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parfums de nicolai

NewYork/ニューヨーク

[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)・香水・フレグランス(メンズ)]

税込価格：-発売日：-

男性が纏うと魅力が2倍になって危ない。ただし子供っぽさの抜けた35歳以上のダンディな人限定。女性がつけるならピシッとしたパンツスタイルに。

まるでニューヨークに住むデキる男の一日を表現したような展開をする。

最初のレモン、プチグレン、ベルガモットが髭剃りの後につけるローションみたいで気が引き締まる。私の住んでいるアメリカでは日本と違い、濃い髭は男らしさの象徴なので、髭の永久脱毛なんてもってのほか。すね毛、脇毛、胸毛も当然チャームポイント。背中毛にさえファンがいる。というわけでみんな朝から誇らしげにジョリジョリ。そして軽めに香水をつけて仕上げ。

柑橘系についで広がるハーブ調の香りはタイム、ラベンダー、ニガヨモギ。控えめなフローラル、カモミールも。オークモスもこの辺りから静かに香りたつ。使用禁止になったオークモスの渋い香りをここまで再現できるのは素晴らしい。いかにもニューヨーカーが好みそうな展開。

ニューヨークのデキる男たちは家から真っ直ぐに職場に向かわない。まずヨガ、筋トレ、水泳、瞑想等をしてから。友人はヨガの先生で、大きなヨガスタジオの朝6時のクラスを担当することになった。どうせ誰も来ないだろうとタカをくくっていたら、生徒が次々と爽やかな笑顔で登場し満室に。少なくとも5時には起きて支度してるんだ。怖っ！

ハーブ香に混ざってブラックペッパー、シナモン、クローブなどのスパイスが、この場面の主役である柑橘＋ハーブのBGMであるかのように柔らかに香りだす。気分がシャキッとするのと同時にリラックスできる。凄いな、これ。生産性爆上げ香水。

朝のルーティン後サッとシャワーで汗を流し、香水を付け直して職場にGO。実際ウォール・ストリートあたりでバリバリ働いている男性からニコライのニューヨークみたいな香りがすることが多い。カジュアルな服装で仕事に行く人が増える中スーツを着る人は絶滅危惧種だが、ウォール・ストリート辺りにまだ沢山生息している。

ニューヨークのビジネスシーンをリードするような男性は身なりに相当気を使う。高級住宅街のネイルサロンで男性を時々目にする。握手をする時に差し出す手の印象をよくするために爪の手入れをしているのだ。

そして香水にも気を使う。好感度が高く爽やかで、やる気が出るが緊張しすぎない癒しの要素があるものが人気。ニコライのニューヨークはそうしたビジネスマンによく選ばれるようだ。

半日ほど経つとほんのりとした素朴な焼き菓子のようなバニラの香りになる。どことなくカスタードクリームっぽいが、女性に大人気のグルマン系の可愛い甘さではない。スチラックス、カストリウム、シベットが含まれているからだろう。こんなに円やかなバニラになるなんて最初の髭剃り香からは全く想像がつかない。夜用に違う香水つける必要がないほどオフらしい香り。

ニューヨークのデキる男も仕事の合間の甘いオヤツが大好き。「お前は女子高生か？」とツッコミたくなるような、小さな可愛い焼き菓子をコーヒーと一緒につまむのをビジネス街のカフェでよく見かける。友人や仕事仲間と共にオヤツとコーヒーを囲んで談笑。仕事中の厳しい表情が嘘みたいに人懐っこい笑顔になる。あぁ、ギャップ萌え。その爽やかな笑顔は反則だ。

ニューヨークは購入前に海外レビューを読んで欲しくなった。「暗闇の火に虫が吸い寄せられるかのように、女性がガンガン寄ってくる」という口コミの真偽を確かめたくなったのだ。

ところで例のヨガ講師の友人は子供のヨガクラスも教えている。教室は超金持ちが多い高級住宅街でセレブも来るらしい。そこでは授業参観もあり、お母さんだけでなくお父さんたちが仕事を抜け出してやってくる。仕立てのいい高級スーツ、ピカピカの靴、ほのかないい香り、鍛えられた身体のイケてるビジネスマンが並んで座るのを、ヨガ教室の女の先生たちは楽しみにしているらしい。

その授業参観の一週間前に恒例ミーティングがある。色々と注意事項を確認するのだが、その中に衝撃の一言が。「授業参観に来ている年老いた男性を口が裂けてもお爺ちゃんと呼ばないこと。」

かなりの確率でそれはお父さんだから。

年齢に全く関係なくデキる男がニューヨークみたいな香水をつけると、本当に女性がワラワラと群がってくるようだ。この香水を彼氏や旦那様にプレゼントするなら、自分以外の女性の前では決してつけないよう固く誓わせよう。

トップノート:ベルガモット、レモン、プチグレン、タイム、ニガヨモギ
ミドルノート:ラベンダー、カモミール、シナモン、クローブ、ブラックペッパー
ラストノート:バニラ、スチラックス、オークモス、カストリウム、シベット、インセンス、ムスク

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parfums de nicolai

オーデテオーフレッシュ

[香水・フレグランス(その他)]

税込価格：-発売日：-

総括

ニコライ創始者であり調香師のパトリシア・ド・ニコライ女史。

女性という事を伏せてコンクールに提出した作品「ナンバーワンアンタンス」が賞を獲得しました。結果的に女性として初めての事だったそうです。

いわゆるニッチフレグランスの1ブランドですが、市場に媚びずとも過剰な広告をしなくとも良いものは人伝に広がり適正な価格で提供できるはずだ（そうしたい！）、と言う理想を掲げ実践し実績を残しておられる、女性調香師としてもニッチフレグランスとしてもパイオニアです。

共通したボトルに商品名のシールが貼られた一見簡素なデザインですが、ボトルのちょっとした曲線は持った時にすごく安定感があるし、キャップの閉まり具合や細かい霧が出るスプレーなどユーザーに寄り添った素敵なこだわりが詰まっており、使うごとに愛着がわきます。

そしてゲランの血を引き、ゲランから学んだサラブレッドでもあります。


オーデテ　オーフレッシュ

ニコライでオーフレッシュと言うのはオーデコロンとオードトワレの間くらいの濃度という定義だそうです。
この定義はアルコールの賦香率ですが、それが其のまま持続時間というわけではないし拡散性（香りの強さ）を表している訳ではありません。
朝ウエスト左右に1プッシュずつ着けてますがフルタイムの仕事して、シャワーするまで香ってます。


オーデテを分解して読んだらオゥ　ドゥ　エテ。

オゥ=水
ドゥ=接続語
エテ=夏

一吹きすると水に飛び込んだ様な錯覚をします。
海では無くプールです、塩素の匂いがするわけで無いんですけど。
いつもちょっと窒息しそうになります。

甘く爽やかな柑橘は一切の苦味や渋味を含んでいません。
やがてジャスミンがふわふわと香りどこまでも優しく、最後は清潔なバスタオルに包まれてプールを後にします。

この夏はプール擬似体験できるオーデテの一択です。

他人からすればなんの事はないシトラスフローラルだと思いますが、自己満足の高さは他を寄せ付けません。
個人的にずーっと柔らかいシトラスが香っているのは初めての事で、新しい香水に出会えたと思っております。
キンキンのギンギンのシトラスが好きな方にも是非試していただきたい。

そしてニコライの香水は、サンダルウッドで体感温度が下がるローミスクト、ムスクで体感体温が上がるムスクアンタンス、ローズがキラキラ眩しいローズロワイヤルと、なんかすごい感覚が忙しいんですよ。
何なの？何なのコレ？

いつのまにか所有香水の全てがニコライになりそうです。

トップ:ライム、グレープフルーツ、オレンジ
ミドル:ジャスミン、シナモン
ラスト:ムスク、スティラックス、ラブダナム、ベンゾイン
パトリシア・ド・ニコライ作

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クロエ

クロエ オードパルファム ルミヌーズ

[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)]

容量・税込価格：10ml・4,180円 / 30ml・10,890円 / 50ml・15,510円 / 100ml・21,780円発売日：2024/3/6

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急いで百貨店内を横切っている時、クロエの店員さんがコレをつけたムエットを渡してくださって、取り敢えず受け取って鞄に入れていたら…鞄がものすごく自分好みの香りになっていて速攻で購入しました。
バニラとローズが程よく合わさった香り。フェラガモのシニョリーナほど甘くないけど系統は似ているかも。シニョリーナより大人の香りです。
甘めの香りですが重さはそこまでなく、真夏以外ならオールシーズン楽しめる香水だと思います。
香水は大体使いきれないので今回は10mlを購入。持ち運びも手軽にできる大きさなのと、スプレータイプでつけやすく、気に入りました。
（ロールオンタイプは面倒に感じてしまう）

これから毎日つけたい大好きな香りです。

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ロエベ(海外)

Solo Loewe Ella Eau de Parfum

[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)]

税込価格：-発売日：-

メンズの人気シリーズ・ソロから派生したレディースフレグランスのこちら。
2018年発売と少し前ですがノーマークだったので、最近になってサンプルでお試ししました。
実はこれ以前にEDTの方を先に試してたので、比較もしつつ口コミ。

トップ：アップル、ペアー、ピーチ、ビターオレンジ
ハート：ジャスミン サンバック、グリーンティー、オレンジブロッサム、ヘリオトロープ、バイオレット、ダマスクローズ
ベース：ホワイトウッド、シダーウッド、アンバー

まず…パッと見から思ったのは、EDT版とまったく別の香りということ。
オードトワレはトロピカルフルーツや、ロエベには珍しい甘いグルマンノートが中心ですが
こちらオーデパルファンは、フルーティから始まるものの リッチなフローラルと緑茶だそう。
つけた瞬間のフレッシュなアップル＆オレンジ（D&Gライトブルー的な…）は数分で落ち着いて
あとはフルーツの甘さは余韻として残りながら、リアルで華やかなフローラルが主役に。
このフルーティ3：フローラル7の絶妙な感じが、可愛らしいのに大人の余裕もあって素敵！
わたしの肌ではほの甘ピーチ・ミルキーなヘリオトロープ・可憐なスミレが際立って
お花のエッセンスをキャンディにしました、といったピュアな香り立ちに。
後半はヘリオトロープとジャスミンが、まったり濃厚ではなく パウダリーな感じで現れます。
なんだろう…ウッディでドライな感じもあるけど、基本的にはアンバーでクリーミーと言うか
海外でアンバーやサンダルウッドを『クリーミー』と表現する方がいるけど、そんな感じ？
なんだか他に似てる香りも思いつかないし、上品な印象なのに実は個性的なのかも。
お花100％の甘さって、普段はフルーティやグルマンノートが多いわたしには新鮮でした！

今までヘリオトロープって、ミルクやバニラなどのグルマン系に合うお花…って認識でしたが
このフレグランスでは間違いなく主役です。で、意外と言うかフルーツにも合う！
クリーミーにもパウダリーにも香るので、メリハリがあって変化が楽しめる香りだと思います。
持続力は5〜6時間・最後の1，2時間はわりと控えめ…とEDPにしては普通と思いきや
苦手なパチュリやスパイスが入ってない上、天然香料の配合多めのロエベの中では優秀な方で
服や髪に移った残り香が本当にナチュラルだし、もーロエベのこういうとこ好きです♪

新しさとレトロさが混在していて、いい意味で第一印象を裏切られた面白いフレグランス。
他にも好きな香りは多いけど、シーズンもTPOも選ばないという意味ではこれがNo.1かも。
季節や気分によって香りはコロコロ変えるわたしも、無人島にロエベの香水を持って行くなら
こちらソロと アウラ ホワイトマグノリアで、延々とローテーションできそうww
アンバー以外は共通点のないEDPとEDTだと、やっぱりこのオーデパルファムが好きかな〜。
紙のムエットで試香するのとは印象がかなり変わるので、ぜひ肌で試して欲しい香りです。

使用した商品

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• モニター・プレゼント  (提供元：未記入)

イヴ・サンローラン

モン パリクチュール オーデパルファム

[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)]

容量・税込価格：30ml・9,350円 / 50ml・14,080円発売日：2018/3/2

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数年前ふと香水がつけたいと思い、何の予備知識もなく選んだのがこちらでした。
地元のデパートでシャネルやディオールの香水テスターを少し嗅いだ後、ふらっと立ち寄ったイヴ・サンローラン。店員さんに香水を探してる、と伝えると何点か香水のムエットを渡されました。モンパリシリーズのうち、クチュールはマスカットのような香りです、と紹介され、すんなりいい香り！と思ったのが今でも覚えています。

一度ムエットを持ち帰り、香りが忘れられず30mlのものを購入しました。
記念すべき思い出のファーストパフュームです。
でもこちらを使い切る頃にはなんと廃盤に・・・。
どうしてもリピートしたく、昨年末楽天で50mlを購入しました。

香りの構成はフルーティフローラルなのかな？

トップ：ライチ、ラズベリー、ベルガモット、マンダリンエッセンス、グレープフルーツエッセンス

ミドル：ダチュラ、ホワイトピオニー、ローズバッド、ローズインフュージョン、オレンジフラワー

ラスト：パチョリ、アンバー、ホワイトムスク、カシュメラン、クリーム

甘さの中にスッキリした爽やかさもある香り。多幸感溢れてます。また、基本中の基本として香水酔いしません。結構濃いのに。持続性もある方。

よく寝香水として使ってます。幸せなリラックス感に包まれて入眠できますよ。笑
もちろん日中の香水としても。冬が似合うとは思いますが、爽やかさもあるので蒸し暑い夏でも使いました。年中オッケーでした。ですが、廃盤（何度もすみません）・・・。残念すぎる。

今後はこちらの香りを参考に他の香水を探せばいいかなと思ってます。

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