- ロサ・ケンティフォリアさん 認証済
-
- 59歳
- 乾燥肌
- クチコミ投稿306件
2017/6/13 15:10:40
太陽が降り注ぐ国イタリアの最南端に位置するレッジョ・ディ・カラブリア。
ベルガモットの生産量のおよそ9割が11月から2月にかけてこの地で収穫され、
北風をさけた沿岸150km続く細長い地形に、果樹園はある。
ベルガモットは、アールグレイのフレーバーでもお馴染みだが、
主に飲食用としてではなく香料を採取するのが目的で栽培されるそうだ。
アクアアレゴリア 新作「ベルガモットカラブリア」の
香調は、グリーンシトラス ムスキー。
青いベルガモットをいきなりぐりぐりと鼻先に擦り付けられたかのような
苦味の混じった柑橘香のSensationalなトップは、
搾ったライム果汁とジンをシェイクしたショートカクテル、ギムレットを思わせる。
錐のように鋭い刺激が鼻腔を突き抜けた後の爽快感たるや・・・たまらない!
メンズライクな調べなのかな?・・と思いきや、
急ぎ足でくるジンジャー、ジンジャー系の甘さとスパイシーなカルダモンが加わり
体温と溶けあい、温かみのある香りへと変化する。
ラストは、重みを感じさせないしなやかなホワイトムスク、
そこにふんわりとアンバーバニラが柔らかさを添えて全体的に淑やかな印象を与える。
最初から最後まで品が良く、香りの変化も好み。
コロンは苦手でしたがどうやら食わず嫌いだったみたいです^^
- 使用した商品
- 現品
- 購入品
-
ニュイドゥセロファン(Nuit de cellophane)
容量・税込価格:50ml・14,300円 / 100ml・22,000円発売日:-
2017/6/28 23:36:46
ちょっと嗅いでみるために量り売りで購入したのですが、それをいきなりTシャツの上に全部こぼしてしまいました。しょうがないので、その晩はパジャマのかわりに限界を超えた量の香水で濡れたTシャツを着て寝ました。
香水で蒸し煮にされているような状態で2時間ほど眠れないまま苦しんだのですが、その結果わかったことがあります。
「セロファンの夜には大人っぽい要素はゼロである!」
大人の女の色香も、青春の甘酸っぱさや切なさ、皆無です。
子供時代のある情景をそのままスケッチしていったような香りです。
試香の方法としては邪道で、自分の体臭や熱量など、こちらの持ち味を引き出された感じはもちろんしません。ルタンスのイメージを一晩だけ見せてもらったような気分です。
ああそうなのか、そうなのか、と勝手に納得しています。
音も画像もない映画だと思えばいいんじゃないかと思います。
どうしようもない嗅ぎ方っていうのもたまにはいいものだなと思います。
- 使用した商品
- サンプル・テスター
- 購入品
-
ラフィーユドゥベルラン (La fille de Berlin)
容量・税込価格:50ml・14,300円 / 100ml・22,000円発売日:-
2018/2/5 17:15:13
まず色にやられました。
血のような…ワインのような…素晴らしい赤!
少し青い薔薇の後に甘さが登って来ます。
つける人によって大きく変わりそうな香り。
メンズっぽいという声もありますが、普段メンズを好んで使う私は全く感じません。
でも、男性にも似合いそうです。
もっと薔薇が前面に出て欲しい気もしますが、とても良い香りです。
ふんわり甘い香水ではなく引き締まった甘さだと思います。
付ける場所は選びそうですが、良い意味で個性的な香りです。
少女と言う名前ですが、色っぽい香りです。
- 使用した商品
- 現品
- 購入品
2017/6/21 14:56:22
リモンヴェルテが廃盤になって、新たに発売になった今年のアクア アレゴリアは少し大人な柑橘系の香りではなかろうか。
マンダリン バジリックの様に弾ける感じでもなく、昨年発売のペラグラニタの様にフローラルな甘さもなく、さながら低音の幕あけ。ペラグラニタもベルガモットが使われているけれど、今年のベルガモットは青みや苦みを最初から感じさせてくれる。
フローラルさは表れず、苦みの後には穏やかで控え目な古風なシトラスの爽やかさに包まれる。終息に向かってホワイトムスクの、ほの甘さに包まれる。
香調の「グリーン ムスキー シトラス」が現す、そのものの香りだと思う。
現在の5種類のアクア アレゴリアのメンバーの中では、ハーバ フレスカと並び長女っぽい位置付け、お姉さん的なのじゃないかと感じる。でも、しっかりものの自己主張の強い姉ではなく、妹達の後で常に微笑んでいる様な香り立ちだと私は思う。末っ子はペラグラニタ。勿論、感じ方は人それぞれだけれど。
アクア アレゴリア全般そのものが、持続時間は短い為、邪魔にならずルームフレグランスとしても使える香り達。
…ただ、ここ二年は真夏に、暑気払いの様に拡散性もあるシャネルのクリスタル オーヴェルトを愛用してきた為、物足りない感が個人的には否めず…。真夏に使うフレグランスとしては別物が欲しい。逆を言えばオーヴェルトやマンダリン バジリックの様な拡散性が苦手な方には、うってつけの優しいシトラスのフレグランスになるのではないだろうか。
まるで、エアコンの微風の様な穏やかなベルガモットの香りは、真夏の陽射しを避ける木陰の様な香り立ち。
<<ゲラン 情報>>
この様な場所で?とも思うのですが、ベルガモット カラブリアを購入の際、BAさんから廃盤になったランスタン マジーが今年(発売時期は未だ未定)限定で発売になりますよと教えて頂きました。ボトルの形もお値段も不明で申し訳ありませんが、BAさんご自身も詳しい事が未だ分からないと、仰っていましたので情報だけ取りあえず記入させて頂きます。
- 使用した商品
- 現品
- 購入品
-
[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)・香水・フレグランス(メンズ)]
容量・税込価格:50ml・14,300円 / 100ml・22,000円発売日:-
2015/1/26 23:36:12
オークションでサンプル購入。
不思議な香水です。灰の乙女のイメージに、限りなく近づけようとしたのかしら。
好きな人ごめんなさいね、樟脳の香りだと思います。(樟脳とナフタリンはちがいますよ。私は樟脳の結晶を持っていますが、ほのかに甘い香りがします。)
おばあちゃんの箪笥を開けた時の香りです。大事な着物が入っていた。箪笥を開けるときのギッと言う音とかを思い出して、ちょつと感傷的になってしまいます。
でも、これを身に付けてどうしろと…
イメージどうりにできましたね。としか言えません。
- 使用した商品
- サンプル・テスター
- 購入品