- Moonprsmpwさん
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[洗顔フォーム]
容量・税込価格:180ml(つめかえ用)・715円 / 200ml・880円発売日:2021/3/2
2024/3/15 05:50:08
泡だてなくていいってだけで洗顔の難易度下がるうれしい
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Jo Malone London(ジョー マローン ロンドン)
税込価格:30ml・10,890円 (生産終了)発売日:2023/5/12
2023/6/4 23:08:20
ジョーマローンの今年のバレンタインコレクション、ブロッサムズは復刻作品ばかりであったが、ザハイランズコレクションは四分の三が新作(ワイルドアキレアは2019年のネトル&ワイルドアチリーコロンの復刻)で、新作はハイランドヘザー、メランコリーシスル、そしてこのマロウオンザムーア。調香師は、ジョーマローン以外にもトムフォードやルラボにもクリエイションがあるヤン・ヴァスニエだ。
マロウの花がプリントされたボトルをスプレーしてみる。ジョーマローンの限定ボトルは本当にオシャレだ。価格も30mLなら(以前よりもかなり値上げしているとはいえ)わりと手頃だし、思わず集めたくなる。トップはツンとしたベンズアルデヒドのアーモンド臭に、ヴァイオレットリーフのもったりとしたウォータリーグリーン。リーフだけでなく、ヴァイオレットフラワーのニュアンスも強い。え?ヴァイオレットリーフもフラワーも結局スミレだから一緒なんじゃないの?と思うかもしれないが少し違う。リーフの香りはキュウリやメロン、スイカを思わせるような水っぽいグリーンで、フラワーの香りは「昔の外資系のリップに付いてそうな」甘くてパウダリー、いわゆるコスメティック系統の香りだ。スミレの花と葉が入り混じる香りはとてもノスタルジックで懐かしい感覚。
ややもすると、ヘリオトロープがさらにパウダリーで白い甘さを加えてそのままドライダウンへ向かう。持続はだいたい4、5時間程度。コレクション内では甘めなこともあって思ったよりかは長持ち。
このコロンの名は「マロウオンザムーア(荒れ地に咲くマロウ)」でパッケージに描かれている赤紫色の花がマロウだろうが、おそらくこの香水からはマロウの香りはしていない。マロウが荒れ地で咲いている情景をヴァイオレットとヴァイオレットリーフ、ヘリオトロープで表現した、というものだろう。香水ではよくあることだ。もしレギュラー品ならヴァイオレット&ヘリオトロープコロンという名前になったことだろう。
トップ:バイオレットリーフ
ミドル:オリスルート、ヘリオトロープ
ベース:オーク
調香師は、ヤン・ヴァスニエ。
(fragranticaより)
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2023/5/12 21:16:04
「ベージュに安心感を覚えるのは、それが自然な色だから。」
かつてココ・シャネルはそう語ったらしい。そのベージュの名を冠したフレグランスがシャネルの高級ライン、「レゼクスクルジフドゥシャネル」に存在する。画像は昨年12月から日本で再販されるようになったP濃度のもの。
「ふーん、元々あったEDPの濃度濃くしたヤツなのね」と考えがちだが実は少し違う。レゼクスクルジフシリーズは2007年から始まり、2015年発売のミシアまでは基本がEDTとして作成され、2016年のリニューアルの際にオードゥコローニュ以外のEDTはEDPにリフォーミュラされた。ベージュの場合EDTの発売が2008年、パルファムの発売は2014年のため、ベージュP=EDTの濃度を上げたもの、という認識がより正しい。
紐と薄紙で封をされたフラコンボトルを開ける。一般的なスプレータイプに慣れていると、このタイプのボトルを開封するときはこぼしてしまわないか少しドキドキする。気を付ければ首元の丸い飾りを付けたまま開けることもできる。
アトマイザーに入れて使えば便利だが、今日はスポイトで少量ずつ付けてみよう。トップに感じるのは若干のシトラスのニュアンス。ベルガモットとかレモンとか、はっきりした印象はなく、曖昧な輪郭がわかる程度。
そしてすぐに柔らかなフローラルの三重奏がやってくる。フリージア、フランジパニ、セイヨウサンザシだ。クラシカル寄りで花粉のようなパウダリーさ、蜜っぽい甘さも感じる。ベージュには、かの有名なNo.5や他のレゼクスクルジフのフローラルメインのフレグランスのような華やかさはない。むしろ地味。香りが薄いというわけではない。ローズや、ジャスミンのようなホワイトフローラルが鮮やかな色だとするなら、この香水のフローラルは落ち着いたトーンのカラー、まさに「ベージュ」だ。ここまででだいたい4時間ほど。
ドライダウンになると、ほんの少しハチミツのようなコクがフローラルに厚みを添える。基本的には香りの起伏が控えめで、シングルノート風に展開していく。持続は5、6時間程度。
フレグランスは濃度が高ければ高いほどいい、というわけでもないが(濃度が高ければ一応高級とは言える)、このベージュに関してはPが一番綺麗な香り立ちだと思う。香りの構成としては、旧EDT、EDP、Pでそこまでガラッと変更されているわけではないが、完成度の高さはPが群を抜いている。フローラルの三重奏が優しく寄り添ってくれるようだ。EDPやEDTはかなり拡散しやすく、それが良くも悪くもシャネルらしいキャラクターを演出しているが、ベージュの持つ「安心感」を与えてくれるのはやはりP。
やはりココ・シャネルの言っていたことは本当のようだ。
ノート:フリージア、フランジパニ、ハニー、サンザシ
調香師は、ジャック・ポルジュ。
(fragranticaより)
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2023/4/28 11:48:34
5月1日はスズランの日。フランスでは自分の大切な人にスズランの花を贈る習慣があって、贈られた人は幸せになれるそうだ。そんな日を祝って発売されるゲランの「ミュゲ」が今年も発売された。2006年に復刻して以来、2010年以外は毎年限定販売されている。2023年のボトルデザインは陶芸家のカレン・スワミと、今年のチェリーブロッサムのデザインを手がけたオートクチュールの刺繍メゾンのアトリエ・ヴェルモンのコラボレーションだ。
いつものように20mlサイズのパーススプレーが付属している。ビーボトルの方開けるのもったいないしね。さっそく付けてみると、ぱっと拡がる清々しく、みずみずしいグリーンノート。水分をたっぷり含んだ青葉を感じさせてくれる。ベルガモットはあまり感じないな、緑の青さが際立ったオープニング。
蕾が徐々に花開くように、ローズとジャスミンがミュゲの香りを形作っていく。ジャスミンがやや優勢か。スズランからは香料が採取できないため再現香だが、ゲランのミュゲのアコードは秀逸だと思う。高いけど。昨年よりさらに値上げして90,000円+税だけど。それでも可憐で控えめなミュゲのホワイトフローラルには抗えない魅力を感じる。
基本的にトップ→ミドルの印象をそのまま崩すことなくフェードアウトしていく。ムスキーにもウッディにもならない。持続はだいたい3、4時間程度。
近年は大半のクリエイションをNo.2パフューマーのデルフィーヌ・ジェルクが主体で作っているゲランだが、いくつかは五代目ティエリー・ワッサーの名で出されている。このミュゲももちろんワッサー名義の作品で、その名にふさわしい香りのクオリティだとは思う。しかし、いくら限定品とはいえ香水としてはかなり高額の部類であるため、購入する際はよく考え、納得した上で買うことをオススメする。
ノート:スズラン、ジャスミン、グリーンアコード、ローズ
調香師は、ティエリー・ワッサー。
(fragranticaより)
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Jo Malone London(ジョー マローン ロンドン)
容量・税込価格:50ml・14,850円 / 100ml・21,670円発売日:2023/4/7
2023/4/14 10:33:32
季節ごとの限定コレクションが多数あるジョーマローンのフレグランス製品の中で、いくども復刻はすれど決して定番入りしないものがいくつかある。そのひとつがこのオスマンサスブロッサムコロン。初出は2013年で、その後2017年と2020年に再販、そして今年の春に再び限定品として発売された。調香師は有名ファッションブランドの香水から高級ニッチな香水メゾンまで幅広く手掛けるマリー・サラマーニュだ。
球のようなキャップを外してスプレーしてみる。毎年春に出るブロッサムコレクションのボトルはこのタイプに統一されたようだ。酸味の強くない柑橘にプチグレンの乾いたウッディグリーンが香る。特別変わった香りではないが、とてもナチュラル感のあるスタートだ。
プチグレンから繋がる形でオレンジブロッサムの香りが目立ってくる。その後ろから控えめな印象で顔を出しているのがオスマンサス。オスマンサスの香りは通常、アプリコットのようなフルーティさを伴った甘さの強いフローラル調の香りだが、このコロンのオスマンサスはあまり甘くない。なぜかというとオスマンサスブロッサムコロンのオスマンサスは金木犀ではなく銀木犀を指すから。銀木犀も金木犀と似たような香りを放つが、その香りは金木犀よりもずっと控えめだそうだ。オレンジブロッサムに連れられて明るくライトなフローラルに仕上がった香りは、たしかにそう思えてくる。ふーん、銀木犀って金木犀に似てるのね、と思ったら銀木犀の方がルーツらしい。
ドライダウンはカシュメランのウッディムスクとアクアティックな香りが残る。持続は3、4時間程度。
綺麗めのライトフローラルからウッディムスクに繋がる流れはよくある香調で特段キャラが立っているわけでもないし、銀木犀と言われてもいまいちピンとこない印象はあるが、優しい香り立ちでいわゆる「万人受け」系であり、適度なナチュラル感もあるため淡めのフローラルを探している方の選択肢には入るのではないだろうか。
ただ、個人的な好みを言うとドライダウンのアクア調の残香は不要だと思う。フローラルのみずみずしさを演出しているのだろうが肌に付けると悪目立ちしやすく、せっかくライトに仕上げたオスマンサスの足を引っ張っているように感じた。
トップ:シトロン、プチグレン、ヴァイオレットリーフ
ミドル:オスマンサス、オレンジブロッサム、ホワイトピーチ
ベース:カシミアウッド、ホワイトムスク、シダーウッド
調香師は、マリー・サラマーニュ。
(parfumoより)
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