロゴは銀色。
暫くは初回限定版が買えると思いますが、買う前に聞いたほうがいいかも。
_____
調香師はオリヴィエ・ポルジュ氏。
香調はグルマン寄りのパウダリーフローラルムスク。
4年ぶりのゼクス新作はCHANEL初の桜、ということで期待していましたが、
チェリーアコードなので、本物の桜の花の香りを期待している方は静観が良いかも。
海外のチェリーブロッサム=日本的にはチェリーアコード。
ただ、前作のル リオン ドゥ シャネルとは真逆で、日本的な要素は強いと思います。
和菓子の道明寺桜や日本の白粉を感じる雰囲気もあり、これなら着物にも似合う。
海外勢のレビューで、「春の庭園」「東洋的」「俳句のよう」等と書かれていましたが、
確かに春の日本庭園的な印象はある。しかし、想像力が必要ではあります。
そこには白粉を塗った美しい舞妓さんがいて、満開の桜が咲いている。
春らしい、天下泰平の古き良き日本的な美しい世界観をオマージュしたもの、
といった感じでしょうか。
____
最初に店舗でスプレーノズルを少し嗅いだのですが、
はっきりとBEIGEの香りを感じたのがとても意外でした。
超極論を書くと、BEIGEが秋用ならコメットは春用のBEIGEと言った印象。
(※香りの感じ方は人それぞれなので正解はないです)
序盤はチェリーアコードに淡いBEIGE、
アーモンドプードゥルやアイリス、スミレを感じる。
その後は微かな沈香や白檀を感じたり、
トンカ(クマリンと書くべきか)やハニーを感じたりと、
香りの印象はクルクル変わります。
肌に付ける部位や噴霧距離によって香り方がかなり違うのが面白い。
肘の内側の採血針を刺す部分に付けるとフルーティーなサクランボの香りを強く長く感じる。
ただし、鼻までの距離が近くて嗅覚疲労になりやすいのであまりお勧めしない。
ラストがかなり長く、淡く優しいヘリオトロープとムスクが長く、長く香ります。
儚い香りがまるで彗星の尾のように長い軌跡を描くので商品名には納得。
手首に1プッシュで24時間過ぎても淡く香っていた。
香りの寿命がもっと短くて良い場合は、噴霧時に距離を離せば早く消えます。
空中に噴霧して手首で香りを拾うだけなら3〜5時間くらいで散るので調整は自由。
個人的には、「CHANELらしくない香り」とはまったく感じませんでした。
寧ろCHANELの香料でなければこの香りは作り出せないと思います。
_____
正直、これをオリヴィエ ポルジュ氏が作ったとは俄には信じがたい、というか、
ここまで繊細な表現が出来るのか、と驚いています。
嗅げば嗅ぐほど、香りの表現の天才であったジャック ポルジュ氏の遺伝子を感じて
やはり彼らは親子なんだなあ…と感心するしかなかった。
儚く上品で、低めのトーンの絶妙な調香で、素敵だなあと…。
彼は「ル リオン ドゥ シャネル」あたりから覚醒した印象がありますが
今回のコメットで更に腕が上がったと感じました。
「ガブリエル」の発売当時はどうなることかと本当に心配していましたが、
今は総じてポジティブな印象が強いです。
______________
最後にまとめると、全体的な印象としては、
CHANELのレゼクスクルジフシリーズのアンソロジー的な要素を強く感じる作品かも。
BEIGE、MISIA、などで購入を迷っていらっしゃる方は
先にコメットを買ってしまうのもアリかなと思いました。
ただ、いいとこどりをしたような作品ではあるので、
CHANELの香りの中で中庸な香りがお好きな方向けかなと思います。
1月〜5月くらいまでが一番楽しく使えそう。
これから1年、経過観察するのが楽しみです。おすすめします。
評価は一旦★6。
ゼクスで1番好きなのはまだJERSEY、2番はオードゥコローニュです。
【追記2024/06/28】
屋外気温26度以上ではこの香りは到底オススメできない。普通に香害。
特に梅雨〜夏は周囲の方が地獄になるのでやめたほうがいい。冬〜春の使用が良さげ。
※1mlあたりの単価は75mlボトルは440円/200mlボトルは286円(税込み)
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レ ゼクスクルジフ ドゥ シャネル シコモア オードゥ パルファム(ヴァポリザター)
容量・税込価格:75ml・27,500円 / 75ml・33,000円 / 200ml・50,600円 / 200ml・57,200円発売日:2016/10/14
2024/6/8 17:04:16
200mlボトル購入。フランス製。
香調はスモーキーウッディシプレ。
調香師はジャックポルジュ氏とクリストファーシェルドレイク氏。
1930年にガブリエルシャネル本人が作成したオリジナルのシコモアを元に
調香師によるブラッシュアップを経て誕生したようです。
実際に「sycomore 1930 chanel」で画像検索すると
当時の商品画像が出て来るので製品化もされていたようで、
今のゼクスの外箱のオリジナルが1930年のシコモアの外箱という…。
そのため現在、オリジナルオマージュの木目外箱シコモアが他国で発売されています。
______
香水らしい香水ではなく、エッセンスのみで作られた明確な何か…つまり、
花のハイライトすら入れない唯一無二の力強い木質の香りを作りたかったようで、
それは当時流行っていた煌びやかでフリル満載のファッションに対するアンチテーゼとして
彼女の精神とリンクしています。
sycomoreはsycamoreとも綴るようで、
主にエジプトイチジク、セイヨウカジカエデ、アメリカスズカケノキなどの
力強く大地に根を張り、天まで伸びそうな大木の呼称となっているよう。
_______
一通りの説明が長くなりましたが、先に結論を書くと
CHANELで「神木系フレグランス」や「寝香水」が欲しいならシコモアで間違いない。
ベチバーの香り=男性向けと思われがちですが、フェミニンな要素もしっかりある。
オープニングはジュニパーベリーや微かにベチバーが香り、
最初からあまりの美しさに驚いた。
程なく雰囲気がガラっと変わり、
サンダルウッドやコーンインテンスの香りを感じたり
自然な甘みのある、スモーキーで深いヴァニラチンキが美しく香る。
この段階が一番印象に残る香りで、
謂わば「異常にお洒落な禅の世界」という感じ。
色で例えるならセピア、ダークチョコレート、ベージュかなあと。
そして夕暮れの後のように香りに陰りと静けさが訪れ、ベチバーが静かに香る。
ラストの持続や余韻も長く、自分の肌では約12時間仄かに静かに続いた。
全体像としては、ベチバーは居るには居るが、酷く悪目立ちすることはなかった。
他の香料との融合性が素晴らしく、
これを「男性用の香り」とカテゴライズするには到底無理がある。
時を超えて愛される商品だと思います。
シコモアは日本国内でもP版の販売があるので、
検討中の方は店頭でEDPとPを両方試して考えた方が良さそう。
P版もかなり評判が良いのでアリ寄りのアリ(何だそれ)ではないかな?と。
公式説明を見た感じでは、シコモアは秋冬向けの香りのようなのですが、
8月の真夏日に店舗で試した時も綺麗に香り、驚いて購入候補に入れた経緯があるので、
通年使用できるのではないかな。これから1年経過観察。
評価は流石に★7を付けざるを得ない。
[本人が原作]という唯一無二の付加価値。
その付加価値に負けない調香技術と素晴らしい素材。
ゼクスシリーズの中でも特に選りすぐりの特別な1本だと思います。
実は、シャネルの全フレグランスの頂点にいるのはシコモアなのかもしれない。
何故って、このストーリーには一生誰も敵わないから。
【追記:2024/06/08】
2月の購入から4月まで寝香水として愛用していたシコモア。
気温25〜30度と暖かくなってきたので試したところ、冬とは全く違う香り方になって驚き。
ベチバー全開で、渋さを超えて凄まじく苦い香り方をする。ほぼ別人格と言って良い。
真冬に感じていたスモーキーな天然ヴァニラチンキやサンダルウッドの甘みも全て消えた。
ドライで冷酷、かなり神経質なシプレで、ある意味ガブリエルシャネルらしい香り。
連日テストしても結果は同じ。フェミニン皆無。冬のシコモアどこ行った…?
皆様のクチコミの感想がバラバラなのも納得。
シコモアは季節が変わることで、ゼクスの中で一番「多重人格な香り」になるのでは。
評価は一旦、冬季は★7、今季は★4とする。
同時に購入したラパウザは相変わらず綺麗に香る。
※1mlあたりの単価は75mlボトルは440円/200mlボトルは286円(税込み)
※画像3枚目(右)はクチコミ商品に関する歴史資料としてネット上の画象を添付しています。
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