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Jo Malone London(ジョー マローン ロンドン)
ダーク アンバー & ジンジャー リリー コロン インテンス
[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)・香水・フレグランス(メンズ)]
容量・税込価格:50ml・20,350円 / 100ml・28,270円発売日:- (2022/12/26追加発売)
2022/9/14 12:25:36
今まで香った中では1番複雑なJo Malone London。すき。
それでいてここまで爽やかで甘いスパイシーは、まさに『自然の包容力』。Jo Malon節炸裂。
ミドルはブラック・オーキッドがミステリアスな甘さ。
なのにジャスミン、ウォーター・リリー、ローズのミルキー・フローラルが飽くまで清廉な香りに仕上げてる。こんなんJo Malonにしかできないやつやん。すき。
ジョーマローンの香水はコンバインで真価を発揮するものが多い中、このコロンは単体でも完成された美しさ。一方でコンバインしたときのミドル・ノートはぼうっとベルベットのソファで微睡むようなふくよかな甘さ。
この香りが語る。「真の官能とは表現する側にとっての構想であり、受ける側にとっての幻想である」!
ラストでじわじわと侵食するレザーとパチョリに狼狽する。甘い。甘いのだけどどこか冷たいほど厳格な法則性の匂いがする。それでいてブラック・アンバーの底知れない包容力。掴めない神秘性。
最高品質のオリバナムがどこまでもノーブルな印象で、最後まで魅了し続けてくれる。
癖がないのに綺麗なだけでなく、美しい。「まだ消えないでー!」ってラストノートに縋るほど最後まで悶えてた。語彙力チンパンジーになるレベルで好きです。
春夏に纏うなら夜。秋冬ならデイタイムもすてき。
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[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)・香水・フレグランス(メンズ)]
税込価格:-発売日:2018/3/1
2022/9/13 20:26:07
ファースト・インプレッションは上質で上品なフランキンセンスの薫香と、ふわりとまろやかなヨーグルトの乳臭さ。
5分と経たずマスカットの爽やかな甘さに包まれる。なんて柔らかな芳香だろう。(マスカットとヨーグルトの組み合わせ、合わないわけない!)
個人的には香水にドラマティックなストーリを求めがちですが、この香水に関しては控えめな変化こそ寧ろ、繊細な感性を演出しているようでとても好ましく思えます。
マスカットからローズの流水の如く自然な変調から感じるのは、完全な統一に潜む法悦的な甘さ。
ローズの複雑でいて強い甘さは他の香料の存在感を食いがちだけど、フランキンセンスのオリエンタルな主張は決して負けていない。その高貴な香調からそれぞれのベクトルで扱いが難しいフランキンセンスとローズ。それでいて2つの香料に共通して言えるのが、無二の香りの上品さ。この2つの香料が交わると、追随を許さないほど高潔で幻想的な甘い香気。
トップからミドルに掛けての馨香があまりに清冽な完成度のため、ややパウダリーなラストで拍子抜けするためマイナス1(はい、勝手に期待してごめんなさい)。それでもミドルまでの香りを嗅ぐためにこの値段を払っても全く惜しくない。
他の方の口コミで書かれているように、密室でずっと否応なく感じられるほど香らせるのはNG。
フレッシュオリエンタル・ノートなので1プッシュ、多くても服の下に2プッシュが自分も周りも心地よくいられます。
和装の日にはベスト・フレグランス。
慣れない着物を纏った日、嫋やかでいて凛とした、和の心を持つノーブルな女性としての一歩を踏み出させてくれる、そんな美しく調和の取れた香り。
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2022/9/10 10:25:31
んん? トップから柔らかい。変に色気もなく、ほんのり香るローズが上品で、清浄な温もりの匂い。
いっそルームフレグランスにしていつも嗅ぎたい。この匂いに包まれて怒れる人、いる? 頭がぼうっとしちゃう…疲れを取りたい休日には、このトップノートがベスト(キャンドル買おうかな?)。
ミドルから霞掛かったようなバルサム。ミルラと高品質なフランキンセンスの穏やかな甘さに包まれる。個人的にはここで香る強いリリーの濃厚な甘さは、フランキンセンスともミルラとも調和すると感じない。百合の甘さと純潔のイメージが妙にウッディの落ち着きから浮いているというか、この一点がクリーン過ぎる。清潔な香りはかなり注意して配合しなければチープな印象に偏りがちだけど……ありゃ? これほんとにラルチザン? 石鹸っぽいインセンス、個人的にはちょっと苦手。
天然香料しか使わないオリヴィア・ジャコベッティの美学が仇になったらしく、天然のマドンナリリーを思わせる強い生命力は、ラスト・ノートのシダーやサンダルウッドさえ侵食している。このリリーの1番残念な部分は、シダーウッドのアトランケンのケトン臭を強調しているところ。せっかくマツ科のアトラスシダーを使ってるのに、もったいない!
実はこのパルファンの香りの主役はマドンナリリーじゃないかと思ってる。ウッディが消えてさえもラストノートの最後まで存在感を放つのは百合の花。純粋に天然の百合の花束を抱えているような終わり方はちょっぴりロマンティック。
この香りを嗅ぎながら木座に腰掛けて、ディンブラ片手に読書でも楽しめばリラックスした休日が過ごせそう。
個人的にはトップが1番好きだったかなー
ところで地獄通り、なんて名前の通りが本当にフランスにあったらしく、ラルチザンパフュームの本社があったんだとか。どんな由来だったんだろ?
トップ:ローズ、ジンジャー
ミドル:ホワイトリリー、フランキンセンス、アロエウッド
ラスト:アトラスシダー、サンダルウッド、ベンゾイン、ムスク
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[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)・香水・フレグランス(メンズ)]
容量・税込価格:35ml・19,030円 / 70ml・30,800円発売日:2017年5月
2022/9/9 20:53:43
夏が似合う人にぴったりな、海の青さを香水瓶に閉じ込めたような香り。
夏が来たぞ!とワクワクさせてくれるライムが弾ける。おまけにクールミントの爽快感。
やや遅れてブラックカラントががつんと来た。
ミドル・ノートはグリーンの中に溶け込むローズの存在感が印象的。トップからだいぶ大人になる。ここまで来るとブラックカラントはローズを引き立たせ、積み立ての果実のような瑞々しさを感じた。
爽やかなのにドラマティック。でもこわい香り。
底の見えない海に1人投げ出される心地。
こんなに美しい青に包まれる香りがどうして恐いの? 沈んでいく心地よさを感じるからじゃない?
ユニセックスらしいけど男性の方が似合いそう。今時のマッシュヘアの人ではない。トレンドを追うより、形振り構わず夢を追うタイプの男性限定。……と、思ったのだけど、ミドル終盤からラストにかけての香りは母性的。
このローズはとても戒律的。厳格さがやがてホワイトムスクの奥行きに包まれる。甘さはないが、この優しさは明らかに女性的だ(ああ、そうか、『母なる海』)。
この香りがデートの終盤で男性から漂ってきたら、気が遠くなるほど魅力的。男女問わずに明らかなセクシャルを感じさせない品性は必須だけど。それくらい厚塗りの化粧とは対極にあるムスキーフローラルシトラス。
フランシス・クルジャンの真髄。神秘を感じさせるほど完璧な香り。日本人にもっと流行ってもいいと思うんだけど、価格からするとそんなに不思議でもないのかな。
ラストまで清廉なイメージを保ちつつ、なんて終始心揺さぶられる変遷なの…。香りの移り変わりは3つじゃ足りない。ムスクなんて言葉じゃ言い表せないムスク。びっぐらぶ!!!!!
夏が来るたび纏いたい。(なんなら内省する孤独な夜の方が、この香りの神秘に浸れる。やっぱり年中だ。)海底に沈み込み、空の青さに溶け込む香り。
Top:メキシコ産ライム、ブルゴーニュ産ブラックカラント、ネロリ、クールミント
Middle:プロヴァンス産ミモザ、グリーンノート、ローズ
Last:ホワイトムスク
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2022/9/6 13:14:15
一歩間違えると香水というよりサボンの香りにしかならないフルーティ・フローラルの革命。清潔感のある香りが好きだけど量産型の匂いは苦手という大人の女性に試してほしい。
甘く清潔なフルーティを支えるシナモンが誘惑的。この匙加減が絶妙で、軽やかなスパイスの扱い方はむしろ咲き乱れるフローラルを胸いっぱいに吸い込んだような錯覚を作り出します。
ピュアなイメージを演出したければワンプッシュ以下、シナモンの温もりを感じさせるため、夏以外がいいかも。
ミドルに移り変わり、ゼラニウム・ブルゾンが香り始めるも、面白い!トップと同じように、スパイスを用いた方がパウダリーで清潔感が増しています。
最高品質のブルガリアンローズとジャスミン特有の甘さに陶酔させられる。清潔な印象は保ちつつ、インドールの官能性が強い。ロイヤルジャスミンじゃなくて茉莉花が使われてるのかも。
個人的にはトップからミドルまでが最高に好き。
ラストは微睡むような温かみあるバニラ、紅茶のルフナを思わせるスモーキーなハニー、オポポナックスが爽やかな奥行きを与える。
このイヴは幻想的なほど清潔。誘惑に負けるのはむしろ蛇の方。悪の道へ彼女を唆そうと現れた悪魔が、生肌の眩い白さに惑わされ、思わず噛み付いてしまうのだ。
トップ:アップル、ピーチ、プラム、ラオス産シナモン
ミドル:ブルガリアンローズ、ゼラニウムブルボン、ジャスミン
ラスト:マダガスカル産バニラ、ラオス産ハニー、オポポナックス
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