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[アウトバストリートメント・頭皮ケア・ボディクリーム・オイル]
容量・税込価格:60ml (オープン価格)発売日:2018/8/27
2019/8/17 12:02:34
追記:
最近、髪より皮膚の方が相性いいかも…と思えてきました。顔には今も使っていませんが、就寝前に手に塗るようになったところすごくいいです。肌馴染みもいいですし、しっとりなめらかな手触りで、ややトーンアップもしている気がします。手荒れの季節に心強い味方ができました^^
-----以前の口コミ-----
なかなか好感触。
以前は髪が長く、胸がすっぽり隠れて酔った夜にはビーナス誕生ごっこなんていう愚行に走ることもできたほどで、その分毛先が死に枝毛で絡まりまわるという状態でした。なので、インバス・アウトバスともに補修に特化したものや絡まりを防いで指通りをよくする製品を使っていました。最近この髪をとうとう鎖骨下くらいまで切って傷みも枝毛もほぼなくなったので、もう少しシンプルな(かつもうちょっとリーズナブルな)ものでいいかなと思い探していてこちらを見つけました。
ありがたいことにテスターボトル出してあったので試してから購入できました。最初に惹かれたのはシンプルで可愛いボトルです。ボトルしか見ていなかったのですが、パッケージもマーキュリーデュオのワンピースの柄みたいで可愛いらしい。
初めて使った日は、髪が傷んでいたときの感覚でそこそこの量を手に取って使ってしまいベッタベタになってしまいました。こんなにベタつくんかいなと思い調べてみたらホームページにちゃんと
>はじめは少量からお試しください
>髪の表面には特にうすく付けるのをおススメします
と書いてありました〜。すぐ捨てちゃったので確認できませんでしたが箱にも書いてあったのかも^^; 髪を左右に分けてオイルつけていますが、鎖骨下5cm程度の長さ・やや多めの毛量の私で片側2〜3滴で十分です。
ポンプ式だったらよかったのにと思いましたが、それだと出すぎちゃいますよね…このタイプでよかったんだなと今は思います。
タオルドライして少量つけてドライヤーで乾かすと、ふんわりした手触りの柔らかい仕上がり。香りはついてはいますが、とてもうっすらほんのりなのでシャンプーやトリートメントの香りが勝ちます。
コメヌカ油、ダマスクバラ花油、ホホバ種子油、テトラヘキシルデカン酸アスコルビル(ビタミンC誘導体)、イソステアロイル加水分解ケラチン、イソノナン酸イソノニル、香料
というシンプルめな成分。全身使えるのも嬉しい。顔には他に気に入っている製品があるので使いませんが、爪や指先にはよく使用しています。乾燥するとすぐハイポニキウム下がってしまうので。ビオチン摂っているのもあるかもしれませんが調子いいです。
少量ずつしか使わないのでコスパ優秀です。
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- 購入品
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[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)・香水・フレグランス(メンズ)]
容量・税込価格:10ml・2,200円 / 50ml・8,360円 / 100ml・14,960円発売日:2019/5/13
2019/8/11 10:32:25
追記:
気に入って現品リピートしました!嗅げば嗅ぐほどどんどん深みにはまっていく香りです^^
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サンプルプレゼントで、ティナーレ、パルマローラ、キトノスを頂きました。どれもユニセックスに使える中で、こちらティナーレはややフェミニン寄りだなと思います。
3つともスプレーした瞬間はメンズのおじさま化粧品の香りやきつめのアルコール臭があるのですが、3つどれもそれがさっと引っ込みます。たとえばジョーマローンのポメグラネートノアール、心底愛している香りなもののつけたてがキツ過ぎて落ち着いてくれるのを10分以上待たないとつけた箇所に鼻を近づけられないくらいなのですが、そういったことが起きません。
トップはレッドマンダリンだそう。わたしの肌ではマンダリンのような柑橘はあまり出てきません。最初からバニラが引っ張る感じで香りますが、このバニラが意外なほど甘くない。もちろん甘みはあるのですが、グルマン系バニラの濃厚さはほとんどなく、お香のバニラとグルマン系バニラの中間〜ややお香寄りのような、甘さ控えめの大人のバニラといった感じ。
バニラに加えてオゾンっぽいといいますか、透明感、非常に清潔な空気感があります。インスピレーションの一つはビーチの熱せられた砂だそうなので、たしかに水際に立って海風受けるようなそんな情景が浮かびます。すーっと吸い込みたくなるドライでうっすらとアンバーっぽいようなスモーキーなような。そんな香りがバニラの下に潜んでいます。清潔すぎて病院とか薬品ぽく感じられるかもしれません。
この清潔な空気感とバニラとがラストまでせめぎ合うかのような香り方をします。どちらかが前に出れば一方がまた前に出てくるという。つかめそうでつかめない、クセになる香りです。最後の最後でややバニラが勝つかな、というような終わり方。
似た系統には大ヒット作フランシスクルジャンのバカラルージュ540がありますが、あちらの方が私の肌では甘くまろやかに香ります。こちらの方がよりドライっぽさが勝り甘さが控えめ。
バニラベースなのに重くなく、むしろ軽く爽やかで夏でも使えるくらいです。そしてまったく子供っぽさがない。もっとバニラや甘さがガツンと出る人には違った感想になるのかもしれません。
頂いた3つの中ではこちらが一番肌に馴染む感じがします。いわゆるスキンセントですね。あまりつけている感じがしません。そして3つの中で一番飛ぶのが早い(といっても4時間ほどはつけた箇所にとどまってはいます)。リマーカブルパルファムシリーズは賦香率 18% で揃えているそうですが、これは18% には感じない程度に香り立ちが淡いと思います。けれど香りが薄れてから付け直してもキツくならないのでありがたいです。むわっとした香り方もしないので本当に使いやすい。
スプレー直後からドライダウンへの移行の速さが3つとも共通しているのですべて同じ調香師さんが手掛けたのかなと思いきや、それぞれ違いました。ということはビーガン処方に秘密があるのでしょうか。
ティナーレを担当したのは香水の都といえるフランスのグラース出身のエリック・フラカパン。天然香料を使用し伝統的なフランスの調香に中東系の調香を掛け合わせることを得意としているそうで、ティナーレにもそのあたりがチラチラッとするような。ティナーレはブラジルの島ですが、イメージ的にはドバイとかの方がしっくりくる気がします。
追記:
今日つけていて親戚の集まりに出たところ姪っ子ちゃんたちから「イソジンのにおいがする!」と言われ……うーん、わからないでもないような……^^;
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[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)・香水・フレグランス(メンズ)]
容量・税込価格:10ml・2,200円 / 50ml・8,360円 / 100ml・14,960円発売日:2019/5/13
2019/8/11 10:30:07
サンプルプレゼントで、パルマローラ、ティナーレ、キトノスを頂きました。
3つどれもユニセックスに使える香りですが、中でもこちらパルマローラは、私の肌では一番ユニセックスど真ん中に感じました(ティナーレはややフェミニン寄り、キトノスはメンズ寄り)。ジャスミンやグアヤックウッド(ユソウボク)の甘さがより出てくる人にはフェミニンに寄るかもしれません。
3つともに共通して、スプレー直後はいかにもメンズな床屋っぽい香りがしますが、3つどれもこれが一瞬で引っ込みます。ひょっとするとムエットなどではこのつけたてのメンズ臭がより長く続くかもしれないので、できれば肌で試された方がいいと思います。
トップはカラブリアベルガモットとイタリアンレモンとのことですが、私の鼻にはベルガモットの方がやや強く感じられます。レモンも、感じるとしたらレモンピールの爽やかな苦みで果汁の元気なジューシーさや酸味は薄め。
ジャスミンもグアヤックウッドも割と早めから感じられ、柑橘の香りと溶け合っていわゆる高級石鹸系統の香りに。高級石鹸系というクラシックな香りにビターなモダンさが重なり合って清潔感と落ち着き、大人っぽさのある香りです。シンプルに柑橘でもなく、ただ甘いわけでなく、単調なフローラルでもなく。好きなバランスです。私の肌ではややグアヤックウッドが一歩前に出ているかな?と感じます。
こういう系統の香りだと、ミドルから先は甘みがもっと出てくるかなと思っていましたが意外なほど甘みは抑えられたまま。ラストの最後らへんからふわっと甘くなって終わります。甘いと言ってもメンズ香水の甘さのような、ほんのりビターさを伴った大人の女性が使いやすい甘さです。
季節問わずまとえる香りだと思います。
頂いた3ついずれも似通った部分がありますが、調香師はそれぞれ異なります。パルマローラはトマ・フォンテーヌが担当。ジャン・パトゥの Joy Forever やヘリテージコレクションを手掛けられた方。クヴォンデミニムではボタニカルコロンのアクアマジェスタエも担当されています。12歳のときにシャネルの Pour Monsieur を買い求め、お店の人に「もっと若い子向けのものがあるわよ」と勧められても譲らなかったという「うわ、フランス人ぽい…」エピソードがおありで、Pour Monsieur が調香師を目指すきっかけになった香りだそう。
こういう調香を担当した方のバックグラウンドや小話が好きで、気に入った香りがあると良く調べています。クヴォンデミニムの公式サイト(仏語と伊語とポルトガル語しかない?)には調香師の小さな紹介ページがあってなかなか面白い質問をしているのがよいです。それによると、フォンテーヌ氏が一緒に旅をしてみたいのはヘミングウェイだそう。「地中海からカナリア諸島へ、南アメリカからカリブ海へ。植物学者ルイ・フュイエが旅で寄港した、世界各地の香りを再現したオーデパルファム」が揃う、リマーカブルパルファムシリーズを手掛ける調香師にぴったりの質問だなと思いました。
- 使用した商品
- サンプル・テスター
- モニター・プレゼント (提供元:クヴォン・デ・ミニム)
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[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)・香水・フレグランス(メンズ)]
容量・税込価格:10ml・2,200円 / 50ml・8,360円 / 100ml・14,960円発売日:2019/5/13
2019/8/11 10:26:56
追記:
他商品購入の際にキトノスサンプルがついてくることが3度ほどあって1年じっくりお試しができてしまったのですが、1年経って鼻が変わったのかトップからかなり気に入ったので評価上げました。
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キトノス、パルマローラ、ティナーレをサンプルプレゼントで頂きました。キトノスだけ液にオレンジ色がついています。
どれもユニセックスに使える香りですが、3つの中ではこのキトノスが一番メンズ寄りかなと感じます。手持ちのメンズ香水だとディオールの Sauvage やクリードの Aventus と近しい系統の香りで、特に海外で受けそうな香り。
つけたて直後は、頂いた3つどれもなのですが、いかにもメンズ化粧品な床屋っぽい香り。ところがどれも、「うわっ、ジェントルマンの香り!」と感じた瞬間からさっと落ち着いて、それぞれの表情を見せてきます。ドライダウンへの移行が素早い。
クヴォンデミニムはオードラブをずっと使っていますが、そのイメージ(わかりやすく、使いやすく、ナチュラルな香りで軽く、万人受けタイプで学生さんの初めての香水にぴったりな感じ)だったので、ガツンときて驚きました。ナチュラル志向、ビーガン処方といったキーワードからは想像しづらい、非常に香水らしい(それもヨーロッパ流のコテコテの)香り立ち。
(ちなみに、オードラブなどを販売していたリニューアル前のクヴォンデミニムはロクシタンの傘下でしたが、2017年にロクシタンから HLD グループに売却されていますので現在ロクシタンとは無関係です。)
トップはラベンダーとタイムとのこと。ラベンダー系の香水は私の肌だと割とドライに香るのですが、こちらはどこかすーっとしていて言われてみればたしかにタイムっぽい。重さの中にアロマティックな爽やかさがあります。すっきりとしたビターで大人っぽい香り。
徐々にすーっとしたクールさが引いていって、ウッディなあたたかみが出てきます。元々大人っぽいよね落ち着いてるよね、と言われていた子が周囲の期待通りに円熟した大人に成長するかのような、トップからかけ離れはしないものの穏やかながら確かに変化する感じ。
消えかけの香りが好きで、とっても清潔で無垢な香り。まっさらに洗って太陽の下で干したシーツにくるまって眠るような贅沢な安らぎを感じます。
濃厚で、シヤージュ、持続時間ともに非常に優秀。リマーカブルパルファムコレクションは賦香率18%で揃えてありますが、試した中ではキトノスがダントツで香りが続き、拡散力もあります。ハイブランドと渡り合えるクオリティだと思いました。
頂いた3つどれも似通った部分がありますが、調香師はそれぞれ異なり、キトノスはアメリ・ブルジョワが担当しています。ブルジョワ女史は、ナチュラル志向・ビーガン処方のクヴォンデミニムとは対極に映る、合成香料を作り出す現代技術や科学者たちの功績に光を当てコンテンポラリーな新しい香りを作り出すというコンセプトで2016年に誕生したブランド AETHER の香水も手掛けています(天然香料を使用し伝統的な香りを作り続けるル・ガリオンの姉妹ブランドというのがまたおもしろいところ)。
クヴォンデミニムでは、ボタニカルコロンのアクアミステリ、アクアサクラエ、そして日本でも発売が決まったシンギュラーオーデパルファムコレクションの HATTAI と HELIACA もブルジョワ女史の作品です。
- 使用した商品
- サンプル・テスター
- モニター・プレゼント (提供元:クヴォン・デ・ミニム)
2019/8/6 21:32:36
ここ数年でリリースされた香りの中でかなり気に入っているものの一つ。
トップのほろ苦さがユニークで、ノマドの名が示す自由な心が表現されていると思います。誰のものにもならないという一本の芯がしっかりと通っていて。ノマド本来の、自然と共に歩み生きる遊牧民、さすらう人という意味がすとんと腹に落ちる香りです。
初めて嗅いだときはまだ肌寒く湿気もない季節であまり甘みが出ず、夏用香水ジプシーなのでこれは春夏ぴったりでは?!と興奮を覚えたのですが、夏の盛りの今、じっとり湿った盆地では結構甘みが出てしまいました。とはいえ、夏でもそんなに邪魔にならない甘さかなと思います。トップのほろ苦さが健闘して甘みを抑えている感じがします。
甘みが出はじめてからは私の肌だと割とパチュリやオークモスに転び柔らかいオリエンタル感あるフローラルに。そこからラストにかけてどんどん透明になっていくかのような感じに薄まっていきます。ほろ苦さが薄れてくると Viktor & Rolf のフラワーボムブルームのラスト付近とそっくりな感じの香り方に。フラワーボムブルームはトップからがっつり甘いので夏使おうという気はあまり起きませんが、こちらノマドはトップのほろ苦いシトラスが夏でも使いたい気にさせます。
なのでさほど季節を問わず使える香水で、毎日使えるどんなシーンにも寄り添ういい香りです。媚びない洗練さに痺れます。ですが、ほろ苦さがあまり出ない肌の方だとありふれた香りに感じられるかもしれません。
トップのほろ苦さをより保ったまま身にまとうには、ムエットなどに吹き付けてポケットに忍ばせるのが一番効果ありました。
手掛けたのはジボダンの若手実力派カンタン・ビッシュ。十年ほど前にイギリスのBBCがジボダン調香学校のドキュメンタリーをやっていて、まだ学んでいる最中の彼が出ていたことがあるのですが、調香業界では珍しく化学系バックグラウンドを持たない文系出身の調香師なんですよね。まともな調香学校での訓練を経て調香師になった人の中では異例ではと思います。なにせどこも入校資格に化学系の学位やディプロマが必須なので。
高校生くらいまではなりたい職業の一つが調香師だったのですが、理系でないので諦めた自分には羨ましくも輝かしい経歴の方です。夢を諦めずなんとジボダン調香学校のトップに直接自分を売り込んで入学を認めてもらったという。結局自分にはそこまでの情熱がなかったんだな〜と思い知らされました。以来応援している調香師なのですが、このノマドは彼の作品で初めて心底気に入れた香水なので嬉しかったです。
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