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クヴォン・デ・ミニム

リマーカブル パルファム スミルナ

[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)・香水・フレグランス(メンズ)]

容量・税込価格：10ml・2,200円 / 50ml・8,360円 / 100ml・14,960円発売日：2018/9/12

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たまらなく好きです。

リマーカブルパルファム（キトノス、パルマローラ、ティナーレ）のサンプルセットに当選してかなり気に入ったので、改めてクヴォンデミニムいいなと思い調べていたら好きな薔薇系の香水があったので試してみることに。こちらスミルナと、ボタニカルコロンシリーズのアクアパラディシを購入しました。お手頃な 10ml から買えて嬉しい限り。

フランスの公式サイトの説明だとテーマは「東洋（オリエント）の一夜」とのこと。この東洋は中国や日本でなく、トルコを指します（タイトルのスミルナはトルコのイズミールの意味）。

「東への旅は（東に対して西を象徴する）へスぺリデスの香りで幕を開け、仄暗いブラックペッパーの香り漂うスパイスの土地に咲くベルベットで官能的なトルコローズへと移りゆく。スミルナへの旅の終わりはミルキーで謎めいた、うっとりするようなウッディの香りによって、遠い地へと誘われることだろう」と、なんとも詩的で難解な描写がいかにもおフランス。

公式の説明だと薔薇が前線でブラックペッパーが後方支援のような感じに受け取ったのですが、実際使ってみるとまずブラックペッパーがガツンときました。とってもスパイシー。スパイシー系の香水は甘かったりまったり重厚で冬向きだったりという調香が多いように感じますが、こちらは甘さ控えめ、重すぎずという、スパイシーなブラックペッパーのすっきりとしたクリアな香りを楽しめます。

トップは薔薇の風味付けをされたブラックペッパーというような、あくまで核はブラックペッパーなものの密やかな薔薇のごくごく軽い甘みを伴った香り。公式の説明にあるような、ギリシャ神話で西の果てにあるというへスぺリデスの園の香り（notes hesperidees ≒ シトラス系の香り、ということになっているらしいです）はトップではそこまで感じません。

そこから薔薇が強まってくるとシトラス調の香りも感じられます。ものによりけりではありますが、ローズウォーターやローズ精油でもレモンっぽさがあるものは多いので納得。やわらかいウッディさと、ほんのり…なんだろう…カルダモン？大人っぽい洗練されたバランスが素敵です。日によってはブラックペッパーの方が強く出ることもあります。買ってすぐから一週間くらいは断然ブラックペッパーが強かったのですが、１か月近く経った今は薔薇の方を強く感じるようになりました。

この薔薇の部分だけ切り取ると、本物の生花や精油やローズウォーターに近い自然な香りです。きゅんとする大好きな香り。自然な香りだけだとどうもフォーマルやナイトシーンには向きませんが、こちらはスパイシーさとウッディさを纏って華やかな場にもばっちり。

消えかけになるとクリーミーな甘さが出てきてまろやかにふんわりと終わります。薔薇が入っているものはわたしの肌との相性だと割と酸っぱく傾いて終わりがちなのでこれは嬉しい。

フェミニンさがありながらもユニセックスに使える香りだと思います。持続力もそこそこあり。リマーカブルパルファムシリーズは賦香率 18％ で揃えてありますが、香りの強さや持続時間はまちまち。試した中ではキトノスがダントツ強いです。シヤージュも持続時間もダントツ。一方でティナーレが一番控えめでいわゆるスキンセント。スミルナは中間くらいかなと感じました。

ルラボの ROSE 31 に似てるという声が割とあるのですが、たしかに似ています。香りの展開は肌に乗せると若干異なってこちらの方が薔薇の主張が強くより丸みを帯びあたたかめ。


サンプル当選時に同封されていたパンフレットにはエルベ・ガンブスが調香部門のディレクターと書いてありますが、交代したのか元から複数ディレクターがいるのか、現在公式がディレクターと紹介しているのは大御所ジャン・クロード・エレナです。ディレクターの指揮のもとそれぞれの香りを異なる調香師たちが担当するというスタイルでやっているそうですが、スミルナを指揮したのはエルベ・ガンブスの方だとのこと（かなり気に入ったのでスミルナの担当は誰ですかとお尋ねしたら公式からお返事頂けました）。

以前ガンブス氏のインタビュー記事にて、「フランス人やフランスの文化というのはシンプルで、スパイシーすぎるだとか官能的すぎるという”すぎる”ことがありません。軽妙さを保ち、ふわりと謎を残すんです」と言っておられたのをなんとなく思い出しました。たしかに、スパイシーすぎないし、薔薇すぎないし、甘すぎないし、ウッディすぎないし、絶妙なバランス感覚で微かに謎めいた香りの香水です。

気に入ったのでなくなったら大きいサイズリピートします＾＾


--追記--

惚れすぎて評価上げました。

使用した商品

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uka

uka レッドスタディ ワン

[マニキュア]

容量・税込価格：10ml・2,420円発売日：2018/8/3 (2020/11/21追加発売)

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しょーもない理由で、赤色を倦厭していたんです。かれこれ15年以上…。それもこれも風水業界のスーパースター、ドクター何某さんが、二十年くらい前にテレビで生年月日別相性のいい色悪い色というのを紹介していて、私の生年月日では赤色を避けろと言っていたんです。それを根に持って覚えていたわけですね、私。別に風水信じているわけでも実践しているわけでもないのに、「その色ダメ！」と風水おじさんが言ってたというだけで、「赤を身につけたら不幸になる…」なんて思っていたわけです。アホなんです。他の占いやスピリチュアル系の方々が「火のエレメントのあなたの守護色は赤です」とか「あんたの手相には赤だよ」と言っても、ショップのスタッフさんが「お客様にはこちらの赤系の方がお似合いですよ」と仰ってくださっても、一番最初にすりこまれてしまったドクター何某さんによる赤はダメというのが強烈に残っていたんです。子どもの頃よく赤色を着ていましたので、衝撃だったのでしょう。この色、いけなかったんだ！って。

つまり何が言いたいかといいますと、そんな人生の半分を赤色を避けることに費やしてきた私が欲しくなってしまったくらい、uka red study one は素敵な赤ネイルということなんです。コンセプトも素敵ですし、ミステリアスな名前も、ぜひとも集めて並べて眺めてニヤニヤしたいお洒落なパッケージも、爪へのお手入れ効果も、何もかもが素敵なんです。

好きなだけじっくり試して決めてくださいね！との店員さんのお言葉に甘えてじっくり全色試した結果、私は「provoke 誘惑し挑発するような 深いボルドー red」の 6/1（イチブンノロク）を選びました。これからの秋冬にまさにぴったりのボルドーです。

ボルドー系統として、「enjoy ゾクゾクするような悦びをもたらし、 人生を謳歌させてくれるようなボルドー red」の 5/1（イチブンノゴ）もありますが、印象はほとんど真逆なほど異なります。

5/1 はコンセプト通りに陽気な明るさのあるボルドーで、１〜４までの赤と比べると確かに深くボルドーではあるのですが、とてもカジュアルでリラックスしています。あえてパステルがファッション界を席巻する春先なんかに使っても大人っぽく可愛らしいですし、真夏でも暑苦しくなく、寒い季節にはぽっと温まるようなとてもポジティブなボルドーです。

一方 6/1 は、まさに由緒正しきボルドーといったところ。深み、ダークさ、媚びないクールさがあり、誰もがボルドーに求める色合いです。5/1 がカジュアルなのに対してこちらシックな装い、モード系、ゴシック系などと相性がいいと思います。カジュアルでもシンプルでミニマルなスタイルに合います。黒系の服との相性はもちろんいいと思いますし、あえてヌード系のメイクに白一色の装いで、爪だけこの赤なんてとっても素敵だと思います。デキるカッコいい女性がつけていたら、惚れそうな色です。一日に何度も「ああ……良い色」と愛でてしまいます。この色に恥じぬよう、ちゃんとメイクしなきゃそれなりの服着なきゃ、と喝入れてくれる色でもあります。また、短い爪・小さい爪さんにもよく合う色だと思いました。これは相性があると思いますが、手の血色は損なわずに色が白く見えるのも購入に至った理由の一つです。太陽光の下だとより赤みが増して見えます。

使用感ですが、爪の保護目的でセルフネイルを初めてからずっと上羽絵惣の胡粉ネイルを使っていたので、ある意味ネイルらしいネイルは久しぶりでした。胡粉ネイルはほとんど水のようなテクスチャで伸ばしやすいので多少粘度のあるこちらには少々戸惑ってしまいましたが、すぐに慣れられました。一度塗りで完璧に発色します。一緒に購入したカラーベースコートゼロ（こちらも私は 6/0 を選びました。甘くないミルキーピンクで新鮮です）をベースにした上から使うとよりはっきり発色しているように思います。本当にムラになりにくく、よく見ればムラになっていてもそれがわかりづらく遠目にはきちんと塗られて見えるので楽ちんです。縦筋のようなのも出ません。リムーバーは、アセトンフリーのオイル系やアルコール系でも落ちることは落ちました。ただ、ちょっと時間がかかりますし、指にじわーっと赤が広がるような感じで（悪く言ってしまえば汚く）落ちていきます。多少負担はあるのでしょうが、アセトン系が一番サッと落ちました。

いま心底惚れ込んでいます。買ってよかったです。

使用した商品

• 現品
• 購入品

Heeley

Sel Marin

[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)・香水・フレグランス(メンズ)]

税込価格：-発売日：-

追記：
好きすぎて評価上げました！


―――以前の口コミ―――


マリン系で評価の高いものを探していて見つけたのがこちらでした。

絶賛レビューが多くて。「自然な海の香り」「まさに海風」「輝く海が目の前に広がる」「ビーチをボトルに詰めたよう」などなど（もちろんネガティブなレビューもあります）。

どうせならじっくり試したいのでサンプルをお取り寄せしてみました。注文から２日で発送、そして発送から６日で届きました。サンプル４本がぴったり入るマッチ箱みたいなパッケージがシックでおしゃれ。

数々の美辞麗句で飾られたレビューのおかげで、期待値マックス振り切った状態で１プッシュ。ぱっとはじけるシトラス。そこへすぐさま瓜。メロンのような甘さはなく、胡瓜よりぐっとエグみの少ない、白瓜のような上品な瓜。

「あ〜ぜったい好きだこれ！」と思ったところへ殴るくらいの勢いで飛び込んでくる塩！そして海藻。柑橘はもう後ろの方に隠れきって、ほのかにしか香りません。ものすごい塩。ひりつくほどのドライさ。ミドルの途中くらいまでは近くで嗅ぐと喉が痛くなりそうなヒリヒリ感が「届いてすぐの頃は」ありました。

ちょっと関係ない話を挟むので申し訳ないのですが、一時期香油にハマっていたことがあります。アルコールが入っていないので海外からも難なく送ってもらえ、色々試したりフォーラムで情報もらったりしていました。フォーラムでよく話題に上がるのが、「通販したらしばらく置いてから使った方がいい」という主張です。輸送の過程は環境的に良くなく（高温になったり）少なからず香りに影響が出るので届いたら冷暗所に保管し１週間ほど置いておくと本当の、調香師が意図した香りに戻る、というもので、賛同者も多いんです。

迷信ぽいなと思っていましたし、実際そういうやり方を試してもそこまで大きな変化を感じませんでしたのですっかり頭から抜け落ちていたのですが。セルマランでそれをものすごく感じました。

当初あまりにドライなヒリヒリ感で「これは無理だわ」と思っていたのに、１週間ほど放っておいてふと使ってみたらヒリヒリ感がぐっとまろやかに！シトラスも、白瓜の上品な瓜感も、塩も海藻もそこにあるのに、角がほとんどなくなっていました。

届いてすぐ使ったときは、冷たい風が吹きすさぶ鈍色の荒々しい海を切り立った崖の上からコートの前をぎゅっと合わせて見守っているかのようなイメージの香りでした。漁に出た父さんは帰ってこられるかしら…おお神様……みたいな昭和の大御所少女漫画家が描きそうな情景と、転覆して大海原に投げ出され必死にもがく海の男の情景が交互にチラチラするような。ある意味ドラマチック。

今は、もっと穏やかな海の香りがします。エメラルドグリーンに輝く南国リゾートの海ではなく、かといってさびれた漁港のある魚の死骸くさい海でもなく。地元民だけが知るひそやかなビーチ。波打ち際に裸足で立ってただ凪いだ青白い海を眺めているよう。

公式のイメージでは、男性は映画「グランブルー」のジャック・マイヨール（演：ジャン＝マルク・バール）、女性は日焼け肌にビキニの跡が似合うナチュラルビューティだそう。どちらもあまりピンときません。香り自体はマスキュリン寄りだなと思うのですが、情景を思い浮かべて出てくるのは女性。ビキニでビーチに通う元気で明るい女性でなくもっと物静かな。けれど内に嵐を秘めたような女性がただ海風を受けているイメージ。

消えかけは瓜がよく残っていて、海水で塩もみした白瓜のよう。香水としてどうなんですか？と思われるかもしれませんが、好きですこの香り。ふっと思い出したように柑橘が香ると、すべて混ざり合ってどこかジンジャーっぽい。クセになります。

ジョーマローンのウッドセージ＆シーソルトが甘くなければいいのに、と感じる方合うかもしれません。

ところでヒーリーのオフィシャルサイトには仏・英・独・伊・西・日本語版がありますが、若干香りのノートに差があって面白いです。

仏
T：レモン、イタリアンベルガモット
H：ヨウ素、緑藻
B：ベチバー、バーチ、シダー

英
T：レモン、イタリアンベルガモット
H：シーソルト、モス、藻類
B：ベチバー、シダー、ムスク

独・伊・西
T：レモン、イタリアンベルガモット
H：シーソルト、モス、藻類
B：シダー、ムスク

日
T：レモン、イタリアンベルガモット、ビーチリーフ
H：シーソルト、モス、藻類
B：シダー、ムスク、レザー

日本版が一番違うという。

使用した商品

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• 購入品

DAME Perfumery

SOLIFLORE Rose de Mai

[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)]

税込価格：-発売日：-

パフュームオイルの方のレビューです。EDT もありますが、アメリカ国外へはパフュームオイルのみ配送可（でもおまけのサンプルは EDT でした）。

一輪挿しを意味する「Soliflore」シリーズは、名前が示すようにシンプルにかつ純粋に、一つの花そのものの香りの再現を目指した香りが揃っています。

こちら Rose de Mai（ローズドメ、五月の薔薇）は、センチフォリアローズとも呼ばれ幾重にも重なる花弁を持つ華やかな薔薇の香りの再現を目指したものです。

ちょこちょこ集めている薔薇の香水は特に本物に近い系統のものが好きで、Perfumer's Workshop の Tea Rose を長いこと使用しています。他の人はどう感じるのかなあとレビューをあちこちのサイトで読むのですが、そこで「Tea Rose が好きな人には DAME Perfumery の Rose de Mai も合うと思う」というレビューを読んだのがきっかけでこちらを知りました。

そこで Rose de Mai の方のレビューも覗いてみると「Perfumer's Workshop が目指しながら実現できなかった香り」というなんとも心を鷲掴みにされるレビューがあり、先述のとおりアメリカ国外では基本的にパフュームオイルしか入手できませんが送料無料なので思い切って注文しました。どんなものかも分からず買うのは躊躇いもしましたが、レビューを信じてよかったです。

薔薇の香りは「女性らしい」と評されますが、こちらの薔薇は女の部分を利用するような媚びを感じさせない自然な香りです。可憐で儚い薔薇でなく、生命力あふれ生き生きとしたポジティブな薔薇。天真爛漫のようで落ち着いた甘い優しさがあり、嫋やかで洗練されていて、かと思えば棘を持ち自衛できる強さを供えた凛々しさもあって、切り取ったところで表情が変わります。

パフュームオイルということでアルコールが（たぶん）入っておらず揮発しないので香りをまとっている感じにはなりません。つけたてこそそこそこの強さがありますが、馴染んでしまうと肌に鼻をくっつけてようやくわかる程度の香り方。持続もそんなにしないです。パフュームオイルでもしっかりめに香るものありますが、こちらは密やかな香り方。自分の香りを周りに香らせたい方には向かないと思います。

つけたては元気なレモンとゼラニウムを強く感じます。ほんのりとした葉や茎の青さもあってとってもフレッシュ。トップの香りはずーっと愛用しているローズウォーターにそっくりです。そこから徐々に薔薇の花びらの甘さへシフトしてそこからはもう大きな変化はありません。

この、薔薇の花びらの香りの再現に脱帽。本物の薔薇のような香りというと、どうしても精油のような香りや、青っぽくローズウォーターに近い香り、どちらといえばゼラニウムのような香りが多いのですが、これはまさに花びらの香り。優雅で美しい。変にパウダリーに寄りすぎることもなく、自然な薔薇の甘さです。

Tea Rose と似た系統でありながらやっぱり違いがあり、とくにトップはこちらはかなりレモンが強いです。Tea Rose の方が出だしからまろやかで甘め。アルコールの入った EDT 同士で比べるとまた違って感じるのでしょうが、アルコールの入っていないパフュームオイルと比べると Tea Rose の方がよりシンセティックに感じます。こちらは本当にナチュラルな香り。

同じく近い系統の Jo Malone の Red Roses と比較すると、Red Roses の方がはちみつ系の甘さが強いです。こちらもセンチフォリアの特徴の一つであるはちみつっぽい甘さをミドル〜ラストで感じますが、控えめでほんのり。

サンプルを５つもつけて頂けて、そちらはすべて EDT でした。EDT はどれもシヤージュ、持続力共に優秀だったので、アメリカに行くことがあれば絶対に EDT 購入しようと思っています。惚れました。

今、薔薇系香水で一番好きな香りです。

もしかして興味を持たれた方のためにアドバイスですが、注文から７営業日経っても音沙汰（発送完了連絡）がなければ問い合わせた方がいいです。結構忘れている模様。メールでの問い合わせには即お返事がきますので、気にせず急かした方がいいかと思います。アメリカだしな〜で気長にと思っていたら注文から二週間経ってしまいました。慌てて「注文通ってる？」と確認メールしたらその日のうちに発送…。「奇遇だね！今日送ろうと思ってたとこ（ウィンク）！」みたいなメール返ってきたんですけど絶対忘れてましたよね〜＾＾；

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Viktor and Rolf

フラワーボム（Flower Bomb）

[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)]

税込価格：-発売日：-

秋から冬にかけてずーっと使っていて、どんどんどんどん「あー好きだなー」となって、今や虜になってしまいました。評価を上げます。そろそろ湿気が出てくるかと思うので使用するのがためらわれそうですが（こちら盆地なので悲しいことに湿気が容赦ないです…）なくなったら来年の秋冬初春のためにリピートします。


-----以前の口コミ-----

最初に、ボトルから嗅いだときは「甘い！甘い甘い甘い！激甘！」と思いました。フローラルやパウリーな甘さでなくてガツンとお菓子の甘さ。超甘党のフランス人がプレゼントしてくれたものなのですが、ひと嗅ぎで納得しました。甘い！プロフィトロール、クレームブリュレ、クイニーアマン……落雁や羊羹では太刀打ちできない、匂いまでもひたすら甘い洋菓子の甘さ。
　
なので、”フラワー”ボムという名前がピンときませんでした。少なくとも生花のフラワーではないです。砂糖漬けにしたスミレとか、砂糖とバニラ加えて煮詰めた花びらのジャムとか、とにかく絶対に砂糖やバニラが入っています。

肌に乗せてみるともちろん甘いものの、ティー系の軽やかな爽やかさがあります。すぐにパチュリを筆頭にスパイシーさやオリエンタル感が出て、嬉しい驚き。また、”フラワー”感がちょっとわかってきます。それでも煮詰めたような甘〜〜〜いフローラルです。ローズジャムみたい。

私の肌の上だと、ミドル手前から甘くない方の要素の方がやや勝ります。かなりパチュリに寄って、私はそこが好きですが、好き嫌いもわかれてしまいそう。不思議なほどお菓子の甘ったるさは淡くバニラを残してなりを潜めてしまいます。

なので、若い子向けの香りに感じられるかもしれませんが私と同じようにオリエンタルが強く出るタイプだと十代では背伸びしている感があって合わないと思いますし20代でも後半からの方が合うと思います。

この系統（甘いパチュリ）にはそこそこの歴史があり、香水批評家の大御所ルカ・トゥリンはその始祖をティエリー・ミュグレーのエンジェル（1992年発表）だとしています。その成功以来毎年のようにコピーが発表され、いくつかは大きな成功を得ているジャンルです。ショパールの Wish など。

フラワーボムもその系譜で、トゥリン氏は「エンジェルのクローン」香水にはかなり厳しめなのですが、フラワーボムも例にもれず酷評されました＾＾； 日本で今一番手に入れやすいこの系統は、ランコムのラヴィエベルです。そっくり。

それくらい人気ジャンルの中の大ヒット作ですが、日本の蒸し暑さには合わないというのにはこの上なく同意します。美しい香りなのに美しく香ってくれません。。

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