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ローセルジュルタンス(L'Eau Serge Lutens)
[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)・香水・フレグランス(メンズ)]
容量・税込価格:100ml・14,300円発売日:- (2022/6/1追加発売)
2022/3/17 12:49:54
透明な匂い。ロードゥイッセイが大自然だとしたら、理想主義のイデオロジストの夢に迷い込んだような。
嫌味がないのに、確実につける人を選ぶ香り。世の大半はこの香りに食われるはず。曇りひとつ残さず磨かれた鏡ほど、人の造りの粗を鮮明に映し出すように。アルデハイドでここまで穢れのない香りを出せるのはクリストファー・シェルドレイクの妙技。ムスクの奥行きが本当に美しい。
シングルノート:アルデハイド、マグノリア、柑橘類、ミント、クラリセージ、ムスク
(リニューアル後)待って。変わったのはパッケージだけだと聞いていたけど、以前嗅いだ香りと全っっっっ然違う!やけに甘ったるくて、(それ自体は問題じゃないのだけど)いわゆる万人ウケする、陰影のないペラッペラの香り。上っ面だけ清潔な芳香剤みたい。本当にリネンの匂いしかしない。
あああ頼むからパチモン掴まされただけでありますように…。星6→星1に評価down。
オンラインで聞いたことない卸売から買ったから、偽物って可能性に賭ける。リニューアルで変わったならお願いだからオリジナルに戻して…。
いつか正規店に足を運んで買ってみます。以前のユニセックスに相応しい二元的な香りだったら、再び評価UPして投稿する。えーん。
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2022/3/20 14:16:14
トップから真っ赤なルージュをイメージするほど、成熟した女性にぴったりの香り。
こちらで服の下に纏うことが推奨されていると知り納得しました。手首にワンプッシュだとあまりに作られた色気というか、塗り固められたような濃厚さ。
赤い口紅が似合う甘くセクシーな香りなので間違ってもオフィスには向きません。煙草の香りがミステリアスな女性を演出してくれます。
ラストノートは甘酸っぱく濃厚で、ほんのりフルーティなのに、最後までどこか知的。厚塗りの化粧が落とされたようなセクシーさで、個人的にトップよりラストが好み。
個人的にスパイスを多用したオリエンタルな香りが苦手なのですが、こちらのグローブとカルダモンのチョイスは温かみよりも悪魔的な美しさを思わせて、女性的な甘さに魅了されました。ベローズ(ピンクペッパー)のツンと鼻先を擽る、可愛く挑発するような香りが確かに花魁っぽい。
最後まで閉じ込められて燻った知性が、どこか哀愁じみた切なさを感じさせる。
綻ぶ大輪の花の甘い香り。
「希望」のテーマ閉ざされた世界の真実の愛香調極彩色の花々の芳醇な<色気>を、燻らせる<知性>の煙草の煙が柔らかく包み込み融合し、 深く広がる希少な鬱金と薬草が、奥に潜む神聖な沈香の気品をさらに際立たせる。甘く濃厚な蜜のような香り。ノート:ホープ パウダリー フローラルトップ:ベローズ、カルダモン、ウコン、クローブ、タバコミドル:インセンス、スズラン、カンゾラスト:アンバー、ウード、カシミヤウッドベース:ヒドゥン ジャポニズム834
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LES FLEURS DU DECHET - I AM TRASH
[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)・香水・フレグランス(メンズ)・香水・フレグランス(その他)]
税込価格:-発売日:-
2022/3/22 20:30:19
「いい匂い」って思った。トップの甘いフルーティ、ラストのイソイースーパー特有の、透明感ある軽やかで優しいウッディ。
芳醇なのに自己統制できていて、自然なのに洗練されている。清廉でいて退廃的。全き二面性のフレグランス。
この香りを夜に纏うと、どうしてか泣きそうになる。私の憧れの女性像なのかもしれない。成熟した透徹の香り。疲れた日の夜にそっと包み込んでくれる、しなやかで甘い香り。ゴミの中から生まれた奇跡のように美しい香り。おばあちゃんになっても纏いたい、出逢ったことに感謝している香水です。
ノート:ビターオレンジのアップサイクル、グリーンタンジェリンのアップサイクル、グアテマラ産レモングラス、アップルエッセンスのアップサイクル、ローズアブソリュートのアップサイクル、イソイースーパーのアップサイクル、サンダロア、シダーウッドアトラスのアップサイクル、アキガラウッド、ガリゲットストロベリー・・・
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2022/9/6 08:33:55
アブソリュートされた繊細な香りがとっても魅惑的。
目を閉じると花々と果実が咲き誇る庭園の中にいる気分。そこから明瞭なイメージを元に選り抜かれた、自然のエッセンスを閉じ込めた、まるで生きているかのような香料。
トップからイタリアンベルガモットとレモンが爽やかに弾ける。爽快感が強く、いっそ清涼。ほんのり漂うペアーとピーチの甘さが遊び心がありキュート。
ハートノートはお酒を覚えたばかりの、ウィットの利いた20代の小悪魔的な女性に似合いそう。決して悪女ではない。引き際を弁えた、ラストまでかわいい香り。
シャブリに似た香りがする。赤ワインの馥郁を好む方からすれば、このナチュラルな爽やかさが退屈に思えてしまうかもしれない。
ローズ、ジャスミンにともすれば気後れしてしまう大人の仲間入りしたレディの背中を、馴染みあるバニラが「大丈夫だよ」とそっと支えてくれるイメージ。
個人的にはチュベローズの剥き出しの官能のイメージが苦手だったのだけど、これくらいの可愛いセクシーはむしろ、纏っていて居心地がいい。品がある。同時に自分の知性を磨かなければ、このピリッとしたターキッシュローズは味方をしてくれないだろうな、とちょっぴり身を引き締める。
女性性を謳歌できる一方で自分の身の振り方を考えさせられる。だからこれは、レディに片足を入れた女性にとってのコンパクト・ミラーというお守り。
ローズの香りの複雑な魅力がとてもよく表れてる。不意にこの匂いを嗅ぐと小気味良く鼻を刺す程よい刺激を感じる一方、「もう驚かないぞ」と心して嗅いでみると驚くほど優雅なアロマに甘く包み込まれる。
うん、長く香るミドルの香りが心地快い刺激を孕むのって嬉しい。
個人的にはドライダウンした後のイリスが一番好き。イリスを支えるモスが主張するのは飽くまで、弾けるようにきらめく今を生きる生命の輝き。
プレイフルに自立し生きることを覚え、これから大輪の花を咲かせるレディの未来を、イリスの花束が祝福する香り。
(あなたに依存して欲しがる男と会うとき、この香りを身に纏うといい。虫除けスプレーみたいに嫌がるから。本当に!笑)
Coeur de Jardin=Garden Hert。香水というアートに疲れたときにさえ、初夏の薔薇が咲き誇る庭園の如く優しく迎えてくれる自然体の香りです。
TOP:イタリアン ベルガモット / イタリアン レモン
HEART:ターキッシュ ローズ / ジャスミン / チュベローズ / バニラ
BASE:イリス バター
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Jo Malone London(ジョー マローン ロンドン)
ダーク アンバー & ジンジャー リリー コロン インテンス
[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)・香水・フレグランス(メンズ)]
容量・税込価格:50ml・20,350円 / 100ml・28,270円発売日:- (2022/12/26追加発売)
2022/9/14 12:25:36
今まで香った中では1番複雑なJo Malone London。すき。
それでいてここまで爽やかで甘いスパイシーは、まさに『自然の包容力』。Jo Malon節炸裂。
ミドルはブラック・オーキッドがミステリアスな甘さ。
なのにジャスミン、ウォーター・リリー、ローズのミルキー・フローラルが飽くまで清廉な香りに仕上げてる。こんなんJo Malonにしかできないやつやん。すき。
ジョーマローンの香水はコンバインで真価を発揮するものが多い中、このコロンは単体でも完成された美しさ。一方でコンバインしたときのミドル・ノートはぼうっとベルベットのソファで微睡むようなふくよかな甘さ。
この香りが語る。「真の官能とは表現する側にとっての構想であり、受ける側にとっての幻想である」!
ラストでじわじわと侵食するレザーとパチョリに狼狽する。甘い。甘いのだけどどこか冷たいほど厳格な法則性の匂いがする。それでいてブラック・アンバーの底知れない包容力。掴めない神秘性。
最高品質のオリバナムがどこまでもノーブルな印象で、最後まで魅了し続けてくれる。
癖がないのに綺麗なだけでなく、美しい。「まだ消えないでー!」ってラストノートに縋るほど最後まで悶えてた。語彙力チンパンジーになるレベルで好きです。
春夏に纏うなら夜。秋冬ならデイタイムもすてき。
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