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新真昼さん
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ディオール / ミス ディオール ローズ エッセンス

ディオールディオールからのお知らせがあります

ミス ディオール ローズ エッセンス

[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)]

容量・税込価格:100ml・21,500円発売日:2022/6/3

4購入品

2022/7/8 14:04:58

リサイクルガラス使用のボトルに、収穫年代のわかる原料、そしてローズウォーター配合と近年のLVMH系フレグランスブランドで採用した要素を詰め込んだのが「ミスディオール
ローズエッセンス」。おそらくこれがフランソワ・ドゥマシー名義で発表される最後のディオールフレグランスになるだろう。香り自体は私には縁がなさそうだと思ったが、最後かもしれないと聞くと(ドゥマシー死んでないしそもそも調香師引退すると決まったわけじゃないが)手元に置いておきたくなった。


いつものミスディオールと違いエッジの薄いガラスに、少し澄ましたような首元のタイ。恐る恐るプッシュしてみると、ゼラニウムの青みのあるローズ香に、ナチュラルな茎や葉を思わせる心地いいグリーンが香る。うん、ドゥマシー作品はトップの掴みはだいたい大丈夫、ここからの展開がキモだ。

トップのグリーンローズの青さが抜けて、可愛らしいピンクのバラの香りになればミドル。ミスディオールローズエッセンスには、ドメーヌドゥマノンで2021年に収穫されたセンティフォリアローズが使用されているらしい。ここのグリーン→ピンクローズに移り変わる部分の香りは、青々とした蕾がパッと花開くようで中々いい。ゲランのローズシェリーと同じく水分の一部をローズウォーターに置き換えているせいか、いつものミスディオールよりもローズのリッチな甘さやフローラルの豊かさが際立っているように感じる。

ドライダウンはなんとなく予想通りに香るというか、パチュリ+ムスクがメイン。パチュリがやや強めなおかげでファインフレグランスらしさはしっかり出ている。持続は4、5時間くらい。


グリーン→ピンクローズ→パチュリムスクという大まかな流れは2020年発表の「ミスディオール ローズ&ローズ」とそう変わらないが、メイン素材であるローズをグレードアップさせ、ベースのウッディの割合を増やすことで高級フレグランスらしさを演出した言わばセルフカバーのような香水だ。現行のピンク色のミスディオールシリーズの中では「中々力を入れたな」と感じる香りではある(そもそも価格が違うしね)。

難点を言うなら、このフレグランスの命と言えるミドルのローズの香りが枯れるのが早く、わりとすぐにパチュリムスクに呑まれてしまう。数量限定品ではあるがかなりの数を生産しているようなので、そこまでのクオリティを要求するのは難しいかもしれないが。


度重なる既存フレグランスのリフォーミュラにフランカー乱発、さらにJOY by Diorの件もあってか、香水好きの間では「Diorの香水をめちゃくちゃにした」と言われてしまうこともあるフランソワ・ドゥマシーだが、個人的にはそうは思わない。いくらブランドのトップパフューマーといえど、Dior自体はドゥマシーのブランドではないし、ゲランの五代目ティエリー・ワッサーも「フランカー乱発が嫌でもクビになりたくなければせねばならない」とインタビューで語っている。きっとマーケティングチームや上からの指示(流行をおさえて今どきの男/女にウケるモン作れ、高い材料は控えろ、等。あくまで私の想像だが)に最大限答えていたのだろう。どちらかというと、自分がトップパフューマーとして表舞台に出るより、シャネルに所属していた頃のように黙々と裏方に徹する方がドゥマシーには向いていたのではないかと思う。昨年、ディオールのトップパフューマーの地位はフランシス・クルジャンに引き継がれまもなくクルジャン率いるディオールフレグランスが展開する。手始めにボアダルジャン、オーノワールがリフォーミュラされ、コロンブランシュが再リリースされるそうだ。新しいディオールフレグランスが楽しみな反面、ドゥマシーの退任を寂しくも感じた。


トップ:ゼラニウム、グリーンノート
ミドル:グラースローズ
ベース:ベチバー、ガイアックウッド、ムスク、パチュリ
調香師は、フランソワ・ドゥマシー。
(fragranticaより)

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フラッサイ / ヴィクトリア

フラッサイ

ヴィクトリア

[香水・フレグランス(その他)]

税込価格:-発売日:-

6購入品

2022/7/1 12:25:01

個人的にひとつだけとても苦手な香りの組み合わせがある。それはウードとホワイトフラワー。ウードの力強さがホワイトフラワーの甘さやフローラル感を茶色に塗りつぶし、えぐみや生臭さばかりが過剰にブーストされてそれはそれはひどい不協和音に感じてしまう。ところがフラッサイの新作「ヴィクトリア」はウードとチュベローズの合わせ技だそうだ。えー絶対生臭いやろ、大丈夫なんか?と言いたくなるが、どんな香りなのだろうか。


トップは甘ずっぱい果汁感溢れるライチの香り。ふーん、フルーティな香りがトップに来るのはよくあるよね、と思っていたら大間違い。とてもジューシーで鼻の奥から脳天まで突き抜けそうなくらい香り高いライチだ。フラッサイの公式サイトを見てみると、担当調香師のイリーナ・ブルラコヴァが所属するMANE社のピンクライチジャングルエッセンスと言われる香料が使われていて、素材そのもののアロマをそっくり再現できるらしい。あいにくライチは冷凍物しか食べたことがないが、生ライチはこれくらい素晴らしい香りがするのだろうか。一吹きですっかりハートを鷲掴みにされてしまった。

ライチの香りは酸味が抜けてよく熟れたピーチのようなとろける甘さになり、続いて主役のチュベローズだ。キレイめではあるが程よく青さやアーシーさ、ナチュラル感も残っており、安っぽさを感じさせない。このピーチ&チュベローズの幸せなフルーティフローラルがミドルのメイン、そしてドライダウンではややウッディな香りも現れるがほぼミドルの印象を保ったまま消えていく。持続は5、6時間ほど。


ウードが主役をはる香水は数あるが、このヴィクトリアではライチ&ピーチ&チュベローズの多幸感溢れるフルーティフローラルの引き立て役に徹している。香り方から察するにあまりウード(アコードなのか本物なのかはわからないが)の割合は多くはないのだろうが、ウード&ホワイトフラワーという組み合わせの可能性を感じられるフレグランスだ。

フラッサイは国内だとNoseShopが代理店を務めているが、公式サイトも日本に発送してくれる。公式の日本語が非常にわかりやすく親切な上、ディスカバリーセットもあるため試したい方はぜひ公式で。どっかのラグジュアリーフレグランスブランドに爪の垢でも煎じて飲ませたいくらいだ。


トップ:ライチ、プチグレン、リトセア
ミドル:チュベローズ、ローズ、スティラックス
ベース:アガーウッド(ウード)、パチュリ、オリバナム、カストリウム
調香師は、イリーナ・ブルラコヴァ。
(fragranticaより)

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フラッサイ
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ゲラン / ロム イデアル エクストレム

ゲランゲランからのお知らせがあります

ロム イデアル エクストレム

[香水・フレグランス(メンズ)]

容量・税込価格:50ml・14,520円発売日:2020/5/1

ショッピングサイトへ

6購入品

2022/6/24 17:43:38

日本における外資系メンズフレグランス二大巨頭と言えばシャネルの「ブルードゥシャネル」とディオールの「ソヴァージュ」だと思う(エゴプラやディオールオム派は許してね)。どちらも街中で付けている人をよく見るし、実際に店頭に行った際もよく薦められる。もちろんゲランにもそういったものがあって、それが「ロムイデアル」。「女性から見た理想の男性像」を香りに落とし込んだシリーズで、廃番品も含めると全7種、現行のラインナップは全4種。ゲランらしく(?)派生作品が多いが、ラプティットローブノワールやモンゲラン程ではない。このロムイデアルエクストレムのコンセプトは、仕事もプライベートも軽やかにこなす天才肌の男性。中々ハードルの高そうなイメージだが、どんな香りなのだろう?


トップはツンとしたベンズアルデヒド、アーモンドの香りだ。ロムイデアルシリーズはディスコン品も含め全てにアーモンドの香りが使われている。ゲランの考える理想の男性の香り=アーモンドの香り、というわけだ。合わせられている素材はもちろん作品によって違うが、エクストレムの場合は華やかなピンクペッパー。

ミドルのメインはヘリオトロープ。他ブランドのメンズフレグランスとの違いはここ、主役にフローラルを採用していることだ。ヘリオトロープの香り(ヘリオトロピン)はパウダリーで甘く香水以外の化粧品にも使用され、いわゆる「メイクアップ製品で嗅いだことがありそうな香り」だ。ヘリオトロープがしっかり香るゲランのフレグランスといえばラールエラマティエールのキュイルベルーガがあるが、そちらはバニラとの組み合わせがフェミニンに傾きやすい。しかし、この香水のヘリオトロープはその脇をシナモンの清涼感とアーモンドの苦味で支えられていて、とてもクールでユニセックスというより男らしくなりすぎないようにしつつ、スマートなメンズ感を上手く演出している印象だ。

ドライダウンではフローラルの甘さにアロマティックなタバコにほんの少しウッディが加わってキチンとメンズフレグランスらしい着地をする。持続は5時間ほど。ベースが控えめなせいか極端に甘くなく香りの消え方もキレイだ。デキる男は去り際も美しいということか。

多くのメンズフレグランスがシトラスやスパイス、マリン、ウッディといった力技でゴリ押ししていくムキムキのマッチョタイプであるのに比べ、これは女性的になりやすい甘さを上手く制御しスマートにメンズフレグランスとして成立させた長身で細身の男性といったところ。このシリーズは女性にも愛用者が多いというが(インテンスは男性っぽすぎるかな)、それも納得。なにしろ「女性から見た理想の香り」なのだから。


高額な限定品や高級シリーズばかりに力を入れているゲランにも通常ラインナップにもこんなにもよい香りがあることに少しホッとした。


トップ:アーモンド、ピンクペッパー、ベルガモット
ミドル:プラム、シナモン、ヘリオトロープ
ベース:タバコ、パチュリ、レザー、シダー
調香師は、ティエリー・ワッサー。
(fragranticaより)

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ゲラン / フレンチー ラヴァンド

ゲランゲランからのお知らせがあります

フレンチー ラヴァンド

[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)]

容量・税込価格:100ml・49,500円 / 200ml・70,290円発売日:- (2021/9/1追加発売)

ショッピングサイトへ

4購入品

2022/6/10 13:14:09

レモンヴァーベナとベルガモットから始まるトップ。香水好きになると柑橘系の香りから離れがちになるけれど、やっぱり心地よいと感じる。ヴァーベナのグリーンな側面が、ベルガモットのみずみずしい甘さをより引き立てている。

ミドルはハーバル&ウッディに傾く。タイトルにもあるラベンダー、セージのスパイシー感とプチグレンのドライなウッディの香りがメインだ。ラベンダー自体はフレッシュでフローラル感が強いタイプだが、ウッディ&スパイシーな他の要素が強いためメンズフレグランスよりの印象。ここまでで約3時間ほど。

ドライダウンはベチバーがメイン。ほんの少しだけトンカビーンの甘さを添えつつ消えていく。ここの香りは1時間ほど。現行のラールエラマティエールの中ではかなり軽い香りだ。

ライトでフレッシュな香りだから誰でも性別関係なく使える、というわけでもなく、ミドル以降はかなりメンズ寄りの香りに展開していくため、いわゆる「外資系のメンズフレグランスっぽさ」を好まない人にはハマらない。その辺は元々「ルフレンチー(=フランス人男性、要はメンズフレグランス)」という名前だったのだから仕方ないのかも。リニューアル前後で特筆すべき違いはないように感じる。昨今のジェンダーレス意識の波に呑まれて、無難な名前に変えられてしまったのだろうか。


それにしても、いくらラベンダーが真っ直ぐ伸びるからといって、「アートに例えるならエッフェル塔」は無理ないか?


トップ:レモンヴァーベナ、レモン、ベルガモット
ミドル:ラベンダー、プチグレン、シトロン、セージ、ネロリ
ベース:アンバーグリス、ベチバー、トンカビーン
調香師は、ティエリー・ワッサー。
(fragranticaより)

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イヴ・サンローラン / ル ヴェスティエール デ パルファム カフタン

イヴ・サンローラン

ル ヴェスティエール デ パルファム カフタン

[香水・フレグランス(その他)]

税込価格:-発売日:-

5購入品

2022/5/27 12:16:07

シャープな四角柱のボトルに詰められたカラフルな香水、思わず集めたくなってしまうイヴサンローランの「ル ヴェスティエール デ パルファム(香りのクローゼット)」。しかし、日本では125mLワンサイズ展開の上、価格は35,000円+税と強気な売り方が祟ったのかひっそりと日本終売するものも多い。この「カフタン」もそのひとつ。調香師はキリアンの「ラブ」やディオールの初代「ジャドール」で有名なジヴォダンのカリス・ベッカーだ。


ほんの一瞬だけ弾けるピンクペッパー、すぐ後に甘いレジンノートが香る。イヴサンローランのこのシリーズは、トップとミドルが一気に展開していくものが多い。滑らかなベンゾインとスティラックスの甘味、オリバナムの酸味が合わさっていかにも中東向けフレグランスにありそうなアンバーオリエンタルの雰囲気をかもしだしているが、甘さ自体はカラッと乾いているため軽やかな印象の甘さだ。

ドライダウンでは樹脂の甘さに、だんだんとインセンスのようなスモーキーで苦い香りもくわわってくる。同時にパウダリーなムスクの拡がりも感じるが、メイクアップのような印象はない。トップからミドルまでで2時間、ドライダウンは5,6時間ほどとアンバーメインの香りらしくロングラスティング。


カフタンとは、イスラム文化圏の丈が長い前開きガウンの民族衣装のこと。そういった地域で好まれるような香りは基本的に甘く重ためだが、このカフタンの香りの甘さはやや抑えめ、イヴサンローランのイメージに合うように子綺麗にまとめられている。
さすがカリス・ベッカーといったところか。


トップ:ピンクペッパー、タンジェリン、ベルガモット
ミドル:ベンゾイン、オリバナム、スティラックス
ベース:ラブダナム、ムスク
調香師は、カリス・ベッカー。
(fragranticaより)

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