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新真昼さん
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ゲラン / ボワ ダルメニ

ゲランゲランからのお知らせがあります

ボワ ダルメニ

[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)]

容量・税込価格:100ml・49,500円 / 200ml・70,290円発売日:2008/1/2 (2021/9/1追加発売)

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6購入品

2022/12/31 12:38:00

ラールエラマティエールの中で最も好みが別れるのはこのボワダルメニだと思う。シリーズ初期の外部委託作品のうちのひとつで、担当調香師はブルガリのブルガリブラックやルラボのガイアック10で有名な女性調香師のアニック・メナードだ。


さっそく腕にスプレーしてみる。やっぱりリニューアルしたボトルのいいところはスプレーの出方だ。一ヶ所にべったり付きにくく、ちょうどいい塩梅で付けることができる。トップはなんだかうっすら木が焦げたようなスモーキーな香りに、からっとしたピンクペッパー、ガサついたアイリスの粉っぽさに青みの強いコリアンダーが香る。主張の弱いインセンスのようだがそれもそのはず、ボワダルメニはアルメニアンペーパーという燃やして使用する紙のお香が着想元だからだ。ムエットにも付けてみたが、肌よりもスパイスが鋭く香る。

コリアンダーの青みが落ちつくとベンゾインの薬っぽい甘さも顔を出し、ようやく我々が思い描くようなインセンスらしい香りになってくる。ガイアックウッドのドライウッディも加わわるおかげでベタベタした甘さにはならない。すっと胸のすくような甘さだ。ムエットに付けた分はまだまだコリアンダーの香りが勝った薄いお香の香りがする。

ベンゾインの甘さとガイアックウッドにパチュリとややアニマリック寄りのムスクが加わりドライダウンしていく。ここのあたりの肌馴染みは素晴らしく、ラールエラマティエールの中でも群を抜いていると思う。トップからミドルまでで2時間程度、ドライダウンは5、6時間は香る。ムエットの方はややベンゾインの甘さが出てきたが、肌に付けたときのような感動はない。


ラールエラマティエールの中では最も玄人向きの香りで、ネロリウートルノワのような人当たりの良さはないものの、ドライダウンの香り方は好きな人にはたまらない、一気に虜になってしまう中毒性の高い香水だ。ムエットだと良さが分かりにくいので検討の際はぜひ肌で試してほしい。


トップ:フランキンセンス、アイリス、ピンクペッパー
ミドル:ベンゾイン、ガイアックウッド、コリアンダー
ベース:コパイババルサム、パチュリ、ホワイトムスク
調香師は、アニック・メナード。
(parfumoより)

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トム フォード ビューティ / タバコ・バニラ オード パルファム スプレィ

トム フォード ビューティ

タバコ・バニラ オード パルファム スプレィ

[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)香水・フレグランス(メンズ)]

容量・税込価格:30ml・25,850円 / 50ml・38,500円発売日:2012/10/24 (2021/6/9追加発売)

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4購入品

2021/10/22 19:41:51

トップはスパイシー。甘かったり辛かったり清涼感があったりと楽しい香りだ。それと同時に漂ってくるのがタバコリーフの乾いたアロマ。暖かくて、少し甘さも感じるスモーキーな香りだ。一般的な紙巻き煙草というより、パイプタバコや葉巻のイメージに近い香り。

五分もすればスパイシーさは奥に引っ込み、タバコリーフの奥に感じていた甘さと苦さが強まる。とろっと甘いバニラと、粉感と苦味が強いカカオの香りが展開していく。バニラの甘さが、タバコのアロマをじわじわと浸食していくイメージ。カカオが粉っぽく感じるのはトンカビーンのせいだろうか。そういえば、こんな風に甘い香りが付いた銘柄の煙草があったっけ。このタバコリーフ+甘苦いバニラ&カカオのミドルが5〜6時間続く。

ドライダウンになると、ビターなレザー調の香りと暗いウッディも加わる。ここまで来るとさすがにバニラの甘さは少しトーンダウンするが、基本的に甘くて重い構成のため、持続は8時間ほどと長い。


トムフォードのプライベートブレンドはシングルノートと言われるけれど、香りの起伏が少ないだけで移り変わりはしっかり感じられると思う。同ブランドのバニラが主役の香水といえばもうひとつ、「バニラファタール」があるが、そちらと比べるとこれはメンズ寄りの香り立ち。元々そういうコンセプトの香りなのだから当たり前か。ムエットでも甘めに香るが、肌に付けるとより甘さが出やすい香りだと感じたので、買う前に肌に付けて試すことをオススメする。


トップ:タバコリーフ、スパイシーノート
ミドル:バニラ、カカオ、トンカビーン、タバコブロッサム
ベース:ドライフルーツ、ウッディノート
調香師は、オリヴィエ・ギロティン。
(fragranticaより)

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カルティエ / レ ゼピュール ドゥ パルファン ピュール マニョリア

カルティエ

レ ゼピュール ドゥ パルファン ピュール マニョリア

[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)香水・フレグランス(メンズ)香水・フレグランス(その他)]

税込価格:-発売日:-

6購入品

2021/2/12 13:57:20

カルティエが展開する「レ ゼピュール ドゥ パルファン(香りのスケッチ集)」。このシリーズは自然の香りをそのまま切り取ったかのような香りが売りだ。この「ピュール マニョリア」はその名の通りピュアなマグノリアにフォーカスしたフレグランス。調香師はもちろんカルティエ専属のマチルド・ローラン。


ピュールマニョリアをスプレーすると、まず感じるのはパウダリーなアコード。パウダリーといっても、おしろいやベビーパウダーをバフバフしたようなあからさまな粉っぽさはない。しっとりとしていて、まるで肌そのものから匂い立ってくるようなキメの細かいパウダリーさ。

その滑らかな粉感の下にあるのは、ほんのりとレモンのようなシトラス系の酸味。優しいパウダリーさが酸っぱさの角を丸くしてくれている。マグノリアの花には少々レモンのニュアンスがあるので、この香りはその再現だろう。

パウダー+シトラスの二層の下から、マグノリアが段々と拡がってくる。体温で温められてじわじわと花弁が開いていくイメージ。もしこの香りを手で触れたら、さらっとマットな質感のホワイトフラワーなのだろう。パウダリーなのに、ヴェロアのようにしっとり滑らかで心地よい。上から順番にパウダリー+シトラス+マグノリアの三層構造がそのまま続き減衰していく。持続は四、五時間ほど。ムエットだと粉感と酸味が強い印象だが、肌に付けるとよく馴染む。この香りはぜひウエストに付けてほしい。EDTだが、やや控えめに付けた方がキレイに香ると思う。


三度目の正直ではないが、三度目の上陸を果たしたカルティエのフレグランス部門。せっかく凄腕のマチルド・ローランを専属に迎えているのだから、今度こそ撤退しないでほしいものだ。


ノート:マグノリア、シトラス
(フレグランティカより)

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ザ・ディファレント・カンパニー / マジャイナシン

ザ・ディファレント・カンパニー

マジャイナシン

[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)香水・フレグランス(メンズ)]

税込価格:-発売日:-

5購入品

2021/2/5 22:21:24

第一印象は「甘っ。外国の駄菓子か?」

いつも参考にしているfragranticaだとビターオレンジ、公式サイトによるとビガラードの砂糖漬け。確かに、じゃりじゃりと結晶化した砂糖の質感がわかるようなガツンとした甘さだ。香水らしい深みとか複雑さよりも、西洋のオレンジ味のキャンディやガムから香ってきそうな、どちらかというとキッチュな印象のある甘さからスタート。

五分もすれば大味なオレンジキャンディのフレーバーは収まり、とろっと甘いシロップのようなアンバーがジンジャーやシナモンの清涼感を携えて顔を出す。スパイスはそこまでキンキン効いている様子はない。なんとなく風味がするかな?という程度。ここの香りをよくよく嗅いでみると、アンバーのシロップの中にマロンの香りが感じ取れる。時間が経つにつれマロンの輪郭がはっきりしてくるが、突出して感じられるほどではない。そこにヘリオトロープの少し粉っぽい甘さがフロリエンタルの要素をプラスする。

ドライダウンになると、アンバーの甘さにウッディ感の強いバニラが加わる。バニラの香りといえば、バニラアイスに使われるようなトロリとしたバニリンの甘い香りを思い浮かべるが、実際のバニラはそこまで甘くない。ざらっとしたウッディなニュアンスやスモーキーさもあって、むしろ甘さ控えめだ。マジャイナシンのバニラは、そんな天然バニラのような印象を伴ったタイプ。持続はだいたい5〜6時間程度で、レスプリコロンの中では長持ちする部類(シリーズ内では唯一のEDP)。トップのオレンジキャンディのような甘さから想像するに「ちょっと後味がくどくなりそうかな」と思っていたが、意外にサラッと消え去る。その辺りはやっぱりジャン・クロード=エレナが創設したブランドだと感じる。自らが去った後も色濃く影響を残すエレナはやはり偉大だ。


トップ:ビターオレンジ、ジンジャー、オレンジブロッサム、ネロリ、ベルガモット
ミドル:チェスナッツ、ヘリオトロープ、オーキッド、シナモン
ベース:バニラ、トンカビーン、アンバー、サンダルウッド
調香師は、エミリー・コッパーマン。(フレグランティカより)

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PARFUM SATORI / Hana Hiraku ハナヒラク

PARFUM SATORI

Hana Hiraku ハナヒラク

[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)]

容量・税込価格:50ml・17,600円発売日:2016年

5購入品

2021/1/1 12:49:47

わざわざクリーミィと付ける通り、とても滑らかなメロンの果肉の香りから始まる。皮に近い箇所の瓜っぽい青さよりも、種に近い部分の熟したドロリとした甘さが際立つ。果肉のジューシーな感じに、さらにミルキーな甘さも感じる。ブラックカラントやアクアでみずみずしさを加えたメロンをトップに据える香水は数あれど、ここまでねっとりとしてまるでメロンミルクを思わせるような香りは珍しい。

メロンのまったりとした甘さから、徐々にしっとりとしたホワイトフローラルへ。贅沢にアブソリュートやエッセンスが使われているらしく、とても甘く濃厚で生クリームのようにミルキー、なのにくどくない。甘さの上にアイリスの粉っぽいベールが被さって、マットな質感の大きな花弁を持つ花のイメージにぴったりな香りだ。

ドライダウンになると、ホワイトフローラルに蜜蝋のコクとドライなウッディが加わるが、ミドルからそこまで大きな変化はないように感じた。味噌餡や焦がし醤油(!)といった、日本メゾン以外ではまず聞くことがないであろうアコードが入っているのも面白い(fragranticaではsaltとsoybeanという表記になっていた)。きっと蜜蝋のコクの中に、大豆の旨味が溶けているのだろう。パルファンサトリは淡い香り、という印象であったが、このハナヒラクは中々骨太で、香り持ちは6時間ほど。華奢そうに見えて実はそこそこマッチョ。

ハナヒラクは、かの有名なルカ・トゥリンも世界香水ガイドで星四つを付けた逸品。ルカちんと同じ意見なのは少々悔しい気もするが、私の琴線に触れるホワイトフローラルだ。
ただ、ムエットで嗅ぐとかなりメロンの香りが長続きするため、そこは好き嫌いが別れるかもしれない。好きな人はとことん好きな香りだと思う。


トップ:クリーミィメロン、ベルガモット、ガルバナムエッセンス
ミドル:マグノリアエッセンス、チュベローズアブソリュート、ジャスミンアブソリュート、イリスバター、 ローズエッセンス、イランイラン、カモミールブルー
ベース:味噌餡、焦がし醤油、ビーズワックス、サンダルウッド、グアイヤックウッド
(公式サイトより)

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新真昼さん
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