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新真昼さん
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セルジュ・ルタンス / ロー ダルモアーズ

セルジュ・ルタンス

ロー ダルモアーズ

[洗顔フォーム香水・フレグランス(その他)]

税込価格:-発売日:-

4購入品

2021/4/16 13:09:43

「ローダルモアーズ」、その名もヨモギ水。セロファンの夜がオスマンサスの香りだったりするポエム上等のルタンスにしてはド直球ネーミングのこのフレグランスは、2019年発売のコレクションポリテスからの一品。


まず感じられるのはスーッとした、ミントやユーカリのような清涼感。軽い香りのシリーズなので、エタノール濃度が高いせいもあるかもしれない。続いてやってくるのは、青青としたグリーン。きっと名前の通りヨモギだ。小さいころによく母と一緒に摘んでヨモギ団子にしていたアレ。気取った都会的なグリーンでもワイルドで勇ましい青さでもない。河原の雑草の素朴さだ。

ヨモギの香りを表層にとどめながら、じんわりとカレー粉のようなスパイシーさとほの甘いアンバーが拡がってくる。この香辛料のような香りの正体はイモーテル。私はイモーテルをディオールのオーノワールで初体験したが、その時はあまりの衝撃に「人類には早すぎる香りだ」と感じた(要は好みじゃなかった、カレーの香り付けたい人いるの?って感じだった)。

付けたての清涼感がおさまった後は、ヨモギの素朴なグリーンにスパイシーなイモーテル、若干のアンバーがミックスされた香りが細く続く。持続は三時間くらい。どちらかというとアロマティックでリラックス調の香りのため、これを付けて「さあ出掛けよう!」という気分よりも、「今日はもう休むか」という気持ちの方が強くなる。


子どもの頃、母が作ってくれたヨモギ団子はわりと好きだった。ヨモギ摘みについて行ったりもした。今思うと、摘んでいた草は本当にヨモギだったんだろうか?ちょくちょく形の違う葉っぱが混じっていたような。
ま、いいか。


ノート:ヨモギ、ベルガモット、イモーテル
調香師は、クリストファー・シェルドレイク。
(basenotesより)

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トム フォード ビューティ / ラベンダー エクストリーム オード パルファム スプレィ

トム フォード ビューティ

ラベンダー エクストリーム オード パルファム スプレィ

[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)]

税込価格:50ml・42,900円 (生産終了)発売日:2019/7/19

5購入品

2021/4/9 08:52:34

ギンギンギラギラメタリックなボトルに入った香水に、「エクストリーム」なんて名前が付いていたら気になってしょうがない。


トップに感じるのは、タイトルの通りのラベンダー。なにしろエクストリームだし。ハーバルでシャープ、硬くて金属のような質感のあるタイプで、まさにボトルの見た目の通りの香り。ラベンダーというとアロマテラピーの鉄板精油、ファインフレグランスならフゼア系のお約束香料なので、このままアロマティックで癒し系のハーバルグリーン、もしくはメンズフゼア的な香りに展開していくかと思いきや…

トップのメタリックラベンダーに続くのはガツンとした甘さ。ハーバルとは対照的な、トンカビーンの白く乾いた甘さだ。付けて一時間もすると出力はMAX。非常に甘くて拡散し、服を突き抜けて香る。かなりパワフル。ムエットや付けた箇所をよく嗅ぐだけではほぼ甘いトンカ一辺倒の香りだが、意識していないときになんとなくシナモンの甘辛さ、ゼラニウムのグリーン調のローズ、ラベンダーのアロマの余韻がふと甘さに混じってくる。このミドルの香りがだいたい三時間ほど。

ドライダウンになると、クマリンの甘さにバターや生クリームを思わせるような油脂っぽいコクと、軽いウッディなアコードがプラスされる。白い甘さが、ほんのりクリーム色になったイメージ。ラストノートの香りが非常に長く続いて中々消えない。ほぼ丸一日香っている。さすがエクストリームだ。

硬いキレのあるラベンダーが引っ込んだ後は、ほぼ甘いトンカビーンの甘さが支配的。フゼアやアロマを期待していると中々びっくり、ラベンダーが仕込まれたトンカビーンのバットで鼻を殴られたくらいの衝撃。ラベンダーがエクストリームというより、トンカがエクストリームしているが。


昨年値上がりして50mL37000円+税と、トムフォードのPBシリーズではロストチェリーやビターピーチと並んで高価格。ひょっとしたら、ラベンダーやエクストリームになにか意味深な示唆でもあるのではないか…と調べてみたが特になにも見つけられなかった。

ほっとしたような、残念なような。


トップ:ヴァイオレット、レモン
ミドル:ラベンダー、シナモン、ゼラニウム、ローズ
ベース:トンカビーン、クマリン
調香師は、オリヴィエ・ギロティン。
(fragranticaより)

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ゲラン / オーデフルール セドラ オーデトワレ

ゲランゲランからのお知らせがあります

オーデフルール セドラ オーデトワレ

[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)]

容量・税込価格:100ml・14,850円発売日:-

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5購入品

2021/4/2 13:10:10

香水の評価をする上で重要なファクターのひとつは香りの持ち。どれだけいい香りでも、すぐに消えたり褪せたりするととてもコスパが悪く感じてしまう。個人的には、EDTなら三時間、EDPなら四、五時間は持ってほしい。EDCなら三十分?一時間。そういう基準で考えるなら、ゲランのオーデフルールセドラは評価が難しいフレグランスだ。


古典的シトラスコロンであるオーデフルールセドラの発売は1920年。ゲラン三代目調香師であるのジャック・ゲランの作品。百周年であった昨年、とても豪華な記念ボトルも発売された。


プッシュすると、爽快なシトラスミックス!眩しいばかりに輝く鮮烈な柑橘類の香りだ。このEDCの一番いいところは、この付けた瞬間。弾けんばかりの爽やかなシトラスの香りが一番際立っているとき。柑橘を皮ごとギュッと目の前で絞った香りだ。本当にレモンそのまんま。レモンより段違いに高いけど。

付けて2、3分もするとかなり香りが減衰してくるのがわかる。体感で付けたてから50%ほど。そして、目まぐるしい勢いでどんどん弱くなる。そのまますっきりさっぱり、残香もなく消え去る。持ちは肌に付けると5分(!)、ムエットでも10分持つか持たないか。シトラス系香料ばかりで作るとこうも持続が短いのか。EDCとは言え、こうも短命だと(5分持つだけ某ヒーローよりマシか)少々悲しい気がするが、このフレッシュさは短命さと引き換えにあるのだろう。後残りしない分、他のフレグランスを使っていても気兼ねなく使える。暑い日に服の上から満遍なくスプレーするのもいい。個人的には、起床時等リフレッシュしたいときや、他の甘い香りに重ねて使うのが好きだ。


ノート:ベルガモット、レモン、シトロン
調香師は、ジャック・ゲラン。
(フレグランティカより)

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ザ・ディファレント・カンパニー / スブリームバルキスオードパルファン

ザ・ディファレント・カンパニー

スブリームバルキスオードパルファン

[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)香水・フレグランス(メンズ)]

容量・税込価格:90ml・20,900円発売日:-

4購入品

2021/3/19 13:12:22

トップはびりびりと鼻をくすぐるようなパンチのある緑の香りだ。タンポポやペンペン草を乱暴にぶちぶちとむしりとるとこんな香りがしそう。そこにワンテンポ遅れて加わるのはベルガモットの酸味と瓜のような甘さのあるヴァイオレットリーフ。グリーンのクセのせいか、きちんと手入れされた花壇の植物ではなく道端に生えている雑草のようなイメージの香り。

10分もすると奥から香るパチュリを背景にして、フローラル感がぐっと増してくる。蜜っぽいライラック、みずみずしいナチュラル感を足すブラックカラント、グリーンの効いたローズとミュゲの香り。組み合わせから想像するとかなり女性寄りの香りに思えるが、けっこうしっかりとローズやミュゲのグリーンが効いていることと、熟していないベリー類のような粗い酸味があるため、ここのフローラルは思ったよりフェミニンではない。ここの香りが二時間ほど続く。

ドライダウンになるとフローラルは僅かな残香だけになり(これがヒースなのだろうか?)背景にあったパチュリとカカオのウッディ感が優勢になってくる。さながらビターチョコだ(でも食えなさそう)。香り全体の持ちは五時間ほど。


いわゆるオークモスのない現代的なシプレだが、ワイルドな印象の青さや酸味が目立つためレディース向けというより、メンズ寄りに転がる。悪い香りではないが、スブリームバルキス(崇高なバルキス)という荘厳なネーミングからは少々イメージがズレているように思える。どちらかと言うと落ちついた香りのため、もう少し素朴な名前でもよかったのでは。


トップ:バイオレットリーフ、ベルガモット
ミドル:ブラックカラント、ライラック、スズラン、ブルガリアンローズ
ベース:ヒース、パチュリ、カカオ
調香師は、セリーヌ・エレナ。
(fragranticaより)

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ELLA K / サガノの詩

ELLA K

サガノの詩

[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)香水・フレグランス(メンズ)香水・フレグランス(その他)]

税込価格:-発売日:-

5購入品

2021/3/12 13:01:23

やたら重いフタをとって(ホントに重いのだ)スプレーすると、トップにキラキラと輝くのはシトラスミックス。際立っているのはアールグレイを思わせるベルガモットと和柑橘。果皮の苦味だけでなく果汁のジューシーな香りすら感じる。柑橘を皮ごと握り潰したらこんな香りがしそうだ。サガノの詩に使われているベルガモットは、インテグラルと呼ばれる高濃度のものが使われているらしく、その良さが充分に感じられる爽快な出だし。

やがてスーっとした清涼感が顔を出す。ユーカリやミントのようだ。香りの上の方ではまだ高音のシトラスの余韻が充分に残っている。そこに合わせられているのが水っぽいグリーン。これがバンブーなのだろう(竹って香料とれるんだろうか?)。とてもすっきりしていて嗜好性が高い。


キーの高いシトラス→ミント&ユーカリ+みずみずしいグリーンの流れのまま香りは減衰していく。だいたい持ちは五時間ほどといったところ。こういったシトラスグリーン系統の香りの中ではロングラスティングで、付けたての爽快感崩れにくい良作だと思う。


エラケイはジヴォダンの女性パフューマー、ソニア・コンスタンが手掛けるブランド。この「サガノの詩」は、京都嵐山の竹林から着想を得ているらしい。他にも「メモワールドダイセンイン」という日本をテーマにした作品があり、ブランドのロゴマークのトンボは日本への敬意の印らしい。日本人でない調香師のプライベートブランドで、日本がフィーチャーされるのはとても嬉しく思う。


ノート:バンブー、ユズ、ベルガモット、グレープフルーツ、ユーカリ、ミント
調香師は、ソニア・コンスタン。
(フレグランティカより)

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新真昼さん
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