- Cookieyukiさん
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- 51歳
- 乾燥肌
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2020/12/28 13:06:01
ペロリンをアメリカの日系スーパーで見つけた。
どうしよう。買おうかな。でもちょっと怖い。体質に合わなかったらどうしよう。薬品に足をつけるなんて抵抗あるな。元々買い物の時に決断が出来ず結局買わないということを繰り返して来たが、この製品は三ヶ月以上悩んだ挙句まだ買っていなかった。
その時、アメリカ人女性がペロリンをサッと買い物かごに放り込んだ。えっ?説明文に日本語しかないぞ。使い方わかるの?日本語読めるの?彼氏、日本人?それともわからなくても試しちゃうアドベンチャーな性格なのか?
「この製品どう?」すかさず声をかける。
「いいよ。私、鬼リピしてる。」
うっ、日本製品なのにアメリカ人に先を越された。
「私、足の裏に象を飼っているんだけど効くかな」と言ってみたら「私も象飼ってるよ」という返事が。象を飼うの、アメリカでも流行ってるらしい。
モデルのように綺麗な彼女が「私の象さんはパンストを1分で破る」と言い出した。すかさず「私の象さんは大根おろしができる」と返事。「私の象さんは車のボディに引っ掻き傷が作れる」と彼女が即答。
そんなに凄いのか、ペロリンって。早速買い物カゴに放り込む。
うちに帰ってペロリンを一週間放置。やっぱり怖い。でもついに封を切った。先程の女性に「Don’t be a chicken」と言われたのを思い出したから。そうだ。私はチキン(英語で臆病者)じゃない。誇り高き日本の象さんだ。大和魂見せてやる。
デカっ!
何と36cm、足の大きな男性でも使えるサイズのプラスチックの足型。これなら地下鉄の天井に頭がつくほどデカいアメリカ人でもOKだ。どうしよう、足が溶けたらなんてアホなことを考える。みんなの皮剥けっぷりを見て勇気をもらうためにググる。ほうほう、鱗剥け、ズル剥けなど色々あるのか。あわよくば脱皮したかのように剥けたい。土踏まずのところがパカっと裂けて蝉の抜け殻のような角質の中から赤ちゃんのような柔肌のあんよが出てくる。私の象さんだって蝶々になれるかも。想像してワクワク。
パッケージの上の方を切って液体で満たされたプラスチックの靴型の中に足を突っ込む。意外と化学薬品のツンとした刺激臭はない。抹茶の香りと書いてあったが、抹茶らしくない。
自分には大きすぎるので折り畳む。サイズ調整兼固定用のテープが片足につき一枚しかついていなくて残念。あと二枚くらい欲しいな。セロハンテープで代用。
使用中: ピリピリしないけどくすぐったい。
使用後: 洗い流した後で角質が何故かしっとり。ほんのりいい匂い。でもこれは抹茶じゃない。
1日目: 変化なし
2日目: 足の裏の皺が白くなってくる
3日目: 踵の角質がひび割れてきた
4日目: 3日目から変化なし。本当に角質が剥がれるのか?
そしてびっくりする変化が5日目の入浴中に。
半透明の小指の爪ほどの小さな薄い花びらが沢山湯船に浮いている。桜か、風流....なわけない。今冬じゃん。窓を閉め切った室内に桜は舞いこまない。じゃあ、何よ、これ?もしかして....
角質だ!ついに剥がれてくれた。
6日目、7日目で角質が鱗のように剥がれだした。靴下の中にポロポロとした角質が沢山溜まっていた。
8日目: 大根おろしは出来なさそうなツルンとした足の裏に。人に見せても恥ずかしくはない仕上がり。でも元々足裏に沢山皺があるのでやっぱり象さんの皮膚にみえる。クリームで保湿したようにしっとりした象さんだ。
結構楽しかった。またペロリン使うのが楽しみ。一箱に2回分入っていてお得。でも続けて使用する時は3週間あけてくださいと説明がある。急いで3週間で立派な角質を育てなきゃ。今までは「あーあ、角質ができちゃう」なんて憂鬱だったのに、最近はすくすくと育っていく角質を見て毎日ニタニタしてる。
立派な象になあれ。
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