TOP > CamelliaSinensisさんのクチコミ投稿一覧(投稿日時順) > シャネル / ル リオン ドゥ シャネル オードゥ パルファムへのクチコミ

CamelliaSinensisさん500人以上のメンバーにフォローされていますシャネル / ル リオン ドゥ シャネル オードゥ パルファムへのクチコミ

表示
一覧
個別

クチコミ93件中10件目表示

前へ

CamelliaSinensisさん
CamelliaSinensisさん 500人以上のメンバーにフォローされています 認証済
  • 45歳
  • 乾燥肌
  • クチコミ投稿93
シャネル / ル リオン ドゥ シャネル オードゥ パルファム

シャネル

ル リオン ドゥ シャネル オードゥ パルファム

[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)]

容量・税込価格:75ml・33,000円 / 200ml・57,200円発売日:2021/1/8

6購入品

2024/4/15 05:59:59

200mlボトル購入。調香師はオリヴィエ・ポルジュ氏。


この「ル リオン ドゥ シャネル」は元々中東圏で2020年5月頃から先行発売しており、
現地の方のレビューでは「こちらではよくあるありきたりな香り」的な酷評がされていました。
中東向けっぽいけど中東の方からすればもう嗅ぎ飽きた香りなのでしょう。
それっぽいけど全世界向け、という製品であることは否めないかも。


シャネル女史の墓石には、彼女を守護するようにライオンが5匹飾られている通り、
CHANELのアイコンとしての「ライオン」はとても重要なものです。

調香師のオリヴィエ・ポルジュ氏曰く、
動物のライオンではなく、「シャネルのライオン」をテーマにした香りということ。
多難な彼女の人生のお守りであった、ライオンというアイコンに焦点を当てています。

それをテーマにした香水となると、とても強いものになるということは想像のとおり。

__________


結論としては、一言で言うなら「メンズ版・コロマンデル」かなと。

女性用とされているジャックポルジュ氏によるコロマンデルを
息子のオリヴィエポルジュ氏がメンズ用に再構築したもの、という印象を受けた。

昨今のゼクスはこのパターンが多く、
父親の作品のオマージュ品を発表してネタ切れを回避しているように感じる。
それが安全牌ではあるのでしょうし、CHANELの戦略なのかなと。
実際この2本はセットでPRされていた。


私の肌では、
序盤からブラックペッパー様のニュアンスと共にサンダルウッドが全開で香る。
ラブダナムやパチュリ、ヴァニラなどがしっかり支え合っているものの、
もうほぼ「謎の香木エッセンスを肌に乗せている」という印象。

よくここまで……やってんなぁ…(何を?)という感想。厳つい。

序盤はエンジン全開で雄々しくカッコイイのですが、終盤に向かって甘く女性的に変化する。
時々ほんの微かに爽やかな樹脂香を感じたり、楽しい。


ムエットではもっとスモーキームスキーな香り方をしますが、
どちらも大枠ではスパイシーウッディ属性であることには変わりがなかった。

肌よりもムエットの方が圧倒的に長く、かなり辛口な香り方をします。
そして数日経過したムエットはスモーキーで美味しい本物のヴァニラチンキの香りで幸せ。



個人的には圧倒的な香料品質で暫定★6
推奨季節は秋冬の夜。TOPがドカンと香るので注意。

肌での香り方は人によって完全に別物になるはずなので、
いずれにせよムエットだけで購入を決めるのは止めた方がいいです。




______________


シャネルの香水は、香りに物語があるのが付加価値として素晴らしいと思います。

CHANELの強みは、彼女が自身の名前を売り飛ばすことなく
死ぬまで組織に属していたことで晩節を汚さず伝説になれたことであり、
そのお陰で唯一無二の「シャネルのストーリー」という付加価値を永遠に生み出せること。


この世の多くの有名ブランドは既に、
創設者や子孫がその名前を大手企業に売り飛ばしており
ブランド自体が創設者不在でゾンビ化してしまっている状況であります。

そしてCHANELもまた、似たような状態というか。
更に今年から、CEOが元ユニリーバ(英)人事のインド系の女性に代わったそうで、
縁もゆかりもない人物の登場に冷ややかな気持ちになりつつあります。
コスメ類もやたら強気の値段で売るようになったなと思っていたらそういうことかと。

他人や、他人が作った物に過度の期待や執着をしないことが大事かなあと。
依存心や執着心を捨てること、即ち悟りが人生で一番強い。
それが私なりのライオン(お守り)ということで。



Fragranticaによるコンポジットは以下の通り。

トップ:ベルガモット、レモン
ハート:ラブダナム、アンバー
ベース:バニラ、パチョリ、サンダルウッド、ムスク


追、アンバーノートについては元々香料の複合体であるため
香水界隈で言うアンバーは「甘く温かいスモーキーなイメージ香料」と捉えるのが妥当であり、
最終的なベースはヴァニラ+ベンゾインの残骸のように感じた。



 
【※2024/03/27付けで価格改定されたため更新】
※1mlあたりの単価は75mlボトルは440円/200mlボトルは286円(税込み)
 

使用した商品
  • 現品
  • 購入品

同じおすすめ度のメンバー

CamelliaSinensisさん
CamelliaSinensisさん 500人以上のメンバーにフォローされています 認証済

CamelliaSinensis さんのMyブログへ

プロフィール
  • 年齢・・・45歳
  • 肌質・・・乾燥肌
  • 髪質・・・硬い
  • 髪量・・・多い
  • 星座・・・射手座
  • 血液型・・・A型
趣味
    未選択
自己紹介

INTJ-Aタイプです。 写真は自分で撮っています。 著作権を放棄しておりませんので写真や文章の盗用は御遠慮下さい。 PCプロ診断/1s… 続きをみる

  • メンバーメールを送る