明け星さんのLikeしたクチコミ（登録日時順）26件〜30件 - My@cosme

セルジュ・ルタンス

ラフィーユドゥベルラン (La fille de Berlin)

[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)]

容量・税込価格：50ml・14,300円 / 100ml・22,000円発売日：-

まず色にやられました。
血のような…ワインのような…素晴らしい赤！

少し青い薔薇の後に甘さが登って来ます。

つける人によって大きく変わりそうな香り。

メンズっぽいという声もありますが、普段メンズを好んで使う私は全く感じません。
でも、男性にも似合いそうです。

もっと薔薇が前面に出て欲しい気もしますが、とても良い香りです。
ふんわり甘い香水ではなく引き締まった甘さだと思います。

付ける場所は選びそうですが、良い意味で個性的な香りです。
少女と言う名前ですが、色っぽい香りです。

使用した商品

• 現品
• 購入品

セルジュ・ルタンス

フェミニテデュボワ (Feminite du bois)

[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)]

容量・税込価格：50ml・14,300円 / 100ml・22,000円発売日：-

「自分が本当にうっとりとするような香りは、どこを探してもないんじゃないか？」
「たとえ見付けたとしても、それが周りからよいと思われることはないんじゃないか？」
「ならば、自分は何のために狂ったように香りを探し続けているのだろうか？」

二律背反である。二つの相反する推論が、等しい合理性・妥当性をもっている。そしてそれゆえに自己矛盾に陥っている。堂々巡りである。ドグラ・マグラだ。

そんなとき、この「フェミニテ・デュ・ボワ」に出会った。一瞬、息が止まった。

これまで味わったことのない香り。冷たく、清々しく、たおやかで静謐な、とても美しいウッディの香り。

プロデュースは、資生堂で1980年から20年間イメージクリエイターをつとめたセルジュ・ルタンス。調香は、ルタンス自身の右腕とも言うべきパフューマーのクリストファー・シェルドレイクと、ダビドフの「クール・ウォーター」やディオールの「ドルチェ・ヴィータ」などを手がけたピエール・ブールドンによる合作。

「フェミニテ・デュ・ボワ」。その意は「木のフェミニティ」。言いかえれば、「木のもつ女性らしさ」。その名のとおり、女性用フレグランスでは珍しいウッディノート。

初めての出会い。何の前知識もないまま。

トップ、付けたて２分まで。品のいいウッディ香が鼻の奥を刺激する。ウッディがトップでくることに少し驚きつつ、このあと濃くなるんだろうなと警戒。鉛筆っぽさも少なく、樹脂の清涼感も少ない。ややひんやりとしているが、固くて上質な木のイメージ。ローズウッドっぽいかなとも。

２分後。奥から出てくるややスパイシーな風合い。あれ、今頃、針葉樹系の清涼感？ん、ちがうな、これは調味料系スパイスだな。きつくはないものの、空気を押し広げるようなじんわりした重みが少し感じられる。けれど、下の方で先ほどのまろやかなウッド香も同時にしている。

そして１０分後　　「！！」
驚きの展開。スパイスのデクレッシェンドとともに現れたのは、バイオレット（スミレ）と淡い葡萄のような香り。ほんのり甘く、けれど暗く静かな、冷たいフローラル＆フルーティ。このバランス！「目を疑う」という言葉があるが、自分の鼻を疑った。

まろやかで、けれどすっきりしたウッドの香り。その上にそっとベールをかぶせたような、淡いバイオレットフィズの風味にも似た、やや内省的な紫のフローラル。なんていい香り。なんていいバランス。静かで、落ち着いていて、すっきりと透明で、優しく時間がまどろむような、儚く直線的な香り。

それがずっと続く。オードパルファンだけれど、いたずらに濃い香りをこれでもかと自己主張するのではなく、柔らかく長くたゆたう。ほの暗く、涼やかに。

ずっとこの香りに包まれていたい。男であることも、自分の年齢も、顔や体型も、社会的地位や立場も、全くこの香りの前では意味をもたない。気にする必要がない。この美しい香りをいつまでもかいでいたい。この香りにずっと染まっていたい。久々にそう思える香りに出会ったことをはっきりと知った。

自分の印象を確かめるべく調べまくる。香りの構成は、ピラミッド型三段階ではなく、どうやら２段階。ミドルとラストが似ている変調子。どうりで同じ香りがずっと長く続くと感じたわけだと納得。構成は諸説あるようだが、大体次のように感じた。

トップ：アトラスシダーウッド、ジンジャー、クローブ、カルダモン、オレンジブロッサム、
ミドル：アトラスシダーウッド、プラム 、ピーチ、バイオレット、ローズ、ハニー（蜜蝋？）
ラスト：アトラスシダーウッド、ムスク、サンダルウッド、ベンゾイン、ヴァニラ

特筆すべきは、トップからラストまで、ずっとアトラスシダーウッドが優しいウッディを香らせていること。その音階と混じり合うことなく、もう１つの音が、スパイス〜フルーティ・フローラル〜オリエンタルへと変化していくような。つまり、混じり合うことのない上下のハーモニーが、絶妙なバランスで平行線を紡ぎ合っているような印象。

わかった。だから、突き抜けたんだ。

二律背反。「自分の一番いいと思う香りを見つけたい。」「自分の見付けた香りを人にもいいと思われたい。」相反すると思われた２つの欲望は、セルジュ・ルタンスの魔法の前に瞬時に消滅した。２つの思いは常に同次元に同列で存在していい。いわんや、それらが交わる事なき、平行線であったとしても。自分という存在同様、香りもまた「自分の絶対」であり、「相手の相対」という実存なのだから。

答えの１つをフェミニテ・デュ・ボワで見つけた。俺は、この香水に包まれている自分自身をこれまで以上に自己肯定する。たとえ君がこの香りを否定しようとも。

使用した商品

• 現品
• 購入品

セルジュ・ルタンス

フェミニテデュボワ (Feminite du bois)

[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)]

容量・税込価格：50ml・14,300円 / 100ml・22,000円発売日：-

秋冬向けに買ったウッディ香。春になった今も頻繁に手が伸びます。

セルジュルタンスの香りは日本人にはとっ突きにくい「スパイシー！」「甘！」「濃！」で…大抵このどれかが「…過ぎ」なんです、私には。香り自体は良いはずなのに…
以前お試ししたフルールドランジェ、アラニュイ、ムエットを軽く嗅いだものも多数。うわぁ…どれも日本人の私にはハードル高すぎ…気に入ったアンボワヴァニールも、つけるシチュエーションが思いつかない難しさ。

しかし遂に、こちらだけはピンときましたよ！

以前ウッディ香を求めて「シダー」かこちら「フェミニテ」のどちらかイケるかなぁーとお試し。
シダーはやはり撃沈。杉なのに糖分いっぱい…


フェミニテは女性らしい静かなウッディフローラル！トップからラストまで続く穏やかなワクワク感にひと嗅ぎ惚れ。
私の肌では…

微量のスパイスとスッキリ爽やかなシダーウッド
↓
こっくり甘いピーチとオレンジブロッサムの重なる滑らかなシダーウッド
↓
キレのある甘みとドライなシダーウッド

な展開です。名前の通りトップ〜ラストまでウッディが主役。ですが、メンズに転ばない表情の変化は素晴らしいー


ミドルが一番女性らしくてとろ〜んと癒されます。恐れていた強いスパイス感も隠し味程度に抑えられ、絶妙なさじ加減。

ちょうど良い頃合いにすぅーっとドライにトーンダウンしてくれるところも気が利いてます。ここで香水的「シダー」から材木的な「杉」になり、これはこれで森林浴的な気持ち良さ。

ミドルあたり、活字ですと柔やわな女度が高く思えますが、そうはあらず。あくまで甘ったれない大人の女。腰の据わった静けさが最後まで続きます。

故に「フェミニン」を掲げてはいるものの、あからさまな女性性は漂いません…女性らしくありたい恋の始まりや初々しいデートにはちょっと違う？
アピールするフェミニンではなく、自分だけの密やかなフェミニンの香り。


この奥ゆかしさと落ち着きは、30代、40代以降〜に似合う香りでしょうねぇ。
若さにしがみつかず、凛としてありのままに生きているような。
おばあちゃんになってもずっと楽しめそう。懐の深いイイ女になれそうな香りです。

使用した商品

• 現品
• 購入品

ゲランゲランからのお知らせがあります

シャンゼリゼ オーデトワレ

[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)]

税込価格：- (生産終了)発売日：-

ショッピングサイトへ

2015.5.21追記します。

興味深い書籍を手にいれました。
ロジャ・ダブ著「フォトグラフィー　香水の歴史」原書房3,800+税。

ロジャ・ダブさんはゲランの教育広報部に務め、後に世界でただひとりの「香水学教授」の肩書きを与えられ、ゲラン一族以外で初めてゲランの「グローバル大使」になった、とにかくゲランの香水を愛してやまない人物です。ゲランを退社したのは、著書から察するに、LVMHにゲランが買収され（1996年ゲラン一族は経営から離れる）、ゲランらしい香水が創れなくなったためと思われます。

これによれば、1996年発売のシャンゼリゼは、ジャン・ポール・ゲラン調香ではなく、他の調香師の手によるものらしい。wikiではジャン・ポール・ゲランの調香となっていますが、ここは関係者の証言を信じることといたしましょう。

それで何となく感じていた「物足りなさ」が分かったような気がします。

外部資本が入る前は、ゲランはゲラン一族のネ（調香師）が創りたい香りを創り、それを「これがゲランの香り」と世に出していたのですが、売り上げ重視の路線に変わってしまい、マーケティングに左右されるようになってしまった。

その最初の香りが「シャンゼリゼ」

いくらジャン・ポール・ゲランが調香に協力しているといっても、最早Guerlinade(ゲラン一族の処方)ではない。

ということで、次に買う香水は決まった。
現在手に入れやすい、ジャン・ポール・ゲランの手による最後期のゲルリナーデは「サムサラ」です。マホラは残念ながら現在廃盤に近く、入手するにはかなり元手が要ります。
幸いにも1995年発売のエール・ド・サムサラ
（ジャン・ポール・ゲラン調香）は、発売当初の物が実家に置いてあるので、今度取りに行こう♪

*******************************************
2015.4.4

つけた時のイメージは「蛍光ピンク」です。

ゲラン初のフレッシュフローラルとのことで、発売当初母親とデパートで試香し、母親は購入しましたが、私はピンと来なかったため、母親からこの香水を借りることもなく、約20年の月日が経ちました。

もしかしたら、年を経ると香りの好みも変わるかも、と思い、50ミリのEDTを購入。

やっぱり、この香水は余り好きになれないかも……┐('〜`;)┌。

香りが余りに軽くてもの足りません。

トップ　ミモザの葉、薔薇の花びら、黒すぐりの実など。
ミドル　ミモザの花びら、パドレイアなど。
ラスト　ハイビスカスの種、アーモンドの木とそのウッディノート、ジャスミン、バニラ、トンカビーンズなど。

ディオールのプワゾンシリーズやゲランのジャルダンドバガテール、アンソレンスEDP、イヴ・サンローランの香水、シャネルNo. 5、シャネルNo. 19、ココマドモアゼルなど、かなり個性的で濃いめの香りが好きだからでしょうか？

季節によって感じかたが違うので、春夏にもう一度試してみます。
EDPや香水は違う香調のようなので、そちらも試してみたいですね。まだゲラン様には期待しております。

使用した商品

• 現品
• 購入品

ゲランゲランからのお知らせがあります

モン ゲラン オーデパルファン

[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)]

容量・税込価格：30mL・11,330円 / 50mL・16,390円発売日：2017/3/1

ショッピングサイトへ

ゲランから新作が出る！！

それだけで私にとっては大事件！
今回の香りは、着ける人によってそれぞれの香りに、というコンセプト。

「モン・ゲラン(私のゲラン)」なんて素敵な名前！

もう購入する気満々で会社の帰りに百貨店のゲランカウンターへ飛び込んで来ました。
早速店員さんからムエットをいただく。


・・・・・
ラ・プティット・ノワールと初めて出会った時のような
その辺にありがち感満載の香り。

超希少なラベンダー使用しているらしいが、私には「ティエリー・ワッサー香」
としか感じられない。

「初めまして。そしてさようなら」

ジャック・ゲラン、ジャンポール・ゲランの香りのファンである
私にとって、この香りは「モン・ゲラン」ではなかったようです。

購入に至らず浮いたお金でメテオリットでも買おうかしら。

使用した商品

• サンプル・テスター
• モニター・プレゼント  (提供元：未記入)