





















2023/10/29 00:51:50
ヴィセとの付き合いは結構長いです。
初めはアヴァンのシングルカラーだったと思いますが、発色や質感が好きで今でも使っています。リシェのパレットも常連だったのですが、代替わりのサイクルがやや早かったのと、こちらはちょっと若い人向けかなあ……と感じることが多くなって、しばらくご無沙汰でした。
ただここへ来て。ヴィセとかエクセルとか、プチプラのキャリアが長いブランドの良さを見直す機会が多くなってきました。第一には奇をてらいすぎていないところ。それでいて色彩設計はオーソドックスに傾きすぎない。むしろ「そう来たか」とうならせるものがあって、使ってみたくなる要素が多々ある。
この二色パレットも然り。これ発売からどの位たちます?移り変わりの激しいプチプラ業界にあって、発売から四年たっても健在であるということ自体が凄いこと。
BL-4使用です。かなり深めのネイビーなのですが、水彩絵の具のようにどこまでも淡くぼかしていけます。透明感があって、きちんと色も主張する。お隣のゴールドラメは一見派手なんだけど、ブルーのぼかしに重ねていくと本当に面白いグラデーションを作ります。
この製品が継続するのわかるわ。季節がら、秋冬向けのブルーが欲しいなあ…と思っているところにはまりましたね。(私はあらかじめ、アヴァンのシングルカラー001をベースに塗ってます)
やわらかめの質感とブレンディングのしやすさ、あらゆる色調が揃うラインナップ。
お薦めです。
2023/10/28 00:55:31
東京オトギバナシ以来、限定ものを中心に使わせていただいていたKATEのアイカラーですが、ここへ来てやや意図の見えない製品が散発するようになりました。これもその一つ。秋冬限定のパレット。EX-2使用です。
なんてことない色設計ながら、ありえないことにパッケージのデザインがひと目で気に入り、ほぼ即買いしておりました。トーゼンのことながら大後悔しましたわね。使ってびっくり。
色がつきません。
ブラシで掃いても移らず、じゃあチップならどうかとこすってみれば、色は乗りますが今度は肌につけてもほとんどくっつかない。処方にゴムでも使ってるの?こんな使いづらいテクスチャーは初めてでした。
おまけに色調。ミルキーニュアンスなる乳白色をブレンドしたような淡い色味で陰影は期待出来ず。他のアイカラーを薄めるのに使うブレンダーとしての役割以外、使いどころのないパレットだと思います。無理に色を出そうと厚塗りすると、二重のラインに沿って溜まってしまう。仕上がりもはっきり言ってきれいじゃない。
同時発売の六色パレットの方がまだテクスチャーが柔らかい。色調はともかく、色そのものは乗ります。
これで「絵を描くように」「自由自在に」使えと言われても、土台無理な話でしょ。
No More Rulesを信条とするなら、それに見合う色彩設計とテクスチャーでお願いしたい。
プチプラコスメでも長く支持されるものは、やっぱり違うもんです。
原点に帰るか……。
いち髪 THE PREMIUM エクストラダメージケアシャンプー/トリートメント(シャイニーモイスト)
容量・税込価格:10ml+10g / 340g / 340ml / 480g / 480ml (オープン価格)発売日:2021/3/19
2023/9/17 00:06:57
前任シャンプーの成分(おそらくは界面活性剤)が遠因で起こった皮膚炎と神経の痛みに耐えかねて、何とかしたいと探し出したのがこちら。何しろ低刺激の成分、頭皮に優しいものが今すぐ欲しい!目を皿のようにしてあれだこれだと見比べた挙句、目に留まったのが以前から何かとお世話になってるクラシエの製品でした。
考えてみればそうなんです。
私個人は、自分に合わない成分をある程度把握出来ているつもりなのですが、合うものだけで作られているブランドってなかなかない。クラシエは数少ないそうしたブランドのひとつです。
シャンプーの成分も、時代とともに認識が変わることがあります。
今まではサルフェート(硫酸系界面活性剤)がだめで、アミノ酸系が優しい。ところが良しとされたアミノ酸系でもスルホン酸は洗浄力が強く、ココアンホ酢酸Naはリンスイン・シャンプーに多用される一方、地肌に残留しやすく毛穴が詰まりやすいなど、次第に特徴が詳しく報じられるようになりました。だから迷う。そんな時頼れるのはやはり、トラブルなく使えてきたメーカーさんなのであります。
いち髪でもこちらのプレミアムは、従来のシリーズでは常連のアミノ酸系界面活性剤(ラウロイルサルコシンTEA)すら処方から外した、かなりマイルドな洗い心地。そのくせ泡立ちはもこもこで、クッション性も文句なし。びっくりしたのは、地肌を触ると汚れを落とし切った時の、きゅきゅっとした感触があるのに、髪自体はしっとりしていること。どんな処方したらこういう仕上がりになるのかはわかりません。不思議なんですけど、これがシャンプーとしての理想なのでは?なんて思ってしまった。
コンディショナーも緩めの乳液状でなじみがよく、補修効果がどうのとか、まるで気にも留めず選んだにも関わらず、仕上がりのプルンとした感触とか湿気にも広がらない毛先のまとまり感とか、後になって気づく良さが多くてうれしくなりました。
香りもたおやかでほんのりした八重桜の香り。以前使ったシリーズは同じ桜でも山桜とかで人工的な感じがしたのですが、こちらは本当に自然。香りもワンランク上ってことでしょうかね。
頭皮のトラブルも数日でおさまり、感謝しかありません。
良い製品に出会いました。
2023/9/14 23:17:20
厳密に言えば、私が購入したのは限定の「アクア・サボン」とコラボレーションしたブルーのボトルで、中身はおそらくこちらのモイストだと思います。
このシリーズは色別に4種類の展開で、髪への効果も異なります。何より特徴的なのは成分で、通常アミノ酸系のシャンプーですとタイプが違っても配合成分に大きな差はみられないのですが、ウルリスに関しては別シリーズか?と思うほど中身が違う。
これほどものが違うと専門家も考えるようで、ネット記事では「美容師がお勧めできるシャンプー」のランキングにイエローのリペアタイプが入っている一方で、「お勧め出来ないシャンプー」にピンクのコントロールタイプがランクインしていました。特筆すべきは界面活性剤の種類と配合比率で、そこが私にはネックになりました。
全品に配合されているのが「オレフィン(C12-14)スルホン酸」で、これを界面活性剤のトップに持ってくるもの(ピンク、ブルー)と、ベタイン系成分などを主体にスルホン酸を補助的に配合したもの(イエロー)、その中間(紫)に分かれます。
オレフィン(C12-14)スルホン酸は以前にも書きましたが、元々は工業用洗剤で、今でも台所用洗剤に配合されている代表的な界面活性剤です。分類上はアミノ酸系なんですが、洗浄力の高さから、最近ではサルフェート(硫酸系)と同格と見なされ、アミノ酸系とは別に抜き出して表示する成分表もあります。
前々から厳しめのクチコミ書いてて何で使ったの!……いや、ごもっともです。夏場だったこともあり、アミノ酸系成分も入っているから大丈夫かな?などどいう動機で使った罰がちゃんと当たることになっとりまして。
初めは頭皮の痒みから始まりました。因果関係はわかりません。時おり頭皮の片側に火傷のようなひりつきを感じるあたりから、三叉神経の痛みを併発するようになりました。
以来3週間。鎮痛剤を飲みながらやり過ごそうとしましたがダメ。試せることは全部試して、可能性をひとつずつつぶしていって、最後にたどり着いたのが「もしかしてシャンプーか?」という疑問でした。ちょうど使い切る時期だったので、低刺激の製品を探して切り替えたところ、そこから4〜5日で痛みが引いていきました。
重ねて言いますが、因果関係はわかりません。
肝心の保湿効果ですが、使い始めはきしみ、続けるにつれてしっとり感は出ました。ただそれは、砂糖水に浸したような感じのペトっとしたうるおいで毛先のまとまり感はありませんでした。
加えて香り。コラボものだったせいか、泡立てるときのむっとする香りに閉口しました。
本品はそうではないんでしょうけど。
まあ今回は、いい勉強させてもらいました。……ってことで。
2023/9/14 00:34:57
ありがとうございます!第二弾!
やはりアーティスト・ブランドです。出して欲しいなあと思う製品をちゃんと作ってくださる。
とは言え、アーティストさんのブランドというと、どうしてもデパートコスメに偏っている印象で高価なイメージなのですが、バラエティーショップだって負けてないぞ!を象徴するようなブランド。こちらはクレンジングウォーター以来、ひさしぶりに手に取ったアイライナーです。
グリッターと称しているので、もっとギラギラするのかと思いきや、ほとんどラメ感を感じないテクスチャーです。サファイアグリッター使用。深いオーシャンブルーで色味もはっきりわかる鮮やかさ。夏だけでなく、ブルー系の服装やアイカラーを愛用する方、はっきりしたブルーラインを生かしたい方におすすめです。筆先も腰があり、細くも太くも描き分けられます。
ただ一つ、難点をあげるとすれば「液が固まりやすい」。ラメ入りの影響かもしれませんが、暫く使うと筆先がかすれてきます。解決策としては使い終わる都度筆をティッシュペーパーの上でならすか、軽く振ってから使うといいかもしれません。
本音を言えば、ペンシルタイプでこれ作ってほしいんだけど、贅沢ですかね ……。
兎にも角にも、待望のカラーライナー!来年用に2本買いしました。
通年で作ってください(切望)。
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