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[化粧水]
税込価格:120ml・5,500円 (生産終了)発売日:2010/3/25
2011/2/25 05:20:14
パンフレットには「50代半ばで表面に表れる兆候」として怖い言葉が。
「枯渇」「弛緩」「変色」。
わたしゃこれ、何か漢方の名前かと読み飛ばしたのですが、よーく読むとヒェェェ。
「枯渇、弛緩、変色」て・・・もはや死体では・・・などと思ってもおかしくないでしょが。
50代になってみて「こんなもんか」とタカを括ったのですが、ターニングポイントは50代半ばっすか!
枯渇、弛緩、変色とは!
心霊現象や地震予知より恐ろしい兆候ですなぁ。
この化粧水はとても円やかです。
水っぽくなくて、でも重たいジェリーみたいでもなくて、水質そのものが円い、という感触。
みずみずしい、ではなくてトロトロでもなく。
棘のない円い水。
何年か前までは、化粧水はとにかくコットンでパッシャバシャ使いたかった私ですが、
いつからか手で何回も押し込み入れる事が好きになったので、
この化粧水も手の平の窪みにたっぷり取って馴染ませるとスンナリ馴染みます。
馴染みがよく、重ねても重たくなるわけではなく、どんどん潤うので繰り返し追加して馴染ませいてます。
これを繰り返すだけで充分に肌が満ち足りてきます。
いつだかからか、保湿化粧水そのものだけに水分補給的な感覚を頼らなくなり、
水だらけの化粧水はあくまでも肌理を耕す水でしかないと感じ、
保湿するには保湿剤が命だと考え始め、
いつもの「洗顔、花水、精油、オイル」の後、「化粧水」ではなくて、
特に「先行」と謳っていなくてもダイレクトに美容液を使用する事も多くなったのですが、
こうなると化粧水に求めるものは「みずみずしさ」などの感触だけとなっていました。
けど、この化粧水は先行で使う美容液ほどの満足を感じます。
かといって、あくまでも化粧水ですので、後でみずみずしい化粧水を使いたくもなりません。
要するにアイテムが一つ、簡略化される、という感じです。
これにもしっかりと2種類の酵母が配合され、 ヒアルロン酸は低分子。
保湿成分でまだ珍しいかな、と思うものは「加水分解キシラン」。
「キシラン」というのは炭水化物で、様々な側鎖が結合したヘテロ糖です。
ペントースが重合した多糖ペントサンの一種であり、キシランはキシロースから成ります。
植物細胞の細胞壁に存在する「ヘミセルロース」の主成分です。
天然では、
針葉樹やイネ科植物が含有する「アラビノキシラン」や、広葉樹が含有する 「グルクリキシラン」。
植物には骨がないのにスックと立っていますが、
このような食物線維は高分子の糖質、例えばセルロースなどの多糖体でできており、
一つ一つの細胞壁が骨格ほどに強いからですが、キシランもその一つです。
成分表を見て初めて気付いたエタノールの多さ。
使っている感覚と、数日使った後肌の感覚では全く存在を感じません。
むしろ「導入剤」ならばいいのかな、程度の感覚です。
気に入って現品を使ったポーラのB.Aザローションや
アモーレパシフィックのタイムレスポンストナー、
THREEのバランシングローション エンリチッグにも、
けっこうなエタノールの配合がありましたが、このどれにもエタノールの刺激などはなく、
肌への問題も起こらないという快挙。
どれも効果を別としたらば大好きです。
なのでエタノールは滅茶苦茶に嫌わなくていいのかも知れない、などと思うしかない気がしてきました。
全てに於いて肌馴染みの高さはエタノールのせいかも知れない、という結論。
ただ、エタノール臭まであるものは私はパスです。
香料で誤魔化しても漂うほどのエタノール臭があるものは厳しい。
このエファージュに香料はありませんが、エタノール臭も感じません。
他は単純な構成なのですが、満足度はいろいろな化粧水の中でもかなり高いです。
帯に短し、タスキに長し、な化粧水が多くあるので、見っけものだと思いました。
若い人にはこの円みが鬱陶しいものであるかも知れませんが、
特にお婆さん向け、という感触でもありません。
正しく使えば、あくまでも枯渇からは回避されるでしょう。
何本でも使いたい化粧水としては120ミリ5250円と、かなりリピートしやすい価格でもあります。
販売体制が通販なので。
満足度、心地、買いやすさ、という面から見てラボルテ以来のお気に入り。
安かろう悪かろうには興味をもてませんが、
1万円超えても満足しない化粧水もあるだけに、この低価格でこれだけ満足したらかなり好感ありです。
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2011/2/25 05:13:56
重たくなくて軟か過ぎなくて滑らかな使いやすいクリームクレンジングです。
つまり凡庸なのですが。
そこそこ悪くない。
クレンジング剤はこのようなチューブの方が清潔で使いやすいです。
ジャーだと、追加したい時に、つい指を突っ込んでしまうから。
テクスチュアにしても清潔に使える容器にしても使いやすいって大事だと思います。
メイク落ちは激しくなく、けど残留も感じない、ほどよく落ちるようで、後肌にストレスを感じません。
肌がフックラします。
たまにライン独特の有効成分がクレンジング剤には配合がない、なんて場合もありますが、
これにはちゃんと酵母エキスの配合があります。
流れてなくなるのか?とは思うものの。
後肌のフックラ感とストレスフリーは有効成分の配合のせいもあるのかも、と初めて感じました。
わざわざ通販でリピートするほどの秀でた魅力はないですが。
化粧水が好きだから化粧水を注文する時にクレンジング剤の手持ちが2種しかない、という状態ならついでに注文するかも。
たまり、そううまい環境であるタメシはあまりないかもですが。
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[洗顔フォーム]
税込価格:120g・3,300円 (生産終了)発売日:2010/3/25
2011/2/25 05:05:28
こちらはクリーム状の洗顔料です。白いフォームね。
角質肥握を防ぐ、つまり角質を剥がすのか?という不安と、
「くすみクリア粒子」ってのはなんだろう?と不安があったのですが、
洗い上がりはかなりの度合いでシットリしています。
シットリといっても、私は長らくCP石けんを使っているので、直後は少しスッキリしたく、
ヌルヌル成分が残留しただけの洗顔料もイタダケない。
しかし、これはツッパリなくスッキリしつつ、しばらく後に肌がシトッとしています。
さすが婆さん用・・・などと思うも、違う違う。
洗顔料はこうでなくちゃ。
泡は弾力があり、密です。
ちなみに私はCP石けん以外は使わないか、というと、洗顔料商品としては、
ワトゥサアズレニアの「サボンカミヨン」、
ジュリークの「フォーミングクレンザーリブレニッシング」、
コスメデコルテAQの「ジェントルウォッシングフォーム」、
マリン&コッツの「フェイスクレンザー」
の4点はたまに購入して愛用しています。
長年の間に見つけたストレスフリーな、フルフルではないシットリ洗顔料です。
たまにボディも洗います。
で、考えてみると、この4点は全てリキッドであります。
これまでクリーム状の洗顔料で、
ここまでシットリ洗いあがったものはエファージュが初めてかも知れません。
洗顔料の形状で洗い上がりが左右されるとは思っていないけど、珍しいな、と思いました。
それでも使用は5日に1回くらいかな。
CP石けんの方が私は安心で心地良いのです。
なんとなく「フォーム」の継続は怖い。
今は丈夫だけど、しょせんそもそもは薄い柔肌なので洗顔料には神経質過ぎるのです。
高い耐水性を持つアクリル酸アルキルコポリマーアンモニウムの配合目的はハテナ。
これはファンデーションなどでよく見る成分であります。
くすみクリア成分は「タルク」です。
タルクの存在感はありません。
粒子の小さなクレイみたいな感じだと思ってよい気がします。
角質をすっぱり剥がす感覚はなく、肌にストレスフリーではあります。
可愛らしい甘い柑橘な香りがします。
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[美容液]
税込価格:-発売日:-
2011/2/25 04:56:40
綺麗なプルーのガラスボトル。昨年秋に初めて見つけました。
まずは「VB6配合」というラベルに目が行きました。
VB5(パンテノール)やVB3(ナイアシン)が配合された化粧品はよく見るけど、
VB6をわざわざ取り上げた美容液は珍しいかも、と手にしてみたら、
そもそもの素地は油溶性VCが主成分の美容液だったので(もちろん相乗効果、抗酸化作用強化のVEも含有だったので買ってみました。
誘導体ではあるけれど、VAまで配合されています。
肌に使いたい、使うべしビタミンの宝庫。
VB6(トリスヘキシルデカン酸ピリドキシン)も、VA、そして油溶性と同じく油溶性。
この商品、ひょっとして作りやすそう。
だから構成自体、余計な添加物が必要なく、単純明快です。
VB6はタンパク質の代謝を助ける補酵素であり、
肌に塗布した場合の最も大きな仕事としては「皮脂バランス調整作用」だそうです。
皮脂が過剰に分泌される事で毛穴が開きニキビができる、といった症状が出る人にも向いていますが、
皮脂分泌が少なくて乾燥しやすい肌の人にも向いています。
わかりやすくいうと、過剰な皮脂を抑制しつつも必要な潤いは与えるといった働きがあります。
塗布に関しても、免疫力を高める作用があるので、
アトピー性皮膚炎や蕁麻疹などの、アレルギー症状を抑える効果があります。
皮膚が薄く弱い部分、例えば目や口の周りなどに、
湿疹や皮膚炎、脂漏性皮膚炎、頭皮のフケ、口内炎や口角炎などの症状が現れた場合は、もしかしたらVB6不足を疑う必要があります。
細かくいうと、NMFの主成分であるアミノ酸の素になるフィラグリンというタンパク質を増加させる作用があり、
皮膚の保湿機能そのものを高める作用を持つそうです。
テクスチュアはヌルヌルのアブラ。
添加物を使わないようにしたら出来上がっちゃった組み合わせにテクスチュアには魂を売ったかも、な商品だったりして。
アブラなんだけど植物オイルとは違って重みがあるのです。
油溶性VCを使った事がある人ならわかると思うけど、「ぬもわぁぁっ」とした感じ。
何故か重合体っぽい気がしたりもするテクスチュア(ではないけども)。
気持ち悪いっちゃあ気持ち悪い。
けど、馴染まないわけではなくて、慣れたら平気、というタイプ。
油溶性ビタミンCの落とし穴は
「使っているときはヌルヌルするから大丈夫だと思っていたら、
結局はVCなので脂分抑制効果が出てしまって意外にも後から肌が乾いてきた」という点。
その点、この商品はVB6やオリザノールと保湿機能も持たせているので、
神経質に乾燥具合の様子を見る必要はなさそうです。
本当は化粧水やクリームの後で使うようですが、私は適当に好きなところで突っ込んでいます。
洗顔直後にダイレクトに使っても、成分的には後で使う保湿剤の邪魔をするというものでもありません。
化粧水の後、クリームの前に使っても支障はなく、効果が落ちるという事はないでしょう。
または、フェイスオイルに数滴垂らして使うもアリだと思います。
成分上、「油溶性である」という事だけ念頭に置いておけば、順番はどこでもよいでしょう。
(と私は思います。)
が、後で気付いて驚きました。
なんだ、これ、5ミリ容量だったのか・・・。
すくなっっ。
4本は続けましたが、他にVC美容液を見つけたので止めてしまいました。
リピートする程度には地味ながらに効果があったので、また使うかも知れません。
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2011/2/11 04:48:46
私はいつからか水分系だけのシートマスクは肌を膨張させるだけのような気がしているので、
シートマスクの前には必ずジェルものを厚く塗っています。
こちらは、それより「もっともっと養分が欲しいの」って時用に買いました。
このマスクは何年か前にも一度使った事があり、乾燥程度なら一撃で効くのを知っていました。
簡単にいうと、マルティナのラノリンクリームの油分が軽くなったみたいなクリームマスクです。
ネッタリ感が淡いだけ。
色はクリームたちのような練乳色ではなくて、白め。
特に必ず流さなきゃならないものではないので、
クリームそのもののネッタリが嫌いな人にはクリームの代用になるかもです。
以前、マルティナのふつうのクリーム(ローズクリームやジンセナクリーム)を使って
「 盛り盛り塗ってシートマスクを被せる」というマスクもどきをした事がありますが、
これが乾燥に効き過ぎて、その上、肌がフクフクして驚いて病み付きになりましたが、
続けると肌ダレが起きたのと、もう私は乾燥を知らなくなったので長くそれをしていません。
そしてやはりクリームはクリームかと、こちらを使ったわけですが、
浸透感がクリームよりやはり少しは強いです。
似たような材料なのだけど。
クリームとはオイルの比重や配合バランスが違うだけだと思うけど。
本当は厚く塗ってから蒸しタオルを乗せて、数分したらヘラなどでコソげ取るみたいだけど、
私は厚く塗ってからシートマスクを被せてフヤかしてしまうので、
シートを剥がすとかなり吸収されており、あるいはシート側にくっ付いて剥がれるので、
コソげ取る必要がありません。
シートマスクを被せてミストの前に座っていると、更に吸収が高まります。
シートマスクの上に「目と口と鼻横の部分の穴が開いた顔型ビニール」を被せると更に。
(サランラップを使う人が多いけど、私はラップを顔の大きさに切るのが面倒なので顔型ビニールを使います)
もう、蒸して蒸して蒸しまくったら、この手のものはグングン入るかのようで、
ものすごく効きます。
ただし、これまた、イイ気になって毎日使っていると、もう入らないのだか全然手応えありません。
というか゜、気持ち悪い。
つまり、そこそこイイ状態の肌には濃密過ぎる。
乾燥して、まるで肌が枯れたようだ、と感じた時にはこの濃密さがありがたい。
1週間に1度程度で使っていたら、イイ感じを保てると思います。
乾燥しまくっていて、「水もの」が沁みる人などは、もはや治療として、
洗顔直後にこれをムッチリ厚く塗って蒸らすと回復しやすいです。
ただし、乾燥している場合はバリア機能が鈍っているので必ず様子を見ながら使わなければなりません。
オーガニックは場合によっては強い成分なのでアレルギーに注意です。
7つのハーブ、及びそのエナジー効果についての感想はありません。
ハーブそのものたちには、さして効果を感じない、というのが本音です。
淡い。
ハッカエキスが配合されているけどハッカ感自体はないので、ある意味安心。
冬季にこそ使いたい マスクでスースーは寒いすよ。
京乃雪マッサージクリームみたいなサラリと流す系のもののハッカは心地良くても、
長く乗せるマスクのハッカは感じない程度がよし。
確かに良い意味での若干の清涼感はあるから、配合の意味はあるのかも。
香りも単純にいうとマルティナクリーム独特の妙に香りなのですが、
トップにハッカ的な爽やかさを感じます。
当たり前ですが、これならその7つの精油をガンガン混ぜたブレンドオイルの方が
ザクッと手応えを感じるでしょう。
といっても、
セイヨウノコギリはイエロー・ヤローだから探せばあるとして、
ヘラオオバコだとかメリアアザジラクタ(ニーム)の精油があるのかないのか、
あっても手に入るのかどうかは知らないですが、調べるほどの興味もありません。
どちらかというと、
私は既成でブレンドされているエキスや精油に関しては淡過ぎるだけに「装飾」という概念を持っていて、
基剤の方の効能こそが命だと感じています。
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