-
メイベリン ニューヨークメイベリン ニューヨークからのお知らせがあります
容量・税込価格:9g・2,420円発売日:2016/4/9
2016/4/25 22:18:00
一昨年あたりからとにかく良く出回ったのがブラウンの多色パレット。
いきなりどうしたん?!と驚きましたが、今シーズンも勢いは止まらず。何かお決まりのように新作が出ればブラウン。またブラウン。だんだんうんざりしてきて、他にないんですかっ!!と怒鳴りかけたところに、颯爽と現れたのがこのローズ・ニュアンス。
昨年発売されたヌード・パレットは、あまりにも普通な、普通すぎる配色ゆえに、全く面白味を感じなかったばかりか、大人世代にはひたすら疲れまくって見える色のオンパレードで完全に買う気が起らず。同時期に出たロレアルパリは色数こそ少ないものの、ベーシックとローズの2系統で初めから発売されるなど、一歩先を行ってました。ま、だから?という感じではありましたが。
満を持して(?!)と言うわけではないでしょうが、メイベリンのピンク系ベーシック。
遅れてきただけあって(・・・すみません)、この12色はかなり使えます。
セットされた位置でコーディネート出来るようになっており、左右2色ずつ(個人的には上下2色の方が合わせやすくて好きですけど)、横並び3色、縦横4色のそれぞれが異なるニュアンスを作れる優れもの。もちろん、この12色はどう組み合わせても色がぶつかったり濁ったりしにくいので、やりこみ度も高いパレットです。
便宜上縦横4色ごとのグループで説明すると、左は明るめのベーシックな組み合わせでラメは細かいシルバーフロスト。真ん中はトレンドのオレンジやカーキのニュアンスが入った、ゴールドフロストが効いた組み合わせ。右は何とベースにラメ無しのグレーを配した、彩度の低いピンクとグレー。ラメはメタリックなローズという、かなり難しい組み合わせです。
私の勝手なイメージでこの3つにテーマをつけるなら、左がノーブル、真ん中がアクティブ、右がノスタルジーといったところでしょうか。特に右の4色はこなれた人でも練習が必要な色です。ベースにグレー、その上にパールピンクという斬新な重ね色は近年なかなか無い。
例えば80年代、ディオールのプワゾンが大ヒットした頃。さらには60年代、そして20年代。時代が移ろう過程で生まれた退廃的な空気感。そんな歴史を彷彿とさせる色たち。
だからこそこなすのは至難の業。下手をすると目元が窪み過ぎて、瞼を汚すだけになっちゃう。難しいからこそ、チャレンジのしがいがあります。
使う道具は、断然ブラシがお勧めです。私は一昨年に限定発売されたヴィセのブラシセットを使っていますがこれがぴったり。幅広の腰のある獣毛ブラシでベースを広げ、最近主流の円錐形ブラシでキーカラーを。さらにライン用ブラシで濃い色をのせるとかなり上手く重なります。間違ってもチップで乗せないように。どの色をどう使うかにかかわらず、ブラシ使いが鍵になりそうです。
久しぶりに使いこなしにこだわれるパレットに出会いました。
夏向けの色が欲しいところですけど、それはまたのお楽しみで・・・。
- 使用した商品
- 現品
- 購入品
2016/3/16 03:27:18
昨年の12月ごろ、ソワレの季節に使えるチークが欲しいと思い、この頃使用頻度の高い練チークで探していたところ、見つけたのがこちらのフューシャ・ローズ。 はなやかピンクなるお名前で、フォーマルな雰囲気にも映えそうな色だなぁと即買い。以前CCクリームを使ったことがあったので、同じようなテクスチャーかなと思ったのですが・・・。
色味自体は理想的なフューシャでとても綺麗。感触も文字通りスフレのようで軽い軽い。ただこの軽さが、ある意味ネックになってしまった。
色が乗りません。
リキッドファンデーションの上から伸ばすとあっという間に肌へ溶け込んでしまい、どこにピンクが?!ってなくらい色の境目が分からない。同シリーズのCCクリームとペアで使ったら良かったのかな。むしろパウダーファンデーションの後で使ったほうがはっきり色味が出たかも・・・。
使用量を増やせば良いのかもしれないけど、色が色だけに下手するとおてもやんすれすれになっちゃう。コツがいるアイテムであります。
こちらも今流行りのリップ兼用ものですが、唇には止めたほうがいいかな。物凄くマットにつく上に乾燥しやすい。冬場なんかすぐパサパサになります。
やはりこちらは、もともとチークの必然性を持たない若い世代の方で、ちょっと背伸びして大人っぽく仕上げたい、なんて時に重宝する1品と言えそうです。
この手合いのチークでは、個人的には草分けであるヴィセがナンバーワン、かな・・・。
ただ、この色・・・魅力だ。
- 使用した商品
- 現品
- 購入品
2016/3/15 04:14:08
考えてみれば、かなりなんてもんじゃなくユニークなシリーズです。
昨今の常道化したヌード・メークばやりが生んだ産物・・・と言えなくもないけど(笑)。
全てがベージュのニュアンス。それで8パターンもよく作れるわ。いやほめ言葉ですから、これ。しかも5色展開。
最もベースになる色は非常に軟らかい質感のパウダーで、指かチップで伸ばして・・・とあります。最近プロのメーク・アーチストさんがこぞって指を使うんだけれども、私は実のところかなり抵抗がありました。というのも、指には汗や油分がつきやすく、どんなにティッシュペーパーで拭ってもその指で直接パウダーをなでると、次第次第に表面が固まってテラテラ光ってくる。よくテスターを試そうとしてなでても色がつかず、嫌な思いをしたことありません?あれです。
で、初めはチッブを使ってみた。ところがね・・・上手く伸びてくれない、ていうか広がってくれない。つまり最初から指ありきでテクスチャーを決めたかな、って想像出来ます。
次はおっかなびっくり指使い。やっぱりこの方が広範囲に伸ばしやすい。郷に入りては・・・じゃないけど、ひとつお勉強。
私は新色の08を使いましたが、不思議なのは一旦グレーがかったベージュを全体に塗ったあと、純白のベースをその上からアイホールへ、次いでラメの効いたコッパーを二重のラインに重ねるやり方。08以外にもそういう色順のパターンがあって、面白いけどこれで掘り深く見えるん?とちょっと疑問が・・・。
あとね〜・・・やっぱり個人的には色選び間違ったかも。
私事ですが、先日長らくほったらかしだったヘアスタイルをいじりまして。伸び放題だった髪を20センチくらいズバっと切って、30うん年ぶりにショートカットにしたところ、目のフレームラインがやたら目立つことに気がついた。目立つということは、そこをちゃんとしないと顔がぼやけたり、やつれたりするという事なんですな。
もともと目が大きくてちょっと飛び出し気味(?!)のワタクシ。08のコッパーはブルベの私には補色関係にあるせいか、やたら疲れて見える。う〜ん、しまった。
これだから衝動的に色決めるなよって、何度言ったか(・・・どなたさま?)。
このシリーズは色によってグラデーションのつけ方が変わりますので、よく確かめてからの購入をお勧めいたします。自己反省も込めまして(笑)。
- 使用した商品
- 現品
- 購入品
2016/3/14 04:02:12
以前投稿したクチコミを書き直して出しております(ご了承を)。
2016年冬のキャンペーン「Winter Doll」の限定色が画期的でしたので、評価を上げさせて頂きました(☆4→☆6)。
今回はまさに冬の風景を切り取った彩り。ネイビーを基調にしたBL-10を入手しました。
同発のBR-9が室内の色調にインスパイアされたものならば、こちらは明らかに屋外の光景をそのままパレットに詰め込んだような、季節感満載の色合いであります。
立ち枯れた並木の樹皮、その向こうに除き見えるグレー味を帯びた青空、氷雪のホワイト。ダイアモンド・ダストを思わせるフェイスパウダーを併用することで、真冬の色を顔にスケッチしたような、何とも言えない柔らかなメークが出来上がります。私は更に、同時発売のネイビーブルー系マスカラと、冬の日差しを連想させるリップカラーも使ってみました。これホントにシリーズで使うの、お薦めです。
加えて、以前のバージョンでは発色の弱さや、粉質のパサパサ感が気になっていたのですが、今回の新色は色の乗りやしっとり感が抜群で、特にパレットの一番下、輝きを添えるホワイトのハイライターが粉飛びせず、瞼のきわにもスッと入れることが出来ました。
こちらが発売された頃は、ソワレの季節ということでちょっと地味かな・・・と思いましたが、本格的に北風が強まり、真冬の様相を見せてきた今まさに、この色が溶け込む光景になりました。晩秋でもない早春でもない、今だからこそのネイビー。まだお手にする機会のある方は、お試しあれ。
- 使用した商品
- 現品
- 購入品
2016/3/14 03:35:00
つまり戦犯・・・じゃなかった、火付け役は花王だと思うんだけど(・・・毎度毎度飽きないかね、その謎かけオープニング)、最近「この路線、脈あるわ」とやたら50代向け化粧品が乱立しとりましょう?
始めのうちは嬉しかったのよ。そりゃ。
やっとこの年代に光が差したわ〜〜!とね。しかし蓋を開けてみると、どうも長く使えるものが無い。アイカラーはくすんだ瞼を明るく見せます!のオンパレード。間違いじゃないけど、どのブランドも通り一遍のワンパターン。しかも明るい色ばかりの所へ驚異のラメどっかん。
これでくすみは飛んだでしょ?と言われましても、おのれの瞼に陰影のかけらもなし。そりゃあブラウン系は疲れて見えると書きましたとも。だからと言ってここまでキラキラどっかんのラメ瞼を作ってもねぇ・・・さじ加減と言いますか、表情がぼやけてしまう現状を少しどうにかできんのかな。
そう思って購入したのがこちらの4色セットでした(お帰りぃ〜)。
04のオレンジ・ブラウンです。
実に久しぶり、何十年ぶりかでレブロンのアイカラーを手に取りました。
ご存知の通り、このブランドはマックスファクターと並び、日本における外資系のさきがけ。フランスのメーカーがまだ舶来品と称され高根の花だった頃、早々と日本に工場を置き、70年代には早くも数十色展開のモノ・シャドウを発売し、アラフィフの方には懐かしいサーファーメイクの火付け役にもなりました。当時からカラーものには強かった。15年くらい前まではデパート・ブランドだったんですよ。
そんな長いお付き合いの中で、やっぱりこのブランドは粉ものに強い。
こちらの4色カラーもパウダータイプなのを忘れるくらい、しっとりと色が乗るのに驚きます。柔らかなフロストをまといますがきつくなく、ギラギラ感はゼロ。このしっとりさ故にぼかしにくい弱点はありますが、そこを差っ引いても及第点なのではないでしょうか。
個人的には、この色を選ぶべきじゃなかったけど・・・(秋っぽいトーンじゃありません?)。
ただ色調そのものは、私の年代が使っても疲れて見えることはなかった。やれやれ。
昨年あたりから、やたらめったらブラウンの多色パレットが各社から出ていますね。
いきなりどーしたの?!って思いましたけど(きっかけは多分リンメルかな?)、その流れは今年になっても止まらず。うーん、あまり歓迎出来ない流れではあるけど、だったらいっそ、ブラウンをどう使いこなせば50代でも通用するのかを研究しつくしてやれ!と思っています。
- 使用した商品
- 現品
- 購入品