Chapapaさんのヴィセ / ヴィセ ニュアンス マット クリエイターへのクチコミ |
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2023/12/18 23:48:00
ここのラインナップにはありませんが、今季限定のPU-7使用です。
ブラウンやベージュ、グレーが主体のラインですが、珍しくパープルやグリーンを配置した新色が出たので使ってみました。
今シーズン、なかなか自分の感覚に合う製品に巡り合えなくて、前回KATEの限定もので失敗しているだけに「似たような色味を買ってしまった」と一瞬後悔しました。ただこちらはKATEと違って質感が柔らかく、ブラシにたっぷりと取れる上発色もそこそこありました。
本当はもう少し、濃い目の発色が欲しいんですよ。トレンドなのか、今シーズンはとにかく肌に溶け込むような淡い色調ばかり見かけるのですが、肌のきれいな年代ならまだしも、そんなのはるか昔だー!というベテランにはいささかキツイのであります。
それでもさすがViseeだと思うのは、4色のコーディネートが絶妙な点。
左上のベージュはこのライン独特のクリアベース。4色とも完全なマットなので重ねが綺麗に出ますが、そのベースとして。右上のココア色はテラコッタを含むので、普通ならば時間の経過とともに赤みが強まるのですが、先のベースに重ねるとあまり変化を感じません。発色が柔らかいので、太めのブラシでアイホールのくぼみに掃くとコントゥアリングの効果が出ます。
左下の青みパープルは、この色こそ濃い目に発色して欲しいアクセントカラーなのですが、どのブランドも例外なくこの手の色は淡い。それでも、右下の濃いレンガ色をアイラインとして使うと、補色効果なのか途端にパープルがはっきり現れます。面白い効果ですね。そのあたりも計算の上で配色したのだとすれば見事だな、と思います。
年齢を重ねた肌にはマットカラーはきついと言われますが、最近は細かいパール・フロストの方が皮溝に入り込んで小じわを目立たせるという指摘もあります。かと言ってぎらつくラメは凹凸感をなくしますし、私は基本マットをベースにして、ポイントにラメを少量使うというやり方が合うように思います。
このパレットは境目が無いので色を混ぜることも簡単ですが、私は表面が混色するのが嫌なのでやりません。この淡い色合いで混ぜたところでなんぼのもんかなーとも思いますし。
ただ全色マットのパレットってなかなか無いので、またワクワクするような色設計を見せていただけたら嬉しいです。
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