2007/1/14 15:11:29
絡み付いた私の腕があまりにも細くてしなやかで・・・まるで蛇みたいだと・・・
ずっと絡まれていたい・・・
貴方がそう言うから。
でも、私が蛇に変身出来るのは夜中だけだから。それならば昼には蛇をモチーフとした香りを纏いましょう・・・
蛇を愛するカヴァリの香り。カヴァリのファッションらしくモード性に富んだ情熱的、攻撃的、濃密な世界観を期待するならば、見事裏切られてしまうでしょう。正にこれらとは対極なのだから。
実に「引き算」が巧妙なる香り。ギリギリ極限まで引けるだけ引き、削ぎ落としてしまった香り。だからこそ、纏う女の「蛇具合」が如実に反映されてくる。逆説の香りなる所以。
ほんの一匙の、エキゾチックで異国情緒に満ちた神秘的世界が・・・爽やかな高尚さと無色透明な水の如く澄み渡る高潔さを持ってして・・・体温に反応して人肌にジワリ。見事溶け込ませてしまう。
この香り・・・「蛇」が溶け込んだ肌に・・・残されるのは纏った女の・・・蛇の如く激しくうねる本性か。
なのに・・・儚い錯覚でしかないのに・・・表向きは控え目で清楚で清潔で・・・自己顕示欲の微細さも無い。まるで男をそっくりそのまま騙してしまえる香りに変貌していて・・・。
裏には・・・蛇の様に絡み付く魔性を静かに密かに抱く激しさがあるのに・・・
ロシャスやアザロに似た雰囲気の香りは存在する。周囲を優しく爽やかな空気で包み込み、不快さや香害とは凡そ無縁の、まるでコロンの様に気軽に纏えてしまう・・・
でも、決定的な違いが・・・それは香りに「蛇の刻印」がされているか否か。それだけ・・・
恋をして。好きで好きで堪らないのに。想像の世界では気軽に触れ合えるのに。現実に貴方の瞳を真っ直ぐ見つめる事すら、一生出来なさそうで。まして、一緒にいたい、なんて露程も思えない。だって貴方の傍にいるだけで息をするのが苦しいのだから。逃げ出したいのだから。目が一瞬だけでも絡み合えたなら。それだけで一日中胸がつぶれそうで。精一杯。私、恋をしている。悲しい程。隠そうとするならば溢れ出す。私の偲ぶ恋慕・・・膨らみ続けていく。蛇がクネクネ絡み合う如く。ゾクゾクする位にエロティックに。果てしなく広がり続けるブラックホールみたいに・・・
この思い、いっそのこと二面性のあるこの香りで隠してしまえるのならば・・・
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2007/1/13 08:34:37
誰かに寄りかからないと倒れそう・・・年末の忙しさがピークにさしかかり、フラフラの朝。通勤電車の混雑もピーク。暖房が効き過ぎの車内。息苦しい・・・
そんな私の鼻腔に、実に軽やかで爽やかな・・・かつての懐かしい風が舞い込んで・・・ササーッとくぐり抜けていきました。
何とも言えない郷愁感。かつて沢山の男性陣が好んで纏っていた香り。貧血気味でフラフラな私を、まるで一本の樹の様に支え、励ましてくれた。
私自身が纏う事はありませんでした。でも、日本人男性には、この分かり易い爽快な香り、実に好まれていますよね。私は嫌いではありませんでした。寧ろ好きです。露なセクシーさも、計算高い誘惑も、包容力ある温かさも・・・何一つ無い。
だからこそ、良かった。狙ってない。癖の無い素直な香り。あまりにも馴染み、親しみ、まるで心地よい空気の様に存在していた香り。
混んだ車内で香るには、そこはかとない具合。巧い付け方。一体どんな殿方が?と、香りの主を探してみる。スラリとした長身がイヤホンで音楽を聞きながら経済新聞に没頭、精悍で引き締まった横顔。この痣とさ皆無の香りに似つかわしい青年でした。フラフラな私に、一服の清涼をくれた香りの彼。ありがとう。
つい先日の事。たまたま車内で隣に座ってきた男性から芳しい透明な香りが・・・思わずハッとしました。だってエタニティなんですもの。オムではありません。あの女性用の綺麗なエタニティの香りです。思わず横目でチラリ・・・日に焼けた逞しい横顔にゴツゴツした手。凡そエタニティの香りとは結びつかない。なのに実に不思議な事に、香りが見事違和感なく溶け込んでました。エタニティの香りがする男性。いいものです。
透明感溢れる香りはスーツに似合う。+αの無駄な情報を付加しない。香りだけが独立して先立つ事もない。連続した空気の様に、在るがまま、纏った本人にすんなり寄り添う。そして、周囲を優しく爽快な色で彩る。
貧血でフラフラな私に、普段はうっとりする大好きなメンズフレグランス、例えばアリュールやエゴイスト、ルマール等が香って来たら、余計にフラフラが加速したかもしれない。このウルトラマリンの清潔な香りだからこそ、爽やかさの中にも落ち着いた静寂をもたらしてくれたのだろう。有名過ぎてありふれた香り。だけど、時には新鮮、斬新、素敵です。
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2007/1/4 22:32:02
香りが如何に寡黙でありながらも雄弁な物であるか・・・
この不動の事実を身を持って体感するならば、このゴルチェクラシック程に説得力のある香りを私は未だ知らない。
ゴルチェの前衛的かつシュールとも捉えられるファッション。だけれども、一枚ヴェールを剥がすと・・・ゴルチェがオンナという生き物を・・・その生態から潜在する真髄まで・・・隈無く心底愛しているのが読み取れる。ファッションで隠された裏には、流行等軽く凌駕してしまう息ずく生身のオンナ、躍動するオンナが潜在している。
この香りがこの事実を見事立証している。
香りが語る・・・こっちに来て。
香りが誘う・・・私の全てを見て。
香りが欺く・・・貴方では駄目。
香りが許す・・・磁石になって。
ゴルチェが女に被せた一枚のヴェール。男はこのヴェールを剥がして、女の真実を暴きたい衝動に駆られる。
でも、そんな簡単には暴けない。暴かせない。だけど、そこにクラシックの香りがあるならば・・・この香りが男に100%味方する。男の欲求を正当化させてしまい、男の実行力を促してしまう。恐ろしい香り。
一歩間違えたら、物凄く下品になる系統の香りなのに。一歩間違えたら、ただのキツイ押し付けがましい香りになるはずなのに。一歩間違えたら、濃厚過ぎて老けた香りになるはずなのに。
全ての難題をギリギリクリアし、そのギリギリ度合いが絶妙なる故に、逆に多大なる効果をもたらしてしまう香り。
私は、夜のリラックスタイム、この薔薇が絡み付く濃艶な香りを纏う。かつてはオンタイム、お出かけに纏っていた。確かに上手く使えば、この香り、振り向かれる。でも、今はこの香りで策士的になるのは如何にも過ぎてしまい、かなり照れる。雄弁過ぎて・・・妙な誤解を生み出しても・・・この香りからは卒業したなぁ、私。
私の歳になると、他の要素で、そして他の香りで、振り向かせるべきだなぁ、とつくづく思います。
20代の独身の方に・・・この香りを纏いながらもプラトニックを貫いて。男には拷問でしょうか。でも、ジラすのも恋愛には必須だから・・・安売りしないためにも。
因みに、拡散するトワレでは駄目ですね。是非このオードパルファムか、パルファムを。ふと近づいた途端、魔法が開花し、効力を発揮、実にカリスマ的な香りだと思います。
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2007/1/3 14:29:01
成分
カノラ油、ミツロウ、ヒマシ油、ヤシ油、キャンデリラロウ、ハッカ油、アロエベラ液汁末、トコフェロール、リシン、酸化鉄、酸化チタン、マイカ。以上
米国製¥777
何てロハスなリップ。
薔薇柄のワンピースを着た犬を連れた女性。小さい薔薇のコサージュ付き。可愛い過ぎる。完全なるパケ買いだった・・・
全体的に「余裕」を感じる。
成分良好な上に、使い心地も最高。
ベタつかず、テカテカもせず、控え目で適度な潤い。
スーッとリフレッシュ出来るハッカの香り。スースーし過ぎないから、寒くなる事もなく、軽く眠気が吹き飛ぶ程度。だから、オフタイムのドライブにはぴったり。
片手で繰り出せる使い勝手の良さ。
最近、私のオフタイムのリップメイクはもっぱらこちらです。
唇の色素が濃い方には、ほんのりパールが華を添えて可愛いでしょう。
私は色素が薄いので、これだけだと少々寂しいのですが、このヌーディシュ加減がちょっぴりマイブーム。わざとオーバーラインに塗ると、パールがハイライトの役目になって立体感も出ます。
ダメージは全く感じません。寧ろ、塗る事で皮剥けが改善。
このリップ、女心、見事に鷲掴みしますね。
薔薇以外に、他のバージョンでも生産して欲しいな。勿論リピしますよ。
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[リップグロス]
税込価格:- (生産終了)発売日:-
2006/12/26 18:54:23
ママ、このグロスのラメの輝き、凄いよ。
大人と子供の間・・・って感じだね。
声の主の方に振り返ると。。。
また。私のコスメを勝手に使っている娘の姿。
サンローランのゴールデングロスにしばらくの間はまっていた私だが、このシルバーのクリスタルな輝き・・・今では幻となったあのシャネルのルミエールプラティンと酷似した無敵の輝き・・・
まるで硬質なプラチナ。
娘を叱るのをしばらく保留、まずは様々な角度から観察。キスをされたという↓の口コミの方、その方にキスをした男性の気持ちが、私はものすごく理解出来る。
可愛い。
輝きが突出している。
散りばめられた宝石が天の川の星屑となって唇の上で主張する。
唇がこっちを真っ直ぐ見つめてる・・・キスしていいよ。何処からか聞こえて来る。
似た感じでシャネルのクリスタルグロスがあるから。とこのグロスを頂いてから暫し放置していた。
だけどやはりディオール。侮れない。
ママ、このラメ、なかなか落ちないよ。
・・・娘はクレンジングに一苦労。
確かに。このグロスつけてキスしたら、相手の唇にはラメが無数に残される。しかも強烈に。
粘度が高め、密着する。
クリスタルグロスやゴールデングロスより固め。
キスキスグロスやレーブルサンティヤントと粘度も密着も・・・ラメの輝きのせいなのか・・・充分張り合えるか・・・むしろ、発色は別にしてもレベル的にはキスキスラックに迫る勢い。
薄ピンクの口紅に合わせ、真っ白なニットを。
ベージュの口紅にはスタイリッシュなパンツスタイル。
モーヴ色の口紅にはシルクサテンの光沢あるシャツ&スリットが長めのタイトスカート。
ローズ色の口紅にはグラマラスなラップワンピース。
レッドの口紅にはコンシャスに全身ブラックで。
いつものスタイルからアクセサリーを外し、敢えてこのグロスの輝きに全てを委ねてみたい。
暖かいゴールデンな輝きとはまた異なる、クールでリッチな輝きが、いつものスタイルを高めてくれる。
口元からの発光が強いと、肌まで益々しっとり輝きを増して見える。
#008。万能色。
大人っぽくセクシーにも、あどけない幼気にも・・・口紅次第で変幻自在。
思わず他の色にもその輝き方を、是非問いかけてみたくなる。
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