2019/12/6 04:15:36
ムエットで試しただけなので評価控えます。
英語公式が仰っていることから判断すると、
トップ:
ブラックチェリー、チェリーリカー、ビターアーモンド
ハート:
グリオットシロップ、トルコローズ、サンバックジャスミン
ベース:
バルサムペルー、トンカビーン、サンダルウッド、ベチバー、シダー
という香調のよう。「甘美で、そそる、飽くなき香り」とのこと。キャンディのように甘くいたずらな輝きを放つ外殻に秘められた官能的な肉体という、対照的な二つの顔を見せる香りなんですって。 倒錯的!
トップはたしかにチェリーが感じられますが、甘酸っぱい生のチェリーでなくて、シロップ漬けの甘い甘いチェリーを芳醇な洋酒にとっぷりと沈めたような、甘く、酔うほどに濃厚な香り。同じチェリー系で甘いゲランの「ラプティットローブノワール」がよほどフレッシュでお子様に感じられてしまいます。くらくら。
これ以上強くなりようがないと感じた”くらくら”なのですが、なんと乾いて落ち着いてからの方が強くなったのでびっくり。アーモンドのこれまた甘く濃厚な香りが波のように押し寄せて、息もできないほど。
ミドル以降は私の鼻にはチェリーよりアーモンド菓子です。杏仁豆腐のようなつるんとなめらかなものでなく、ねっとりざらりとした感じがあります。 南フランスのプロヴァンス伯爵領首都だったエクス=アン=プロヴァンスにカリソンというアーモンドの伝統菓子があるのですが、それを一万倍に濃縮したような、そんな感じの質感と香り。
徐々にサンダルウッドを筆頭にウッディさが重なり合ってクラシックな甘さへと傾いていきます。甘いチェリーの香水と聞けばせいぜい20代までの香りのようですが、まったく子供っぽさがありません。少女のような純真さと性的に成熟した大人とが混在するような香りがコンセプトなはずですが、少女期が一瞬すぎて、誘ってみたら恥じらいもなくさらっと脱いでくれた感…。煙草片手に「さっさと済ませましょう」って。でもがさつさや男性的なドライさはなく、とても女性的。50年代のハリウッド女優のよう。
ムエットでの消えかけはウッディさがかすれてまたアーモンドが強くなりました。ここの香りはすごく好きです。淡くて優しい。
ゴージャスな海外の40〜70代には合いそうな香りだなと思いました。ばっちりメイク、マットな真っ赤の口紅に幾重にも巻かれた真珠のネックレス、毛皮のコート着てオペラ観劇に行かれるような。そんなコテコテに華美でも可愛げのある、大人の女性。サウンドオブミュージック時のエレノア・パーカーのような人からこの香りがしたら「そうでしょうね」って納得すると思います。日本でも叶姉妹やデヴィ夫人なら違和感ないんだろうな。
この香り無理〜、とこちらが拒否するというよりかは、あんたみたいなチンチクリンに纏ってほしくないわね、と向こうから突っぱねられた感あります。圧倒的敗北。片思いすら許してもらえない。
ムエットだとシヤージュかなり強いので、これ、日本ではアウトな香りでは…?と感じました。カバンに入れて帰宅したのに、道中ず〜〜〜〜〜っとむわ〜〜〜〜〜〜っと香っていて、ひやひやびくびくしたほど。ワンプッシュだけでもエレベーター乗ったら残り香たちこめそう。
スタッフさんがたっぷり振りかけてくれたのかもしれませんが、ムエットだと8時間は余裕でムンムンなレベルのまま香りを放っていました。肌だともっと早く飛んだりシヤージュも控えめということがあるかもしれません。海外のレビューでもキツイと弱いが同じくらいあるんですよねえ^^;
嫌いな香りではないのですが、一言でいうと「住む世界が違う」香りでした。
- 使用した商品
- サンプル・テスター
- 購入品
2019/11/23 02:28:59
テスターで試香したのみ(ムエットと、両手首にもつけてみて試しました)なので評価は控えます。
アロマティックなフルーティフローラルといった感じの、若々しくもはしゃぎすぎてはいない日常的に使いやすい系統の香り。公式にはミスティックフォレストの香りだそうで、
TOP:
レモン、グリーンヒヤシンス
MIDDLE:
ミュゲ、ジャスミン、オレンジフラワー、ローズ
BOTTOM:
ムスク、アンバー、メイプル、シダーウッド、ガイアックウッド
とのこと。
私の肌だとトップにもそれ以降にもレモンはほとんど感じられません。アロマティックなグリーンが、ほろ苦いオレンジフラワーやひんやりした甘さのミュゲ、まったりしたジャスミンを引っ張っている感じ。ローズもあまり感じないかな?ノートのリストにはありませんが桃のポプリのような甘くチャーミングなフルーティさもあります。
すべて混じり合って立ちのぼってくると、酸味のない青リンゴのようです。ジューシーではじけるように甘酸っぱい赤リンゴでなくて、すっきりと落ち着いた甘い青リンゴ。さながら王林の肌のようなさらっとした感じさえあります。果梗も葉もついたままの青リンゴを、葉の青さも果梗のほのかな木の香りも生かして甘く煮詰めたかのよう。
ラストに向けてやや温かみが増してふんわり薄くなっていきます。つけたてはそこそこ強いですが、濃い香りではないので周囲へも香るのは1、2時間が限界かなと。3〜4時間は肌に残っているところに鼻を近づければ香りを楽しめます。
アナと雪の女王モデルのアイシャドウとアイライナーはエルサモデル、アナモデルとそれぞれのイメージに合わせて2種出ましたが、こちらはエルサとアナ二人でひとつのイメージを受けます。エルサっぽい部分も、アナっぽい部分もちょうどよく混在しているのではないかなと。
華やかなフローラル=大人へと花開くアナ
若々しいフルーティ=活発で陽気なアナ
すっきりしたグリーン=エルサの落ち着き
高貴で複雑なアンバーやムスク=女王としてのエルサ
あたたかなウッディ=お互いを思いやる心
のように解釈してみました。
ムエットと肌で一番異なるなと感じたのはラスト消えかけの酸味です。肌だときつすぎない酸味が出て終わるのですが、ムエットでは青リンゴのような香りのままでフェードアウトしていきました。
変なクセもなく使いやすい香りです。どこかで嗅いだような、シャンプー製品にありそうな、広くウケやすい香り。「あ〜、あれっぽい香り、あれあれ…」となるのですが肝心の「あれ」がどれか出てこなくてモヤモヤ……。ドラッグストアやバラエティショップの香水テスターすべて試せば近い香りがあるのではと思います。ユニークさや大人っぽい複雑な香りを求める方には向かないかなと。
ムエットのデザインが素敵で、細かいところに労力をおしまずお金をかけるの、私は好きです(笑) ただ、もしムエットで試そうという方おられましたら、裏面(プリントのない面)に吹きつけて下さい。表は加工で水をはじきますので垂れますしムエットとして使えません。
- 使用した商品
- サンプル・テスター
- 購入品
-
[フェイスクリーム]
税込価格:50g・19,800円 (生産終了)発売日:2016/8/26
2019/11/12 02:29:10
お肌の曲がり角を「あっ、曲がったな…」と最初に感じたのはたぶん25くらいの時で、それから大した変化はなく、この感じだと次曲がるとしたら40くらいじゃないかなとぼんやり過ごしていたのですが、、どうもここにきて「曲がりつつある…?」気がしてきました。
急に気温が下がり始め、ここ最近乾燥がこたえてこたえて仕方なく。そもそも冬に乾燥しても顔の皮膚がしんどいなと感じることはほとんどなかったのに、驚くばかりです。もともと小鼻周りの皮は割と剥ける方でしたが、これまで剥けたことのない口周りやあご付近が剥けてきてしまい…。
朝からどうしてもつらかったので、とにかくなにかフタできる重めのクリームないかなあと探していて見つけたのが、しまい込んで使っていなかったラクレームドゥースのサンプルパウチでした。正直、いつ頂いたものかも覚えていませんが、密閉されているし大丈夫じゃない…?と軽い気持ちで開封しました。
かなり固いテクスチャでもろっと出てきたので、これは経年劣化しているのかもしれない…!と慄きましたが、元来いいかげんな性格なのでまあいいかと手のひらの熱で柔らかくしてから顔へ。アロマティックな香りで、シャネルの化粧品ってこんな匂いだったっけ?これも経年劣化…?と多少の不安を抱きながら全体に伸ばすと、即座に「すごい…」と唸っていました。
手触りが各段にいい、柔らかくてもっちり。伸ばしているときは皮むけの小鼻にひりっとするような刺激がほんの少しあったのですが、それが消えると冷えた空気が痛かった顔が即座にすっと落ち着きました。焦っていた心に即刻ゆとりができたのでラクレムドゥースについて調べてみると、
「フォーミュラの核となる成分は、イランイランフラワーエキス。この厳選された有用成分は、時を重ねた大人の肌を上質なうるおいで満たし、肌の水分と油分のバランスを保ちます。さらに、バリア機能をサポートすることでふっくらとした肌に導きます。深くうるおい、心地よく整えられた肌は、いきいきとした美しさで満たされます。」
とのこと。単純なわたしは「わかる、バリア機能がサポートされてる」と頷いていました。文字にしてみると本当にあほみたいですね。。
パウチ1包で2回使用でき、夜に残りを塗って眠ったところ、翌朝も感動的でした。しっとりと保護されていて、ぷりぷり。寒さも乾燥もこれからますます厳しくなるし、これは買いだ!と決断。現品もちゃんと固かったので安心しました(笑)
ドゥラメールと比べておられる方がおられますが、確かに似ているかも。十数年前背伸びして使っていたのですがピンとこず。ひょっとして今なら良さがわかるのかな〜と思ったりしました。年齢に合ったものが必要なときがあるんだろうなあと。
タグ欄に日本限定発売とあるので何かしらと調べてみたら、2016年の発売当時は日本限定だったんですね。現在はヨーロッパでも販売されています(フランスはオンライン限定かな?)。レートの関係で現在ユーロ圏で買うとちょっぴり安く、イギリスだとほんの少し割高です
ちなみに核となる有用成分のイランイランフラワーエキスは国際特許出願の技術による選りすぐりだそう。また、ツイストキャップについても国際特許出願とのこと。この説明が日本語版で抜けているのはなんでなのかな??と不思議に思いました(仏と英ではどちらも誇らしげに説明されているので)。
- 使用した商品
- 現品
- 購入品
-
[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)・香水・フレグランス(メンズ)]
容量・税込価格:10ml・1,540円 / 50ml・5,060円 / 100ml・8,360円発売日:2018/9/12
2019/10/22 15:19:58
こちら、ボタニカル”コロン”と銘打っていますが、賦香率10%なのでオードトワレ相当です。ボディスプレーのようにばしゃばしゃ使える香りをお探しの方はお気をつけください。
薔薇の香り、特に本物の生花/精油/ローズウォーターに近い香りが好きで集めています。
ナチュラル系のクヴォンデミニムが、いかにもナチュラルな香りがしそうな「ボタニカルコロン」シリーズで薔薇をコンセプトにした香水を出していると知って気になり購入。大人っぽい香りの揃う「リマーカブルパルファム」シリーズで同じく薔薇を主役に据えている「スミルナ」も一緒に購入しました。
アクアパラディシは一番薔薇の庭をテーマに薔薇とゼラニウムのエッセンスをメインに合わせ、仏版公式サイトによると
「若々しく朗らかな香りのアクアパラディシ。薔薇が風味豊かなベルガモットのニュアンスを纏い、ふくよかで繊細に溶け合う。核をなすヴァイオレットの香りが薔薇の香りに現代的なエッジを利かせている。夜明けに摘まれる一番薔薇の繊細さが生み出す、慈愛あふれる香り」
とのこと。
トップは、予想ではベルガモットのほろ苦さや溌剌としたシトラスがくるかなと思っていたのですがひと吹きした瞬間から結構甘くシトラスは薄め。けれどたしかに、ベルガモットのほろ苦さの部分はしっかりあって甘くても媚びたり子供っぽい甘さではありません。個人的にはピンクペッパー系の甘さに感じます。フローラルよりはフルーティかな。
落ち着いてくると、奥にほんのりシトラスの酸味が漂いはじめます。日によってはシトラスを強く感じる日もあればほとんどシトラスが出でこない日も。なかなか気まぐれ。徐々にパウダリーさが出てきてふんわりとした香りに。どこかすーっと涼し気なのはヴァイオレットでしょうか。鼻をくっつけて一生懸命嗅ぐとなんとなーくだけゼラニウムを感じられますが、そうでもしない限りはゼラニウムも薔薇もほとんどわかりません。よく溶け合っているのかも。
香りはふんわりと優しいまま終わります。変に酸っぱくなったりはせず、嫌な残り方もしません。薔薇が欲しくて買ったので、あまり薔薇もゼラニウムもわからず悲しいところですが、嫌味がないので使いやすい部類だと思います。
公式の仰るローズ×ヴァイオレットってクラシック×クラシックでどう転んでも現代的にはならないように思えるのですが、香り自体はたしかにそんなにクラシックな、悪く言えばおばあちゃんのような香りではないです。でも現代的なエッジを加えているのはヴァイオレットというよりかはベルガモットと思しきほろ苦さじゃないのかなあと。
一緒に購入したスミルナと比較すると、スミルナの方が薔薇度高く、各段に大人っぽいです。
担当した調香師はアンヌ・ソフィー・ベアゲル。アクアパラディシは薔薇をコンセプトにしていますが、ベアゲル女史お気に入りの原料はローズオキシドだそう。クヴォンデミニムではアクアナンファエも彼女の作です。
キトノスやアクアサクラエを担当したアメリ・ブルジョワとは調香学校サンキエームソンスの同期でオーダーメイド香水などを手掛けるパフューマリー Flair を共に立ち上げています。パリ育ちで人工の香りに慣れ親しんだベアゲルと、自然に囲まれて育ったブルジョワという正反対の香りの背景を持つ二人が意気投合してタッグを組んだというのが面白いな〜と思いました。
追記:
寒くなった現在(1月)、どんどんシトラスとゼラニウムが出てくるようになりました。そのうち薔薇も出てくるかな〜と期待しています。
追記2:
こちらつけて仕事の打ち合わせをしたところクライアントから「ペンハリガン好きなんだ?」と聞かれました。「ヴァーラつけてるでしょ?私も使ってるよー!」って。えっ、似てるかな?と思って帰宅後すぐに確認したのですがたしかに似た部分があるかもしれないです。ヴァーラを甘くした感じでアクアパラディシがほんのり酸っぱく傾く日はより近く感じます(ただ手持ちのヴァーラミニボトルは年数経っているうえプラスチックの差し込み式キャップが折れてしまって多少なりと劣化しているのではと思うのでアテにはならないかも…)。ヴァーラからはしっかりと薔薇を感じ、アクアパラディシからはあまり感じないので私にとって薔薇とシトラス調の酸味は不離一体なのかもしれないです。
- 使用した商品
- 現品
- 購入品
-
[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)・香水・フレグランス(メンズ)]
容量・税込価格:10ml・2,200円 / 50ml・8,360円 / 100ml・14,960円発売日:2018/9/12
2019/9/19 08:21:55
たまらなく好きです。
リマーカブルパルファム(キトノス、パルマローラ、ティナーレ)のサンプルセットに当選してかなり気に入ったので、改めてクヴォンデミニムいいなと思い調べていたら好きな薔薇系の香水があったので試してみることに。こちらスミルナと、ボタニカルコロンシリーズのアクアパラディシを購入しました。お手頃な 10ml から買えて嬉しい限り。
フランスの公式サイトの説明だとテーマは「東洋(オリエント)の一夜」とのこと。この東洋は中国や日本でなく、トルコを指します(タイトルのスミルナはトルコのイズミールの意味)。
「東への旅は(東に対して西を象徴する)へスぺリデスの香りで幕を開け、仄暗いブラックペッパーの香り漂うスパイスの土地に咲くベルベットで官能的なトルコローズへと移りゆく。スミルナへの旅の終わりはミルキーで謎めいた、うっとりするようなウッディの香りによって、遠い地へと誘われることだろう」と、なんとも詩的で難解な描写がいかにもおフランス。
公式の説明だと薔薇が前線でブラックペッパーが後方支援のような感じに受け取ったのですが、実際使ってみるとまずブラックペッパーがガツンときました。とってもスパイシー。スパイシー系の香水は甘かったりまったり重厚で冬向きだったりという調香が多いように感じますが、こちらは甘さ控えめ、重すぎずという、スパイシーなブラックペッパーのすっきりとしたクリアな香りを楽しめます。
トップは薔薇の風味付けをされたブラックペッパーというような、あくまで核はブラックペッパーなものの密やかな薔薇のごくごく軽い甘みを伴った香り。公式の説明にあるような、ギリシャ神話で西の果てにあるというへスぺリデスの園の香り(notes hesperidees ≒ シトラス系の香り、ということになっているらしいです)はトップではそこまで感じません。
そこから薔薇が強まってくるとシトラス調の香りも感じられます。ものによりけりではありますが、ローズウォーターやローズ精油でもレモンっぽさがあるものは多いので納得。やわらかいウッディさと、ほんのり…なんだろう…カルダモン?大人っぽい洗練されたバランスが素敵です。日によってはブラックペッパーの方が強く出ることもあります。買ってすぐから一週間くらいは断然ブラックペッパーが強かったのですが、1か月近く経った今は薔薇の方を強く感じるようになりました。
この薔薇の部分だけ切り取ると、本物の生花や精油やローズウォーターに近い自然な香りです。きゅんとする大好きな香り。自然な香りだけだとどうもフォーマルやナイトシーンには向きませんが、こちらはスパイシーさとウッディさを纏って華やかな場にもばっちり。
消えかけになるとクリーミーな甘さが出てきてまろやかにふんわりと終わります。薔薇が入っているものはわたしの肌との相性だと割と酸っぱく傾いて終わりがちなのでこれは嬉しい。
フェミニンさがありながらもユニセックスに使える香りだと思います。持続力もそこそこあり。リマーカブルパルファムシリーズは賦香率 18% で揃えてありますが、香りの強さや持続時間はまちまち。試した中ではキトノスがダントツ強いです。シヤージュも持続時間もダントツ。一方でティナーレが一番控えめでいわゆるスキンセント。スミルナは中間くらいかなと感じました。
ルラボの ROSE 31 に似てるという声が割とあるのですが、たしかに似ています。香りの展開は肌に乗せると若干異なってこちらの方が薔薇の主張が強くより丸みを帯びあたたかめ。
サンプル当選時に同封されていたパンフレットにはエルベ・ガンブスが調香部門のディレクターと書いてありますが、交代したのか元から複数ディレクターがいるのか、現在公式がディレクターと紹介しているのは大御所ジャン・クロード・エレナです。ディレクターの指揮のもとそれぞれの香りを異なる調香師たちが担当するというスタイルでやっているそうですが、スミルナを指揮したのはエルベ・ガンブスの方だとのこと(かなり気に入ったのでスミルナの担当は誰ですかとお尋ねしたら公式からお返事頂けました)。
以前ガンブス氏のインタビュー記事にて、「フランス人やフランスの文化というのはシンプルで、スパイシーすぎるだとか官能的すぎるという”すぎる”ことがありません。軽妙さを保ち、ふわりと謎を残すんです」と言っておられたのをなんとなく思い出しました。たしかに、スパイシーすぎないし、薔薇すぎないし、甘すぎないし、ウッディすぎないし、絶妙なバランス感覚で微かに謎めいた香りの香水です。
気に入ったのでなくなったら大きいサイズリピートします^^
--追記--
惚れすぎて評価上げました。
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