- doggyhonzawaさん 認証済
-
- 50歳
- 乾燥肌
- クチコミ投稿426件
2016/8/26 17:41:38
ペンハリガンのアルテミジアは、穏やかでやや控えめな印象のオリエンタル系の香りだ。だが、この名前が「17世紀に活躍したイタリアの女性画家、アルテミジア・ジェンティレスキにインスパイアされた」との文章を見て調べたとたん、その印象はガラガラと音を立てて崩れた。え?あの「怖い絵」で紹介されたアルテミジア?スッと汗がひいた。
TVで紹介されたこともあるのでご存じの方もいると思う。アルテミジア・ジェンティレスキと言えば、「男女にまつわる怖い絵」で、短剣を片手に、もう片方の手でバスケットを持った女性を描いた画家として紹介されていた。バスケットの中身は、ひげだらけの男の生首。
彼女は、女性画家の草分けにして、ギチギチの封建社会の下、結婚詐欺まがいの事件に巻き込まれ、娘を凌辱されたと怒った彼女の父が相手の男を訴え、裁判沙汰になったという暗い過去をもつ。代表作は「ホロフェルネスの首を斬るユディト」。それは、ユダヤの女性2人が、侵略者の司令官である男の寝首をかくさまをリアルに描いた絵だ。
その凄惨な絵には、さまざまな解釈があるらしい。「自分をだました男に対する復讐」というものから、「本当は愛し合っていた二人を引き裂いた父や、自分を自堕落な女と決めつけた男性社会への恨み」などなど。「アルテミジア」というタイトルで作られた映画も存在するが、その中では妻子持ちの男と愛し合い、それが父に露見して父が激怒し、上記の提訴をしたという解釈で描かれている。真実は定かではない。だが、その事件を通して、真実を自白させるための拷問を受け、被害者なのに人々から後ろ指を指されるようになった事実は、彼女の心と体を大きく傷つけたことは間違いないだろう。
いったい誰がこのアルテミジアを香水のネーミングに使おうと思い立ったのか?これが、本当に画家アルテミジアへのオマージュだとすれば、香りに込められたメッセージは?そう考えると、主張が弱く感じた香りの影に、何か複雑なものを秘めているように思えてくる。
アルテミジア・オードパルファムのトップは、淡いフルーツリキュールのような香りから始まる。プラムやピーチ系の果実が熟して、それをアルコール漬けにしたような香り。そこに少しだけ若葉を思わせるグリーンなノートを添わせて、全体のボトムを際立たせているような印象。
やがて、3分もせずにミドル。フルーティーなトップは揮発し、ムスキーなお酒のような感じに変わってくる。同時に上の方で、わずかに乾いたお香のような香りも。下の方で、グリーンなティー系のすっきりした苦みが感じられる。その中でほんのりヴァイオレットやヴァニラのクリーミーさが感じられる。香り全体が弱めに推移し、肌が露出している部分につけてもほのかに香る。
ミドルには、スズラン、ジャスミン、ヴァイオレット、ティーなどの香料がクレジットされているだが、どれも強くは出ない。一番感じるのは何か合成っぽい、アルデハイド系のヴェールのような匂い。ろうのような、ワックスのような。
やがて、ウッディの清涼感とお香っぽい感じが出てきたらラスト。ここまで1時間もたない。体温が低めの方は、もう少し長くなるだろう。それにしても早いドライダウン。最後はかなりほこりっぽいお香の香りに、ホワイトムスクのようなツンとした高音が混じりあったまま、消失していく。
全体的に、果実酒を思わせるトップが次第に乾いていって、ムスクとお香の香りになって空に立ち上っていくような展開。香りの温度も、低音から次第に高音へスライドしていくよう。あっさり始まり、静かに消えていくセミオリエンタル。天然香料のふわふわ移ろうような複雑な香気も感じるものの、オリエンタル特有の華やかさ、セクシーさは感じられない。逆に感じるのは「人肌のぬくもり」のような温かさ。夏には重くても、初秋〜春ぐらいまでの肌寒く乾燥する日に似合う香りだと思う。そういう意味で、TPOにこだわらず、四季を通じて日常づかいしやすいとは思う。アルテミジアはそんな香りだ。
女性画家アルテミジアが描いた自画像には、一心不乱に髪を振り乱してキャンバスに向かう自分が描かれている。その姿は「苛酷」という言葉を連想させる。女性であるが故に男たちの欲望に振り回され、男尊女卑に傷つき、彷徨した魂は、それでも、女性であることをさらけ出しながら、暗い背景の絵を描き続けた。その生きざまには、性別を超え、芸術に一生を捧げた「人」としての強さ、たくましさが感じられる。
もしも、彼女がそうした「時代の暗黒」に振り回されなかったら…。
彼女は、静かで美しい人生を送っただろうか?フルーツや花の鮮やかな色、空や木々や土の明るい色、それらカラフルな絵の具で描かれた、色彩豊かなアルテミジアの香りのように。
- 使用した商品
- 現品
- 購入品
2016/7/13 15:18:35
クリームシャドウの中で一番好きかも。ちなみに第2位がSHISEIDO シマリングクリーム、3位がCHANEL イリュージョンドンブル。
ホイップクリームのように軽いクリームで、ふわんふわんとしながらもしっかり密着、美しい煌きが長時間持続します。
クリームシャドウって水分を含んでいるので、しっかり蓋をしていてもどうしても萎んできたり固まってしまいますが、トムフォードのは1年は余裕で保てます。
なるべく早く使いきらなきゃと思っても、案外減らなかったりするのでこれは嬉しいです。
トムフォードのクリームシャドウは限定で出ていましたが、今年2月いよいよ定番になりました。
店舗に行かずともオンラインで購入できる&発売日に並ばなくていいというのは大きいですね☆
プラチナム、スパイスなどの人気カラーも今回の新製品で定番化され、変ったところといえばサイズ。
小さくなって価格も下がったというお話でしたが、価格に関しては私は以前の限定品は値上げ前に購入しているので変わらずでした。
今回定番になったものと、以前の限定品のサイズの比較については@beautistの記事に詳しく載せてあるので、こちらでは色みや質感について書いていきたいと思います。
★01 プラチナム★
メタリックなグレイッシュブラウン。
1色だけで見るとグレー?と思いますが、並べてみるとTFのブラウン系クリームシャドウの中ではグレー寄り。
旧からある人気カラーで、ベースにも締めにも使えます。
TFのクリームシャドウは高発色のものが多く、初めて使う人は驚いてしまうと思うので、ある意味使いやすく無難なカラーではないかと思います。
★02 オパール★
明るめ、というかけっこう白っぽいメタリックベージュ。
こちらも旧からある人気カラー。ハイライト向き。
★05 キャビア★
真っ黒、にラメがザクザク。
ジェルライナーのように細くシュッと締め色として使っていただきましたが、くっきりしてるので逆にそれ以外の使い方ができるのか知りたいです。
アイライナーと思えば、目尻のはね上げまできれいに入りますし、ラメがキラキラしてキレイです。
★06 バーニッシュド コッパー★
グリーンがかったクールなブラウン。角度によってカーキに見えたりブラウンに見えたり。
★08 スパイス★
濃いめのブロンズブラウン。目の際から量を調整しながらつけないとパンダになります。
こちらも旧からある人気カラーだと思います。
限定で出てたクリームアンドパウダーアイカラーのネイキッドブロンズのクリームに色みは近いです。
★03 スフィンクス★
太陽よりまぶしい君に惚れた!
2016上半期のベストに挙げましたが、偏光パールがとっても美しく一目惚れです。
容器にINしてる状態でも分かりますが、ベースはゴールド、パールがオレンジに見えたりピンクに見えたりグリーンに見えたり!
偏光パールでグリーンに光るものはメタリックで私はちょっと苦手だったりするのですが、これはなんて言うんでしょう、メタリックの冷たさゼロ、太陽のように熱い、そう、とってもHOTなカラーです。
写真には上手く収められませんでしたが、見る角度によって現れるパールの輝きが、とにかく美しいです。
2、3枚目の単独ショットはこのスフィンクスです。私の腕ではこれが最高の撮れ高(汗)
画像1枚目は上から01 プラチナム、02 オパール、06 バーニッシュド コッパー、08 スパイス、03スフィンクス。
ベースは TFのアイ プライマー デュオ がお勧めです。クリームシャドウ全般にお勧めなのですが、ヨレづらく、美しい輝きがキープできます。
- 使用した商品
- 現品
- 購入品
2018/7/20 23:06:35
この手のトーンアップするUV 最近大流行りですね。
私は基本がノーファンデ派なので、こういうプロテクターは大好きでお手頃なものから
ハイエンドなものまで色々試してきました。
で、今回、こちらのポゼさん、ランコムの半値くらいでとてもお手頃だったので試しに買ってみましたが、使用感は微妙。。。
単体で使う分には悪くないのですが、他社のファンデやパウダーを上から重ねるとなぜか、わざとらしく白浮きするのが気になりますね。
あと、使用感がちょい重く、その上保湿効果が高いせいか、それが余計アダになってる感じ。
油膜感が強いのが残念です。
2,3時間もしなうちに、ツヤというよりテカリが早く出てきます。
紫外線をうまく乱反射してる感じはあるのですが、長時間肌に乗せていると、高い確率で肌がムズ痒くなって掻いたところが赤くかぶれたことも。
その点、ランコムのトーンアップやアクセーヌのサンシールドだと、赤く被れるようなことはありませんでした。
さて、何の成分がそうさせてるのでしょうか?
よくわかりませんが、結果的に私の肌には合っていなかったようです。
リピートは無しです。
- 使用した商品
- 現品
- モニター・プレゼント (提供元:未記入)
2017/9/7 02:20:17
最近、また新しい投資で失敗して溺死寸前のえみりんです。今年はサブプライム以来の大損を食らいそうな勢いですが、こうなったらもう脳みそ、お花畑になった者勝ちという訳で、
現実逃避といきます(余裕だな)
ミニマリストを目指して、少しづつ化粧品も減らしてきましたが、このままだとミニマリストにならざるを得ないかも。
ここのサイトは、相変わらずお花畑、、、じゃなくて平和で良いですね(笑)
ニックネームの横に付いてる回る花が黄色になったりピンクになったりしてるけど、これは一体なんだー? と思ったらフォロワーの数で花の色が変わるらしい。
今更だけどバカバカしい。
こういう仕様って、長者番付というか、ランク付けされてるみたいで何だか感じ悪い
から個人的には廃止して欲しいな。こういう仕様にすると中身はすっからかんでバカバカしいフォロワーコジキのようなIDを増やす事になりますよ。
アイメイクパレットは久しぶりの購入になります。
年明けのディオール以来かも。
こういうコンセプトのアイカラーパレット待ってましたよ!
使用カラーはラズベリーモカ。
中でも下段、中央の色がツボで、即買いでした。配色も絶妙で捨て色なしです。
アイカラーはやっぱりなんだかんだ言って資生堂のマキアージュが一番好きかもな。
この2本の付属チップがまた使いやすいくてハイクオリティ。
自分で言うのもなんですが、めっちゃ似合う。
逆を言えば、私みたいなおばさんでも似合うって事は大抵のかわゆいギャルには殆ど似合っちゃうってことですよ。
日本人に合わせて開発されてるせいか、馴染む配色が多いですね。
マキアージュシリーズの購入は5年ぶりくらいかな?
粉質もしっとりして、ラメ落ちもなく中々のクオリティなのにこの安さは見逃せない。
自然なでか目効果もあって重宝してますよー。
マット系ではサンククルールの大丸限定のエンブレイスって色がめちゃツボでした。
私が現在所有するパレットはこの2点だけ。後は全部売りっぱらいました(笑)
おすすめしちゃう!
※ スウォッチを追加でアテッチしましたが、全体的にブロンズ系に写ってますが、実際はもう少し明るいオレンジブラウンで日本人の肌に馴染みやすい配色です。
地味に嬉しかったポイントがもう1つ。ビターな印象、スイートな印象をグラデーションで使い分けるチュートリアルみたいなフィルムシートが付いてるのですが、それがパレットの左サイドに挟み込まれたようにインストールされててめっちゃ助かるのなんの。この仕様って随分前から採用されてるんでしょうかね?
私は久々のマキアージュだったので、すごく新鮮でした!
ズボラな私は、使い方のフィルムもすぐ無くしてしまうのでこういう配慮は嬉しいし、
痒いところにも手が届く資生堂さんってさすがだなーと改めて思った。
このフィルムのお陰で鏡も汚れなくて衛生的だし、言う事なしだ。
こういうのダサいわよ!って思う人もいるかもしれないけど、メイクパレットなんて、ファッションとは違って人がジロジロ見るものじゃないしさ、所詮は自己満足なんですよ、だからまずは実用性と質を優先にしたいものです。
パレットのデザインが実にダサいけれど、手垢が目立ち難くいので結果的には◎(笑)
あっ それと、チップのスペースが広く作られてるから予備のチップがもう1本入っちゃうよ。
この辺もポイント高いですよー
久しぶりに、良い買い物ができて満足です!
- 使用した商品
- 現品
- 購入品
2017/5/19 12:10:01
補足:
肝心な事を書き忘れてましたが、久しぶりにこれを使った直後に顎中心にニキビが吹き出てきました。今まですこぶる調子良かったのに、ちくしょー!
クレンジングなのに思いっきり水弾いてんじゃねーわよこのやろう(笑)
良いと言われてる商品でも自分に合うとは限りません。
肌は正直なもんです。
皆様も、高評価のクチコミに惑わされる事なくまずはTUなりサンプルなりで試す事をおすすめしますよ。
これ、クチコミで持て囃されるほど良い商品かな?
個人的にはピンと来なかったというのが正直な感想です。
初めて買った1個も半分も使わないうちに放置してます。
まず、クレンジングなのに美容効果も洗浄力も同時に適うとか、良いとこ取りを求める事自体ナンセンス。
なんなの?この気持ち悪い油膜感は?
主要の成分を見ても、汚れを落とす以前に、肌に膜を作ってしまうようなものばかりが目に付く。
PPP-4 とやらはよく分からないが、大豆エキス、グリセリンだの、ライチ何とか。。。。
あまりの気持ち悪さに、条件反射のようにW洗顔したくなります(笑)
クレンジングでありながら、しょっぱなからクリームで蓋しちゃってるような気分。
いくら美容成分を入れたところで、W洗顔しちゃえば結局同じでしょ?
事実、乳化はするからある程度のメイク汚れは浮かして取れる実感はあるけれど、これだけでは、酸化皮脂や古い角質までは落とせる気がしない。
これを繰り返した肌はどうなるの? 乳化しきれなかったメイク汚れのせいで大人ニキビの原因にもなりそう。
洗顔なし、これだけでクレンジング後にクリニークの拭き取りをしたある日、がっつり黄色い角栓が浮き出てきた事があった。
以前、シュウのアルティム8を使った時も同じ事が起きた。
角質が貯まりやすい膝と踵でこれを試したところ、油膜のせいでいつものように綺麗にアカが取れないという結果に。
ちょっと、これ問題じゃないの?顔から錆が出る?どこが?
顔も身体も同じですよ。
例えば、韓国で有名なアカスリ用の石鹸(ムグンファ)や愛用の酵素石鹸だと、洗ってるうちから、ボロボロと余分な角質が剥がれてくるけれど、ダブみたいな、海界面活性剤やポリマー満載のボディソープで先に洗浄してしまうと、それに含まれる被膜のせいで上滑りして
全く汚れが落ちていかない理論と良く似てます。
本来なら、1皮も2皮も剥けるはずなのに、余分な膜を作って表皮に蓋をしてしまうが為に、根本的なクレンジングにはなっていないのです。
韓国人に肌が綺麗な人が多いのは、アカスリ(日本でよく言うところのゴマージュ、スクラブ、ピーリング。どれも言い方が違うだけでアカスリと同じようなもの)を日常的に行い、角質除去をして効率よくターンオーヴァーを促し、足りない油分、水分は後からしっかり補うケアをしてるからです。
私は、韓国にも友人が多いですが、男女とも肌が美しい人が多いですよー
だから、彼女たちが良いと勧める事は全て実践するようになりました。
美しい人が実践してる事は誰もが興味を持つ。
逆に醜く汚らしい人の意見など説得力もないし聞きたいとも思わないでしょう?
ちなみに、わたしが今気に入って使っているクレンジングがセブンでも買えるパラドゥのミルクレとシーボンのトリートメントマセ。
このマセは、マッサージにも兼用できるロングセラーの優秀なクレンジングです。
これが妥当な金額(5000YENくらい)ならここまで酷評はしなかったです。
果たして、本当に1万円もの価値がある商品か? 疑問が残ります。
これの良い点は、アミノ酸化合物とグリセリンてんこ盛り(笑)被膜のお陰か、洗い上がりの肌にツヤが出て、
目元の乾燥がリカバリーされ、一時的ではあるが、肌に透明感が出る。
しかし、これが最初で最後。リピートはなしです。
- 使用した商品
- 現品
- 購入品