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[口紅]
税込価格:11,550円 / 25,300円発売日:2023/10/6
2024/2/23 03:02:37
つけているときも、落としたあとも唇の調子がよかったため、リフィルを後から買い足しました。
最初、3番をオンラインショップで購入しました。
自分がつけると公式の写真のようなお色味ではなく…軽くショックを受けたものの、それはそれで合う色味でした。青みが出なくてローズベージュのようになってしまう。光源によってもすごく見え方が違う。太陽のもとでは少し公式の色味に近づくのですが…
自分にとっては、つけ方次第で幅広いシーンで使える色なのでよかったです。(ガッツリ塗るのとポンポン塗りでものすごく表情がかわる!)
リフィルは検討したものを店頭で試し、悩みつつ購入しました。
リラックスした感じでも使える1番と、しっかりとした赤みの7番です。自分の肌では黄みのない青みもわずかにあるシックな赤に発色しました。オンラインで検討したときは9番のタイユールのほうがいいかな?でも実際塗ると青みがあるのはよかったけれど7番より透け感があるような明るめ発色でした…
塗ってみないと本当にわからないですね。唇や肌の色に左右されるものですから。
可能であれば、店頭にてお試しをしてから購入をオススメします。
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- ☆:::☆はなうさぎ☆:::☆さん
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- 45歳
- 混合肌
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2024/3/15 18:37:38
WAKEMAKE ソフトブラーリングアイパレット 12.クラシックブラウンブラーリング
すごく色を迷って、あまり12の口コミがなくて不安でしたが、私の理想にあっていました。
40代でも使える品のいいラメだし、ブラウンも好みの色味でした。仕事時に使用したかったので、満足です。毎日、どの色を組み合わせようかと考えるのが楽しいです。他の色も欲しくなりました。
目が痒くて触ってしまうので、ラメ飛びはあります。
おまけのカラーポット?も濃くみえますが、ブラシでチークとして使用しましたが、ほんのり色づく程度で良かったです。
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[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)・香水・フレグランス(メンズ)]
容量・税込価格:50ml・2,200円発売日:1792/10/8
2015/4/23 11:28:26
旅商人ジョヴァンニ・パオロ・フェメニスがサンタ・マリア・ノヴェッラ教会の
修道尼に処方を伝えられ、1792年にケルンで製造販売したのがこの4711オーデコロン。
ちなみにサンタ・マリア・ノヴェッラでは同じ処方を祖とするものを「王妃の水」として
販売しています。
オーデコロンの原型。始祖。トップはオレンジ。ミドルはラベンダー、ローズマリー。
ラストはネロリ。非常にハーバルでフレッシュな香り。
肌に乗せると爽やかなシトラスの香り!それは5分もするとラベンダーやローズマリーの
ハーバルな香りに移り、最後はネロリの落ち着きで終わります。肌の上では30分も
保たず(鼻を近づければ微かに嗅ぎ取れる程度だから)他の香りの邪魔をしないので、
朝の起きがけ、日中の気分転換、シャワー後、寝る前にぴったり。
もともとこれは香水としての目的販売ではなく、どちらかと言えば薬としての使用を
目的に作られてきました。ナポレオンは闘争心を鼓舞するために、ゲーテは創作時の
気分転換として使う等。他にも気付け薬や安静剤として200年以上愛されてきました。
私は400mlを購入し、サントリーウイスキーの角の180mlの空き瓶に移して
使用しています。容量も手頃で4711の100mlボトルよりも使いやすく、旅行にも
持っていきやす。お薦めです。
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- doggyhonzawaさん 認証済
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- 48歳
- 乾燥肌
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レ ゼクスクルジフ オードゥ コローニュ オードゥ トワレット(ヴァポリザター)
容量・税込価格:200ml・38,500円発売日:2009/6/1
2014/11/14 21:25:06
ホテルのティーラウンジは、客がまばらだった。小さな丸テーブルには、朝食後のアメリカンコーヒーの湯気が漂っている。
スマホの画面を見つめる。指で軽くスワイプすると、1枚の写真が画面に広がった。昨夜、上の部屋のラナイから撮った街の夜景だ。遠くに都会のビル群を望み、ブルーグラデーションの夕闇にイルミネーションがともり始めている。ひしめき合う建物の連なりの合間に、街路樹が黒いシルエットになって立ち並んでいる。
昨晩、この夜景を前に、彼女を抱きしめた。けれど、その手をそっとすり抜け、彼女の髪が夜風になびいた。
アメリカンを口に運びながら、ふっと一息つく。スーツの内ポケットからアトマイザーを取り出し、テーブル下で左手首にそっと吹き付ける。
シャネル、レ・ゼクスクルジフ、オードゥ・コローニュ。
昨晩の倦怠を溶かすような、美しいシトラスが鼻をくすぐる。そして一瞬、トンカビーンのクリーミーな香りと、刺激的なムスクがシトラスの下から顔をのぞかせる。それは、昨夜彼女の髪からふわりと漂ったエキゾティックな香りを思わせ、ドキリとする。
「ごめんね。」
いいんだ、わかってる、と答える代わりに、俺はロバート・デ・ニーロのような笑顔でうなずいた。困ったような、寂しそうな、それでいて得心したかのような作り笑顔。
スマホの画面いっぱいに広がる夜景は、地上に星々を散りばめたように美しかった。そのブルーがせつなくて、画面をもう一度スワイプした。
夜景と入れ替わりでスライドしてきたのは、夕暮れの空の下に広がる、こんもりとした木々の黒いシルエット。昨日の夕刻、ホテルの中庭で撮った写真だ。肌寒い風。小路を照らすガーデンライトの黄色い光。横を歩く彼女の笑顔。柔らかく揺れるウェーブ。それらが眼前に明滅する。
彼女の白いコートからは、まろやかなオレンジフラワーの香りが漂っていた。それは彼女自身が抱えてしまっている不安やいらだち、悲しみをいやすためのネロリの優しげなヴェール。手をつなぐことも、肩を寄せ合うこともせず、2人は日本庭園の森を、静かな距離を保ちながら並んで歩いた。
左手首のシトラス香が、美しいオレンジ水の香りに変わり始める。青くすっきりしたプチグレンと、ビターオレンジフラワーのふくよかな香り。それは、昨日の夕刻、二人の前に広がっていた、ブラッドオレンジの残照をそこはかとなく思い起こさせた。
坂道に面したラウンジ外の景色を見つめる。朝の光が、オープンテラスに張り出した斜めの白屋根を透かして目にまばゆい。行きかう通勤通学の人の姿が、遠い異国の風景のように、ラウンジの窓のスクリーンに流れてゆく。
昨日の午後もこうして窓の外を見つめていた。秋の午後の日差し。色づいた葉をまだ残している街路樹。それらに目を細めながら、彼女を待っていたのがこの席だった。
「紅茶と、それからパンケーキで。」
白い丸テーブル。ちょうど斜め向かいの席に座り、オーダーをしたときの彼女の声。美しい横顔。彼女がポットから紅茶をカップに注ぐたび、淡いレモンの香りと香ばしい茶の香りが漂った。パンケーキのまろやかでコクのあるバターの香りが、時間を甘く溶かしていた。途切れない会話。笑顔。午後の日差し。時間と香りが、たゆたうように流れていた。
白いカップを口に運ぶ。アメリカンコーヒーはすでにぬるびていた。残ったコーヒーを飲み干して、ソーサーにカップを置いた。カチャリと小気味よい音がした。左手の香りはすでに淡く、今にも消え入りそうなムスクとプチグレンの残香を放っている。もうラストか。
たった30分しかこの香りは夢を見せてくれない。けれど、それはあまりに美しい夢のビーズのかけら。つむぐためにワイヤーを通すこともためらうほどに優しく、はかなく、淡く輝き続けるオレンジの夢。
その寂しさに少し苦笑いする。まるでどこまでもとらえることができない彼女のような香り。追いかけるとするりと手の内から消え、少し離れたところで悪戯っぽく笑っている。太陽をたくさん浴びたひまわり畑の向こう、オレンジの風に吹かれて。こっちへおいでと、手招きしながら。
スマホを胸ポケットにしまい、チェックを手に取って立ち上がる。まるで昨日の一日が夢でもあったかのように、ほのかにアロマティックな香りが鼻をかすめる。
きっと寂しいのは、今日彼女が隣にいないことではない。刹那な香りとともに、面影がうすれていくことでもない。それはまた一つ、秘密を心に沈めたからに相違なかった。
白いティーラウンジ。窓から斜めに差す朝日。ネロリの穏やかな甘さ。オードゥ・コローニュが見せた白日夢。
そして、美しい朝の光の中へ。
真新しい孤独を連れて。
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- selfishcattさん 認証済
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- 40歳
- 普通肌
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