2008/5/24 04:14:17
忘れもしません。
発売当初、ヨーロッパで出会い、そしてその場で恋におちた香りなのです。
あれから何年たっても…
追いかけても追いかけても…
今も…
今日も…
きっと明日も…
まだまだ、私が追いつく事の出来ない切ない香り。
あれからずっと宿題として、自分に課しています。
未だ解答のプロセスの途上…難解であればある程…これもまた、なかなか楽しかったりもしますが…。
教養
思慮
こんな一般的な言葉で表すと陳腐に聞こえてしまう。
成熟
魔性
こんな世俗な言葉で表すと安っぽく聞こえてしまう。
洗練
都会的
こんな簡単な言葉で表すとルーズに聞こえてしまう。
確かに上記要素を兼ね備えた、真の意味でスマートな女性に似合う香りです。
ですが、私の中でジャドールは…踊り子の香り。
何一つとも語らず…ひた向きにタブラオで秘めた内面を露わにする。
その体が全てを語る。
ジャドールと融合した、そのオーラが全てを語る。
そこに言葉は一つも要らない。
黙する事の雄弁さ、説得力、信憑性。
ジャドールはそんな実力派の香り。
素敵に纏う女性を知っています。
審美眼が素晴らしく、実にひたむきで情熱的な方でした。
華やかで、でも楚々とした様相はすれ違い様、誰もが振り返ってしまう存在感。
独特の感受性、センスは遺伝子なのでしょうか、それともご本人の努力の賜物なのでしょうか。
ジャドールに虜になるとジャドールに溺れそうになってしまいます。
プワゾンシリーズ然り、ミスディオール然り…ディオールはまさしくアディクト性の高い香りばかりですね。
この高揚を抑える為の冷静さを見失わない様、ニュートラルを保つのすらおぼつかない私なのです。
濃厚なフローラルの「抜け感」を楽しめる香りです。
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2008/5/24 03:07:13
もしも二次元の世界で苦しんでいるのなら、ディオールのこちらの香りを是非とも…
そして、思い切って異次元の世界へ…暫しタイムワープ!
この香りを纏って三次元の世界が開けたなら…
二次元にいた私がいじらしくて、小さくて、可愛くて、、、
三次元にいる私は、雑音から逃れ、クリアでみずみずしい水面でちょっと休憩。
透明なフローラルが何ともクリーンな香りです。
この清潔感が清涼剤となり、内面までデトックスされる…そんな錯覚すら抱きます。
アディクトシャインと比較するならば…あちらは明るい「笑顔」
こちらは優しい「微笑」
角がなくて円やかです。
纏う女性とよくすれ違います。皆さん美しくてキラキラしてますよね!
私自身はあまり纏いません。
確かに大好きな香りではありますが…
中盤以降、女々しくまとわりついて離れてくれない、なかなか粘着質な香りでもあるからです。でも、だからこそ、ふと、纏っている人に付いて行きたくなる香りでもあるのですが…。実にパラドックスです。
ディオールが日本人向けにプレゼントしてくれた美しい香り、ジメジメし始めた今の季節にこそ、その真価が試されると思います。
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2008/4/29 09:23:39
桜の季節も終わり、いよいよ野の花々達が今が盛りと艶めき出した今日この頃、自然とこちらの香りに手が伸びます。
フレグランスがどんなに再現しても、やはり自然の花の香りにはかなわない。かと言って、自然を求めるあまりアロマテラピーの精油を纏うわけにもいかない。
この季節、フローラルの美しい香りは屋外の自然に一切を任せてしまおう。
纏うフレグランスはそれらの香りに対する我が嗅覚を失わない様、影武者の香りに徹する。今年の春はそんな気分です。
格式と伝統のプライド高いロシャスの香水達…ハズれた香りはありません。どれも素晴らしい。
ですが、やはり香りの系統からは秋以降にマッチするものばかり、そんな中、こちらの「水」の香りだけは珍しく、年間を通じて朝から晩まで、それこそどんなシチュエーションにも嫌みなく纏えてしまえる奇特な存在です。
その上、時という要素を簡単に超越してしまう香り…所謂「時代」を感じさせない点がこちらの香りの底力でしょう。
時を経ても、いつ纏っても、新鮮な感性と新たな喜びが蘇ります。
所謂「懐かしさ」を感じさせず、いつまでたってもフレッシュなみずみずしさが、その時々の我が身とハーモニーを奏でている。
この香りに対する信頼感が、私に極上の安らぎと勇気をもたらしてくれるのです。
私と同年代の方なら、発売当初からの熱烈なファンが沢山いらっしゃるでしょうね。
私もこちらの香りだけは常に切らさない様にストックしてます。
「誰にも教えたくない香り」とのフレーズをよく見かけますが…、香りは纏う人によって実に異なるので…、教えて損する事など全く無いのですよ。
しかし、私が仮に独り占めしたい香りは?と聞かれたならば、間違いなくこちらの香りを即答しますね。
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2008/4/29 08:20:03
一瞬で消え入りそうな儚げな印象なのに…
いつまでも懐に残るブレのない芯の強さを合わせ持つ香り…
このコントラストの妙こそ、時流に長けたクロエらしい香りのパフォーマンスです。
クロエの軽やかで優しく可愛らしいブラウスやワンピースには見事マッチングするでしょう。
クロエの一見無骨で力強いバッグやパンプスを、見事女性らしく緩和させるでしょう。
ムエットにしたためた香りと一日付き合いました。
私の第一印象を次々と惑わし、クルクルと表情を変えた香り。
香りがそっとフワリ微笑みかけた瞬間、湖面に佇む静寂に暫し浸り…
ふとした瞬間、動的でダイナミックな香りの連動が揺らぎ出し…
暖かく優しく包み込まれた香りから、ふと、捉え所のない息苦しさが身を包む…はてさて、私には専ら油断ならぬ香りでした。
流行りのフルーティフローラルとは一線を画す、かなり上級者向けの香り。
トップの清潔な香りに魅入られても、意外なラストの濃厚さに付いて行けず…
パルファムだからこそ拡散性がなく、だからこそ、ついつい付け過ぎてしまいそう、でもこのような香りこそ下半身にワンプッシュ、が香りの素晴らしさを実感出来るのでしょう。
このような香りをあたかも自らの体臭の様に纏えたら…自らの弱さと強さを、さり気なく香りで主張出来たなら…そんな女性になりたいものです。
余談ですが…ボトルのリボン、確かに可愛いですよね。
でも私には、同じくリボンをボトルに冠する香りとしては、ディオールのミスディオールシェリーの方が、ボトルも香りも、その完成度に於いて軍配が上がります。
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- モニター・プレゼント (提供元:未記入)
2008/4/17 16:02:58
一緒独特の和訳によって奇抜なネーミングを授けられてしまった数多くのラッシュ製品の面々の中で…
この「妖精ジャスミン」、実にストレートでノーマルなネーミング。
ジャスミン&イランイラン好きも高じ、モノは試しにと購入。
しかし…甘く見るなかれ、こちらの「妖精さん」の暴挙は凄まじく(笑)…バスタブから上がった私、全身金ピカ大粒ラメを纏う羽目に…。
バンコクにこんな仏像さんがいたかもしれない、なんて思いながらシャワーで懸命に落としましたが、、、やはり若干残ってしまいましたね。
香りはストライクゾーンなんです。
朝のバスタイムに使用しましたが、一日中そこはかとなく妖精さんが漂ってました。
まさにジャスミンとイランイランの相性の良さを実感しました。
時にジャスミンは高音域になり、イランイランは低音域を奏でます。
しかし、このバスボムのジャスミンには高さがなく、イランイランにも低さがなく…、両者がパラレルで上手く調和してます。
惜しむらくはラメさえなければ…
週末限定でリピします!
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