2025/12/30 23:30:47
最初、桃やマンゴーやトロピカルフルーツを一緒くたにした香りが煙幕のように炸裂します。フレッシュさはありません。
クタクタに熟して酸味の消えた、腐り落ちる一歩手前の果物です。
そのフルーツは一瞬で去り、間髪入れずに白檀が前面に出てきます。フルーツは完全に消えるわけではなく、探せば奥の方に感じられます。
甘美、官能、倦怠というイメージ。
煙たいほど香木を焚き、果物が山盛りに積まれて飾られていて、金色の肌の美女が横たわっている熱帯の王国の後宮のような。不健全です。
ラッシュの匂いに似ているという意見があります。
意識すれば確かにラッシュらしい要素もあります。
私はラッシュの匂いがダメなのですが、でもこれは大丈夫。
白檀の存在感が一番強いと感じました。
ゲランのサムサラよりも白檀の主張が強いです。
私は白檀が大好きなのでかなり刺さりました。
白檀の静謐さを、腐り落ちる果物の官能で蝕むような背徳的な印象があります。
何といえばいいのか、白檀が強いので年齢が上の女性に似合うと感じる人もいると思います。
私はこの香りは色情的・官能的すぎて、男女ともにある程度の年代以上の人は避けた方が良いと思いました。年齢を重ねたことによる品格が落ちると思います。
10代も似合わないと思います。
香り自体に存在感があるので、フレッシュさや万人受けとは程遠いです。
この匂いは無理!という人も相当数いるだろうなと思います。
喉が焼けるほどの官能の表現としては非常に完成度が高いです。
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[リキッドファンデーション・クッションファンデ・その他ファンデーション]
容量・税込価格:13g・5,830円発売日:2022/9/21
2024/1/31 22:46:21
クチコミ総数180件以上の中、実際の購入者に絞ると13件。
私もその数少ない購入者ですが、テレビCMのような仕上がりにはならずマット寄り。
また、黄味が強めの仕上がり。01ですが仕上がりは暗め。
時間が経過すると、そこからさらにトーンダウンが気になりました。
不健康な肌色程ではありませんが、メイク直後はツヤがあっても徐々に乾燥してくるので、
気付いたらあまりツヤもなくマットな肌になっています。
SPF50の他社(アテニア)のクッションファンデは乾燥もせず肌が疲れませんが、
こちらは、同じSPF50でも乾燥と肌疲れが著しく、
ほんの数日続けて使っただけで、一気に肌のコンディションが低下しました。
メイク中も乾燥が気になりましたが、クレンジング後は一層パサパサに。
こんなに肌負担を感じるクッションファンデは初めてです。
たいていのクッションファンデは潤いたっぷりでツヤツヤになるのに、
こちらは干上がっていきます。
塗布している最中は「しっとり」というより「ベタベタ」な使用感。
しかし、私の場合は干上がっていくので、まるで室内に放置された粘土のような感じで
表面がどんどんパサついて変化。
粘土同様、乾くと微妙なひび割れやさざ波のようなシワが寄ります。
乾燥肌ではありませんし、他のベースメイクでこれほど乾燥や干上がりを感じたことはなく、
とにかく驚きました。
薄く塗るとカバー力がなくBBクリーム以下のカバー力。
ちょっと多めに重ねるとカバー力はアップするものの、化粧感が出過ぎてしまい、
若干、厚化粧風に。
また、薄く塗っても多めに塗ってもやはり乾燥。
他社のクッションファンデはカバー力もツヤもあり、肌が潤いでプルプルしますが、
こちらはどうしてこんなに使用感が残念なのでしょう。
配合されている日焼け止め成分や粉体が多めなのでしょうか?
下地を塗るとムラになったり、ファンデが浮いてきたりで汚い仕上がりに。
下地・日焼け止め無しで塗ると密着しますが乾燥が甚だしく。
朝、しっかりと基礎化粧品で保湿しても、こちらでメイクすると保湿も台無しになり残念。
ケースは美しいブルーで高級感もありますが、
中身はプチプラのクッションファンデとの違いがよく判りませんでした。
むしろ、安価なクッションファンデにも劣るクオリティかもしれません。
私には合わないクッションファンデでした。
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2022/4/29 15:17:03
ムスクウートルブラン=白よりも真っ白なムスク、着想元はロダンの「接吻」。ラールエラマティエールのシリーズは香水自体に着色がされているものばかりだが、このムスクウートルブランだけは無色透明。これの発売に合わせてホワイトのネックコードが追加され、有料のキャッププレートも限定発売された。プロモーションにも中々気合の入ったムスクウートルブランはどんな香りなのだろうか?
もったりとして、ミモザやヴァイオレットリーフを思わせるようなウォータリーなグリーンからスタート。その青さと対比して、みずみずしいベルガモットの甘さが感じられる。そしてそれらを淡く白いムスク調の香りがひとまとめにしている。
ウォータリーグリーンが落ち着くと、フローラル感が増してくる。スッキリと明るいネロリにアーシーなアクセントの効いたオレンジブロッサム、「ウートルブラン」の名の通りの白い花の香りだ。構成にはローズとも記載があるが、ローズ感はほぼ出てこないと思う。
ドライダウンには、トップから続いていたムスキーな香りがややパウダリーに傾き、そこにほんの少しサンダルウッドの暗いウッディが加わってフィニッシュ。トップからミドルまでで約二時間、ドライダウンは三時間ほど。
この「ムスクウートルブラン」だが、発売前のかなり早い段階で2020年の数量限定品「ルールブランシュ」のリサイクルだという情報が流れ始めた。せっかく両方持っていることだし、よく比べてみた。個人的には、そっくりさん度は80%くらいだと思う。
トップ
ルールブランシュ(以下LHB)…無色透明の水を思わせるようなアクアティックなアコード
ムスクウートルブラン(以下MO)…もったりしたウォータリーグリーン
ミドル
LHB…ミュゲのようなスッキリ系グリーンフローラル
MO…オレンジブロッサムの力強いホワイトフローラル
ドライダウン
LHB…ムスクに、無脂肪乳のようなあっさりタイプのミルク、サンダルウッド少々
MO…パウダリーなムスクとサンダルウッド
たしかに香りの印象自体は似ていて、ムエットに付けたものを放置してみるとほぼ同じ香りであったが、実際に付けてみると上記のような違いを感じた。ルールブランシュが好きで普段使いしたいが限定品であることがネックの方、買うチャンスを逃してしまった方にはいいかもしれない。
トップ:ホワイトムスク、ネロリ、アンブレット(ムスクマロウ)
ミドル:オレンジブロッサム、アイリス、ブルガリアンローズ
ベース:ミルク、サンダルウッド、ホワイトアンバー
調香師は、デルフィーヌ・ジェルク(fragranticaより)。
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- Cookieyukiさん
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- 52歳
- 乾燥肌
- クチコミ投稿142件
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トム フォード ブラック オーキッド オード パルファム スプレィ
容量・税込価格:50ml・25,300円発売日:2012/10/24
2022/4/6 21:17:11
つけたとたんにサージェント作の油絵の傑作マダムXが脳裏をよぎった。アメリカ、ニューヨークのメトロポリタン美術館に展示されている女性の全身画だ。マシュマロのような柔らくて思わず触ってみたくなる白い肌の女性が、宝石の着いた細いストラップの黒いドレスを纏っている。ここまで思いっきり露出しまくってるのに何かを隠しているようなミステリアスな魅力がある不思議な絵だ。
この作品は発表されるやいなや大炎上。あらわな肩、ばっちり見える胸の谷間が卑猥だ、むちむちの二の腕もヤバいと散々な言われようだったらしい。だって1884年に発表されたんだもの。その頃日本では鹿鳴館が開館したばかりだったし、伊藤博文が総理大臣に就任したのもエッフェル塔が建築されたのもその後。時代は彼女のセンスに追いつけなかった。
マダムXは実在の人物で本名はゴートロー夫人といい当時のフランスの社交界での有名人。彼女の美貌と自由奔放な振る舞いは数々の芸術家を惹きつけ、サージェントもそのひとりだった。現在でさえマドンナをはじめとするアーティストが彼女に魅了されて様々な作品のテーマに取り上げている。
そんなブラックオーキッドの香りとは….
初めの数分間、本当にブラックトリュフの香りがする。ふわりと広がる好き嫌いの分かれそうな独特の芳香。トムはこの出だしの一瞬にコリコリに凝ったらしい。私は料理好きで色々なオイルを集めまくりブラックトリュフで香りをつけたものも持っているが、ブラックトリュフって精油とれるのか?めちゃくちゃ高価そう。
音楽に例えると重低音にあたるダークなカカオの香りがトップからラストまで絶えず続く。それをベースに手を変え品を変え様々な香料と組み合わせている。チョコレートの原料カカオ豆には甘いだけではないニュアンスを持つものがある。取れる地域、収穫の時期、ローストの仕方などにより味も香りも異なる。中南米にはカカオ豆を調味料として使うモレソースというものがあり、八丁味噌と互角に戦えそうな癖の強さとも取れるコク、深み、甘味、苦味の合わさった複雑さがある。ブラックオーキッドのカカオにもスーパーマーケットで売っていそうなお菓子感はゼロ。最近もてはやされている健康効果を謳うカカオ80%以上の苦いチョコレートに近い香りだ。
カカオに甘酸っぱいブラックカラント、オレンジ、ベルガモットの香りが絡む。生のフルーツというより砂糖を入れて煮込んでピューレにして洋酒を加えたよう。フルーツフィリングの入った高級チョコレートみたい。それにゴージャスなガーデニアが加わってさらに華やかで重厚になる。
しかも超ロングラスティングなので時間の経過とともに色々な表情が楽しめて飽きない。私は朝風呂派で夜はお風呂に入らないこともあるが、そうした場合朝つけて翌日まで余裕で香っている。
ミドルで花の香りが強くなる。ガーデニア、ジャスミン、イランイランなど爽やかさ軽やかさの対極にある重く官能的な香りだ。花とチョコレートの組み合わせの意外な魅力を初めて体験した時は驚いた。でもカカオ豆の味と香りにもいろいろタイプがある。悪く言えば土臭い良く言えばふくよかな大地のニュアンスをもつものもあるので、今では相性がいいのには納得している。
複雑に調合されたスパイスとパチュリがエキゾチックさを添える。これにチョコレートと花とくると上品ではあるが色気むんむんの組み合わせだ。ここでパチュリがかなり主張する時があるので嫌いな人には厳しいかも。
ラストは高級なお香を思わせる香りがする。ベルベットのような細かい粒子の煙をも感じる。煙が出ないのに煙ったように感じさせるのはアンバーだと思う。アンバーの精油でバスソルトを作って入浴するとお湯を捨てた後も2、3日アンバーのミステリアスなパウダリーさが部屋中に漂う。
好きな香りだが残念ながら私にはブラックオーキッドをつけていく場所はない。重い、濃い、スパイシー、個性的、暗いと揃っているのでつけこなすのが難しい。でもたまに家でつける。
するとTシャツに短パンが変身する。
マダムXが着ていたような大粒の宝石のストラップのついた毛足の長いベルベットの漆黒のドレスに。
トップノート: ブラックトリュフ、ガーデニア、ジャスミン、ブラックカラント、ベルガモット、マンダリンオレンジ、アマルフィレモン、イランイラン
ミドルノート: 蘭、スパイス、ガーデニア、ジャスミン、ロータス、フルーツノート、イランイラン
ラストノート: カカオ、パチュリ、アンバー、 サンダルウッド、ベチバー、インセンス、ムスク、バニラ
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