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2021/8/6 20:15:22
2011年発表の「フローラルロマンティック」は、ゲランの高級フレグランスライン、エリクシールシャルネルからの一品。このシリーズは現行品は四種で、初期作品であるシプレーファタルとグルマンコキャンはクリスティーヌ・ナジェル作だが、フレンチキスとこれは五代目調香師ティエリー・ワッサーによるもの。ホワイトフラワーとティーノートを主役に据えたフレグランスだ。
トップで特徴的なのは、マンダリンオレンジの甘さと独特の香ばしい苦味のあるグリーン。この苦味の正体はマテ茶だ。このオレンジとグリーンを、アンブレットの淡いムスク調の香りがひとつにまとめあげている。
マテの苦味が一歩引くと主役のホワイトフローラルが顔を出す。構成を調べてみるとアレコレたくさん入っているようだが、意識しないで嗅いだときに顕著に感じられるのは花粉っぽいユリの花の香り、ついでジャスミン、イランイラン、ティアレフラワーの順に強く感じる。濃厚な甘さはなく、さっぱり軽やか。服で例えるならシフォン生地のワンピース。
上層にフローラルの余韻を残しつつドライダウンへ。ティーの渋みにベンゾインの甘さ、それに淡いウッディムスクが加わる。香り持ちは三、四時間ほどでシリーズ内では一番軽い香りだ。季節的には春夏、特にフローラルの軽やかさが映える春にもっともよく似合うと思う。
控えめな印象のホワイトフローラルをメインに、二種のティーノートとムスクで仕上げたこのフローラルロマンティックは、いわゆる「普通にいい香り」。ニッチフレグランスや高級シリーズに慣れ親しんでいる人には若干(いや、かなり?)物足りなく感じるかもしれない。ホワイトフローラルは甘さ控えめだし、ティーフレグランスとしてはそのティーもあまり主張しない。私も買ったのは実はかなり最近だ。実際に付けてみて感じたことは、フローラルロマンティックは、ゲランの材料で作った「普通の香り」なのだ。たしかに似たような香りはどこかでいくつも嗅いだ気がする。しかし、それらよりも「まぁフローラルロマンティックの方がいい香りかな」と思える。あまりに普通すぎてありがたみがわかりにくい。ありふれた香りの最上級バージョン。そんな香りだと思う。
トップ:マンダリンオレンジ、アンブレット、マテ、プチグレン
ミドル:ユリ、ジャスミン、ティアレフラワー、イランイラン、カーネーション
ベース:ティー、マロングラッセ、ベンゾイン、バージニア産シダーウッド
調香師は、ティエリー・ワッサー。
(fragranticaより)
[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)・香水・フレグランス(メンズ)]
容量・税込価格:125ml・31,680円 / 250ml・45,100円発売日:-
2021/5/28 10:29:26
オーデコロンらしく(といってもボトルの裏にはEDPとの記載)、爽快なシトラスミックスから始まる。レモンとベルガモットの酸味、ジューシーなオレンジ、グレープフルーツの苦味…バランスよく配置されていてとても心地いい。コローニュロワイヤルは、ディオールの専属調香師のフランソワ・ドゥマシーが特に原料を厳選して作った自信作らしい。なんでも、ご本人様も愛用とのこと。
ミドルへに移行すると、オレンジの甘さを残しつつ、ミントの清涼感のあるグリーンにネロリのすっきりしたフローラルに。ネロリや柑橘のみずみずしさが際立ってとてもキレイな香り立ちだ。
ドライダウンは淡いサンダルウッドにムスクで締め。持続は二時間ほど。EDPといってもやっぱりシトラスがメインのコロンのような香りなので、持ちはこんなものだろうと思う。
伝統的なEDCをベースに、ミントの清涼感やネロリのフローラルを足したすっきりした香りは夏場には出番も多くなると思う。
しかし、使っているうちに気づいたのだが、このコローニュロワイヤル、ミドルからラストにかけて、けっこうアクアティックなアコードが強い。ドライダウンに向かうにつれ、それが顕著になっていく。
アクアが入っているからダメ、ということではない(嫌いなものが入っているから低評価、なんてのはナンセンスだと思う)。CaloneやHelionalに代表されるアクアノートは、目立たないように使えばフルーティやフローラルのみずみずしさを演出してくれるのだが、これのアクアは少々悪目立ちしている。隠し味は隠れているからいい。もう少し控え目だったらなぁ…
トップ:ベルガモット、ネロリ、レモン
ミドル:ミント
ベース:ムスク、サンダルウッド
調香師は、フランソワ・ドゥマシー。
(parfumoより)
[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)・香水・フレグランス(メンズ)・香水・フレグランス(その他)]
税込価格:-発売日:-
2021/3/12 13:01:23
やたら重いフタをとって(ホントに重いのだ)スプレーすると、トップにキラキラと輝くのはシトラスミックス。際立っているのはアールグレイを思わせるベルガモットと和柑橘。果皮の苦味だけでなく果汁のジューシーな香りすら感じる。柑橘を皮ごと握り潰したらこんな香りがしそうだ。サガノの詩に使われているベルガモットは、インテグラルと呼ばれる高濃度のものが使われているらしく、その良さが充分に感じられる爽快な出だし。
やがてスーっとした清涼感が顔を出す。ユーカリやミントのようだ。香りの上の方ではまだ高音のシトラスの余韻が充分に残っている。そこに合わせられているのが水っぽいグリーン。これがバンブーなのだろう(竹って香料とれるんだろうか?)。とてもすっきりしていて嗜好性が高い。
キーの高いシトラス→ミント&ユーカリ+みずみずしいグリーンの流れのまま香りは減衰していく。だいたい持ちは五時間ほどといったところ。こういったシトラスグリーン系統の香りの中ではロングラスティングで、付けたての爽快感が崩れにくい良作だと思う。
エラケイはジヴォダンの女性パフューマー、ソニア・コンスタンが手掛けるブランド。この「サガノの詩」は、京都嵐山の竹林から着想を得ているらしい。他にも「メモワールドダイセンイン」という日本をテーマにした作品があり、ブランドのロゴマークのトンボは日本への敬意の印らしい。日本人でない調香師のプライベートブランドで、日本がフィーチャーされるのはとても嬉しく思う。
ノート:バンブー、ユズ、ベルガモット、グレープフルーツ、ユーカリ、ミント
調香師は、ソニア・コンスタン。
(フレグランティカより)
2020/10/30 12:05:34
ひとふきして顕著に感じられるのはプチグレン。このプチグレンはウッディなニュアンスが強く、ひょっとしてメンズ寄りの香りなのか?と思うくらい。そう思ったのもつかの間、付けたてのプチグレンのウッディな感じはすぐに抜けて、トップのメインはネロリの爽やかなフローラルに置き換わる。アクやクセが少なく、さらっとしたきれいめなネロリだ。その下からやや粉っぽいニュアンスも感じられる。
ネロリの爽やかさを残したまま、ミドルのフローラルへ。パウダリーでどことなく懐かしくて柔らかな甘さ。ヘリオトロープで冷涼感とほのかな甘さを、オリスルートでサラサラとしたパウダリーな質感が演出されているようだ。公式サイトには「マシュマロや粉砂糖のパフのような甘さ」とあり、たしかにそんな感じ。甘さのあるフローラルではあるが、フローラルブーケのような豪奢な印象ではなく、とてもミニマルで落ち着いている。
ドライダウンは淡いバニラ。消え入りそうなほど微かで、あまり存在感はない。鼻を近づけないとわからないくらいで、香り全体の持続は3〜4時間程度。オートパフューマリ―コレクションの中ではフェミニン寄りのユニセックス、最低限の要素でコンパクトにまとまっているのはやっぱりスリマン監修なんだな、と納得。
セリーヌのどのフレグランスにも言えることだが、このシリーズは今までにない個性的な香りが揃っているわけではない。むしろ既視感がある。それでも不思議と飽きがこなくて、何度でも付けたくなるような香りだ。さんざん試してきた系統の量産型の香りに見えるけどしっかりエディ節を感じられる、そういうシリーズだと思う。
大きな教会が中心にあるサンジェルマンデプレは、多くの芸術家や知識人に愛されフランス文化をけん引してきた地区。若きエディ・スリマンはここのカフェでどんなことを考えていたのだろう。ぱさぱさと粉っぽいオリスルートとヘリオトロープの甘さは、どことなくノスタルジックでセンチメンタル。華奢な青年によく似合う香りだ。
ノート:ネロリ、プチグレン、オリスルート、ヘリオトロープ、バニラ
(フレグランティカより)
[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)・香水・フレグランス(メンズ)]
容量・税込価格:1.5ml・1,650円 / 15ml・18,480円 / 50ml・40,920円 / 100ml・66,000円発売日:-
2020/9/18 19:25:05
「ムースドシェーヌ30」はルラボのシティエクスクルーシブのうちのひとつ、アムステルダム限定の香りでパチュリとモスを主役にしたもの。毎年9月になるとルラボは一か月間だけどの店舗でもシティエクスクルーシブを扱うようになるが、昨年はこの香りは上陸していなかったようだ。
最初に弾けるピンクペッパーのぴりぴりとした刺激はすぐに抜けてパチュリとモスのシプレ調に。シプレというと、どうも「格式高い」「クラシカル」で重めの香りばかりの印象があるが、このムースドシェーヌ30のシプレアコードはとてもソフト。どっぷり古典的な印象はなく、軽やかで現代的。この香水にはフィルメニッヒ社のクリアウッドというアーシーさやレザー調といった側面を排除した透明感のあるパチュリの香りの合成香料と、クリスタルモスというこれまた透明感のあるオークモス調の香料が使われているそうだ。たしかにとても透明感があって付けやすい。古典的シプレが湿度の高い森の奥深くなら、これは雨上がり、陽光の差す緑の広場。ほどよく気が抜けていて、でもカジュアルに転がり過ぎずいい塩梅。
このクリアーなモスとパチュリのミックスに、ベイラムのアロマティックな香りや、シナモンの甘辛さが時々立ち昇ってくる。ややベイラムの勢いの方が強い感じ。香りの移り変わりはほぼ上記の通りで、このまま減衰していくシンプルな香りのつくりだ。ルラボお得意のムスクは全然効いていないようで(創設者の二人はムスクに並々ならぬこだわりがあるらしい)、持続は5時間ほどと平均的。
どっしりモスが利いた古典的なシプレは、なんだか香りに自分が負けてしまいそうな気がして中々手が伸びないけれど、これはなんとなく付けたくなる。クリアウッドとクリスタルモスで、透明感あふれる都会的なネオシプレ。
Almost Transparent Chypreというわけか。
そりゃルラボじゃなくてアラボだけど。
キーノート:パチュリ、モス、ウッディノート、シナモン、ベイラム、ピンクペッパー
(フレグランティカより)
香水大好きです!!! 続きをみる