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[化粧水]
容量・税込価格:150ml・6,930円発売日:2021/3/3
2022/5/2 00:07:35
初めてこの化粧水を使ったとき思わず頭に浮かんだ言葉が、「一生この香りを嗅いでいたい」でした。
ジュリークでは初めての、というよりはオーガニック系では全般的に珍しい振り出し式のボトル。むろんオーガニックですから品質保持のためにガラス製で半透明。他のブランドを使っていても、「何でこれを振り出し式にしてくれないんだろう」という疑問が常にあって、ミストやポンプに頼らなくても変質は防げるだろうに……と悩ましく思ったこと数限りなく。だからこそこれを見つけたことが嬉しかったです。
加えて配合成分が多すぎない。必要なものだけを入れたシンプルさ。アデレードの自社農園で栽培した植物素材を出来る限り使うことを徹底しており、例えばマーシュマロー(アルテア根エキス)は二種類の抽出方法で取り出す独特な配合で、鎮静作用と保湿効果をもたらしてくれます。
少し前まで使っていたN organicのローションとタイプが近いのですが、こちらはべたつきが少なく、肌への浸透が早いのも特徴です。香りは深い森を連想させるウッディノート。私にとってはヒーリングノートですかね。気持ちが落ち着く香りで、本当にずっと使い続けたくなるローションです。ジュリークのステップでは洗顔後、化粧水の前にオイルをブースターとして使うことを推奨していますが、箱書きの英語版説明によると、洗顔→オイル→ミスト化粧水→これ→美容液→クリーム……なのだそうで。最近の美容が「なるべく少ないアイテムで、物理的刺激は最小限に」という傾向なのに対し、真逆でございますが。
そこはそれ、オイルとこれとクリームだけで充分ではないかしら。今はまだ、昨年から引きずっている超乾燥肌のために顔の半分くらいの面積が粉を吹いている状態なので、洗顔後はオイルを使っていますが、少し改善が見られたらオイルを外そうかな……これからの季節、湿度も上がってきますし。年齢的には皮脂の分泌がガクンと落ちる頃なので、バランスを取りながらやっていければ。
私くらいの年代ですと、口にも出したくないですが(認めなさい)ターンオーバーにかかる日数が40日と言われます。一度酷いドライ状態になるとなかなか生まれ変われませんが、せっかく良いローションと巡り会ったので、焦らずじっくりゆっくり、改善を目指したいと思います。
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[フェイスクリーム]
容量・税込価格:40g・2,970円 (編集部調べ)発売日:2008/10/11 (2020/4/27追加発売)
2014/11/11 18:28:52
確かに使い心地いいですよね、これ。
長いこと前評判ばかり聞いてて、やっとこさ使う機会を得て、正直ビックリしました。
ここまで質感軽くて、なのに潤い方が半端なくて、しかもべとつかない。私は髪の毛が顔に張り付く感触がダメで、いわゆるオールインワン・ジェルのたぐいが大嫌いなんだけど、このクリームは真逆にいますね。こればかりは使ってみないと、なかなかニュアンスを伝えるのが難しい。
キュレルと言えば、言わずと知れた擬似セラミドの元祖ですけれども、これだけセラミドが市民権を得て(?)、ヒト型だの天然だのと百花繚乱にもかかわらず、一徹に擬似セラミドで通しているところはぶれないというか頑固というか(笑)。
ただしこの軽さは、シリコン・オイルによるところも多いんじゃないかしら。
ざっと見回しても、ジメチコンだけで3種も配合されている。保湿のための成分はグリセリンと擬似セラミドとユーカリ・エキスくらいですから、軽さ=シリコンと考えてまず間違いないでしょう。
えええーーっ?!と驚かなくて大丈夫。
そもそもこういった処方は、敏感肌用の製品では普通のこと。
変質の激しい植物系オイルは使えないし、現在のシリコン・オイルなどは肌に入り込まないよう分子量を大きくしたものが主流で、ストッキングのようにネット状に覆うだけなんだとか。言ってみれば、毒にも薬にもならない、美容効果は無いけど悪影響も及ぼさない、そんな存在のように思います。
ただ、いくら保湿効果が高いと言っても、化粧水の段階で少ししっとり目にしないと冬場は厳しいかな・・・。さもなくば、美容液を挟むって手もあります。
自分なりのセレクトでメニューが組めるのも、オーソドックスなラインを保つキュレルならでは。私はいざという時のお助けケアとして、時々はお世話になろうと思います。
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2015/1/8 03:18:58
失敗したな。と思いました。
素肌しずくの化粧水と、こちらのクリームを試した10月のこと。
それ以前に使ってた基礎ものがキュレルですから、あの潤浸クリームの真逆にいる感触で、規定量を無理やりのせたらべとつくのなんの。直ぐに洗い流したくなる衝動を抑えつつ、翌日わざわざ使い切ってたキュレルを買いに走ったくらい。
ところがです。
朝の洗顔後、ふと顔を触って、その感触の激変に驚いた。「あれ・・・随分柔らかくなってるな」頬がもっちり柔らかく、手触りが全然違う。なんとまあ、ひと晩ですよ。
思い直しました。キュレルの方をほっぽり出して(ごめん)、素肌しずくを真面目にライン使いしてみようと決意。結果、思いもよらない成果が出て来たのです。
見た目はクリームなれど、その実ゲル状ワックスですかっ!と言いたくなる程のねっとり感。60グラムも入ってて、こんな濃密ゲルがこんなにいっぱいでどーしたら良いの?使い切れないよ!!と嘆く間もなく、意外な浸透力の速さを発揮。同シリーズの化粧水と組ませることで、余計浸透が早まっているようです。
初めて使った時は、なんか顔一面に形状記憶合金を仕掛けられたような、バーン!という張り感があって驚きました。そのせいか、今まで下顎にあった放射状のちりめん皺がだんだんと目立たなくなり、真冬の定番かさかさも起こらなくなりました。
成分も、化粧水がセラミド2なのに対して、セラミド1、3、6と完全に補完。
他にもヒアルロン酸、コラーゲン、水溶性プロテオグリカン、プラセンタ、コエンザイムQ10などこれでもかの充実ぶり。これだけ粘度が高いのに微量のカルボマーしか使っておらず、ミツロウ等自然の成分も巧みに利用してる。さすがはサプリメントのメーカー、と感心しきりです。
夏場以外は、本当に頼りになる乾燥肌の味方として、活躍が期待できる製品です。
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N organic(エヌオーガニック)N organic(エヌオーガニック)からのお知らせがあります
[化粧水]
容量・税込価格:100ml・4,180円発売日:2021/3/12
2021/11/14 23:40:43
久しぶりに国産のブランドを使ってみました。
TVCMやネットでひたすら「いい香り」を謳い続けていた印象しかなかったんですが、いつも買い物で立ち寄る店に置かれるようになって、お試し気分で使ってみようと思いました。
わずかにトロミのある無色の化粧水。イチオシの香りは天然のシトラス系香料らしく、つけていくらもたたないうちにほとんど感じなくなりました。適量は5プッシュ。ただ一気につけるのも大変なので、私は三回に分けて使いました。
つけた直後はヌルつきますが、程なく浸透していきます。刺激も無く、きちんと水分が入っている感触があり、この後使うセラムとの併用で保湿は充分だと思います。今どきの傾向でゆらぎやすい肌のためにも、お勧めできる一品だと思います。
ここ数年オーガニックコスメを使い続けて、基礎ものはオーガニック支持派の私ですが、世の中を見ればエシカルだエコロジーだサスティナブルだと、環境への配慮がようやく当たり前になりつつあります。これまでニールズヤードレメディーズを愛用していましたが、このブランドはオーガニックの枠を飛び越えて、出来る活動は全部やる実行力もあって驚嘆に値します。一方で日本のオーガニックブランドはどうなんだろう?
日本の薬事法にはオーガニックに関する規定が無く、たとえ含有率が1パーセントでも、オーガニックコスメと呼んでいいことになってる。まずここを正さないと。あとはその成分が本当にオーガニックなのかを説明する責任がブランドにはあります。大手さんなら自社農園を持ち、フェアトレードで契約農家と取引し、複数のエコ認証を取得するでしょう。ただ認証の申請料は高額で全ての農家さんが出来るものではない。
せめて日本のオーガニックブランドは成分の入手先を明確にし、どの成分がオーガニックなのかをはっきり明示するべきですね。今は世界共通の認証基準COSMOSに申請することが出来ます。
この製品には「復活の木」由来の保湿成分を「生成して」配合とあります。同じ成分をラフラはミロタムヌスフラベリフォリアの葉と茎から抽出して配合しているのに対し、このブランドはどうやら合成して作ってるっぽい。グリセリルグルコシドなら他のメーカーでもポピュラーですもんね。改良するとすれば、こういうところですね。
N Organicは化粧品業界では新規参入メーカーで、発売元のシロクはネット事業の会社。それがどうして化粧品販売に舵を切ったか分かりませんが、ブランドをプロデュースして製造は製薬会社に委託という形のようです。一部ケミカルを容認しているのが引っかかる向きもあるでしょう。でも使った感触は良かったですよ。
何より感心したのは容器にガラスの遮光瓶を使っていること。成分に気を使うオーガニックなら当たり前のことなのに、プラスチック容器のブランドも結構ありますものね。
姉妹シリーズのVieもありますが、私はゼラニウムの香りが大の苦手なのでこちらを選びました。価格帯から言っても、こちらの方が長く続けられそうです。
(後記)
このシリーズは五か月ほど使いましたが、かぶれはしないまでも顔の輪郭が酷く粉を吹き、痒みも出たので使用をやめました。今後は本来のオーガニック路線に帰ろうと思います。(こちらの評価は変えません)
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[化粧水]
容量・税込価格:180ml・858円 / 200ml・1,078円発売日:2013/2/4
2015/1/8 02:31:53
あるムック本で総合Aランクに推奨されていた製品ですが、実は発売当初からかなり気になっていた化粧水です。アサヒというとビール会社を想像しますが、こちらはアサヒフードアンドヘルスケアという、サプリメントをはじめとする食品会社です。それが何で化粧品?と思いますけど、思えば同じ酒造メーカーのサントリーが、サプリメントやら年齢肌向けスキンケアを出してるわけですから、もう何でもありの世の中・・・と言えなくもないですね(笑)。
これ、 何の予備知識も無い頃、店頭のテスターを試して「おおっ!」とビックリしました。
どなたかが「クラッシュゼリー」と形容されていましたが、まさにそんな感じ。某ブランドの「肌が食べるジェリー」を向こうに回して、こっちがむしろそうなんじゃないの?!と思わせる使い心地です。
説明書き通りの適量を出すとちょっと多すぎる気がするので、私はざっと3滴くらい。それで顔全体にいけてしまいます。擦り込むのではなく、指先で乗せていく感じ。少し待つとすぐ浸透していくので馴染ませるだけで大丈夫です。透明で無香料。なじんだ後はしっかり水分が入りました!って感覚で、触るともっちり。でもオールインワンのようにベトベトしない。多少、髪の毛が張り付く感触もあるのですが、つけかたを工夫すれば最低限に抑えられます。メーカーのウェブには1か月分の量とありましたがとんでもない。この分だと、半年もつわ。
この製品で注目されるべきは、成分です。
よくオーガニック系で宣伝文句になる「植物エキスのみを使用。動物成分は使っていない」を見慣れている人には新鮮かもしれません。こちらの保湿成分は意外にも、ほぼ全てが動物由来の成分なのです。考えてみれば、私たち人間は動物。何で植物系だけに頼らにゃいかんのじゃ。あらためてそう考えてしまいますよね・・・。
ところで 近頃評価が上がっているプラセンタエキス。実はその昔怖いうわさがあって、印象が良くなかったのです。60年代、プラセンタ(胎盤)エキスを取るために、堕胎した嬰児の体を売りさばくブラックマーケットがヨーロッパに存在した・・・という、まあ証拠は無いんだけどあくまでもうわさで。そのせいでなかなかプラセンタ入りのクリームを手に出来なかったという次第。
現在では黒羊の胎盤から精製されているものが一般的です。ご安心を。
もう一つ。最近俄然注目を浴びている成分があります。
水溶性プロテオグリカン。保湿成分ですが肌質改善効果が期待でき、表皮内のコラーゲンやセラミドの生成を促す役割を持っているのだとか。鮭の鼻軟骨から精製されるそうですが、この方法が確立する以前は、数千万円で取引される程の超高級品だったそうな。
こちらの化粧水は発売当初から、この成分を配合しているんですね。この価格で・・・。
この二つ以外にも、コエンザイムQ10やセラミド2、ヒアルロン酸やコラーゲンなどなど、まあ何とも贅沢な成分構成。それでいてこのお値段。どうなってるの?と言いたくなりますが、サプリメント製造のノウハウがあるから・・・なんでしょうか。
これのせいなのかどうなのか、キュレルを使っていた頃にでろーんと開いてつぶれていた両頬の毛穴が、3か月後には形が丸くなり、心なしか小さくなったように見えます。小鼻のあたりも、ぼっくり掘れていた毛穴が浅くなりましたし、こちらと一緒に使っている同シリーズのプラセンタクリームとの合わせ技なのかもしれません。
ただし、夏場には向きません。これを試したのが10月で、それでも凄いべとつきで放り出しかけましたから(笑)。夏はさっぱりしたビタミンC入りか、もしくは久々のオーガニック系でも試そうかね・・・なんて思ってます。
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