- silverlilacさん
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- 60歳
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2013/5/11 17:30:27
86番(トラス)
86番は最近のお気に入りアイシャドウです。
ボルドーの混ざったダークな赤煉瓦みたいな色にパール入りです。
元々パール入りアイシャドウは好みではないのですが、ここ1〜2年くらいつけますね。
若い女性がほとんどパールの入ったアイシャドウをつけていますし、ここは私も少しはパールをとりいれなければ時代遅れな感じになってしまいそうで(苦笑)、まあそんな他愛のない考えで取り入れるようになったわけです。
それでも控えめに今までの私らしさを壊さない程度にです。
正直年配のパールきつめアイシャドウはイタイ感じになりがち。
というのもハリを失って乾燥が進んでくる瞼にパールをつけるとシワっぽく見えるのですよ。
「そんな事ないですよ…」売りたいBAさんは必ずそう言われますが、そもそもハリのある若いBAさんにわかるはずもなく、これだけは若い瞼にハリのある女性には絶対わからない。
年をとって実感するしかないのです。
今マットなアイシャドウを探すのが困難な時代。
マットはどこへ行ったのでしょう。
しかし、こちらなかなかいい感じなのです。
シワ、ハリがあまり気にならないパール具合。
ラメも入っていてキレイ。
腫れぼったくみえない。
濡れたようなツヤが気に入っています。
その気になれば濃淡でグラデーションだって自由につけられますし、特にグラデーションなくたってキレイ。
忙しい時などこれ一色でまぶたにぬってもサマになります。
あとは軽く眉下にハイライトでしょうか。
下瞼にはシルバーのアイシャドウを少々つけると今の流行顔になります。
私はほとんどブラウンしかつけなくて、それでもブラウンのバリエーションは豊富に持っているのですが、
86番はとてもメーク映えします。
ブラウン好きの皆様、是非レパートリーに加えてみてはいかがでしょうか。
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2019/5/14 06:57:33
この製品にはかなり問題があると思います。
まず、こちらでのクチコミの総件数と実際の購入者による件数に差があり過ぎます。モニターが多過ぎるのです。
こちらだけでなく、ネットで検索をしても、出てくるのは購入者を装った、いわゆるステマというのか、アフィリエイト系の広告がほとんどです。
この商法には疑問を感じます。
商品に関してですが、塗りやすいテクスチャー、地肌への刺激のなさ、穏やかな香り、そして白毛の染まり具合の良さは宣伝通りです。これらの点に関してはとても良いと思いました。
ただし、すすぎの大変さは相当です。水圧の強いシャワーで何分もすすいでもいつまでも色が出ます。完全に色が出なくなるということはあり得ないので、結局は少しまだ薄いピンクの色が残ったままタオルドライをすることになるので、白いタオルだと色が移ります。
ドライヤーで完全に乾かすと枕に色が移ることはないのですが、問題は、その後も髪を洗うごとに、シャンプーをつける前のお湯で髪を濡らすだけでまた色が出ることです。
これでは、雨に濡れたり、夏に大汗をかいたりすると、帽子や薄い色の服には色移りする心配があるように思えます。
ブラウンとダークブラウンの両方を使ってみましたが、白毛の染まり具合は、誇張していうと、ブラウンはきつね色というのか黄土色っぽい茶色で、ダークブラウンはワイン色がかった茶色に染まりました。どちらも本当に誇張した表現で、両方ともに不自然さのあまりない色だと思います。
ただし、日が経つにつれ、ダークブラウンはワイン色が目立ってきます。ブラウンは自然にそのまま茶色がだんだんと薄くなっていきます。
すすぎの大変さと、色移りの心配が非常にストレスになるのでもう使用しません。期待が大きかっただけにとても残念です。
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[ルースパウダー]
容量・税込価格:15g・3,850円発売日:2010/10/16
2017/12/3 20:45:17
〈再追記、星6→7に上げました〉
3度目のリピートしてます。年数を経るにつれ益々真価が判り、自分でも驚き。部分的要素では本品より優る粉は沢山あれど、総合的な実力と汎用性で勝ち抜き続けています。
パウダリーファンデの下に仕込むにも最適なニュートラルな質感、そして真冬の厳冬日でも一切乾燥しない。素晴らしいです。夏はクリニークのイーブンベターがメイン使用になりますが、それ以外の3シーズンは本品がメイン、他のお粉はオプションといった趣です。
それにしても、一度購入しただけで記憶からも消え去っていくお粉と、本品のように心の襞にまでぴったりと寄り添って離れがたきものとなるお粉と…その違いはどこから生まれるのか、本当にコスメは奥が深すぎて今だにその全容は判らず、ナゾだらけです。
なお、あまり過大な幻想は持たれませぬよう。もっとドラマティックで押し出しの強い肌感になるフェイスパウダーは、他に沢山ありますので。
〈2014/2/10 追記〉
星は変えませんが、当初クチコミの時より更に、本品は「使える、汎用性の高い粉」だと益々思っています。
その後買い足したクレドポーボーテ(プードルトランスパランs)より、ファンデの種類や使用シーンを選びませんし、微細凹凸や眼窩の窪み影を均してくれ、顔色も健康的に見える。
また、ゲランのメテオリットビーユは仕上がり感でいえば艶肌好きな私にはもうとても一番好きな粉なのですが成分的な事があり極端な連用は避けたい粉なので、本品はその点でも気楽に使えます。
というわけで総合バランスの取れたほんとに良い商品だと思います。
※以下、2012年12月のクチコミ 一部割愛※
ほぼ同時購入の同カネボウ「ミラノコレクション2013」(クチコミ済)より明らかに良いです。私にはこちらの方が合っています。
但し、ルースパウダーとプレストパウダーは私にとってはかなりの別カテゴリなので、こちらとミラコレを単純比較するのも無理があるとは思っています。
しかし、ミラコレの商品コンセプトは、コンパクト年ですらリタッチ用というよりは一からのメイクに使用することを推奨しているもしくは大前提の商品ですから、あえて比較の同一線上にのせたいと思います。
私のミラコレの使用感についてはよろしければそちらのクチコミをご参照ください。
で、こちらのドルティアのパウダーですが、
つけたそばから肌に溶け込んでしまうという感じで、物凄く劇的に目を見張る何かはないように見えるのですが、しかしその実、
・確実にくすみは飛ぶ、白くなるのではなく明るさをもたらす。
・ミラコレ以上に肌表面がするんと滑らかに見え、これは好みですが、肌触りもさらさらで気持ちが良い。(ミラコレはシトッと湿度感のある肌触り)かといって乾燥はしない。
・持ち(質感の維持)もまずまず。ミラコレより長時間綺麗さが維持される。
この商品ページに記載されている「商品情報」の通りで看板に偽りなしというところですね。
パステルピンクの粉で、商品説明には「ピンクパール配合」となってますが、見た目にはほぼパール感は感じられません。但し、手の甲等に塗ったものを凝視すれば確かに極微細なパールは入っています。
結構彩度高めのピンクですが、ミラコレと違いタール色素など入っていないところも良いです。顔全体に使うものですからね。
着色料は、マンガンバイオレット、酸化チタン、酸化鉄。
肌上での発色は、顔が余分ににピンクがかったり赤みが出たりなどの心配は全くなく非常にナチュラルな仕上がりです。
(しかし、見た目にここまでピンクの粉でもタール色素フリーで作れるのに、ミラコレは本当にどうして・・・)
ミラコレは・・・クチコミに関しては何年も前から気づいてましたが、星6〜7で「超絶絶賛」しているのは20代(しかも20代前半が多い、つまり化粧歴と様々な商品を比較している経験が浅い、かつ元々の肌がいうまでもなく綺麗)、またはそれ以上の年代の方の場合の他クチコミを見るとあまりマニアックに色々使い比べし細部に拘るタイプでない方(もちろんその方がはるかに健全でまっとうだと思います!自身の不健全さに自虐的笑・・・)が高く評価しているように思われます。
まあ、それを見ていても粉研究の一環として購入した訳ですが、案の定、ああやっぱりなというところはありました。
そもそもトランスルーセントや、こちらのようなニュアンスカラーパウダーでない、「はっきりと肌色ベージュのパウダー」が、一色展開でそこまで万人に合うというのも良く考えたらそれはない筈です。
「粉のカネボウ」の実力を感じたいなら、DS商品群の中で選択するならミラコレよりはこちらが個人的にはお勧めです。
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- doggyhonzawaさん 認証済
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- 49歳
- 乾燥肌
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2015/5/23 23:33:56
ヴァニラの歴史は、征服の歴史そのものだ。
ヴァニラは、メキシコのトトナコ族によって栽培が始められ、それが、彼らを征服したアステカ族の手に渡り、やがてアステカを征服したスペイン人によって初めてヨーロッパに伝えられたとされる。
最初の征服者、アステカ族の王は、金と同等の価値をもつとされたカカオをすりつぶし、スパイス等を加えたどろりとした黒い飲み物、ショコラトルを大変好んだという。その苦みを緩和するために加えられたのが、トトナコ族から得たヴァニラの香りだった。当時、ショコラトルは、王や特別階級の者しか口にできない大変貴重なものだったという。
二番目の征服者は、スペイン人フェルナンド・コルテス。彼は、今から500年前、少数の部隊を引き連れ、アステカ帝国へ攻め入った。当時の王モンテスマ二世は、戦わずに彼らを迎え入れ、恭順の意を示した。このとき、コルテスに献上されたのがショコラトルだった。
やがてヴァニラは、アステカの数々の宝と共にスペインへ渡り、次第に広まった。だが、ヴァニラの木が各地で栽培されるようになっても、あの甘く柔らかい香りを得ることはかなわず、その後300年以上、メキシコがヴァニラの生産を独占し続けたという。それは一体なぜだったのか?
実は、ヴァニラの香りを発する実、ヴァニラビーンズが全く結実しなかったのである。その秘密はこうだ。1年にたった1日、数時間しか開花しないというヴァニラの花に受粉してくれる奇蹟のハチが、メキシコにしかいなかったという事実。このことに気付き、レユニオン島でヴァニラの人工受粉が成功するまで、実に300年を有したのだ。
長い前置き。だが、このアン・ボワ・ヴァニール(ヴァニラの木)にこめられた「アステカの繁栄と滅亡に寄せる思い」とは、こういうことを指すのだろう。
トップ。いきなり「ホットキャラメルソースがけヴァニラアイス(ナッツ入り)」の香りが主張。唾液が出そうになる。濃厚で焦げた甘さが思いきり押し出してくる。ヴァニラの香りに、リコリスの甘苦さがかぶさって暗い。クレーム・ブリュレの焦げたカラメルの香りにも似ている。いくぶんココナッツの青臭さも添えて。おもしろいのは、カカオを使わず、あえて外して、漢方薬リコリスの煮詰めた苦みで開口したこと。まんまショコラトルを狙っていない。エンジェルやロリータ・レンピカの影響かも。
すぐにミドル。リコリスが淡くなり、焦げたバター風味のふくよかさが増してくる。香ばしいアーモンド系の香りも。感じるのは、ヴァニラと焦がしバターの脂っぽさ。甘苦さが消えた分、ややドライで温かみが増してきた印象。たぶんサンダルウッドの香りもじわりと。ややウッディな印象が出てくる。
そしてラスト。このラストが好きだ。←最近、これ多いな。
高い方のサンダルウッド、中音のガヤック・ウッドに支えられ、焦げたヴァニラが余韻を残して温かく消えていくイメージ。ウッディ・ヴァニラだなあと実感するのはこのラストだ。淡いながら、ヴァニラとウッディのミックス。トップほど焦げた甘さといった印象はなく、穏やかで、凛としていて、けれど柔らかなイメージで減衰。
総じて、出だしのリコリスが全体に暗いオブラートをかけているけれど、中身は、バターとナッツ類をふんだんに使ったキャラメルヴァニラデザートだった、という印象。稀少なメキシカン・ブラック・ヴァニラの香りをメインにすえたかったというノートスケッチだろう。
ヴァニラの香りの素であるヴァニリンには、怒り、哀しみ、ストレスなどを軽減する抗うつ作用があるという。最近では、母乳にもヴァニリンが含まれていて、赤ん坊を香りの面からもリラックスさせていることが研究から明らかだ。イライラしてるなと思ったとき、悲しくて誰かに優しくされたいと思ったとき、そしてそんな弱音を誰にも吐けずにうつむいているときに、この香りが誰よりも優しく感じられる人はいるだろう。好きか嫌いかという振幅は大きいと思うけれど。
自分は、夏に向かう爽やかな時期にこの香りをよく使う。ヴァニラやチョコレートは秋冬のイメージが強いが、その頃はむしろ町中にそんな香りがあふれていて、かえってオーバードーズ気味だ。気温も湿度もあっさりめの時期こそ、こういうこってりした香りは合うだろう。
つけるなら、男女とも、下半身がいいと思う。特に女性のひざ裏や内ももからこの香りが立ちのぼれば、上半身に抜ける頃には、ほどよく淡い香りになって衣服の間を揮発していくことだろう。ヴァニラは、つけ方次第でとてつもなくセクシャルな感じになるときがある。そう、男が放っておけなくなるほどに。
アン・ボワ・ヴァニール。それは、今なお男たちの征服欲をかきたて続けるアステカの秘宝。
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[パウダーチーク]
税込価格:- (生産終了)発売日:2010/1/1
2013/4/25 20:34:21
新しく書き込みます!
OR308 これ、最高に良い。感動しました、ホント。わたしの肌色との関係が大でしょうから、テンション高く書き込みますけれども、そのあたりのところ、適当にお読みくださいね。
わたしはカバマの診断では、1回目イエロー、2回目以降ブルーという微妙な肌色です。ファンデの明るさはだいたい標準で、ときどき1段明るいものを選択します。チークでも口紅でもピンクやローズ系を勧められることが多く、青みは明度を考えたらそこそこイケるクチかな?というところです。反対に赤み強めのオレンジはだめダメ。一気に老ける(もうだいぶ老けてるとは思うんですけど、ね)。
こちら。ほおにのせた途端「うわっ!かわいい〜!」ってわれながらどきってしました(笑)。見た目はくすんだ、なんともかわいげのない渋めのオレンジなのですけれども、ほおにおくと、とても自然になじんで、しかもたしかにオレンジなのですが、きれいに主張しだすんですよね、わたしの肌では。
付属のブラシもなかなか良いものなので、その付属ブラシにたっぷり含ませて、少しティッシュではらってから、ほおの高いところスタートで少しずつ斜め上(耳上)方向に、ブラシは下方向にササッと動かしながら、広げていきます。他のブラッシュだったら多すぎるかなって量でも、この色ならオッケー。少々濃くてもきれ〜に肌に溶け込みますよ。
赤みが強くなく、そして時間がたっても赤主張はなし。肌なじみが良いからといってベージュが強いというわけでもなし。落ち着きすぎず元気すぎず。なんともお利口なオレンジですよ。時間ぐすみもありません。
秀逸なのはこちらの控えめだけど美しい、絶妙のツヤ感ですね。こちらのシリーズ、この点がとてもすばらしい。さすがサテンと銘打つだけのことはあります。特にわたしはこちらの色でそれをまざまざと実感いたしました。
オレンジですが、カジュアルな場面だけではなく、相当守備範囲広く使えると思います。大人のオレンジ(というか、大人でも大丈夫なオレンジ)です。
白と赤とオレンジをこのシリーズでは持っていて、以前の書き込みでも☆7つをつけましたが、こちらは気持ち的に☆7つ以上。ピンクにも食指が伸びる予感。
手に入れたアカツキにはまた書き込みに参ります。おすすめです。
あっ、もち、いいですよ。夕方にプラスひとはけで元気肌が取り戻せます。
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