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しべたんさん
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ル・ガリオン / ソルティレージュ

ル・ガリオン

ソルティレージュ

[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)]

税込価格:-発売日:-

6購入品

2019/3/17 04:17:14

ル・ガリオンの50ml発売は一度は露と消えたと思われましたが、発売されました。50ml、いつ出たのかな?最近ですよね。長かったです。2017年春の販売開始から約2年待ちました。
ル・ガリオンの歴史についてはネット上に沢山情報がありますので、ここでは詳細は省きますが、他のニッチブランドとはちよっと違う方向性に、発表当初からかなり注目していました。

川辺のサイトで50ml発売に気づき、その場で立ち上がる位の勢いで「マリリン・モンローの香り」、ブランドのアイコンフレグランスでもあるソルティレージュを何の迷いもなく購入。
試香は2年前から何度かしており非常に気に入ってました。
No5の流れを汲んだ香調とは思いますが、パウダリーなアルデハイデックフローラル。ラストはベチバーがしっかり香って古典香の王道といった趣き。気品と母性的な温かみがあって、今時の量産フレグランスとは全く異質な香りです。昔の鏡台からは、必ずこの手の香りがしたというほど古典香調のひとつの様式のようなものです。
もちろん1936年創香当初のオリジナルのまんまではない事は明白です(ブランド側もそう明言しています)。近代香調を現代生活にも適合するよう創り直した、オリジナルへのオマージュという事です。大元のオリジナルは、嗅いでなくとも想像がつきますが、おそらくもっと濃厚で芳醇で、もちろんP濃度だったでしょう。ヴィンテージが現存するなら嗅いでみたいです。きっと素晴らしいであろうと想像します。

創香時の調香師はポール・ヴァシェール。(「オリジナルの」ミスディオールの調香師として有名。今一般にミスディオールと認識されている後年の派生のミスディオールとは全く違う、香水史に残るエポックメイキング香のひとつです)


現代香調に近づけてあるといってももちろん十二分にクラシックですので、
私は、好感度を得るためや自己アピールのツールとしてより、趣味の香り、精神の為の香りとしてプライベートでごくひっそりと纏います。
私自身40代前半までは全く受け付けなかった部類の香りです。
他の古典香(ソルティレージュより更に年代は遡りますが)、シャネルNo5、ゲランのミツコなどもかつては心身が受け付けない、苦笑するしかない香りでした。あ、オリジナルのミスディオールも。
これはミツコのクチコミで書いた再掲ですが、「自分自身が旧くなってくると、旧いものとの親和性が出てくるのか?」本当に不思議。
でももちろん、ときに若年層の方々で古典香に理解のある方もいらっしゃるので、自分自身のその年齢の頃のことを考えると吃驚ですが、何事も自分の物差しではやはり測れませんね。

再生ル・ガリオン自体、中心ターゲット年齢はけっしてシニア層ではなく若年世代のはずですので、上述のように香水の歴史に理解があり、古典香調を含んだ香水マニアに向けて発信しているブランドなのだろうと思います。

ル・ガリオンは珍しく、東京ではなく梅田阪急から取り扱いが始まりました。
しかしブランド上陸の発表会は東京のパークハイアットで(おそらく)華々しく行われ。
取扱い会社の川辺はなぜかこれといったプロモーションも打たず自社のサイトにも詳細を全く載せないという不思議な滑り出しでした。(現在は川辺のサイトにブランド情報が載せられ、楽天での公式オンラインショップで販売もされています。)
当初、50mlは2017年秋には出るという噂でしたが、いったん立ち消え、うめ阪の店頭でも特段ブランドをアピールしている様子もなく、なんだか変にやきもきした2年でした。

なお、50mlについてですが、勿論100mlに比して割高価格です。
ボトルデザインも、ブランドの帆船ロゴもなく形状も100mlとは全く異なっています。
ブランドとしてはもちろん100mlを買ってほしいでしょうからこの設定はやむを得ないと感じます。
単純に利潤だけの問題ではなく、柔軟剤・シャンプー的量産系フレグランスならともかく、こういった少しでも本格香に近いものとなると、少量サイズばかりが売れすぎると需給バランスが崩れ、生産の存続自体ができなくなるおそれがあると思われますので。


最近どうも、新規の香りに消極的なのですが(失望の割合が以前にも増して増えました)。
趣味としての残りの香水ライフは主にこういった、復活香を含めた古典香を訪ね歩くのがいいのかもと思ってます。
日常生活には、むしろ思い切りライトな香りで、気品がありかつ感性に合うものを選んでいくのがいいかなと。

ソルティレージュに話を戻すと、名前の意味は「魔法・占術」などなのでしたっけ。ネーミングもいいですよね。

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