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新真昼さん
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シャネル / ベージュ

シャネル

ベージュ

[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)]

容量・税込価格:15ml・40,700円発売日:2022/12/2

6購入品

2023/5/12 21:16:04

「ベージュに安心感を覚えるのは、それが自然な色だから。」

かつてココ・シャネルはそう語ったらしい。そのベージュの名を冠したフレグランスがシャネルの高級ライン、「レゼクスクルジフドゥシャネル」に存在する。画像は昨年12月から日本で再販されるようになったP濃度のもの。

「ふーん、元々あったEDPの濃度濃くしたヤツなのね」と考えがちだが実は少し違う。レゼクスクルジフシリーズは2007年から始まり、2015年発売のミシアまでは基本がEDTとして作成され、2016年のリニューアルの際にオードゥコローニュ以外のEDTはEDPにリフォーミュラされた。ベージュの場合EDTの発売が2008年、パルファムの発売は2014年のため、ベージュP=EDTの濃度を上げたもの、という認識がより正しい。


紐と薄紙で封をされたフラコンボトルを開ける。一般的なスプレータイプに慣れていると、このタイプのボトルを開封するときはこぼしてしまわないか少しドキドキする。気を付ければ首元の丸い飾りを付けたまま開けることもできる。

アトマイザーに入れて使えば便利だが、今日はスポイトで少量ずつ付けてみよう。トップに感じるのは若干のシトラスのニュアンス。ベルガモットとかレモンとか、はっきりした印象はなく、曖昧な輪郭がわかる程度。

そしてすぐに柔らかなフローラルの三重奏がやってくる。フリージア、フランジパニ、セイヨウサンザシだ。クラシカル寄りで花粉のようなパウダリーさ、蜜っぽい甘さも感じる。ベージュには、かの有名なNo.5や他のレゼクスクルジフのフローラルメインのフレグランスのような華やかさはない。むしろ地味。香りが薄いというわけではない。ローズや、ジャスミンのようなホワイトフローラルが鮮やかな色だとするなら、この香水のフローラルは落ち着いたトーンのカラー、まさに「ベージュ」だ。ここまででだいたい4時間ほど。

ドライダウンになると、ほんの少しハチミツのようなコクがフローラルに厚みを添える。基本的には香りの起伏が控えめで、シングルノート風に展開していく。持続は5、6時間程度。


フレグランスは濃度が高ければ高いほどいい、というわけでもないが(濃度が高ければ一応高級とは言える)、このベージュに関してはPが一番綺麗な香り立ちだと思う。香りの構成としては、旧EDT、EDP、Pでそこまでガラッと変更されているわけではないが、完成度の高さはPが群を抜いている。フローラルの三重奏が優しく寄り添ってくれるようだ。EDPやEDTはかなり拡散しやすく、それが良くも悪くもシャネルらしいキャラクターを演出しているが、ベージュの持つ「安心感」を与えてくれるのはやはりP。

やはりココ・シャネルの言っていたことは本当のようだ。


ノート:フリージア、フランジパニ、ハニー、サンザシ
調香師は、ジャック・ポルジュ。
(fragranticaより)

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Jo Malone London(ジョー マローン ロンドン) / マロウ オン ザ ムーア コロン

Jo Malone London(ジョー マローン ロンドン)

マロウ オン ザ ムーア コロン

[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)]

税込価格:30ml・10,890円 (生産終了)発売日:2023/5/12

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4購入品

2023/6/4 23:08:20

ジョーマローンの今年のバレンタインコレクション、ブロッサムズは復刻作品ばかりであったが、ザハイランズコレクションは四分の三が新作(ワイルドアキレアは2019年のネトル&ワイルドアチリーコロンの復刻)で、新作はハイランドヘザー、メランコリーシスル、そしてこのマロウオンザムーア。調香師は、ジョーマローン以外にもトムフォードやルラボにもクリエイションがあるヤン・ヴァスニエだ。


マロウの花がプリントされたボトルをスプレーしてみる。ジョーマローンの限定ボトルは本当にオシャレだ。価格も30mLなら(以前よりもかなり値上げしているとはいえ)わりと手頃だし、思わず集めたくなる。トップはツンとしたベンズアルデヒドのアーモンド臭に、ヴァイオレットリーフのもったりとしたウォータリーグリーン。リーフだけでなく、ヴァイオレットフラワーのニュアンスも強い。え?ヴァイオレットリーフもフラワーも結局スミレだから一緒なんじゃないの?と思うかもしれないが少し違う。リーフの香りはキュウリやメロン、スイカを思わせるような水っぽいグリーンで、フラワーの香りは「昔の外資系のリップに付いてそうな」甘くてパウダリー、いわゆるコスメティック系統の香りだ。スミレの花と葉が入り混じる香りはとてもノスタルジックで懐かしい感覚。

ややもすると、ヘリオトロープがさらにパウダリーで白い甘さを加えてそのままドライダウンへ向かう。持続はだいたい4、5時間程度。コレクション内では甘めなこともあって思ったよりかは長持ち。


このコロンの名は「マロウオンザムーア(荒れ地に咲くマロウ)」でパッケージに描かれている赤紫色の花がマロウだろうが、おそらくこの香水からはマロウの香りはしていない。マロウが荒れ地で咲いている情景をヴァイオレットとヴァイオレットリーフ、ヘリオトロープで表現した、というものだろう。香水ではよくあることだ。もしレギュラー品ならヴァイオレット&ヘリオトロープコロンという名前になったことだろう。


トップ:バイオレットリーフ
ミドル:オリスルート、ヘリオトロープ
ベース:オーク
調香師は、ヤン・ヴァスニエ。
(fragranticaより)

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Tomokohanさん
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ゲラン / アクア アレゴリア オランジェ ソレイヤ(旧)

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アクア アレゴリア オランジェ ソレイヤ(旧)

[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)]

税込価格:- (生産終了)発売日:2020/6/1

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6購入品

2020/7/19 21:37:23

公式通販で売られてはいましたが、現品を嗅がずに買う勇気がなかったので百貨店の営業再開後にちゃんと嗅いでから購入。

「シチリアの太陽の下で笑い、美しく熟れたオレンジの実を摘み取る。」という感じの意味の書かれた説明書きです。訳が合っている保証はありません。いつもの面白い単語選びではなく、EFL(母国語が英語でない人)にも分かりやすい注釈でした。

最初はブラッドオレンジとピンクペッパーが主張してきますが、ピンクペッパーが消え、ブラッドオレンジの果肉が消えて果皮のみの香りになってくると、段々とミントが出てきます。
それからはずっと残るオレンジの果皮とミントと若干のウッディ系の香りになり、香害にならない落ち着いた物でした。

これからの季節、気温が高くなってくるので、ハーバフレスカと重ねてミントをより際立たせた組み合わせがお勧めです。
オレンジをもっと楽しみたい方はベルガモットカラブリアが良いです。
ちょっとスパイシーな癖をつけたければマンダリンバジリックも向いていそうですが、折角ブラッドオレンジが選ばれているのにマンダリンと重ねると柑橘の種類が混ざってその辺のよくある香りになってしまうので、筆者は好んで合わせません。

今年の新作は2つともヒットしたので、良い買い物をしました。

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シャネル / レ ゼクスクルジフ ドゥ シャネル 1957

シャネル

レ ゼクスクルジフ ドゥ シャネル 1957

[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)]

容量・税込価格:75ml・33,000円 / 200ml・57,200円発売日:2019/3/8

4購入品

2021/12/25 12:28:32

トップはシャネルらしいクラシカルなアルデヒド。5番や22番を思わせるスタート。そこにみずみずしいベルガモットと、軽く弾けるピンクペッパー、そして少しパウダリーなホワイトムスク。うーん、あまり面白みはないかも。

すぐにミドルへ移行し、クリーンなホワイトムスクを中心に、うっすらとホワイトフラワーを重ねた清潔な香りになる。ここのホワイトムスクがソーピーな印象が強いため、いわゆる石鹸風の香りに落ち着く。

ドライダウンになると、乾いた印象のシダーウッドに、ソーピーなホワイトムスクが少し暖かさを帯びてくる。おそらくカシュメランだろう。そこにほんのりバニラの白い甘さが出てくるともう終わり。ミドルまででニ、三時間、ドライダウンは四時間ほど。

トップからラストまで複数のムスク(8種類らしい)を効かせたこの1957、香り全体の印象は、徹底的に「清潔、クリーン」。トップのクラシカルなアルデヒドさえ消えれば、割と万人に好かれやすい香りだと思う。

しかし、どうにもこうにもお行儀が良すぎる。今のシャネルの香水のイメージを作り上げた三代目専属調香師ジャック・ポルジュのクリエイションとどうしても比べてしまう。こんな当たり障りない香りは、ココ・シャネルのイメージには合わないのだ。

かつてココ・シャネルは「センスのいい香りをほんの少し身につけろ」とは言ったけれど、そのセンスのいい香りはおそらくこんな香りではない。


トップ:ホワイトムスク、アルデヒド、ピンクペッパー、ベルガモット、コリアンダー
ミドル:ホワイトムスク、オレンジブロッサム、ジャスミン
ベース:ホワイトムスク、オリス、シダー、カシュメラン、ハニー、バニラ
調香師は、オリヴィエ・ポルジュ。
(fragranticaより)

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ゲラン / ボワ ダルメニ

ゲランゲランからのお知らせがあります

ボワ ダルメニ

[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)]

容量・税込価格:100ml・49,500円 / 200ml・70,290円発売日:2008/1/2 (2021/9/1追加発売)

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6購入品

2022/12/31 12:38:00

ラールエラマティエールの中で最も好みが別れるのはこのボワダルメニだと思う。シリーズ初期の外部委託作品のうちのひとつで、担当調香師はブルガリのブルガリブラックやルラボのガイアック10で有名な女性調香師のアニック・メナードだ。


さっそく腕にスプレーしてみる。やっぱりリニューアルしたボトルのいいところはスプレーの出方だ。一ヶ所にべったり付きにくく、ちょうどいい塩梅で付けることができる。トップはなんだかうっすら木が焦げたようなスモーキーな香りに、からっとしたピンクペッパー、ガサついたアイリスの粉っぽさに青みの強いコリアンダーが香る。主張の弱いインセンスのようだがそれもそのはず、ボワダルメニはアルメニアンペーパーという燃やして使用する紙のお香が着想元だからだ。ムエットにも付けてみたが、肌よりもスパイスが鋭く香る。

コリアンダーの青みが落ちつくとベンゾインの薬っぽい甘さも顔を出し、ようやく我々が思い描くようなインセンスらしい香りになってくる。ガイアックウッドのドライウッディも加わわるおかげでベタベタした甘さにはならない。すっと胸のすくような甘さだ。ムエットに付けた分はまだまだコリアンダーの香りが勝った薄いお香の香りがする。

ベンゾインの甘さとガイアックウッドにパチュリとややアニマリック寄りのムスクが加わりドライダウンしていく。ここのあたりの肌馴染みは素晴らしく、ラールエラマティエールの中でも群を抜いていると思う。トップからミドルまでで2時間程度、ドライダウンは5、6時間は香る。ムエットの方はややベンゾインの甘さが出てきたが、肌に付けたときのような感動はない。


ラールエラマティエールの中では最も玄人向きの香りで、ネロリウートルノワのような人当たりの良さはないものの、ドライダウンの香り方は好きな人にはたまらない、一気に虜になってしまう中毒性の高い香水だ。ムエットだと良さが分かりにくいので検討の際はぜひ肌で試してほしい。


トップ:フランキンセンス、アイリス、ピンクペッパー
ミドル:ベンゾイン、ガイアックウッド、コリアンダー
ベース:コパイババルサム、パチュリ、ホワイトムスク
調香師は、アニック・メナード。
(parfumoより)

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AoTukiさん
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自己紹介

DIORのカウンターに行った事をきっかけにノーメイクの日が多いですがメイク熱が上がってきて、眠っていた香水熱が上がってニッチフレグランスにどハマりして… 続きをみる

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