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[ヘアケア美容家電]
容量・税込価格:475g・38,000円 / -・38,000円発売日:2022/11/1 (2023/8/23追加発売)
2023/6/19 07:54:30
今年2月頃購入。
最近とても増えた小型ドライヤー。
かつ高級機種ですね。
結論から言うと、
価格の割には仕上がりは今一つ(あくまで個人的相性)でかなり肩透かし感・・・。
しかし「風の質」が体験したことのない上質さ(今の時期冷風が気持ちいいです 笑)。
以下詳細はよろしければどうぞ。
【スペック】
消費電力1150W
温風温度 85℃(HIGH)、80℃(LOW)
電源コード1.7m
重さ 475g(コード除くと多分300g台?
風量 0.9立方m(HIGH)、0.7立方m(LOW)
モードは、
周囲温度を関知するセンサーが働くセンシング(スカルプ、モイストの2種類、かつHIGHとLOW。高温と低温が目まぐるしく自動で切り替わる)と、
センサーを使わない一定温度の温風のHIGHとLOW、
冷風のHIGHとLOW
以上があってかなり細やか、多彩です。
【良い点】
●前述のとおり風の質。
って、抽象的ですみません。
一般的なモデルとは全然違う。イメージとしては、非常に直進性があり収束した風(散らばらない、広がらない)、その風の中で更に螺旋状に風がうねっているような・・・。
風圧はとても強い。
実効性はともかく、風だけでちょっとしたエンターテイメント性があってさすがに4万近いモデルだけあるなと。
最後、冷風にしたついでに今の時期、首筋等にも浴びてしまいます。
この風は、ご自慢の日本電産のモーターがなせる技でしょうか。
●コンパクトさ
これは、手持ちにもっと優れたものがあるのですが、そちらは折り畳み出来ない。
こちらは折り畳み可。最近多い、捻って畳むタイプ。
【今一つの点】
●肝心の仕上がり。
ブランド推奨の、
スカルプ(低温)のセンシングモードから入り→モイスト(高温)のセンシングモード→冷風
この乾かし方だと、私の髪質に全く合わないのでしょう、一本一本の毛先がめくれあがったように浮き毛は発生、艶もないし、最初ショックでしたよ。この値段で・・・!?って。
HIGH とLOW の選択は好みだけど、私は乾きにくい髪なので常時HIGH。
乾かし方を変えて、
センシングではない高温→8割ほど乾いたらスカルプ(低温)のセンシング →冷風 こちらも全てHIGH
にしたら、まぁまぁ及第点の仕上がり。
かつ、こちらの方が時間もはるかに速く乾きます。(上の乾かし方より2分ほど早い)
それでもちょっと毛先は浮きぎみ。
ドライヤーの一般的な乾かし方のセオリーからすると高温→低温→冷風、と徐々に温度を下げるのが普通だと思いますし、こちらの方が速く乾き纏まるのは当然だと思う。
●速乾性がさほどではない
風量の少なさを風圧で補っているのでしょうが、今時の速乾が当たり前のドライヤーの中では「普通」って感じでした。
それまで持ってた2015年製のシャープ・プラズマクラスタードライヤーと同じくらい。
以前クチコミした、本年度製のコイズミの4000円のドライヤーの方が速乾です。
●重くはないけど、取り回しに特に良さを感じない
普通にノーズが長いのと重心の関係か、使っててしんどくもないけどそこまで楽でもないですね。
●乾かしムラが出来る
もう慣れたので気をつけてますが、風がコンパクト過ぎてかなり一生懸命ドライヤーを動かさないと乾かしムラが出来る。
センシングは髪質に合わないみたいだし、その利点が生かせませんね〜(センシングはドライヤーを振らなくていいのが利点の1つのはずなので)
【総合して】
今一つの点が多いですが、これはこの機種が私の髪質に合わないんだろうと思います。
ちなみに硬・太・癖あり。
癖は年齢とともになぜか減ってきて扱いやすくなってるんですが、このドライヤーで乾かすとより良い状態に持っていけないというか。
ほぼ同時にサブ機のつもりで買った4000円のコイズミの方が風の質は至って普通ながらもほぼすべての面でまさっていたのが本当にビックリで(クチコミ済)。
リファは高級なモーターや様々なハイテク搭載とはいえ、合う合わないはまた別。
こちら、世のレビュー、大絶賛がほとんどで、
あまり商売気のないYouTuberさんや辛口レビュー雑誌等でもそうだったので間違いないと思ったんですが使ってみるまで分からないものです。
【他】
最近のドライヤーはどれもそうですが、吸込口のフィルターはまめに掃除した方がいいですね。
なんだかんだ、サブとして3、4回に1回は使ってますが、うっかりすると結構ホコリがたまってるので、毎日使用ならなおさらでしょう。(これは別にネガティブポイントじゃありません)
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[ルースパウダー]
容量・税込価格:30g・13,200円発売日:2019/3/16
2023/5/30 08:30:17
【追記】
リピートしました。
星5→6に上げます。
久しぶりにここを見てみたら高評価クチコミが増えてて納得!
くすみ解消、エイジングサインをぼかしてくれる、乾かないのにベタつかない。使い込むごとに良さが分かる素晴らしいパウダーです。
1万円台前半、30gでこのパフォーマンスならお買い得とさえ言える素晴らしいパウダーだと思います。
他も色々検討したけど常に置いておきたいのでリピに至りました。
−以下、2020年3月のクチコミ−
大変きめ細かいライラックピンクのルースパウダーです。ツヤタイプではなくてマット寄りですが平板にもなりません。やや高価格ですが、容量も30gとかなり多め。
高精細でくすみ飛ばし能力も高く、香りも好み、ケースデザイン◎かつ機能性も大変使いやすい。過去に購入したコスメデコルテのルースパウダー数種の中では、最も気に入りました。
一番お気に入りのマイベストだった某お粉(廃番)までは至らなかったんですが・・・。
使い込み日数が2か月ほどで、1シーズンも越していないので星は暫定の「5」ですが上がる可能性もありです。
主旨は以上で、以下詳細です。もしよろしければどうぞ。
【色】
ライラック(ピンク寄りのパープル、赤みのペールパープル)です。完全なピンクではなく、世のパープルフェイスパウダーは、もう少し青み寄りの色が多い印象なので、色の機能性(効果)云々よりも、意外と珍しい色合いなのが気に入っています。
実際に肌に載せると、付けた直後はちょっと白み+色味が主張しますが、あっという間になじんでいきます。
【粒子】
大変きめ細かく、「軽い」印象です。今やもっと下の価格帯の粉でも粒子の粗いものは見かけないのでさほどのアドバンテージではないと思いますけれど。
実際には多少入っているかもしれませんがパール感はほとんど感じられない、マットよりの粉です。
【香り】
コスメデコルテなので当然というか、付ける時だけですが強めに香ります。
フレグランス様の華やかなフルーティフローラルに感じる香りです。私はかなり好きな傾向の香り。これと本当に似た香りのフレグランスを持っていた気がしますが何に似ているかがにわかには思い出せません。
たまに香りを嗅ぐだけの為にフタを開けて香ってみたりしています(笑)。
【モチ】
ベースメイク類のモチは肌質で全然相性が違うので参考にはならないであろう前提で。
元々、粉もの類が消失(?)しやすい肌なので昼に普通にリタッチは必要。
鼻、アゴを中心にいまだに油分が多めの混合肌、キメが流れやすい薄肌です。本品は成分第一位がタルクなので、タルク主体の粉は暑い時期は特に消失しやすい肌質ゆえ真夏は(例年通り)シリカの含有多めの他の粉にチェンジすると思います。
【ケースデザイン、機能】
リニュ後のAQのデザインは良いと感じます。
今まで歴代、コスメデコルテのパケデザインは悉く好みではありませんでしたが本品を含むAQの同シリーズは初めて好みといえるかも。
フタに刻まれている、幾何柄と花柄を組み合わせた文様は、私がいつか「パケに反映されていないのが残念」と書いた、アイグロウジェムの外箱内側に施されていたデザインと共通デザインのように感じます。
また、機能的にも◎。開閉しやすく付けやすい。
粉に直接載せた紙リングの上にメッシュシフターを載せ→その上に凹型のプラ内蓋を載せ、そこにパフを収納する仕組みになってますが、忙しい朝にもさっさっと開閉できます。
もちろん、紙リングとシフターは一度セットしたら触る必要なし。
メッシュシフターの製品はプラ内蓋に小穴があいたタイプのものよりも、やはり使いやすいですね。パフ、ブラシどちらでも粉が付けやすい。
一番外の白いフタはもちろんネジ蓋。
少々大きいパケで場所は取りますが、フタの広さ(笑)と、変に膨らみがついておらず真っ平なゆえ、とっさにフタの上に他のものをスタッキングでき、これがまたバタバタの朝に大重宝です(笑)。
【成分】
いくつかのスキンケア成分も入っているゆえか乾燥は全くしないです。
残念なのは成分表示末尾なのであまり気にしないでいいと思いますがタール色素赤202は入っています。(ベースアイテム等全顔使用のものとアイメイクでは慎重になっている成分です)世のピンク・パープル系の粉は、入っているものといないもの、色々です。
どのみち真夏は別の粉使用と思いますので365日連用はしない為、許容範囲ですが。
※肌のバリア弱めで何かと慎重にリスク回避してきた私の個人的基準なので、そんな考えもある程度にお読みください。
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[ヘアケア美容家電]
税込価格:-発売日:-
2023/3/11 13:46:25
特に需要は無いクチコミかもしれませんが、感動の逸品です。
今までに購入したヘアドライヤーの中で一番良い。
速乾、軽量、持ちやすさ、操作性、仕上がりの良さ。隙なくパーフェクトです。しかも安い。
オープン価格で私は4000円(税込)で購入。
しかも、ほぼ同時に約10倍の価格の高級ドライヤーも購入したのですが、全ての面でといっていいほどこちらのドライヤーが優っていて、驚きましたね。
スペック
消費電力1200W
風量1.6立方m/分
マイナスイオン
軽量360g(コード含まない本体はおそらく300g未満)
小型
温風 ターボ(強)
温風 セット(弱)
冷風(強)
3種類の風です。
コードの長さは家庭用として一般的な1.7m
吸込口に髪の巻き込み防止フィルター有
☆良い点☆
【速乾】
今までも大風量のドライヤーでしたが、多分これが1番速い。
温度は、今主流の熱すぎない温風。
私の髪質は太、硬、クセ毛。年齢のため量は普通量に近づいてますが、水分を多く含んで乾きにくい髪です。
そして乾くとオーバードライになりがちで広がりやすい厄介な髪質。
現在ショートボブで乾燥時間が5分50秒くらい。
他の手持ち機種だと7分位。
【持ちやすさ、取り回しの良さ】
左右対称に近い金づち型、ノーズが短く、折り畳みなし(ダイソンから流行ってますね)
軽量とこの形状が相まって信じられないほど楽。
折り畳みでないのが幸いし、ほんの僅かもカタカタしないので振る動作も楽。(傘なんかもそうですが、折り畳みだと揺れで疲れる)
そしてノーズが短いと、後頭部・襟足・利き手の反対サイドもとても乾かしやすいです。
【操作性】
今は複数の箇所に散らばった操作ボタンがむしろ普通ですが、本品は手元のひとつのスライドスイッチに集約されていて、途中目視で確認する必要すらないです。とても楽。
【仕上がり】
これがまたすごくて自分史上最高。
前髪の割れや、クセが出にくくまとまりが出る。
艶の非常に出にくいマットな髪質ですが、あくまで自分比とはいえ艶が出る。
手触りもスルスル、サラサラ。
乾かすだけで、水分量は保ちながらさらっとしている理想の状態に。
毎回安定していて失敗ゼロ。
美容室でトリートメントでもしたようとか、高級機によく見るレビューそのものの仕上がりです。
今一つの点などは本当に無いですね。
冷風の弱風も私は必要無いのでニーズにもピッタリあっていて過不足なし。
音はドライヤーとして普通だと思います。
コイズミは言うまでもなく定評もあり有名な老舗メーカーですので、良いのは当然かもしれないですが、これはちょっとビックリです。
しかもこんな小型軽量でですか・・・って思います。
(コイズミはなんだか、あのでかい「モンスター」ばかりが有名な印象)
ドライヤーの常識は今も塗り替えられている最中なんだなと。
これも、家電だけどマイベスコスかも。
同時購入の約10倍の価格の高級機(リファ ビューテックドライヤースマート)の方ですが、
こちらと比べるとわずかに及ばずどうしても色褪せて感じてしまうのですが、ここまで価格差のあるドライヤーを比較したことは初めてで大変有意義でした。
今までは、1万円台/3000〜4000円の比較だったので。
リファもまたクチコミします。
いつも通ってる美容室の担当美容師さんによると、「ドライヤーに特に差はない。けど、高級機は良いものを使ってるっていう満足感はあるかも(気分的な問題)」と仰ってました。
ただこれに関しては、機種による仕上がりの差って今まで、歴然とあったけどな・・・ってプロの見解だけど不思議に思いましたけど。
しかも今回価格的に逆転の結果で何度試しても同じですしね。
ドライヤーが高額化著しいですけど、安価な機種にもとてもいいものがあるかもという参考になれば幸いです。
個人の髪質で、合う温度や風の質、風量はきっと皆違うと思いますので。
画像3枚目は、今まで使っていた2015年製シャープ プラズマクラスタードライヤー(ごく一般的な大きさ)との大きさ比較です。
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2023/1/21 12:40:05
〈シャワーとは単にお湯を掛けて流す道具、という概念がひっくり返った製品〉
現時点、かなりの満足度!とにかく、購入して良かったです。
頭髪、ボディ、顔、全ての部位で使用感良好。
洗浄力と保湿力を両立するなんてそんな都合のいい話があるだろうかと思ってましたが確かに実感するし、いつもトラブル気味の背中がスッキリ、すべすべになったのが吃驚。
ファインバブル自体は目に見えませんが、この結果で信憑性はあるなと。
※購入して一月経たずのレビューである事、および本機種の大きな特徴のひとつである別売のカートリッジによる「塩素・汚れ除去」については、「使用していない」事をご承知おき下さい。
【4つの水流モードに関する感想】
1.ピュアストレート
水圧・中〜低
これはわたし的に新境地。
これは、先行製品であるリファ ファインバブルS(本機種よりポピュラーで、リファシャワーヘッドのメインイメージである)には搭載されていない水流。
中央の細かい多数の穴から、細く密度の濃い水流が放射状に流れる。
水圧はやや低めなのに物足りなさがなく、肌当たりが心地よくていつまでも浴びたくなる感触。
おそらく、これと似た極小孔のシャワーヘッドは世に先行商品が沢山あるようです。
ただ、それらは水流の多彩な切り替えができなかったり、ファインバブル系ではなかったりなので、こういう多機能シャワーヘッドに搭載されたのが新しい点なのかなと。
2.ミスト
水圧・低
「美容シャワー」としてのメインのイメージ。
今まで肌への悪影響を考えると躊躇っていた「お風呂でのメイク落とし」が簡単にできます。もちろんクレンジング料・洗顔料も使います。
他サイトで、リファ ファインバブルSにしろ本機種にしろ、ミストモードは湯温が下がって寒い、低水圧の為にガス給湯が止まってしまい水になる、というレビューを多く見かけましたが、私の自宅の給湯設備や水道環境とよほど相性がいいのか、一切問題なかったです。
リファ ファインバブルSよりもこちらの方が、ミストモードの流量が多く範囲も広いです。
その分、節水率はリファ ファインバブルSの方が上。
3.ジェット
水圧・高
直線的でコンパクトな水流。
シャンプーに◎。
水流だけでもかなり強力な洗浄力^^;、水圧が高いとお湯って熱めに感じるので、ちょっと温度は下げ気味で使います。
シャンプーブラシなしでもかなり頭皮がスッキリ。マッサージ感もあり。
ブラシを面倒だと感じた事はないし、ブラシには別の気持ちよさがあるので、必ずしも利点とは思わないですが、ブラシ使用より更にスッキリ感が長続き。毛穴から洗浄しているというのはとても説得力あり。
4.ストレート
水圧・低
見た目、一番ノーマルな水流。
身体に浴びるには物足りない。シャンプーには完全に力不足。
用途としてはやはり、シャワーヘッドを浴槽に浸けてシルキーバスを作るのに適しています。使用法は公式サイト等をご覧ください。
確かに温まる気がしますし、これがあれば入浴剤要らずかも。
お湯の白濁は、シャワーヘッドを浴槽から引き上げたらアッという間に消えていきあくまで浸けている間のみですが(笑)。
【重量】
浄水カートリッジ無しで約250g。
よく重いといわれるこの手の多機能ヘッドですが、私は全然気にならず、それまで使っていた190g位のものと体感は全く変わらず、取り回し一切問題無し。
【質感等】
デザインは好みが分かれるでしょうが、防汚加工されてるのか、浴槽に浸けたり引き上げたりヘビーな使用ですけど水滴の跡もほぼつかずピカピカなのは流石ですね。
【その他】
バスルーム掃除にも最適でした。(思ってもいなかっただけに吃驚のうれしさ)
ジェットモードで湯垢がかなり綺麗に落ちる。水圧だけでなくファインバブルの効果もあるのか。洗剤の使用量は減らせると思う。また、床のヌルつき、うっすらした汚れが勝手に落ちてる(洗い場で使用してるだけで勝手に掃除されてる)。
【いまひとつの点】
あまりないけど強いて挙げると、
意外と、至ってベーシックでスタンダードなモードが無い(水圧、流量、浴びる範囲)。
実質でしいて近いのは「ピュアストレート」。気に入ってるしいいのですが、なんだか不思議な感じはしますね。
★☆★☆★
リファ ファインバブルSと迷った場合、
★浄水機能も使う可能性
★ミスト流量の多さ
★ピュアストレートモード
★水流がレバー切り替え、かつモード名表示がある
これらに魅力を感じるなら本品が買いでしょうね。
星7は、私の自宅の環境と相性◎だった点が大きい事も付け加えておきます。
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2022/9/24 08:36:13
資生堂150周年、ベネフィーク50周年記念の限定香水。
発売情報を見た時から大変期待していた製品でした。
香りはどうあれ予約すると決め、購入。
同シリーズには、パルファム・オードパルファム・ルームフレグランスの計3種があるのですが、私はパルファムを選択。
今回は限定、専門店ブランドからとはいえ、資生堂から全国発売される「新規の」パルファムって、いったいいつ以来なんでしょうね。
私のような往年の資生堂香水ファンにも今回の発売には心踊ったのではないでしょうか。
【香り】
予約時の試香では、いい香りだけど無難に走っている印象で、資生堂150周年の満を持した限定品、かつ「パルファム」ならばもう少し捻りと重みで攻めてもいいのになぁと思いましたが・・・改めて手元で香らせてみて、大きく印象は変わりませんが、悪くはない香水です。
なお根底には、過去からずっと変わらぬ【資生堂の香り】が。
各ブランド独自の共通の香りってありますよね。
個性の主張は抑え、多くの人に好まれるであろう、甘爽やかなシトラスフローラル。
トップはブランド解説通りのベルガモットやマンダリン、甘酸っぱく若々しい。
徐々にオレンジフラワー等のフローラルが重なってきますが、やはりトーンが高い。それなりに濃密さ、コクや複雑さも見え隠れし、そこはやっぱりパルファムの面目躍如だとは思います。
ラストは軽いウッディ。最後まで透明感のあるまま薄れていきます。
試香の時から思ったんだけど、
90年代のビバーチェコロンをブラッシュアップした香りのようにも思えます。
当時ビバーチェは大人気で、90年代前半辺りの女子の必需品って感じでした。今でも忘れられないという声が多いのは、資生堂シャワーコロンとも共通してますね。
3種類香り、ピンク、黄、緑があったと思うけど、じゃあそのどれに近い?って聞かれたらさすがに記憶が遠すぎて分かりませんが。
・・・いずれにしろ古い話で、ジェネレーションギャップで分からない方が多いと思います、すみません。
当時は、その上位に真の「パルファム」ラインナップがまだいくつもあった時代なんですが。アンジェリーク、シャンデュクール、ウィアなどの海外調香師の手によるものが。
香調を今のご時世寄りに調香(明るく、軽め、カジュアルに)した結果、昔の製品のコロンに近いものが出来上がるというのは理屈にあってる気がしますね。
様々思うところはあるも、概ね満足ですよ。価格に相応するインパクトが弱めなのでちょっと星は辛めですけど。
【ボトルデザイン、仕様】
ボトルは・・・これも本当に「らしい」です。
なんていうか、資生堂デザインなんですよね。
華奢で線が細い、生真面目な感じの。
外資の香水(最近はシンプルな画一的デザインが多いしP 自体やはりほとんどないですが)ともまた違ってて。
つぼみのイメージかな?渦のようなデザインに、表面は偏光してとても上品で綺麗。
そしてこのパルファムはスプレーではなくフラコンです。
パルファムは昔から、国内海外ブランドを問わず概ねこそれがデフォルト。
フラコンは私の大好きな仕様。
(現在の主流の密閉スプレーはとても苦手)
キャップの、栓状の一番下の部分で、肌に直接スタンプを押すように付けます。
パルファムのアルコール濃度の低さと相まって、
付ける際に空間に無駄に飛散して充満してしまうこともない。
濃度は高くとも一番慎ましやかで、実は香害になりにくいのがパルファム。
キャップをはめる際には、変質防止の為に肌に触れた箇所をしっかり拭う必要がありますが、さほどの手間ではありません。
【その他】
こういった昭和・平成初頭ノスタルジーを感じさせる香水を、これからも折に触れて発売してほしいですが、おそらくよほどの名目(今回のようなキリよい周年記念等の)がないと無理なんでしょうね・・・
なお現行の資生堂のパルファムには、定番で、伝統のホワイトローズナチュラル、すずろ、新しめのものではザ・ギンザパルファムなどがあるのですが、いずれもオンライン以外の実店舗は極めて取り扱いが限られており、試香はかなり困難です。(銀座のショップなら確実なんでしょう)
今回のような実店舗全国販売は、ベネフィーク取扱店だけとはいえ本当に貴重ですね。
※パルファムがほぼ市場からなくなっている今現在は、オードパルファムを「パルファム」と略して言うのが普通?らしきことは知っているのですが、このクチコミで書いているのは賦香率最高度の本当のパルファム(エクストラクト)のこと。ただし、率にハッキリした基準はなく(15%〜上限は情報源によってバラつきあり)、業界慣習による呼称の面も大きいです。
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