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レ ゼクスクルジフ ドゥ シャネル ラ パウザ オードゥ パルファム
容量・税込価格:75ml・27,500円 / 75ml・40,810円 / 200ml・50,600円 / 200ml・71,500円発売日:2016/10/14
2026/7/6 02:31:50
レゼクスクルジフドゥシャネルのラパウザは、アイリスという素材そのものを極限までシンプルに美しく表現した香水だ。2026年7月現在で75ml/40,810円、200ml/71,500円。
トップはスッと鼻に抜けるグリーンとベルガモットのような酸味。一瞬同シリーズのベルレスピロにも似ているように感じるが、こちらにはガルバナムやローズマリーのようなハーバル&アロマティックな要素はなくシンプルだ。
ややもすると香り立ってくるのは主役であるアイリス。アイリスから香料を取るには、まず根茎が充分に育つまで約3年、乾燥熟成するまでまた約3年、合計6〜7年は必要と大変手間暇がかかる。先日、シャネルがレゼクスクルジフに使用しているアイリスアブソリュートを試香する機会があったが、このラパウザからは間違いなくその香りがする。アイリスは本来パウダリーなだけでなく土っぽい香りが強くクセがあるが(そりゃ根茎だからな)、ラパウザではアイリス本来の美しさを損なうことなく、最低限の付け足しでそのアーシーなクセが巧妙にマスキングされており、ただシンプルに美しいアイリスを感じることができる。
ベチバーっぽい乾いたウッディとさらりとしたムスキーなニュアンスが強くなってきたらドライダウン。付けていることを忘れてしまいそうなほどによく馴染むがふとしたときに存在を感じとれる、見えないジュエリーのようなものだ。
アイリスをテーマにした香水は数あれど、ここまで単品にしっかりフォーカスしたものは数えるくらいだろう。究極のアイリス香水、そういう視点からみると同シリーズのオードゥコローニュに方向性は近い。
出かける前に鏡を見て
もうひとつ
なにかを取り除くこと
かつてココ・シャネルはそう言ったらしい。無駄なものを極限まで取り払った先のエレガンス、ラパウザのアイリスの香りにはその心がある。
ノート:アイリス、ウッディノート、グリーンノート、パウダリーノート
(fragranticaより)
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2026/6/27 18:59:01
今年1月にひっそりと発売していたロムイデアルの限定品「ロムイデアルコローニュフォルテ」。コローニュなのにフォルテ(結局EDP扱いらしい)?10年前にあったコローニュとの関係性は?謎多きタイトルだ。
薄いグレーの香水をスプレーしてみる。キーンとした冷涼感のあるシトラスが鼻を刺す。グレープフルーツだそうだが、柑橘の果皮の苦味や金属的なニュアンスが濃いため、かなりしっかりメンズらしい香り立ち。
鼻先にグレープフルーツの余韻を残したまま、ロムイデアルのシグネチャーであるアーモンドが目立ってくる。ロムイデアルシリーズのアーモンド香はビターアロマティック&アマレットのような酒っぽい甘さがあるものが多いが、このコローニュフォルテのアーモンドはビターアロマティックの方が優勢だ。
ドライダウンになるとフランキンセンスの酸味が加わることで、アーモンドの甘さが少しわかるようになってくる。ちょっとロムイデアルらしくなってきたと思ったのも束の間、乾いたベチバーのウッディと辛いドライアンバーがレジン調の甘さを包み込んで収束していく。持続は6時間程度。ドライダウンになるにつれてベースの温かみがだいぶ増してくるタイプの香水で、トップのフレッシュシトラスとのギャップがかなり特徴的。
このコローニュフォルテはコローニュとはだいぶ違っていて、コローニュの正当な後継は数年前に出ていたプラティーヌプリヴェの方だと思う。シャープなシトラスとアーモンドのビターさを際立たせたシリーズ内ではかなりメンズに寄せた力強い印象のフレグランスで、トップ、ミドル、ドライダウンの変化がしっかりわかる香り。近年の香水は時間経過による香りの変化が少ないものが主流で(もちろんゲランもそうだ)、また、がっつりメンズらしい香水も多くない。そう考えるとこのコローニュフォルテはかなり挑戦的で大胆な作品だと言える。冷たいシトラスのクールさとアンバーの熱さを携えた、ゲランが考える新しい理想の男性の香り。
トップ:グレープフルーツ
ミドル:アーモンド
ベース:フランキンセンス、ベチバー
調香師は、デルフィーヌ・ジェルク。
(parfumoより)
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[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)・香水・フレグランス(メンズ)]
容量・税込価格:155mL・68,090円発売日:2026/5/20
2026/6/2 19:06:12
フランスの大統領官邸であるエリゼ宮殿とのコラボレーションフレグランス、「ジャルダンドゥレリゼ(エリゼ宮殿の庭)」。日本では新宿伊勢丹でのイベントポップアップとオンラインブティックで発売された。125mlのビーボトル+30mlスプレーで税込68,090円。
エリゼ宮殿の庭の香りは、みずみずしいベルガモットから始まる。春の陽光に満ち溢れた庭園のようなすっきりとしたグリーンのニュアンス、ピーチやストロベリーを思わせる甘酸っぱいフルーティな香りも感じられる。思わず胸いっぱいに吸いこみたくなるような心地よいトップノート。
果実のようなフルーティさはローズの甘さにバトンタッチし、そこからメインのマグノリアが開花していく。ここのマグノリアはベルベットのように滑らかでクリーミーで、他の要素と完璧に溶け合ってエリゼ宮殿の庭というひとつの情景を作り上げている。とってつけたようなホワイトフローラルではなくとてもナチュラルで思わずうっとりしてしまう。
ネロリウートルノワにも似たティーノートが香り立つとドライダウン。ネロリ〜と比べると、甘さとオークモスがカットされ、アンバーグリスの潮気が足されているようだ。軽めの香りかと思いきや、わりと持ちもよく6、7時間程度。「なんだかいい香りがする」ほどよい空気感を纏える香りだ。
全体的な香調としてはいわゆるフルーティフローラルだが、決してキッチュにならずかといってクラシカル寄りにもならずいい塩梅を保っている。ゲランが用意する最高の素材をデルフィーヌ・ジェルクがたしかな技術で調香し、ひとつの風景として作り上げた限定品は美麗で繊細で少しロマンチック、お値段はまぁそれなりに高いがかなり満足度が高い作品だと思う(※感覚が麻痺している)。
トップ:ベルガモット
ミドル:マグノリア、ジャスミンサンバック、ローズ
ベース:ティー、アンバーグリス、ムスク
調香師は、デルフィーヌ・ジェルク。
(fragranticaより)
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ラール エ ラ マティエール レ ゾー オー ドゥ チュール
容量・税込価格:100mL・33,000円発売日:2026/4/1
2026/5/23 13:03:25
ゲランのレマティエールコンフィダンシェルシリーズがテキスタイルを着想元とした「ラールエラマティエールレゾー」としてリニューアル。全5種でそれぞれ33,000円/100ml。このオードゥチュールは花嫁のヴェールのイメージだそうで、これだけEDP扱いで残り4種はEDT。
オードゥチュールをスプレーする。キャンディのように甘いオレンジとレモンに、ピンクペッパーとアンジェリカがハーバルでほろ苦い抜け感を加えていく。
ミドルでは、ゆっくりと花開くオレンジブロッサムと甘いアーモンドドラジェの幸福な二重奏を奏でていく。ドラジェは家族の繁栄や健康を祈る結婚式でのプチギフトとして鉄板らしく、まさにオードゥチュールにふさわしいイメージ。そういえばボトルの外観も、ホワイトのプレートにホワイトのコードでまるで花嫁のようだ。
ドライダウンで広がっていくホワイトムスクもまさにウェディングドレスとお揃いの真っ白、ボリューミーでややパウダリーな印象。そこにシルキーで滑らかなゲラン印のバニラがさらに甘さを加えていき、幸福な花嫁を祝福してくれる。
ゲランで、花嫁イメージで、アーモンドドラジェとオレンジブロッサムとホワイトムスク…というとピンとくるゲランマニアは多いだろう。そう、これはブーケドゥラマリエ(ボジュールドゥマヴィ)だ。公式サイトにもきっちり明記してあるので特段ナイショというわけでもない。オレンジブロッサムとホワイトムスクというだけであの頃のワサが思い浮かぶ気がする(オードゥチュールはデルフィーヌが調香ということになっているけど)。
私はブーケドゥラマリエはさすがに持っていないのでボジュールドゥマヴィとの比較となるが、マヴィと比べるとパチュリがだいぶ減らされてその分ホワイトムスクの主張が強くなっているように感じる。マヴィはパチュリが落とす土っぽいダークさが不穏に感じることもあったため、オードゥチュールの方が素直に花嫁のチュールとしてのイメージにはより合うだろう。
トップ:アンゼリカ、シトラス、ピンクペッパー
ミドル:オレンジブロッサム、ドラジェ、ローズ
ベース:ホワイトムスク、バニラ、パチュリ、インセンス
調香師は、デルフィーヌ・ジェルク。
(fragranticaより)
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[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)・香水・フレグランス(その他)]
税込価格:-発売日:-
2026/5/9 20:28:15
ついに五つ目になったシャリマーミレジムシリーズ、今年の主役はローズだ。例年通りだと、シャリマーの限定系の発売は秋頃だったのだが、今年は5月とかなり早い。価格は50mlで税込19,030円。年々値上げされているが、昨今の香水事情を鑑みると大変良心的な方だと思う。
ミレジムローズを付けてみる。瞬間、甘くふくよかなローズ香が広がる。フルーティでベリーのような華やかさがあり、少しアーモンドのようなビターアロマティックな要素もある。
そういえばこんな感じの香りを他になにか知っている気がする…そう、これはラールエラマティエールのローズシェリーとかなり似ているのだ。アーモンド、ローズウォーター、センティフォリアローズ、ダマスクローズのコンボはゲランNo.2調香師のデルフィーヌ・ジェルクがローズシェリーで用いたもの。
もちろん、まんま流用したわけではないだろう。ミレジムローズには、ローズシェリーにはなかったベルガモットの酸味がわかりやすく感じられる程度には入っている。
それにしてもローズシェリーとよく似ているなぁ…と思っていると、薔薇の奥からじわりじわりとなにかの気配がする。これはバニラ、シャリマーのアンバーバニラだ。なんだ、やっぱりシャリマーじゃないか。琥珀色の甘さはその主張を次第に強め、薔薇をバニラの甘さに染め上げる。
ドライダウンではほのかに漂うインセンスとパチュリで抜け感を演出、鼻先には少しロージーな余韻があるものの、主旋律はやはりパウダリーバニラ。レザー感はあまりないが、他のシャリマーよりもややパチュリの存在は感じやすい。シャリマーの中にあるフローラル要素に着目して何倍もその存在感を高めた、という点では2024年のミレジムジャスミンと方向性は近い。
今のご時世で、この価格でこのクオリティのローズ香を出せるのはさすがゲランだと思う。しかし、予想の範疇内というか、ちょっと優等生過ぎるのだ。単純に甘いアンバリーなローズではよくある中東向けローズになるし、かといってフレッシュに寄せすぎるとそれはもうシャリマーではなくなるし…シャリマーというテーマに沿うとローズという題材は扱いにくいのかもしれない。
それを差し引いても、ミレジムローズはいい香りだと思う。これもまた、新たなシャリマーファミリーの一員だ。
トップ:ローズウォーター、アーモンド、ベルガモット
ミドル:ダマスクローズ、メイローズ、インセンス
ベース:バニラ、パチュリ
調香師は、デルフィーヌ・ジェルク。
(fragranticaより)
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- 現品
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