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[ジェル・クリームアイシャドウ・口紅・ジェル・クリームチーク]
容量・税込価格:6g・1,980円 (編集部調べ)発売日:2017/2/16 (2020/2/16追加発売)
2018/2/18 22:12:21
怒られるかもしれませんけど(なら言うな)、ここのブランドってどことなくNARSを意識してません?
私は勝手に、プチプラ・ブランドのトレンドセッターと呼んでいますが、色だけでなく機能という点でも出してくる製品の傾向が同じなんですね。
こちらもそのひとつ。目もと、頬紅、口紅として使えるスティックです。
その昔は口紅の成分に詳しくない人が、ついでだからと頬紅として兼用する間違った使い方も見られましたが(つけたところがシミになります)、今やマルチに使える処方が登場する時代になりました。
形を見ると口紅そのもの。
色設計はナチュラル・メークに使えるベージュやピンクが主体でしたが、今シーズンははっきりした色味も増えましたね。私はむしろ、こういったアイテムの特徴は濃い色味のほうが生きると思うので、006のレッド、008のフューシャを使っています。色調はマット。ゴールドラメはない方がいい。コントラストがつきにくいし、乾きますしね。
アイカラーとしては直接スティックからのせても。頬紅には一旦指に取ってから、力を入れずにほわっとぼかす。透明感が出て綺麗ですよ。
ただこの製品、私は口紅としては使いません。お揃いにすれば綺麗なのでしょうが、主に衛生上の理由で使えないな、と思います。唾液に触れる機会の多い唇に使ったものを、瞼のきわに塗るのはちょっと、ね。紅筆を使うアーティストさんもいますが、それでも充分ではないですから。
でも面白い。使えるユニークなアイテムです。
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2017/7/18 05:03:52
これでもかっ!というほど単色アイカラーが大挙出現したここ一年。
もともとデザイナーズ・ブランドの専売特許だったものが、今やプチプラに至るまで百花繚乱。しかもパレットにはない個性的な色味もあって、ちょいと期待度高めであります。
さてネットで偶然知ったのがこちらのブランド。
エレガンスそのものは勿論周知で、しかしアルビオン系列ということもあってなかなか取り扱い店舗が近所に無く、遠い存在でありましたが。
コンセプトがいいですね。旅心をくすぐられますし、オンオフの使い分けが当たり前のなかで、「OFFのための」独立したブランドというのが気に入った。
3月に限定発売されたアイカラー4色(品番がXで始まるもの)を使ってみました。
これ、ナチュラル、イリデッセント、ビビッドの三系統に分かれていて全く傾向が違う。どころか、同じカテゴリーでも色味によって質感が全て違うんですね。
例えばX05のアイボリーはナチュラルでも粘度が高く、ブラシ使いには向かない。なおかつチップでも気をつけないと押されて片側に寄っちゃう。同じナチュラルなのにX02のサーモンピンクはこの中で最も柔らかく、ブラシでいかようにも広げることが出来ます。シルバーフロストがきいていて単色で塗るとかなり派手。
一方X04は粘度とほぐれのバランスが良く、チップ使いが最適です。はっきりしたゴールドラメなのに粉飛びがほとんど無く使いやすい。
そして色的には一番のお気に入り、X03のビビッドは深みのあるオーシャンブルー。こちらは硬度が高く、ライン用であることは明らか。細筆で重ねていくと綺麗です。
つまりは用途がはっきり分かるようになっている。言い換えればそれ以外では使いずらい。
たとえばX03を広範囲に伸ばしたくてもテクニックが必要。私は何とかアイホールに伸ばしたいと、ヴィセアヴァンの白を下地に上からブラシ使いしましたが、少し手間がかかる。色も何か、ぼかすと印象が変わるような・・・。
このブランドには明快な方針があるらしい。ウェブサイトにもパンフレットにも、どの色をどこに置きなさいとか、あーせいこーせいという文言がいっさい見当たらない。自由度が高くて嬉しい半面、なんの指標も無いのはちょっとなぁ・・・と思っていたら、ここをお気に入りの某メークアーティストがヒントをくれました。X02とX05、X04とX03の組み合わせがいいよと。なるほど。この方がしっくりくるか。
ただ一つ。この製品を使った後、何か他の女性が傍にいるような錯覚に襲われた。
何だと思います? そう、香り。
メイク用品が無香料の方向へ向かいだして久しいのに、このクルーズはビックリするほど香りで主張する。バカンス用だから?にしても、手持ちのフレグランスとぶつかります。嫌な匂いじゃないけどね。
御一考を。
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2017/3/16 23:20:25
前々から思ってたんだけど(いきなり何さ)。
ヴィセって、アーティスト・ブランド(NARSとかMACとか)の影響受けてません?
確かに製品の傾向が被ることもあるし、色調は全然違うんだけど、AVANTというブランドを立ち上げて単色アイカラーをバン!と出したあたり、おお〜挑戦しとるなーと。プチプラだってこれだけ出来るんじゃい!という心意気を感じます。
アーティスト系は単色多いけど、何しろ高いよね。ほんと真面目な話、開封して一年かそこらしかもたないモノに数千円を費やす気にはならんわけで。まして色選びに失敗した日には、目も当てられません。
折しも、行きつけのスーパー内で待望のAVANTが手に入るようになり、もともと必要な色もあったので4色ほど購入しました。
001 BEGINNING オールラウンダーなマットの白。他の色と組み合わせてトーンの調整に活躍しそう。ひとつあると便利なのに、なかなか見当たらない貴重色。
004 MY DEAR 桜ピンク。色は主張せず、ニュアンスのみ。ゴールドラメが繊細。
010 FROST MIRAGE こちらもほとんど主張のないニュアンス・カラーのパープル。強い色と組み合わせるか、補色関係の色と並べないと色味を感じません。この手合いが多いように思いますね。もう少しアクセントカラーを増やしてほしい。
011 LAST PARADISE 青味ブルー。コーセー得意の色ですがこちらは完全マット。影色に徹すれば深みが出せます。個人的には好きな色です。
指やチップよりは、ブラシで乗せた方が色の曖昧さを生かせます。このあたりの色設計はやはり、大人向けというところでしょうか。全ての色については分かりませんが、発色が抑え目なのは確か。
色を感じさせない色使い。こなせる人のための、言ってみれば上級者向けなのかなぁ、とも思います。
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[マスカラ]
容量・税込価格:7g・1,540円 (編集部調べ)発売日:2015/8/21
2016/12/7 23:26:08
評価が分かれてますね。
私にとっては久々のヒットです。
VISEEの冬モデル。限定のネイビーブルーを使ってみました。
VISEEのマスカラは初体験。これまでなかなかこれ、というボリューム・タイプに出会えなかったのですが、思った以上に睫毛への絡みが良く、滑らかな付け心地で狙った通りのボリューム感が出せました。睫毛は長さこそあるものの、年齢が重なるにつれ本数も少なくなりますし、このくらいバンッ!と厚みが出ると目線に若々しさが戻って来るというか、表情がぼんやりする事もなくなりますね。
夏ではなく、冬のネイビーというのも斬新だしお洒落です。
雪景色にインスパイアされたブルーは、人工照明に透かすとさり気なく映えて上品な色合い。
このマスカラはぜひ、Winter Dollのコレクションと一緒に使ってみていただきたい。
今シーズンの傾向として、アイカラーのラメ感がどんどん緩和され、よりナチュラルな発色に向かっています。個人的にはとてもいい傾向なんだけど、するとアイカラーなどはともすれば大人しい印象になってしまう。すごく計算されていると思うのは、そこへこのマスカラを使うことで、ちゃんと主張する目もとになれるんです。これ大事。
敢えて冬の目もとをネイビーで彩るのも、きっと楽しいですよ。
落とすときはゆっくりと。引っ張りすぎると抜けちゃいますから。
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[口紅]
税込価格:- (生産終了)発売日:2015/2/16
2016/12/6 23:13:24
思えば、VISEEの口紅を買ったの初めてだ。
あ、厳密に言えば口紅兼チークは買ってる。それ以来か・・・。
Winter Doll いい響きではございませんか。
冬限定の新色ということで、ネイビー系アイカラーのパターンを一揃いと、同じく限定のイリデッセント・パウダーを購入しました。
VISEEの限定は外すと後悔する・・・己の教訓がございまして。
ソワレの季節というと、フューシャにヴァイオレットが定番のワタクシでありますが、冬の風景を切り取ったような、デリケートな色調に一目惚れ。ともすれば彩度の高い赤リップでグレーがかった季節感に彩りを添えようとか、そっちの方向に行きがちなんですが、枯れた街路樹のグレイッシュ・ブラウンや雪雲の向こうに垣間見える空のブルーと相まって、この何とも言えないこっくりしたブラウン・ベージュの大正解なこと。VISEEのアートディレクターさんは時々奇跡の感性を披露する。
こちらは「コンシーラー効果」を謳っていて、確かに我々世代の悩みの種である唇のくすみ、黒ずみをカバーしてくれます。その分、透明感はないけどね。
色味はつけた一瞬、「地味っ!」と思いますが、2〜3分もすると唇の赤みと融合したような、オレンジがかったベージュに変化します。
付け心地はなめらかで、プチプラにあるまじき(?)VISEEのクオリティーの高さを裏付けます。もちはそこそこですが、乾燥しにくいので冬場はありがたい。
冬にふさわしい、冬にこそ映えるコレクション。
年齢を問わず、楽しめる色たちです。
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