2017/12/17 02:01:09
〈追記〉
その後リピートしました。星は変わらず7です。
華と諦観が織り交ざったような気品のあるアコード。本当に「大人の香り」です。
このように生産量や販路が限られている類のフレグランスの寂しい点を挙げれば、
使っている人の絶対数・一般認知度が低い故に、同一香の使用者同志でエンパシーを感じる事がネット上であってすら本当に稀な機会しかないという事でしょうか。
-----以下2016/11/20のクチコミ(総て残したかったですが一部割愛)-----
2年前、千駄ヶ谷のサロンを直接訪問し購入。以来、私の「基本の1本」のひとつ。
無駄な重みがなく、煌めき感があって軽やかですが軽すぎるわけでもなく。シンプルなノートですが優美かつあらゆる意味でバランスが取れており、大人の境地です。
賦香率の分類はEDP。
公式の構成要素は、本ブランドの場合、他フレグランスのクチコミで書いたようなプロモーション用文言とは違うと私は思いますので転記しますと、
〈トップ〉マスカット
〈ミドル〉ローズ、ジャスミン、バイオレット
〈ラスト〉ムスク、サンダルウッド、ウッディ
実感としては、私の場合、順にというよりはこれらの香りは並列して現れ、トップ〜ラスト迄の香り立ちの変化は少ないです。ムスクがやや強めなのでそれが苦手な方にはお勧めできないですが。
香料の質も市場の量産流通系とは根本的に違い非常に良質。全ての要素に雑味がなく透明感あり。かといって、香料の質を相当奢っている有名ブランドの高価格帯ラインなどとも香りの性質が違っています(単純比較できない)。
文章では限界がありすぎて、一度嗅いでみて下さいとしかいいようが無いのですけれど。
海外ブランドの香り(って流通はそれが殆どですが)は、確かに使いづらいものが多いです。部分的には優れた要素があるものでも、一日通して疲弊せずに付けられるものは割合として少なめ。付け方に気をつけないとあっという間に香害源となりますし。
パルファンサトリの香りは日本の日常生活で使用するのに最適なように、香りの濃度、持続時間、拡散性ともに絶妙に計算されていると思います。やわらかに香り立ち、日中一度僅かに付け直すのが丁度よい感じ。香りに疲弊したり頭痛が起こる事は全く無し。くどい残り香は一切なく服にも移りません。単に濃度が淡いのでは断じてなく、高精細感・密度感と控えめな香り立ちが両立しています。
安価ではないですが、良質さ、容量などの諸要素含め適正価格。
トップノートのみの印象の良さに全く頼っていないのも特長なのですが、その辺りの事はパルファンサトリのサイトに記載されており、私の中途半端な説明によってブランドの意図を変質させて伝えてしまっては申し訳ないので、ブランドコンセプトは公式サイトをご覧いただく事をお勧めします。
この香りをレビューする大前提としてこのフレグランスブランドの立ち位置の説明の必要があった為、長々とすみませんでした。
【季節】
夏以外。春、秋、冬向き。中でも春、秋のストールが必要な位の冷涼な肌寒い気候の日に綺麗に香りたちます。温度湿度等の条件がピッタリ合って、この香りが高精細に3D的に立ち上がってきた時はもう〈至福〉です。
【シーン】
完全に「オンの香り」。
とても優しい香りですが、リラックスタイムには全く不適。
頂いたリーフレットの説明では「お出かけに」となっていましたが、まさに精神賦活系の香りです。
気負わない外出にもいいですが、仕事またはある程度の緊張感を維持する必要のあるあらゆるシーンに向いています。
まるで低反発クッションのようにその人をそっと底支えしつつ、何かと対峙する気力を保たせてくれます。ネーミングの「紫の上」、そのキャラクターイメージと香りがまさに合致していて感心します。
*******
◆誤解を招かないように付け加えますと、黄金期がとうに過ぎ去ったといえども私は海外ブランドのフレグランスもとても好きですしこれからも購入します。ほんとうに、同一線上では比べられないし、香りの世界は奥が深いです。
◆少量生産のメゾンフレグランスと比較するのはこれも無理はありますが、日常生活に使い易くアート性も高いという意味で、国内メーカーではかつては資生堂およびその系列が大変良かったのですけど、現在はフレグランスの分野からかなり手を引き気味ですので、パルファンサトリにはこれからも期待しています。この志の火を絶やさずに是非長くフレグランス製造を続けていってほしいと願います。
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2015/8/20 14:10:18
【Reflection リフレクション】【Sensually センシュアリー】
スキンケアで磨き上げたような肌を演出をしてくれる2色。ただいま絶賛愛用中です・・・!
ぽわんとした血色を作ってくれる大人気のチークポリッシュですが、この2色は美しい艶で肌をランクアップさせて見せてくれる&年中使えるカラーではないかと思います。
@beautistの記事でも書きましたが・・・
みずみずしくて、はじけるような健康美。
大人の知的さと上品さ。
圧倒的な清潔感。
昨年話題になったドラマ、『昼顔』の吉瀬美智子さんの肌のイメージですが、太陽の光を完全に味方にしてしまった、あの眩しい艶肌に近づこうと目論む私の必須アイテム。
艶肌ブームが数年続いてますが、本当に美しい艶って難しいです。
とくに暑いこの時期。
テカリに見えてしまうと残念だし、パールがギラつきすぎると毛穴が目立つし。
そのあたりでも、このウォータリーな艶、絶妙なパール感は、近くで見てもキレイ。遠めで見るとオーラを放つように感じます。
グロッシーな艶がセクシーに見える秋冬になっても、みずみずしい艶は年中無休で無敵!
では各カラーについて。
【Reflection リフレクション】
おそらく今年SSで初めて出たハイライトカラー。
太陽の光を浴びて輝いているようなヘルシーなツヤが出ます。
シルバーパールがチラチラ光りつつ、ベースはライトベージュなので、肌にうんとなじんで
わざとらしくないツヤを生みます。
目の下から眉下に向かうCゾーンへ。
頬の高いところ、ちょうど黒目の下あたりにチョンチョンとつけたら、そのままグイッと上に向かって指でなじませます。
鼻筋にスッと入れるのもおすすめ。眉の間から、鼻の高いところの手前まで。3分の2辺りでストップさせるとわざとらしくなりません。
鼻がちょっと高く見えます。
【Sensually センシュアリー】
BAさんいわく、チークポリッシュの中でもイチオシのセクシーカラー。かつお洒落!
少しくすみ感のある、一見地味なローズですが、シルバーのパールに加えて、ゴールドがほんのり入っているんです。
ゴールドが多すぎるとテラテラして華やか過ぎるし、シルバーだけだとローズがクールに傾いてしまいますが、この絶妙なバランスが素敵。
少量だと、冷たいクールな雰囲気。
ローズを足していくと、上気したような女っぽい顔になってゆきます。
つける量や位置によって、表情を変えられるところも面白い。
まぁるく入れて可愛い雰囲気にしたり、縦長にシャープに入れてクールに仕上げたり。
またベースにも使えるので、まさに変幻自在!
☆使い方☆
リキッドファンデ使用の場合はファンデの上から。
パウダーファンデの場合は、下地→チークポリッシュ→パウダー、だそう。
筆で直接肌にのせた後、指でぼかしていきます。
少量づつのせて、好みの色出しをしていくのがよいと思われます。
こちらお手頃な価格もいいですよね。
ネイルポリッシュのような筆もつけやすくて、ひんやりした感触も心地いいです。
昔、ピエヌで初めて水チークというものを使いましたが、あれはもう少しマットだったと思います。
こちらは、さらさらした感触は似ていますが、オイルが入ってるためか、艶感となじみ感がものすごくよい。
ローズヒップとラベンダーのオイルが入っているそうです。乾きやすい目の下とかパサパサしないのが嬉しい。
もう少しで秋の新色も出ると聞いたので、期待したいです。
※画像1枚目の着画は、そのままつけた状態と、すっとのばした感じ半々でつけました。
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ディオールスキン フォーエヴァー コンパクト ナチュラル ベルベット
容量・税込価格:1セット・9,680円 / 10g(リフィル)・7,920円発売日:2022/7/1
2022/7/31 17:17:37
お直し用に購入♪
細かく評価出来るので有れば4.5!というところなので4か5で迷いましたが、良い点も多くあるので☆5つにいたしました。
今年もベースアイテムはたくさん新作を購入しました。
5月から今月にかけてはMACのライトフルC3 ナチュラルシルクパウダーファンデが好きすぎて、ほぼ毎日そちらを。
MACはパウダーとは思えないハイカバーさが便利で気に入っていましたが、気温が上昇し、また私の職業柄長時間ファンデを付けたままで夜が1番綺麗な状態をキープ出来るか、という事を重視するため、MACのファンデがお直しした際にあまり綺麗に乗らないのが気になって、シャネルのNo1のリキッドを購入。そちらのお直し用として各社吟味した結果、こちらに辿り着きました♪
お色は夏場ということもあり2Nを選んでいただきました。
ディオールのファンデはプレステージもカプチュールも肌が大炎上してしまい、ここ数年避けていましたが、少し見ないうちに大きく刷新されたという印象。
ディオールで10年ほど前にヌードシリーズというのがあったのをご記憶でしょうか。。。?長く愛用していました。
あの頃のお色味はどこか赤黒くなるような気がしたのですが、今回のこの2Nは素晴らしい!
暗めのお色なのに、とにかくくすまないんです。
黄ぐすみも赤ぐすみもなし。
ファンデはお直しに使用すると、油分などで酸化して更にくすみやすいですが、こちらは全くくすまないのでお直しとしてベスト!
じゃあもっと評価上げろよとお思いですよね苦笑
お直し用として購入したものの、朝からこちらで仕上げるとどのようになるか、色々検証してみました。
まず、近年の外資系ファンデは、ゲランのレソンシエルを皮切りに、自然由来の商品がどんどんパワーアップして登場しています。
こちらも、購入時には気が付きませんでしたが、90%自然由来成分。
ほとんどのファンデーションに入っていて、私が夏場に肌荒れしやすいジメチコンも入っていないので驚きました。
そのため、とにかく軽い。肌ストレスゼロです。
最近は外資系ファンデが進化したせいで、むしろ国産メーカーの方が肌負担を感じてしまいます。
近頃は各社パウダーレスなファンデは色々出て参りましたが、このフォーエヴァーはその中でも秀逸。
どんな下地を使っても、肌に溶け込むように馴染んでいきます。
お直しの際は、ロフトのミニサイズのファンデブラシを使い、ティッシュオフした後にさっとブラシで付けるのみ。
朝使う際も、下地の後にまずは軽く全顔にブラシで滑らせて、気になる部分を後から付属のパフで押さえていくという使い方をしております。
下地は、ファンデそのもののポテンシャルをチェックしたいので、まずはKANEBOのヴェイル オブデイ と合わせてみました。
ちなみに、このファンデ自体はSPFゼロなので、下地でしっかりとUV対策が必要です!
下地そのもののテクスチャに厚みがあると、どうしても夏場は崩れの原因になりますし、濃いお色が付いているカラーコントロール系の下地だと、ファンデの実力が分からないので、まずはこちらで。
質感の相性はバッチリ!
ヴェイルオブデイの上から、サッとブラシをかけていくと、まるで素肌の粗を消していくように溶け込みながら綺麗になっていきました。
しかし。。。私はシミやニキビ跡などのトラブルは一切ないのですが、アレルギーによる赤みが頬と鼻の周りにあり、時々額にも赤みが出ます。
そういった赤みはこちらの組み合わせだとほぼ隠れませんでした。
恐らく、ポルジョのプロテクティングファンデーションプライマー02(ハニー)など、少し赤みを補正するタイプの下地と合わせると、そこそこ隠れるかな?という感じです。
肌馴染みや優しさ、つけ心地は最高なので、普段使いには十分です。
また、シリコンやポリマーで毛穴を埋める効果はないので、ブラシを立てて毛穴をクルクルしても、毛穴レスにはなりませんでした。
しかし、せっかくファンデが肌ストレスゼロなのに、毛穴を埋める系の下地を使うと台無しなので、あえて毛穴は隠し過ぎなくても良いかな?と思いました。
ラフだけど、抜け感のある美しさを体感できる、他ではあまりないファンデです♪
付属のパフは、最近他メーカーでもよく見かける二面式。起毛面を使用すると毛穴周りもふんわり、スポンジ面を使用すると、少ししっかりカバーと言ったものです。
割と使いやすくて気に入っています。
お直しに使うだけを考えると、☆6つくらいではあるのですが、朝から使うとなると赤みのカバーに弱い印象を受けたので、間をとって☆5つとしました。
夏場のマスクの中でも快適なので、しっかりとお直しでお世話になります!
ご覧いただきありがとうございました♪
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[ルースパウダー]
容量・税込価格:30g・22,000円発売日:2016/8/21
2019/12/24 10:44:35
今までルースパウダーは
* cle de peau/プードルトランスパラント(12,000円)
* Dior/カプチュールトータルパーフェクション(10,000円)
* CHANEL/プードゥルユニヴェルセル(6,000円)
プレストパウダーは
* Elegance/ラ・プードルオートニュアンス リクスィーズ(15,000円)
* カネボウ/ミラノコレクション(12,000円)
を使ってきましたが、こちらの商品が一番 頬の毛穴が消えます。
そして上記のものより、パサパサ感・お粉はたいてます!感がなく、
素肌が綺麗な人みたいにツルンと自然に見えます。
私は日本人一般的なオークル10の肌色ですが、白浮きもしません。
真夏も汚く崩れません。
カウンターBAさんが教えてくれたつけ方
1. 付属パフと自前パフをこすり合わせ、パフ全体に均等に粉が薄〜くついてる程度で
余分な粉はなるべく落とし、優し〜く置くように乗せる
2. 仕上げに、付属パフの丸い角で 触れるか触れないか程度の力で
顔面全体をクルクル磨くように撫でる
その通りにすると本当に艶が出てきます。
クルクル磨いてる時に肌がキュッキュッと音がするので、
気分的にもぴかぴかに磨き上げられてるイメージで楽しいです♪。
パフで磨くのは、力加減が難しい・スジになったりよれたり失敗が怖い と思う方は、
艶出し専用の IPSA/フェイスブラッシュ(1,000円)で磨くのもお薦めです。
https://www.cosme.net/product/product_id/10047046/top
私は色んなパウダーを長年ジプシーし、散々 無駄金を捨ててきて、
今後はずっとこの商品でいこうと初めて思えたので 2万円出す価値はありましたが、
肌質も経済観念も人それぞれですから、、
自信持って絶対お薦め!の評価7は、お値段的にむっり〜〜(笑)
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- doggyhonzawaさん 認証済
-
- 55歳
- 乾燥肌
- クチコミ投稿426件
2021/10/16 11:46:00
外は一面の曇り空。何となく重たい気分だったところに、パルファン・クリスチャン・ディオールの専属調香師フランソワ・ドゥマシーの引退ニュースが飛び込んできた。一瞬、目の前が白くなった。(←曇天だしね)
フランソワ・ドゥマシー。シャネルの香水を大きく格上げした名調香師、ジャック・ポルジュの右腕として30年近く彼をサポートし続けた男。そして2006年にディオール初の専属調香師となって一躍脚光を浴び、ディオールのフレグランス部門を一気に高みに押し上げた世界最高の調香師。
その彼が現役を退くという。思わず目の前が暗くなった。(←目をつぶったらしい)
彼の功績はあまりに大きくて枚挙にいとまがない。それでも何か一つ挙げるとしたら、シャネルの高級香水ライン、レ・ゼクスクルジフに対抗して、ラ・コレクシオン・プリヴェという高級ライン香水を出したことだ。これが一番記憶に残っている。
ムッシュ・ディオールの過去と栄光を表現した香水、それがラ・コレクシオン・プリヴェだった。花の香り、ウードの香り、シトラスの香り、パウダリーな香り、一気に12本が並んだ。2014年表参道のディオールブティックの開店もあって、これまで香水を手に取ることが少なかった方も、次々に香りを試しては楽しげに感想を語り合う姿が日本で見られるようになった。その1本にミリー・ラ・フォレがあった。
ミリー・ラ・フォレ。正直、当時は一番印象に残らない香りだった。それ以外の作品がとてもキャラ立ちしていたせいもある。ミリー・ラ・フォレの香りはそのとき以来、自分の中で忘れ去られていた。
ところが
フランソワ・ドゥマシー引退。このニュースを聞いたとき、一番最初に思ったのは「あ。ミリー・ラ・フォレ、どんな香りだっけ?」ということだった。
ミリー・ラ・フォレは、華やかなファッションショーを終えたムッシュ・ディオールが、いっときの安らぎを求めて訪れていたパリ校外の村の名前だ。彼は別荘で自然と共に過ごし、親しい友人たちと語り合うことを心から大事にしていたという。彼にとってミリー・ラ・フォレは、幼小時に過ごしたグランヴィルと共に大切な心のオアシスだったようだ。
だから
リタイア宣言したドゥマシーが、当時どんな心境でミリー・ラ・フォレを作ったのか、とても気になった。
久々にボトルを出した。淡いピンクグレーのジュースカラー、マグネットキャップを外してスプレーする。
すぐにわかるのは香りの淡さ。とても透明な香り立ち。最初はベースのサンダルウッドがかすかに広がって、次にシトラスのふんわりした優しい香りがする。次第にオレンジフラワーの柔らかい香りも鼻をかすめる。トップからさまざまな香料が、とてもうっすらと香ってくる。
3分後、ローズマリーをほんの一滴垂らしたような薄いハーブが寄り添ってくる。花の香りはオレンジフラワーにわずかなジャスミン、そしてローズといった感じ。メインはまろやかなホワイトフローラル様だ。だが、とにかく薄い。思わずつけて5分で追い足ししてしまう。これなら上半身に10プッシュしても周囲も気付かないのではというほど。
それでも各香料のバランスはよい。シトラスの酸味は静かで、フローラルは真綿のように柔らかい。次第に浮かび上がってくるサンダルウッドは、ほんのり香ばしく、ナチュラルに森や庭園の香りが漂ってくるよう。まるでアロマウォーターを肌にのせたかのような風合い。そんなミドル。
ミリー・ラ・フォレはラストも儚い。つけて30分で香りがほぼしない。とてもナチュラルでバランスもいいのだけれど、これで当時125mlボトルが3万円以上したのだから、廃番になったのも分かる気がする。
そう。この作品は、シリーズ中最も短命で廃番となり、安価なメゾン・クリスチャン・ディオールに商品が再編されてからも、もうその姿を見ることがなくなった香りだ。
それでも。
何も主張しない。何も邪魔しない。そんなナチュラルでひっそりした香りが欲しいときもある。ちょっと疲れたときなどは特に。上げたくても心が上がらないとき、人は無臭を求める。けれど、心がどんよりと曇って息をしていることすら自分で気付かないときは、気付け薬代わりにこんなナチュラルなアロマで自分を取り戻したい。そう思うことがある。
そんな優しさがこの香りを創ったのだろう。売れる売れないは別として。
ミリー・ラ・フォレ。それはディオールの心が帰る場所。
親愛なるフランソワ・ドゥマシー様。貴方のミリー・ラ・フォレはいずこに。
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