2021/2/8 23:04:59
いろんな雑誌に載っていて気になったので昨年購入しました。
何度か使いましたが、結局私には合わず使い切る前に処分してしまいました。
まず、メイクが浮かび上がるまでかなり時間がかかりました。口コミ等ではクリーム状からすぐに水状になるとのことでしたが、私の場合、水状になるまでには1分以上かかりました。
次にメイクの落ち具合ですが、アイメイクやリップなどのポイントメイクはほとんど落ちず、マスカラは滲んだように目の下にびっしりとついてしまいました。(お湯落ちのマスカラだったのでそれと相性が悪いのかもしれません)
きちんと落ちていないからか、肌荒れしてしまいました。。。
購入の際にBAさんに使用量や使い方を丁寧に教えていただいたのですがメイクが落ちず、自宅で手元でのメイク落ちの実験もしてみたのですがやはり落ちず、、、
軽いメイクの日なら使えるかなと思い、とっておいたのですが、私の中で時間がかかりストレスを感じるクレンジングというイメージがついてしまい、結局何ヶ月も使わなかったので処分してしまいました。
個人差はありますが、ナチュラルメイクの方向けかなと思います。
期待度の高いクレンジングであったためショックが大きかったです。。。
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[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)・香水・フレグランス(メンズ)・香水・フレグランス(その他)]
税込価格:-発売日:-
2020/11/14 14:17:03
「あ、すごい。これハチミツの香りがする!」
六本木。グランドハイアット内、フエギア1833。うす暗い店内にライトアップされた美しい香水ボトルたち。そこにかぶせられた逆さフラスコの球面が行儀よく並ぶ姿は、どこか非日常を思わせて心がときめく。と同時に「香水なんてよくわからない」と思っている方にしてみれば、興味はあってもかなり敷居が高く感じられるラグジュアリースペースかもしれない。
だからだろうか。緊張した面持ちで香水を試していた2人の女性が、隣でムスカラアピスを嗅いでハチミツの香りだと囁いた瞬間、ほっとしたような顔になって相好が崩れる。人は「その名を知っているシンプルな香り」が好きだ。そこには言葉と香りが一致して認知できた安心感もある。
店員さんが笑顔で簡単な説明をしていく。ムスカラの説明は特に力説しているようだ。「香りのない分子が〜」「肌本来のもつ香り分子を吸着して〜」「ラベンダーのハチミツが〜」そうだ。ムスカラアピスのハチミツはアロルナールに使われているラベンダーを使用していると以前聞いた。
ムスカラアピスは2017年にフエギア1833のムスカラコレクションから発売された香水だ。この香水を嗅いだ人は、ほとんどが「ハチミツの香りだ」と認識するほど分かりやすいので、とても人気がある。そこにフエギアの創設者、ジュリアン・ベデルが研究して名付けたムスカラというフェロモン類似の分子構造をもつ成分をプラスした作品だ。
ムスカラは植物由来の「香りのない分子」で、これを肌にのせるとその人自身がもつ匂い分子を吸着させて揮発を促す効果があるという。つまり、その人自身の肌がもつ匂いを引き出す成分だから、つけた人によって立ち上る香りが異なるということだ。ちなみに自分がムスカラ系香水をつけると、たいてい最後はくぐもったウッディアンバー調の香りになる。はいはい、確かに枯れてますよ。ムスカラをつけてフローラルが出る方が羨ましいよ。(←心にもないことを)
アピスというのは「蜂」を指すラテン語で、一般的に西洋ミツバチは「ハチミツを持つ」という意味のメルビラという語と組み合わせて「アピスメルビラ」と呼ばれるそうだ。こっくりとした濃密な蜂蜜の香りのムスカラアピスを嗅いでいると、これもっとシンプルに「ムスカラハニー」と名付けた方が今の10倍売れるんじゃないか?といつも思う。それほどハチミツの香りをよく再現していると思う黄色い香水だ。
ムスカラアピスをスプレーすると、最初はちょっとルナロハっぽい洋酒のような雰囲気のトップで始まる。その後は、ハチミツのもつロースティーな花蜜の香りと、暗く甘く深いコクが広がってきて、口中に唾液が出そうになる。このハチミツをホットミルクやカフェラテに入れたらどんなにおいしいだろう。そんな食欲をそそるグルマンフローラルな香りだ。
ただ、ハチミツ香だけでなく、ラベンダーの清涼感のあるエッジも確かにあって、ズーロジストのビーあたりと比べるとスッキリシャープ&ややクールな印象だ。ズーロジストのビーは蜂じたいのもつアニマリックな匂い&スパイスがかなり効いている感じだ。キリアンのゴールドナイトはハニー&パチュリだし、昔出ていたロクシタンのハニーレモンEDTはアイスレモンティーにちょっとハチミツ入れた感じだから、純粋にハチミツっぽさを求めるならムスカラアピスが一番近いと思う。
ムスカラアピスはつけた瞬間からハチミツの濃厚な香りが楽しめる香水だが、値段はそのへんの香水よりずっと高価だと感じられるだろう。パフューム50mlで27000円、100mlで43000円となっている。コロナ時代になってからはオンライン販売にも力を入れており、1mlサンプルを860円で取寄せ可能だ。小分けは手間がかかるので単価が高くつくが、全国どこからでもフエギアの香りを試せるようになったのは、時代的にいい攻めの姿勢だと思う。
くだんの若い女性たちが店を出ていきざま、外苑のイチョウが見頃だねと話していた。そうか、もうそんな季節か。ムスカラアピスのハチミツ香と黄色いイチョウ。何だかとてもいい取り合わせな感じがする。
フエギアを出て歩き始める。地下道を上がったところで、ビル風にあおられて肩をすくめる。手首をそっとマスクの下に入れると、こっくりとした甘く濃厚なハチミツの香りがした。今頃、言われているかな。あの人、私たちがいいって言ってたからアピスを手にのせてったね。はいはいごめんなさい。ちゃんと家にもありますって。エディション違いをチェックしたかっただけ。
これからアピスの香りを連れて、どこかイチョウのある公園にでも行ってみようか。
そんな秋の午後。陽射しも香りも、穏やかなハチミツ色に輝いていた。
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2020/4/2 21:12:09
02 Platinum Street Metals、及び05 Kotto Street Vintageを所持しています
もうアイシャドウパレット、今のところこれしか持ってないです
とにかく色出しが素敵、それに尽きます
Platinum Street Metalsは澄んだ美しいシルバーと、赤みのブラウンの対比が素敵
Kotto Street Vintageはスモーキーなカラーをそっと彩る右端のパープルブラウンが素晴らしい
正直なところ、粉質はパサパサしていて今どきのプチプラのほうが良いんじゃないかとも思いますが、なにせ4色5.2 gも入って4000円+税、一色1000円と考えるとこれはデパコス界のプチプラではなかろうか…
春夏や、ナチュラルで作り込んだメイクが要求されるときははPlatinum Street Metals、秋冬や目元を強くしたいときはKotto Street Vintageを多用しています
このパレット、好きな色を好きに使って楽しめる、単色でも二色使いでも三色でも四色でも…というのが売りなのですが、私は今までなんか勿体ない気がして4色全部使っていました
ですが今日、なんとなくPlatinum Street Metalsの一番左のクリーム色、二番目の薄いシルバー、四番目の赤みブラウンを使ってみたら…なんという抜け感、透明感!
写真を添付したので(一枚目)ぜひ見てください
びっくりしてしまいました
これがインスピレーションに従って好きに使うということか…
ちなみに一番左のクリーム色は今日はハイライト使いもしました
ちょっとラメ粗いですが、十分美しい光を宿せます
このパレットだけでハイライトまで済ませられるなんて…スゴイ
そんなわけでみなさんもホントに楽しく使ってみてください
ほんとに素敵ですから、このパレットは……
ちなみに私、Kotto Street Vintageを使うと否応なしにスモーキーで強い目元になってしまうのですが、こっちも使う色を絞って使ってみたら透明感出せるのかなー
(二枚目にKotto Street Vintage使ったときの写真を載せています。ライナー代わりにM.A.Cのスモールアイシャドウ、Clubで締めています)
色々実験してみようと思います
つ、次買うとしたらNamiki Street Natureがほしい!
緑が素敵…!
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2020/9/27 23:03:39
オレンジのアイシャドウを探していたところ、偶然見つけたこのアイパレット、色は8番のJizoh Street Redsを購入。左から淡いパールピンク、パール入りのオレンジブラウン、マットな赤、マットな濃いブラウンの4色で、とにかく可愛い!派手に見えるけど、見た目よりも全然ビビットには発色しません。
一見使いにくそうなマットな赤ですが、薄く奥二重の幅に伸ばしてその上にオレンジブラウンを重ねます。一番左の薄いピンクはアイホール全体に伸ばしてオレンジブラウンと馴染ませます。下瞼にはオレンジブラウンを端に少し、全体に薄いピンクを伸ばすと上瞼とバランスが取れます。下瞼にはあえて赤マットは使用せず。
マットなダークブラウンはアイラインの代わりにも使えるので捨て色はなく、本当におすすめです。このダークブラウンは黒に近いブラウンで質感もマットなのでややシャープな印象になるので、私はアイラインはクリニークのペンシルを使ってもう少しソフトな仕上がりにすることが多いです。
薄いコンパクトなのでポーチの中でもスッキリ。チップなどが付いていない分コンパクトになっていて、他メーカーの分厚いアイシャドウケースよりも私は好きです。
気分によってはオレンジブラウンは使わず、指でかなり薄くムラなくマットな赤を伸ばして、グラデーションに薄ピンクでも可愛い目元になります。半日以上時間が経つとやはり少し色が落ちてきてしまいますが、他に比べるアイシャドウがあまりないので、色落ちがどの程度なのかは残念ながら判断できず。
粉質もいいし、値段も許容範囲。おしゃれで品もあり、最近一番買って良かったと思うアイテムです。
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容量・税込価格:15ml・11,770円 / 50ml・26,950円 / 100ml・41,250円発売日:2010年
2020/10/10 13:24:34
ルラボのアナザー13は、とても不思議な香りの香水だ。うすいミント水のようだなと思えば、冷たい金属の香りがするときもある。付けてしばらくすると乾いた木の香りもしてくるし、ときに酸味があるフルーティーなタッチが感じられることもある。とらえどころがなくて透明感がある香り、それがアナザー13だ。
アナザー13は作られた経緯も異色だ。2010年、英国のファッション・アート・カルチャー雑誌“AnOther magazine(アナザーマガジン)”から依頼を受けて生まれたコラボ作品。販売はパリの伝説のセレクトショップ「コレット」のみというこだわりようで大きな話題となったが、2017年にコレットが閉店し、その際に製造元のルラボに戻して通常ラインに加えられた経緯を持つ。
一般的にルラボの香水といえば、ローズ31やアンブレット9など、メイン香料名の後にブレンドした香料の数が記載されているが、アナザー13の場合は雑誌名がそのまま残されている点で他と異なる。この経緯は定かではないが、限定品で出したにも関わらずとても人気の高い作品だったことも一因かもしれない。
では、ルラボのアナザー13とは一体どんな香りなのか?
アナザー13をスプレーする。最初に感じられるのは、本当にうっすらとしたミント水のような香りだ。アナザー13はスプレーしてもすぐには香らないタイプで、これは揮発しやすい香料が少ない、もしくは入っていないことを意味する。ルラボにはこういうタイプの香水が割とあって、人気のガイアック10もトップはほぼ香らない点で似ている。
3分後。付けたところで香水が人肌で温められてくると、重たい香料が揮発して少しずつ顔をのぞかせてくる。まず感じられるのはヘディオンのやさしい甘さ。ほんのりジャスミンの香りがする人工香料で、量はごくわずかだろう。とてもとても穏やかで、かなり広範囲にスプレーしても、まるで肌じたいが柔らかく甘く香っているようなスキンセント系の香り方をする。
さらに下から出てくるのは、透明感のある塩水のような香り。トップの薄いミント系ノートと相まって液体系やオゾンノートのような雰囲気になる。これはアンブロックスだろう。これも濃度はとても薄い。アンブロックスをガツンと高濃度で嗅ぎたいならヴィトンのアフタヌーンスイムのミドルで確認するといい。かなり潮風風味な香料だ。アナザー13はこのあたりから、次第に「流れる水の匂い」な面が感じられてくる。
やがて、つけたことすら忘れた頃になって、不意に乾いた木の香りがしてきて驚く。自分の肌では30分ほどだろうか。付けたところに鼻を近づけるとやっと分かるような薄さで、ほんのり木の香りがする。流れる水の香に、香ばしく温かい木の香りがグラデしてくるイメージ。
そしてそこにキンとした酸味も感じられてくるとアナザー13の香りの香料が全て出た感じになる。水系ノートを形成しているミントやアンブロックス。乾いた木の香りを呈するイソEスーパーと少量のウッディ香料、そしてスッキリ系ムスクとほのかなジャスミン香ヘディオン。アナザー13はこれらが集まって絶妙なバランスで香るオードパルファムだ。トップが水のように透明感があって、次第に木の香りが深まってくる不思議な香り。
全体的に見ると、うすいミントやジャスミン香、そこに香ばしい木の香が混じるアナザー13は、確かに日本で人気あるのが頷ける香りだ。香り立ちが低めで、多めにプッシュしても香害になりにくい落ち着いた香り。淡い木の香が7〜8時間ほど続くので、さりげなく周囲にアピールもする。ネックは価格だ。ルラボの香水は日本で買うととても高い。15mlボトルで1万円という価格をどう見るか。そこは個人の価値観次第だろう。
水の雰囲気と木の香り。そこから思いつくのは、本だ。本は水と木から作られた紙でできている。インクのリキッド感。そして木や紙のドライな温かみのミックス。これはアナザーマガジンそのものの匂いをイメージした香りなのかもしれない。
洗練された写真が散りばめられた高価な雑誌の匂いをそっと嗅ぐ。漂白された上質な紙の乾いた匂いがする。ツヤツヤしたインクのほんのり暗い匂いもする。美しい写真に彩られたページをめくるたび、たくさんの夢と、まっさらで穏やかな本の匂いが広がっていく。
その香り、別物。アナザー13。
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