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[スキンケアキット]
税込価格:11,990円 (編集部調べ)発売日:2009/7/21
2011/4/25 23:11:00
30周年記念キットのキャンペーンにつられ購入しました。31年目も売ってるみたいですけど(笑)。
これだけ高額なラインですから、せめてトライアル・セットがないと試しようもありませんよね。ただ、こちらでトラブルが無かったからといってその後も無事とは限らない。そのいい例が私です。
キットを買うと小冊子がついてきました。トリートメント・エッセンスの主成分ピテラについて、7つの働きが書かれています。
いわく、
1 肌本来の働きを整える。
2 水分補給、保持作用
3 肌のキメを整える。
4 くすみのない明るい肌に整える。
5 皮脂バランスを整える。
6 日焼けあとの肌を整える。
7 PHを調整する。
後になって、あらためてこれを眺めていてふと気付きました。
2〜7までの項目って、すべて1に含まれませんか?
商品のコピーがなせる妙ですか。
そういえばCMを見ていて思ったんですけど、化粧水はコットン使い奨励なのに、画面の女優さんは掌で受けるアクションのみ。
イメージ戦略が垣間見えますが、肝心なのはやはり自分の使用感。
独特の臭気がありますが、酵母菌の発酵代謝物なのですから匂いはあって当然でしょう。例えは適当じゃないかもしれないけど、言ってしまえば酵母菌のおしっこ(?)みたいなものなので。
問題は、これを高配合で肌にのせたときの作用です。
代謝スピードを上げることで肌機能を助けるというのであれば、ある程度年齢を重ねた人にはちょっと使いづらいかもしれません。
使い初めにピリピリするというかたもおられるようですね。
最近の研究によると、皮膚の毛穴には、内側に知覚神経へ直結するセンサーのようなものがあって、自分に合わない物質が入ってくるとピリピリする感覚があるのだそうです。
「何っ、これ。入ってこないで!!」というサインを身体が出しているのですから、ピリピリしたらやはり使わないほうが賢明かもしれません。
私の場合は、3か月の間何事も起こりませんでした。
センサーが鈍ったかな?(笑)
同じキットにあるマスクは、必ずプログラムの最初に使うよう、冊子に指示があります。これも、いきなりエッセンスを使って刺激にさらされることを防ぐ予防策のようにも思えます。
万人向けとはいえないシリーズのように感じます。
なおさら、トライアル・キットの継続販売は必要かもしれません。
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2016/4/25 22:18:00
一昨年あたりからとにかく良く出回ったのがブラウンの多色パレット。
いきなりどうしたん?!と驚きましたが、今シーズンも勢いは止まらず。何かお決まりのように新作が出ればブラウン。またブラウン。だんだんうんざりしてきて、他にないんですかっ!!と怒鳴りかけたところに、颯爽と現れたのがこのローズ・ニュアンス。
昨年発売されたヌード・パレットは、あまりにも普通な、普通すぎる配色ゆえに、全く面白味を感じなかったばかりか、大人世代にはひたすら疲れまくって見える色のオンパレードで完全に買う気が起らず。同時期に出たロレアルパリは色数こそ少ないものの、ベーシックとローズの2系統で初めから発売されるなど、一歩先を行ってました。ま、だから?という感じではありましたが。
満を持して(?!)と言うわけではないでしょうが、メイベリンのピンク系ベーシック。
遅れてきただけあって(・・・すみません)、この12色はかなり使えます。
セットされた位置でコーディネート出来るようになっており、左右2色ずつ(個人的には上下2色の方が合わせやすくて好きですけど)、横並び3色、縦横4色のそれぞれが異なるニュアンスを作れる優れもの。もちろん、この12色はどう組み合わせても色がぶつかったり濁ったりしにくいので、やりこみ度も高いパレットです。
便宜上縦横4色ごとのグループで説明すると、左は明るめのベーシックな組み合わせでラメは細かいシルバーフロスト。真ん中はトレンドのオレンジやカーキのニュアンスが入った、ゴールドフロストが効いた組み合わせ。右は何とベースにラメ無しのグレーを配した、彩度の低いピンクとグレー。ラメはメタリックなローズという、かなり難しい組み合わせです。
私の勝手なイメージでこの3つにテーマをつけるなら、左がノーブル、真ん中がアクティブ、右がノスタルジーといったところでしょうか。特に右の4色はこなれた人でも練習が必要な色です。ベースにグレー、その上にパールピンクという斬新な重ね色は近年なかなか無い。
例えば80年代、ディオールのプワゾンが大ヒットした頃。さらには60年代、そして20年代。時代が移ろう過程で生まれた退廃的な空気感。そんな歴史を彷彿とさせる色たち。
だからこそこなすのは至難の業。下手をすると目元が窪み過ぎて、瞼を汚すだけになっちゃう。難しいからこそ、チャレンジのしがいがあります。
使う道具は、断然ブラシがお勧めです。私は一昨年に限定発売されたヴィセのブラシセットを使っていますがこれがぴったり。幅広の腰のある獣毛ブラシでベースを広げ、最近主流の円錐形ブラシでキーカラーを。さらにライン用ブラシで濃い色をのせるとかなり上手く重なります。間違ってもチップで乗せないように。どの色をどう使うかにかかわらず、ブラシ使いが鍵になりそうです。
久しぶりに使いこなしにこだわれるパレットに出会いました。
夏向けの色が欲しいところですけど、それはまたのお楽しみで・・・。
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2014/11/20 04:16:02
先月のことです。
とあるコンビニに偶然立ち寄った際、雑誌コーナーにあった一冊が妙に気になって購入しました。晋遊舎という出版社のムック本で、一切の外的(?)干渉を無視して共通の科学的実験を元に化粧品をランク付けするもの。曰く、「ステマ一切なし!!」
思えばこのサイトも、度々「じゃないの?」(失礼。)というコメントの力で上位に上がってくる商品が見受けられましたけれど、あらゆる干渉を排して一冊の雑誌を作るってなかなか度胸がいいわ、などとヘンな関心をしつつもページをめくってみれば、これが参考になるんですよ。ビックリするくらい(笑)。
で、自分なりに使えそうなアイテムを、実際に購入して使ってみることにしました。
実は今年に入ってから、主にメーク用品のコーセー率がどんどん上がっていて、全く偶然なんだけれどもこの雑誌で各カテゴリーの1位もしくは上位にコーセーが入るケースが多い。わたしゃ晋遊舎の関係者でもコーセーの回し者でもないですが、単純にこの一致は面白いぞ!と思ってしまった。もちろん、全てのランキングに納得がいくわけではありません。
今回セットで購入したのは、単に化粧下地のおまけがついていたから。サンプルがついてるものは極力利用しなければ。
色はBO-300。この色が最も地色に近い。国産メーカーにしては珍しく、明度の高い色を用意してくれてますな。
粒子はかなり細かく、プレスは硬め。だからかメーカーサイドも、スポンジ使いの他にブラシを使うパターンも推奨しています。より薄付きで素肌っぽく仕上がるのだとか。専用のフェイスブラシも用意されてますが、私は以前さんざんブラシで失敗したので、スポンジでスタンプ塗りするいつものやり方で使いました。スポンジも厚手で使いよいと思います。
思った以上に仕上がりは薄目。その分、カバーしたいところだけを少しずつ重ねて行ける利点があります。色味はマットで、セットの下地にツヤを出す成分があり、これと併用することで立体感を出すということらしい。
粉落ちもよれもありません。時間が経つにつれすこーしシワの間に粉が固まったりするけれど、こんなのは許容範囲ですね。小鼻の部分はかなり薄くつけないと毛穴が目立ちますのでご注意を。下地を薄く均一に伸ばしておくのもムラ付きの防止になります。
どちらかというと、仕上がり感は花王のプリマヴィスタ・ディアが勝ったかなぁと思いますが、色味の豊富さや質感はこちらが上。
今どき珍しいと思った点がもう一つ。近頃のパウダーファンデーションはほとんどが水なし専用で、90年代までのような水あり水なし両刀使いの製品はめっきり見なくなったのですが、こちらはその両用が可能なファンデーション。そう言えばコーセーってレトロというか昔気質というか、基礎化粧品に関しては未だに60年代を地で行ってるところがあって、これだけ他社が無香料・無着色・アルコールフリーを声高に謳ってステップも簡略化してる所が多いのに、香りはオーソドックス、しかも化粧水に至ってはアルコールフリーなど皆無。むせかえるくらい強烈なエタノール臭がします。頑固というかなんというか・・・。だからアルコール過敏症の私は使えないんだけど。
考えたらコーセーって、世界で初めてパウダーファンデーションを開発したメーカーさんでしたっけ?私の拙い記憶では、確かタッチの差で発売はジュジュ化粧品の方が早かった気もするんだけど・・・気のせいか。
でもメークものは確かに優秀ですね。
これからちょくちょく、このムック本を参考にしつつ、いいものを選んでいきたいと思います。
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2014/7/8 04:07:22
再編集です。
去年の夏・・・でしたかね。
三年近く使っていたミネラルファンデーションの後遺症で顔の皮膚が肥厚してしまい、肌理は乱れるわ色はくすむわ、ちょっと何とかせねばとオーガニックものに手を出し、かぶれては敏感肌もの、50代向け、プチプラ美白、でも改善せず。いよいよ困ったぞとなった時に偶然手に取ったパンフレットがこちらのシリーズでした。
以前からその存在は知っていましたけれども、フジフィルムと言えばアスタリフト。かつてそのお試しキットで盛大にかぶれた経験のある私は「ウーン」と首をひねり、いささか警戒していました。ところが。
その時は惹かれるようにパンフレットを読み、原因不明の吹き出物や代謝の不順から来るトラブルによさそうだと知ったとき、即決でキットを購入したのであります。
で、買って使った後によくよくパンフを見たら「20〜30代の肌に」なんて書かれていた。あー!やっちまった。そう思いましたが、気を取り直し、今の自分の状態を改善出来るかもしれないと使い続けました。
結果。驚くほど肌表面は滑らかになりましたね。
厳密に言うと、クレンジングと洗顔料は確かに若い人向けです。オイルクレンジングはごそっと落ちるし、洗顔フォームは使った途端にピリッときた。「ああこれ、AHA入れてるな」とすぐわかるほど。この2品は遠慮しました。
ただブライトナーには興味がわきました。以前、AHAもので痛い目に遭ってるので用心しいしいでしたけれども。これに頼ってでも何とかしたいと思うほど、角質の肥厚が進んでいたのです。
あまりにツルツルとした感触が心地よすぎて、「これ私の基本ラインにしよう」などと考えが飛躍していき、レギュラーサイズを揃えて使いましたが、肌状態が好転しすぎると返ってくるツケも大きいようで。
一年が過ぎたころ、いきなり口の周辺に赤い発疹が出来始め、それが転々と移っていきました。初めは「ブドウ球菌でもうつったか・・・」と楽観視していましたが、やがて以前より肌が硬くなって来たことに気付いたのです。
さあ来たぞ、と思いましたね。
昔カツウラ化粧品のソフトポリッシャーを使い続けたところ、数年後に角層がひび割れて乾燥を招いた経験を思い出しました。
角質ケアは適切なタイミングで使えば効果大ですが、使用期間が限界を超すと肌が反発を始めます。
「どんどん削れてる。守らなきゃ」という反応。当たり前ですね。
特にブライトナーにはフルーツ酸が含まれており、いつかはこうなることを予測しておくべきだったのです。
私と同年代の方、AHA製品に頼るのは一年以内とした方がいいかもしれません。その後断続的に使ってはみたものの、すぐ毛穴が炎症を起こしてポツンポツンと発疹が出るので、このシリーズを使うのは断念しました。
私の失敗も、ご参考になればと思います。
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2015/4/16 22:40:15
実は10年ちょっと前、ここのトライアルで撃沈した覚えがあるんです。
当時はひとつのネーミングでトータルなラインというのが無く、洗顔料はパルマローザのみ、化粧水はローズ、オレンジウォーター、ホワイトティーなど。オイル以外の美容液は無く、クレンジングはカレンデュラ、クリームにきてやっとフランキンセンスといった具合。バラバラな上に化粧水が全品変性アルコール入りで、生まれて初めてオーガニック系を試した私は数日後肌が赤くなり、かぶれは無かったものの「ダメかも・・・」と使用を中止。
その後、同じ陳列棚の隣にあったウェブリーに手を出して大惨敗。ただれてボロボロになり、「オーガニックって怖い」と即座にケミカルへリターン。
数年後、第二次(笑)ナチュラル・マイブーム到来で再び自然派に手を出すものの、クチコミに書いたとおり惨敗続き。ジュリークのエタノール臭にむせかえり、トリロジーでは3日で顔が大炎上(多分ローズピップよりは、防腐剤のベンジルアルコールにやられた)。それならと成分の穏やかそうなニュクスを試すも、自然由来成分が八割程度と「普通じゃん」ってなり、おまけにオーガニック系なのにパラベン入り、しかも物によっては最も警戒すべきブチルパラベンが入ってると分かって断念。それ以来自然派には手が出せず、「縁がないかも」と諦めていました。このトライアルを見つけるまでは。
時おり書いてますが、私個人はケミカルにもノンケミカルにも固執や偏見は無く、肌に合えば何でも使いますよ、というスタンスで化粧品と向き合ってきました。ただ実際はケミカルしか肌に合ったことが無かった。それがちょっと悔しいと感じていた矢先、全く偶然にネット上で見つけたのがこちらでした。私が自然派を避けていた数年の間に、1品また1品とフランキンセンスの製品が増えていき、一昨年にはフルラインが完成していたんですよ。無警戒でした。
しかも信じられない事に、ふき取り用のウォーターはアルコール・フリーなんですね。嬉しくて何度も成分表を確かめたほど。これ逃す手はないでしょう!!と思った。
セット内容は必要なものがほとんど入っていましたが、私はこれに保湿化粧水を買い足して完全なフルラインとし使ってみました。10日近く使えましたがトラブル無し。その時の嬉しさったらなかった。海外旅行で機内持ち込みが可能なサイズなのも良心的ですね。
これを機に、セットされている製品を1つずつ現品買いして、本当に肌に合うかを確かめているところです。このまま3か月持続して何も無ければ、晴れて私はオーガニック化粧品と握手出来るかもしれません。
製品ごとのクチコミは、順次書かせていただこうと思っています。
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