Chapapaさんのリンメル / ラスティング フィニッシュ マシュマロエアリー リップスティックへのクチコミ |
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ラスティング フィニッシュ マシュマロエアリー リップスティック
[口紅]
容量・税込価格:3.4g・1,540円発売日:2023/1/6
2024/1/11 23:17:22
003リンメルレッド使用です。
冬場は何となく暖かい色味が欲しくなりますが、年末年始にかかってしまうとどうしてもソワレ仕様になり、12月はフューシャ、お正月は朱のレッド…みたいな慣習になってしまって。
実のところ、真紅の口紅があまり似合ってないことに気づき始めていて、もうちょっとこなれた感じの落ち着いた色で、普段使いが出来て肌色をきれいに見せる赤がないものか…と探していました。
まあさ、赤といえばシャネルだよ。既に廃番になった商品の中には大好きな色もありました。
70年代、カネボウの「GINZA RED」に始まったブームは80年代に入ると海外ブランドが攻勢をかけ、シャネルでは大ヒットした20や22、そして私も愛用した伝説のチャイナレッド、70など、選ぶのに苦労したラインナップが席巻。90年代には資生堂のライブリップが登場し、敷居の高かった赤口紅が市民権を得たわけです。その後はヌードメークに押されて下火になりますが、プチプラコスメの登場で赤リップはグッと手に取りやすくなりました。
とはいうものの、やっぱり赤選びは難しいのよ。顔色を左右するし、合わない赤を買っちゃった時の失望感ってね……。だからプチプラはありがたい!
フォーマルに転ばず、かと言ってカジュアルにも傾き過ぎない赤を探して探して、テスターを片っ端から試しまくった挙句、おおっとなったのがこちら。「リンメルレッド」?ブランドの名を冠した色とは…自信の現れなんでしょうか。
使ってみると、まず驚いたのはテクスチャーの軽さ。これまでのリンメルってタイプによっては唇への乗り方がベッタリというかねっちゃりというか、カップの淵が半端なく汚れますし、うす付きのティント以外はちょっと使いづらいなあ…という印象が否めませんでした。
でもこれ、しっとりはするけどベッタリは無い。時間を置くにつれ落ちにくくなるような感触で、発色の良さとうまくバランスが取れています。
色味はニュアンスが複雑で、ローズがあればブラウンもあり、使う人の肌色やファッションによっても印象が変わりそう。さすがはロンドン生まれ。アバンギャルドとポップ・カルチャー発祥の地だけのことはある。派手になりすぎず、それでいて深みのある赤。
肩ひじ張らなくても普段使い出来る、年代を問わない貴重な赤に出会いました。
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