2022/2/7 12:54:14
子供のころ夢みてたTHE・香水の匂い。つまりはすっごく均整な、正にバレリーナのイメージ。
トップはピンクペッパーが女性らしく華やかに弾けて、ベルガモットの甘い柑橘が主張する。トップは透明感もあるけど、ナチュラルではない。
ミドルはアプソリュートされたイリスとジャスミン・サンバックでハズレなしの完璧なハーモニー。ヘディオンとパラディゾンがほんのり深みを感じさせる。
つけて1時間後にレザーが香り出してびっくり。と思ったらアイリスと交互に表れる。わー!すごい!バレリーナの表と裏!ミドルの香りはぜひ女性アイドルに纏ってほしい…。
華やかで上品なアイリスで隠し切れない強いレザー。幾つも履き古したトゥ・シューズの匂い。
よって確かにこれはユニセックス。古典芸術までたしなむ英国紳士がさりげなーく纏ってそう。パワフルなレザーをアイリスの上品さが洗練する。
2時間後、ウッディ。ベチパーも加わって時間の深みを感じさせる。「あ、私もうあの華やかな劇場を後にしたのかな?」ってイメージ。最後までレザーが強く、バニラの甘さは殆ど感じない。
バレエ観劇にぴったりな華やかな香りなので、ワンプッシュ以内がおすすめ。
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2022/3/1 21:00:15
シャー・ジャハーンの情熱が鮮明に感じられる香り。安い香水に慣れてる私は、トップからフレッシュさより、スパイス感たっぷりのオリエンタリズムを強く感じました。そこにこっくり甘いバニラが加わって、たしかに媚薬(フィルトル)っぽい。
ベルガモットとレモンがおまけに感じる位。このシトラス感、個人的にはフレッシュさよりパッションを感じます。
トップで「熱い!」って言った。正直に書こう。熱気のようにスパイシーな香りがずっと纏わりついて、もーーーうっとうしい!
照りつける日差しより、焚き火の跳ねる音が聞こえる亜熱帯の夜みたいな…。ハッこれが「官能的」な香り? 私みたいな小娘は「なんだこの主張する匂い…熱いな…よーしキムチ食べに行こ!」としか思わないのである。(ガチで食べた。おいしかったです)
でもすごく人気ですね。多分みなさまの鼻はとても洗練されておる…。
ミドルにかけてアイリス、ローズ、ジャスミンが花開きますが、さすがインドが舞台の愛の物語。スパイスとフローラルが強すぎて、鼻が…負ける…。
ラストのバニラまでエキゾチック。ラテン系男子が好みそうな媚薬だなあ。
ワンプッシュで強く香ります。シャワーで洗い流してようやくホッ…。
たしかに玄人向き。ボトルのあまりに洗練された美しさからなんとなく察したけど、私には使いこなせない。
30歳になったら花開いて感じ取れるんだろうか…官能の魅力ってやつ…。とにかく今はお蔵入り。
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[香水・フレグランス(その他)・プレスタイリング・寝ぐせ直し]
容量・税込価格:40ml・7,700円発売日:2020/5/15 発売予定
2022/3/26 22:07:12
初めに注意書きとして、私はフランソワ・ドゥマシーによる改良版しか嗅いだことがない。その上で正直、良くも悪くも男性が作った香り。うーん、私が付けた途端量産型女子になりそう。この香りを纏って美しく居られる女性ってかなり芯が強い、香水がなくとも充分に魅力的なレディに違いない。
トップはフルーティ。ペアーの軽やかな官能。マンダリンオレンジとベルガモットが爽やかさを付け足す程度、マグノリアの濃厚さもあまり感じない。ボトルの重圧さを想像してたので、ちょっと拍子抜け…(笑)清潔感たっぷりな石鹸の香りの影に、フルーティなシャンパンがひっそり弾けるようなかなり控えめな華やかさ。
ミドルからパウダリーなフローラル。プラムの甘い酸味がありつつ落ち着いてます。それでも女性に求められそうな清潔な官能性を感じる。万人受けしそうでモテそう。
ラストのバニラ、サンダルウッド、ムスクの組み合わせも特に意外性はないよなあ。捻くれた私は終始「パイルアップしたい!!!」と内心叫んでました。
もっと安ければ星の数を増やしてたけど、このお値段でリピートはしないや。ボトルにお金が掛かってるのかも。
でも2006年度以前の、カリス・ペッパーの「女性が自分自身のために作った香り」は嗅いでみたーーーい!!(><)
トップノート:マグノリア、メロン、ピーチ、西洋ナシ、マンダリンオレンジ、ベルガモット
ミドルノート:チュベローズ、イランイラン、プラム、オーキッド、ヴァイオレット、フリージア、ジャスミン、ダマスクローズ、スズラン
ラストノート:バニラ、サンダルウッド、ムスク
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