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ゲラン / アクア アレゴリア フォルテ マンダリン バジリック

ゲランゲランからのお知らせがあります

アクア アレゴリア フォルテ マンダリン バジリック

[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)]

容量・税込価格:75ml(本体)・17,160円 / 200ml(リフィル)・28,380円発売日:2022/8/15

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4購入品

2022/9/2 18:55:09

夕暮れ時をイメージした新しいアクアアレゴリア、「フォルテ」のローザロッサEDPと同時発売されたマンダリンバジリックのEDPバージョン。マンダリンバジリックは人気の香りだし納得のチョイスかな、という感じはある。


それにしても、なんでアクアアレゴリアのEDPバージョンとか出したんだろ、中東地域では少し早めに発売されたそうだし、やっぱりそういうことか?それとも、ライバルといえる(?)某マローンのコ◯ンインテンスへの対抗馬か?
そんなことを考えながら腕に付けてみると、キンキンに甘酸っぱいオレンジの香りが拡がる。飲んだら歯磨きしてから寝ないと虫歯になりそうだ。せっかくなので通常EDTも出してきて比べることにした。うむ、EDTはとても爽やか、アルベド部分のような軽い苦味もあってナチュラル。フォルテの方は果汁感がアップしていて濃い。EDTが果汁100%とするなら、EDPは果汁200%にしたような印象。さらに、新EDTで感じにくくなったバジルのスパイシーグリーンが少し増えているように感じる。

構成を見てみるとフローラル部分もあるようだが私にはほぼ感じ取れず、ここからサンダルウッドとバニラチンキの香りが展開していく。クリーミーさのない暗めのサンダルウッドはローザロッサフォルテで使われているものと同じだろう。それ以上に主張してくるのがバニラチンキ。バニラのおかげかオレンジの余韻がEDTよりも長く感じる。バニラチンキは昨年好評だった限定シャリマー(シャリマーミレジムバニラプラニフォリア)にも使われていたお墨付き。サンダルウッドの香りが抜けた後も肌近くに残り続ける。持続は5、6時間ほど。


ローザロッサフォルテと比べると元々のマンダリンバジリックとしての面影は残っているし、トップが流れた後も香りがしっかりしていて、急に香りが減衰していくこともない。ドライダウンのバニラの香りがかなり強いため、シトラスの爽やかさを求める方に刺さるのかはよくわからない。やっぱり別物と考えるのがよさそうだ。


トップ:ブラックカラント、バジル
ミドル:イタリア産マンダリンオレンジ、ブルガリアンローズ、オレンジブロッサム、ブルボンバニラ
ベース:サンダルウッド
調香師は、デルフィーヌ・ジェルク。
(parfumoより)

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ジバンシイ / ド ジバンシイ MMW(旧)

ジバンシイ

ド ジバンシイ MMW(旧)

[香水・フレグランス(その他)]

税込価格:-発売日:-

5購入品

2022/9/16 13:18:52

MMW という名前を聞いたとき「マジック、ミラクル、ワンダーか?」と、小学生でも考え付きそうな英単語を思い浮かべたが当然のようにそんなことはなく、2020年にジバンシイクチュールのクリエイティブディレクターに就任したマシュー・M・ウィリアムズのイニシャル由来であった。香りとしてはパロサントを中心に据えたフレッシュウッディとのこと。

アコールパルティキュリエと同じ中身が見えないツヤのあるブラックボトル、キャップ上面のプレートは通常は交換できる仕様だが、MMW はジバンシイクチュールのロゴマークになっていて変更ができない。ラベルの部分はシールではなくプレートになっている。

スプレーすると少し柑橘類の果皮を思わせるようなアロマティックな香りと、ほろ苦くスーッとした清涼感のあるカルダモンが香る。ファッションフレグランスの高級ラインではあるが、意外にも静謐で瞑想的な落ち着きのあるスタート。

5分ほどで、カルダモンに苦味の下からクリーミーなウッディが香り立つ。コンポジットにはサンダルウッドとパロサント両方の記載があるが、サンダルウッドほどの濃厚さや暗さはないので、目立っているのはやはりパロサントの方だろう。ほんの少し白いヴェールがかけられたかのようなウッディ、木屑のようなパウダリーな香りも感じられる。ここの香りが3時間ほど香る。

ドライダウンになるとベチバー、イソEスーパー、アンブロクサンがパロサントに肌馴染みのいい温かさをプラスするが、ミドルから大きく変化することはない。ベース部分は3、4時間ほど持続するので全体の香り持ちは6、7時間といったところ。

一応ジェンダーフリーを謳うフレグランスなだけあって(高いヤツはだいたいそう言うけどね)、ウッディ主体ではあるが特別男性的な印象に寄っているわけではない。これも他のラコレクションパルティキュリエと重ね付けして使うこともできるらしく、このシリーズを複数本お持ちの方は試してみてもよいのではないだろうか。個人的には単体で使った方がオススメ。

全体的には好印象なのだが、日によってイソEスーパーやアンブロクサンが悪目立ちして少しキッチュな香り立ちになってしまう。日本円で100ミリリットル約3万円の高級シリーズ、安い香料が透けて見えてしまうのはあまりスマートではない。


ノート:グアテマラ産カルダモン、パロサント、パウダリーノート、フローラルノート、インド産サンダルウッド、バージニア産シダー、アトラス産シダー、ベチバー(CO2抽出)、イソEスーパー、アンブロクサン
調香師は、オリヴィエ・クレスプ。
(parfumoより)

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フレデリック マル / カーナル フラワー

フレデリック マル

カーナル フラワー

[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)]

容量・税込価格:10ml・9,240円 / 30ml・25,300円 / 50ml・32,450円 / 100ml・46,200円発売日:- (2018年11月追加発売)

6購入品

2020/2/27 20:19:29

ドミニク・ロピオン調香の「カーナルフラワー」は数あるチュベローズ香水の中でも名香の名高いフレグランス。「処方を考えるのに一年以上かかった」「チュベローズアブソリュートを現存するどのチュベローズフレグランスより高濃度で配合」「賦香率25%」「天然サリチレート入り」等、ホントかいなと思うような逸話もりもり。香水好きの心をブンブン揺さぶる厨二設定全部乗せで買う前からテンションが高くなってしまう。


トップはカンファー。ユーカリのスースーするカンファー臭全開の出だし。カンファー通り越して湿布に近い。少し花粉を思わせるような粉っぽいニュアンスや、ベルガモットの酸味も感じられます。

ミドルはホワイトフローラル。この香水のメイン、真打ちチュベローズのお出まし。イランイランやジャスミンは脇役。「ザ・ホワイトフローラル」なクリーミーで濃厚なチュベローズ香。本当に目の前に肉厚なホワイトフラワーがあるかのよう。

ドライダウンになると、ミドルのチュベローズがココナッツやムスクを纏ってもっとこってり甘く陶酔するようなホワイトフローラルに。ここの香りがとても長く続きます。10時間くらいは余裕。賦香率25%というのもウソじゃなさそうだ。スプレーすると付けたところが長いことテカテカしているので本当に賦香率は高いのでしょう。

トップのカンファー臭が落ち着くと、あとはひたすらにチュベローズ主体の濃厚なホワイトフローラル。山盛りのチュベローズの花に顔をうずめているよう。寒い季節よりも、やや暖かい季節の方が甘いチュベローズの香りを存分に楽しめます。ただ、食事にはぶつかってしまう香りだと思いますのでご注意を。

トップ:ベルガモット、メロン、ユーカリ
ミドル:イランイラン、ジャスミン、チュベローズ、天然サリチレート
ベース:チュベローズアブソリュート、オレンジブロッサムアブソリュート、ココナッツ、ムスク
(フレグランティカより)

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フレデリック マル / ロー ディベール

フレデリック マル

ロー ディベール

[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)]

容量・税込価格:10ml・5,720円 / 30ml・15,730円 / 50ml・20,020円 / 100ml・28,600円発売日:- (2018年11月追加発売)

5購入品

2019/12/21 23:59:36

「冬の水 一枝の影も 欺かず(ふゆのみず いっしのかげも あざむかず)」

俳人、中村草田男の名句。フレデリック・マルのロー・ディベールの香りを感じるとき、いつもこの句を思い出す。「冬の水」と名付けられたこの香水は、厳寒の冬に冷たく横たわる、鏡のような水面のたたずまいを感じさせる。

「香りの出版社」フレデリック・マルの香水の特徴は、調香師の名を前面に出し、何物にもとらわれない作者の創造性あふれる作品を世に送り出すこと。ローディベールは、2003年にジャン=クロード・エレナによる調香でリリースされた。現在50mlボトルが税込20020円。それより安価なミニボトルも出ている。

ジャン=クロード・エレナといえば、香水に詳しくない方もわりと知っているブルガリのオパフメオーテヴェール(1992)やエルメス専属調香師として「ナイルの庭」などをリリースした凄腕調香師だ。そんな彼が、エルメス入社の少し前に試行錯誤しながら創っていたという「冬の水」、それはいったいどんな香りなのか?

ローディベールをプッシュする。その瞬間、最初にたちのぼるのはやわらかなベルガモットのシトラスノート、紅茶のアールグレイの爽やかな風味だ。同時にふわりと出てくるのがうす紫色のスミレの香り。ああ、アイリスのヴァイオレットに傾いてる系の香りだなという感じがする。一瞬、アプレロンデを思わせるスミレの香りがとても印象的なトップ。

3分もせずに下から感じられるのは、わずかにウォータリーな気配を感じさせる苦味。同ブランドから2000年にエレナが出していた「雨のアンジェリカ」で用いられていたキー素材、アンジェリカの風味か。内省的なスミレの香りとアンジェリカのやや湿った苦味はどこか冷たさを感じ、冬の水を思わせるには十分なイントロだ。

10分ほどすると香りはミドルに移る。このへんの展開はとても繊細で美しい。スミレに傾いていたアイリスの下から桜餅のような苦味のある香りが出てくる。クマリンほど白い粉感がないのでビターアーモンドだろう。この杏仁豆腐のような独特の苦味感がアンジェリカからつながり、パウダリーなアイリスと相まって穏やかでしっとりしている。

空気がキリリと冷え込んだ放射冷却の朝、湖の水面の上には放射霧と呼ばれる幻想的な霧が立ちこめる。それは一気に冷えた地表近くの大気が、それよりも温度の高い水にふれるからだ。冬の水は、ときに大気の冷たさよりも温かいことがある。ローディベールは、そんな冬の朝の澄んだ霧のような香りをたなびかせる。

ただ。

この柔らかくしっとりとした美しい霧は、香り立ちがとても淡く、そして持続時間もとても短い。まるで冬の太陽がゆっくり山際に顔をのぞかせた瞬間に、スッと消えてゆく朝霧のよう。アーモンドノートとパウダリーなアイリスに、やがて黄色い花粉の匂いのようなヘリオトロープが混じった香りは1〜2時間でそのまま消失してゆく。

かなり調べても香料濃度は確認できなかったが、この香りに関していえば他のマル作品よりも香料濃度はうすいと思う。オーデコロンからオードトワレレベルかと。だとすれば、他のマル作品よりやや安価な設定も納得できる。「水」を表すためにあえてアルコールを多めにし、主張の弱い柔らかい香り立ちを目指したという見方もできるだろう。それでもこの淡さは日本人的には使いどころは多いかもしれない。値段と香り立ちの淡さ、このあたり評価の分かれるところだろう。

全体的に見ると、ふんわりとしたベルガモットのシトラスノートで始まり、アイリスのヴァイオレット風パウダリー、ドライで苦いアーモンドの香りが感じられてきて、ラストにヘリオトロープの黄色い花粉のパウダリーで終息していく展開。それらが織りなす静謐な水のアコード。それは、エレナによれば「冬のお湯の香り」だという。その意味は不明だが、冬だからこそ温かく感じる水のモチーフ、蒸発する霧や湯気から感じたイメージなのかもしれない。

明鏡止水という言葉がある。心に邪念がなく澄みきった水のように一転の曇りもない様子を表す言葉だ。冷え込んだ冬の朝、昇った太陽が山あいの湖に光を投げかけると、霧は煙のように消え失せて、周囲の山容を鏡のように映した美しい湖面が姿を現す。樹の枯れ枝が湖面に映る。それは冬を越すために全てをそぎ落とした骨のごとき姿。

冬の水はその姿も影もどこまでも残酷なまでに映し出す。その虚飾を廃した厳しさを草田男は「欺かず」の下句に込めたのだろう。自然と自分をあるがままに受け止めた作者の生きざまを表した言葉だ。枝の霜がとけて水滴となって流れ、枝先から垂れている。この涙のようなひとしずくもまた、まごう事なき冬の水。

ローディベール。

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フレデリック マル / オー ドゥ マグノリア

フレデリック マル

オー ドゥ マグノリア

[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)]

容量・税込価格:10ml・6,600円 / 30ml・18,150円 / 50ml・23,100円 / 100ml・33,000円発売日:- (2018年11月追加発売)

6購入品

2020/12/14 10:07:18

ディスカバリーセットにこちらが入っておりました。

1.2mlスプレーですが、ちょっと出の悪い1プッシュでもきちんと香るのでコスパの高さは健在です。

種類はEDTで、調香師はカルロス・ベナイムです。フレデリック・マル品の中だと珍しいEDTです。

フレデリック・マルを知るきっかけになった店舗で軽い物を尋ねた際に紙で渡された香りで、アンパッサンはすぐに行方不明になりましたが、こちらは瑞々しさと大人っぽさを兼ね備えた高級感漂う香り、という所感でした。

実際に手首に吹きつけると、最初はレモンやベルガモットの爽やかな香りに包まれたマグノリアが出てきます。
30分程度で柑橘系が消え、ほんのりアプリコットっぽさとベチバーの瑞々しさが前面に出たマグノリアになります。瑞々しさがほんのりとミントのような清涼感を生み出します。
4時間程度経って忘れた頃に香調変化があり、気付いたらモスやシダーウッドのウッディ感というか渋さが増していましたが、大勢に影響はなく、最初から最後までずっと2番手にマグノリアがいました。主役は間違いなくマグノリアです。

持続時間は9〜10時間でした。
ビガラードコンサントレもそうですが、他ブランドのEDTと同列に考えてはいけないくらい長持ちします。筆者が香りを執念深く探すせいでもありますが、1日の中で化粧直しと同じタイミングでフレグランスを追加させる必要もなく、大変コスパが高いです。
ディスカバリーセットに入っていた物は一通り嗅ぎ終わり、追加購入したい物がこちらとポートレイトオブアレディーでした。ただ、持っていたら使いやすいですがすぐに使いたいレベルの物でもなく、暫く購入は見送ります。

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DIORのカウンターに行った事をきっかけにノーメイクの日が多いですがメイク熱が上がってきて、眠っていた香水熱が上がってニッチフレグランスにどハマりして… 続きをみる

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