





























2019/3/21 13:57:21
幸せで華やかな素晴らしい香りです!!
モンゲラン シリーズ、1番初めのオーデパルファン もフローラルも大絶賛でしたが(オーデトワレは私的には薄くてちょっと物足りない、、でも、職場事情を考える方やライト好みの方にはとてもオススメ!)、これは良い意味で、今までとは違う路線と考えて良いと思います!!
たしかに今までのモンゲランの雰囲気は引き継ぎつつ、でも全く違う方面に上手に路線変更したなぁと拍手!!
オーデパルファンが、夜・秋冬・色っぽい・セクシー・肌そのものが香る、というイメージ。
フローラルはそこに親しみやすさが加わりつつ、やっぱり色っぽい。
オーデトワレは、昼、春夏でもok、職場によってはオフィスもok、ふんわり香る、というイメージ。
今回のローズは、昼、春、お嬢さん、おしとやか、穏やか、周りの空気そのものが香る、といいますか。 。ちょっと懐かしいというか話しかけやすい雰囲気というか。ラストノートは暖かい甘み。ちょっと石けんのような安心感も私は感じました。
とても華やかで上品で、ちらりと色っぽい。
ローズの香りはたくさんありますが、こちらは使いやすく、王道の美しい香りかつ、暖かい温もりのある香りなので、男女問わず人気好かれるローズだと私は思います!
2017/12/2 10:21:06
かつて「世界一高価な香水」「香水の女王」と呼ばれ、稀少な花の精油をふんだんに使用した最高に贅沢な香り。それがジャン・パトゥのJOYだ。
1929年世界恐慌の年に発売され、今なお世界中の女性に「歓喜」を振りまくJOY。このレビューはオーデパルファンのJOY、かつてオーデ・ジョイだったものだ。処方はパルファムと似ているものの、印象的に異なる部分はある。ではJOYのEDPは、一体どんな香りだろうか。
豪奢なガラスボトルは、アールデコ建築家ルイ・シューによる美しく落ち着いたデザイン。キャップもラベルも液色も金色で、ゴージャスこの上ない。そんなボトルから1プッシュすると。
トップ。花々の香りにきらめきのヴェールを与えるアルデハイドの香りが一気に拡散する。一瞬、シャネルの5番に似ていると感じるクラシカルな開幕。ツンとするようで、けれど花々が朝露に濡れたような雰囲気を感じさせるインパクトのあるオープニング。
2分後、かなり強いジャスミンの香りがしてくる。超濃厚。同時にやや甘いアニマリックな匂いが感じられてくる。一歩間違うと、し尿や体臭を思わせるインドールの匂い。インドールはどんなジャスミンにも含まれていているが、特に多く含まれているのはグラース産のジャスミンだ。金塊の2倍の額で取り引きされるという高濃度インドールを含むグラース産ジャスミン。それは世界のどのジャスミンよりも人の嗅覚に潜在的に働きかけ、リッチでフルーティーながら強く官能を呼び覚ますという。その濃縮されたエッセンスが、これでもかというくらい主張してくる。くらくらするほどに。
ほどなく、濃厚なインドールジャスミンの香りに他の花々のニュアンスが重なってくる。ユリの花粉のようなグリーンな苦み、チュベローズの妖しい華やかさ。さらにイランイランの蠱惑的な香りも感じられ、ホワイトフラワーの濃密な饗宴となる。これがジャン・パトゥの「花」の香り。まるで生花のエッセンスを凝縮したかのような強い出力に驚く。
さらに10分ほどすると、ホワイトフラワーブーケの陰から静かにクールフラワーノート、ローズの香りが感じられてくる。クレジットによると、こちらも稀少なグラース産ローズ・ドゥ・メ。このセンティフォリア・ローズの爽やかな香りが、ふわふわと垣間見られるようになる。ジャスミンが「私を見て。感じて。」と強く主張してくるのに対し、このスッキリした青みのあるローズは、物陰から時折そのピンクのドレスの一部をちらちらと見せるような現れ方だ。かつて中世の時代、ヨーロッパではジャスミンは娼婦の香り、ローズは貴婦人の香りとされていたが、強い誘惑の香りの後にこんなにも清楚で柔らかいローズが感じられると、逆に心が囚われてしまう。
このミドル後半の香りの変化はとても美しい。ジャスミンがデクレッシェンドしていくにつれ、わずかにハニーのような甘みを伴ったローズ香がムスクのソーピーさと溶けあい、高級な薔薇石鹸の香りになって人肌に清潔さをしたためていく。ラストはこのクレオパトラが愛したというローズオイルとムスクのミックスでフェードアウト。EDPながら時間は短めだ。体温高めの自分の肌で3〜4時間くらい。
全体的にトップのアルデヒドの拡散から、ミドル前半のインドールジャスミンの濃厚な爆発、そして、ミドル後半からラストにかけての美しくつつましいローズ石鹸の香り、という黄金ピラミッド的展開の名香。過剰投与されているのはジャスミンで、しかもそこらの物とははっきり異なるクオリティだ。ただ、それが好きかどうかは別問題。全体の雰囲気はクラシカルだし、主張も強い。ライトでフルーティーな花の香りが好まれている今の時代には、敬遠する向きもあるだろう。
それでもこのJOYが見せてくれる女性らしさ、その優雅な柔らかさは、特筆すべきものだ。ジャスミンもローズもチュベローズも、付けるたびに出てくる花の色や香り立ちが異なっていておもしろい。1929年、世界恐慌によりこの天上に絶望と不安という暗雲が立ちこめた時、JOYはその黒雲を突き抜ける一条の金色の光のごとく世界を席巻した。まさに歓喜という名の香りで世界の色を塗り変えたのだ。
バラの花のクールで高貴な香りをかぐとき、ジャスミンのふくよかで濃厚な香りを感じるとき、女性は知らず知らず優しい表情になる人が多いという。女性はいつの時代でも華で、そしてどんな暗い時代でも花の香りに包まれていてほしい。それはきっと世界全体が見る夢だ。
ジャン・パトゥがJOYのボトルに詰めたのは、1万本のジャスミンと336本のローズ・ドゥ・メ。小悪魔の悦びと天使の歓び、そして、女性の永遠の喜び。
2017/2/24 07:06:43
初めて手にしたのは、小学生の時。実家に届いたお歳暮の石鹸セットに入っていたミニチュアボトルを貰ったのです。当時は香水を身につけようという意識はなく、宝物箱に入れて、練り消しゴムの香りを嗅ぐように、たまにフタを開けて嗅いでいました。香水なんて、どこにつけていくんだろうと想像しながら。
ショパンの曲にもある名前なので、時間が経っても忘れることはないと思っていました。
あれから何年も経って、インターネットで何でも検索できる時代がやってきました。ふとノクチューンの事を思い出して、手に入れたヴィンテージボトル。当時の思いが蘇るようでした。
ずっと記憶に残っていた香り。ローズ、ジャスミン、イランイランに魅了されます。クラッシックな女性らしい香水。これは幼い頃に出会った香水が、好きか嫌いかという問題抜きに強烈に脳裏に焼きついているからでしょうか?それとも大人になってから出会っていても、同様にこの香りの虜になっていたでしょうか?
ファーストフレグランスがノクチューンだったなんて、光栄な事ですね。少なからず私が選ぶフレグランスの基準になっていると思います。シャネルのNo.5と似ていると言われる方も多いし、No.5の方が随分メジャーですが、私はノクチューンを愛し続けると思います。
[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)・香水・フレグランス(メンズ)]
容量・税込価格:50ml・12,100円発売日:-
2015/10/15 14:11:32
モンタルは試香紙を取り寄せることが出来るので、購入前にまずお試ししました。
密封されて来たとはいえ、香りの持続性に驚かされます。1プッシュで3日以上香ります。
香調は他の方の通り、
まずガナッシュチョコレートがブワッと香り立ちます。すぐに、バニラとカカオの苦みから、乾いた質感に
しばらくウエハースのようなサクサクした風味を伴いますがビターチョコとフルーティーさも感じさせます。
そして、それがなが〜い時間衰えません。
スカートの裾
ジャケットの腰タグに
ほんの少量で、何日間も香ります。
この持続性がお値段の高額さでしょうか?
笑っ
チョコレートの香は忠実だと思いました。
2017/11/5 03:11:22
「80〜90年代レトロ」の香りは大好きでも、「近代以前香」となると長く二の足を踏んできた私ですが…。2015年秋に、7.5mlのエクストラクト(P)を購入。Pは7.5でも相当の回数使えます。少量サイズが廃番になったのは本当に残念な限り。
【香り】
世界的・歴史的有名香ですから、香りそのものに書く事はあまりないですけど(苦笑)。
ミツコのような世紀を跨る名香は、著名人を含む全世界延べ何人が使用し、この香りについて語ってきた事でしょうか。
「心から、消せない香り、ミツコ」のキャッチコピーは看板に偽りなしです。
燃料が燃えるような香りから始まるトップからもう、現代香(私の生年以降発売の香りも含む)とは全く違っていて本当に恰好良い。
ハートノートはベチバー・ウッド・モス・スパイスがピーチを覆い隠すほどのきりっと辛口のシプレですが、甘みの少なさと巧みな調香バランスで絶妙な気品を醸し出す香りです。もちろん、甘み要素がもっと出る方も居るでしょうし、人によって香り立ちは相当違うと思いますが。
ミツコは男性の愛用者も多いというのは良く解かりますね。いかにもなフローラルな甘さが無いのはもしかすると夜間飛行以上かも。
【向いている季節、シーン、相性のいいモノ】
季節は秋冬。
特にミツコの香りが映えるのはまさに今、街路樹の枯葉が風に舞う時季に最もぴったりです。(はまりすぎるよ^^)
そして、ミツコ創香と近い年代に誕生したヨーロッパ各国発祥の種々のものとよく合います。トレンチコート、シェニール織りの小物。場所でいえば、当方のローカルですみませんが北浜レトロ建築群等。もう、雰囲気合い過ぎて笑ってしまう位。
もし現代建築であれば、スケール感の大きい、天井高も高く床面積も広大な大掛かりなスポットに合う。
尚、真冬に付けるにはやや温かみ不足ではありますが「大晦日」「お正月」などにもぴったりですね。和を感じさせるからというのももちろん、やはり、デイリーというよりは節目、特別な日に合う香りです。季節とシーンを選びますが、ジクソーパズルのピースのように、「ある状況、時、もの、場所」にここまでピターっと嵌る香りって他にちょっと思い浮かばないです。それだけキャラがはっきりしてるんでしょうね。
香調そのものの旧さから、今この年齢であってもなお、主観的なものを別として決して使いやすい香りではなく、イメージアップに繋がるかどうかは疑問ではあります。
クラシック香というのは、悦に入っているのは自分一人だけで、他人からは、『古ダンスを開けたような、時代錯誤の香りを漂わせている変な人』と思われる可能性が常にありますので。
私自身、こういった大正〜昭和初期に創られた香りの良さが分かってきたのは46、7歳からで、それまでは「今時こんな古臭い香り、どうやって使ったらいいのか理解に苦しむ」と本当に思っていました。シャネルNo5なども同じく。
(それにしても、この嗜好の変化は本当に不思議です。自分自身が旧くなってくると、自分自身の生年を遥かに遡る旧いものとまでも親和性が生じて来るのか???笑。シェニール織なんかも全く同様です。あれを良いと思う人が一定居て需要があるのが信じられないとまでほんの数年前まで思ってましたけど(すみません)今は普通に好きですし。)
【他】
若年時分に所有していた香水に関する書籍に、
「ミツコの完璧さはモーツァルトの音楽のそれに相当する。また、ガスクロマトグラフィにかけてもその全容が解明できない」とあった記憶があります。まあ30年近く前の本ですが。
ガスクロの性能も今はもっとアップしてるかもしれないし…。
ミツコも他香水同様、処方改変が繰り返され、その頃とも創香当初とも違ったものになってしまってはいるのでしょうけれど。
(後日註:一説には私の購入した2015年販売分はオリジナルに近いとの情報もあり)
2015年秋時点では7.5mlサイズ廃番の情報はまだ無かったのですけれど。今は15mlすらなく30mlのみ。
ゲランの他香水もですが、少量サイズの廃止によりリピートは厳しくなりました。P購入の敷居が遥か比べものにならない程高くなってしまった為、今後新規に購入して本物の香りに触れる機会を持つ人も益々減っていくのでしょう。本当に寂しい限りです。
クラシックなシプレで最近いいものを見つけまして、ミツコに少し現代性を加えて軽くしたような香りの同LVMHアクア・ディ・パルマの「プロフーモ」なんですが、それがEDP50mlで2万9千円位(税抜き)だったかな。まぁ、やはりこういった本格香は高価ですね。
それならミツコのEDPで今後は手を打つ方がいいのか?香水の選択はいつも悩みどころです。
混合肌、PCクリアウィンター。 ピンク系の肌色。 メークアップアイテムはプチプラから百貨店コスメまで。 特にリップスティック、フレグランスが好きで… 続きをみる