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Cookieyukiさん
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ゲラン / サムサラ オーデパルファン

ゲランゲランからのお知らせがあります

サムサラ オーデパルファン

[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)]

税込価格:- (生産終了)発売日:-

7購入品

2020/9/11 04:15:27

人は自分の持っていないものに憧れる。

サムサラの魅力は日本にずっと住んでいるとピンとこないかもしれない。これは西洋人から見た憧れの東洋の香り。日本人にとって見慣れた近所の寺社でも西洋人にとっては珍しい東洋の神秘だ。東洋人のルックスも然りで、こちらが発想さえしないところが西洋人の眼に大きな魅力として映る。そんなわけでザ アジアーンな容姿の女性がサムサラをつけると欧米でバカ受けする。

アメリカに住み始めたころ、仲良くなった同い年の白人の女の子と美容談議。彼女が私をじっと見て真顔で「いいなあ、鼻が低くて顔が平らで」と言い出した。喧嘩売ってんのか?と思いきやポロポロ泣いている。

よく聞くと欧米では鼻の高すぎ、顔の凹凸のありすぎはドブスということらしく、自分はまさにそれだとか。で、低い鼻と平らな顔はカワイイと言い張る。「でも、私奥二重なんだけど」と言ったら、「西洋人はみんな二重で自分は没個性的」と言う。「三白眼で外斜視なんだけど」には「どこ見てるかわからない感じがミステリアスでセクシー」ときた。「下ぶくれは?」と聞いたら「歳をとるとほっぺの肉が削げるのを気にしてシリコン入れる白人もいる」と反論。「顔だけじゃなくて体も平らで、しかも寸胴なんだけど」に「蛇みたいで色っぽい」という答え。自分はグラマラスすぎて頭悪そうに見えると思い込んでいるようだ。

衝撃的過ぎてクラクラする。脳みそ溶けてきた。

「あのね、あなたみたいに鼻が高くて彫りが深い、二重で大きな目の人は日本に来たら超美人だよ。そうなりたくて整形したりアイプチ使ったりする人もいる。ボンキュッボンは日本にほとんどいないからメチャクチャモテるし。」と言ったらようやく泣き止んで笑ってくれた。

実際、欧米でアジアーンな一重の細い目、低い鼻の平らな顔はエキゾチックということでモテまくる。さらにサムサラ、オピウムなどのオリエンタルな香水をつけるとモテ度が加速する。

私はモテを狙ったわけではないがサムサラをよくつける。寺や神社をはじめとした古い建造物が大好きなので、口コミに「おばあさんが100人くらい集まったような」だの「歩く寺」だの書かれる香水なんてシビれる。自分で言うのも何だが、私は歴史的建造物の前で絵になるタイプと思っているし。だって平安美人だもん(死語。二次元の下ぶくれ。目と眉毛が果てしなく離れている)

しかし、サンダルウッドを過剰に投与した香りということで、その精油を濃縮したものとワクワクしていたら期待外れ。ザ材木な香水が好きでもウッディが香りにくい体質なので、サムサラが他人とはかなり異なる香り方をする。それはそれでお気に入り。

まず濃厚なイランイランがベルガモットを出し抜いてガンガン香って始まる。グリーンノートは全く感じられない。同時に入っているはずのないクリーミーなココナッツとジューシーな完熟パイナップルが入ったカクテル、ピナコラーダが出現。クレジットを見た限りその正体はピーチだと思う。

ミドルノートもイランイランとピナコラーダが二人三脚で爆走。ジャスミン、ローズなどの他の花の香りは皆無。寺感とオリエンタル成分は何処かで迷子になっている。東洋の神秘はいったいどこに?

サムサラは調香師が最愛の女性に捧げたものだそうで、私がつけると「もうっ!彼女最高。マジ女神」という感じのハッピーな香りになる。鼻歌歌ってスキップしながら調香してたんじゃないだろうか。あり得ないほどの満面の笑顔で。

クリニークのハッピーと幸福度を激しく争ったサムサラも、アドレナリンの放出がおさまったらしくラストは大人しくなる。相変わらずハッピーではあるが。

扇子を広げてあおいだ時の風の匂いが幽玄な時の流れのように漂いだす。優しくてパウダリー。私はこの香りが子供の頃から大好きで、サムサラをつけて初めてこれが白檀(サンダルウッド)の香りだと知った。ついに出たオリエンタル成分、ありがたや。それにオリスルートとアイリスの白粉っぽさが加わり秀逸。昔は十二単衣にこんな香を焚き染めていたのかもと想像して平安美人の心はときめく。

香水が消えゆく頃が素敵。つけた手首に息をフッとかけると、隠れていたジャスミンが匂い立つ。さらに入浴すると甘いサンダルウッドとバニラが包んでくれる。もう極楽気分。湯船で寝落ちしそう。

今は無理だけど、今度日本に帰る時はサムサラをお供にするつもり。是非寺社を訪れる時につけたい。

アメリカ感覚で香水思いっきりつけちゃうかもしれないけど安心して。

私のソーシャルディスタンスは100メートル。


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ななととちゃん♪さん
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ゲラン / モン ゲラン オーデパルファン

ゲランゲランからのお知らせがあります

モン ゲラン オーデパルファン

[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)]

容量・税込価格:30mL・11,330円 / 50mL・16,390円発売日:2017/3/1

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7購入品

2020/4/27 17:02:23

発売当初なので約3年前?に購入。50mlです。
私の大量のコレクション、最近自分用の記録として口コミを始めてみたら、フレッシュオリエンタルばかりですね。。。笑
好きなものから口コミしようとすると、どうしても偏ってしまいます。

☆調香師:ゲラン5代目調香師ティエリー・ワッサー、デルフィーヌ・ジェルコ。

27歳の時、同じくゲランのドゥーブル・ヴァニーユでバニラに開眼して以来、通年通してバニラは私にとって手放せない香りです。

ラプティシリーズは一応経験値のために新作が出ると購入しますがほとんど使わず。
こちらのモンゲランはバニラの質も素晴らしいです。

トップがカーラ・ラベンダー、ベルガモット、ミドルにジャスミン・サンバック、アイリス、そしてラストがタヒチ産バニラ、サンダルウッドと香調そのものがストライクな作品ですが、ラベンダーとバニラのブレンドって意外と少ないしバランスを取るのが難しいのでこちらは本当に素晴らしいと思います。
最初からしっかりバニラが来ます。
トップの爽やかな香りはラベンダーではなくてバニラとベルガモットですね。
ラベンダーはよくよく注意して感じると、そこにスパイシーに存在します。
ジャスミンはほとんど主張せず、肌馴染み良く落ち着きます。

バニラというと甘いと思われている方が多いように思いますが、質の良い天然のバニラは男性的なセクシーさを秘めた香りです。メンズのフレグランスにもたくさん使われていますよね。
人工的なバニラは確かに甘ったるくて幼稚な印象ですが、全く別次元です。

私のバニラが入ってるフレグランスにはいつも書かせていただいていますが、ドゥーブル・ヴァニーユを購入する際にフレグランス専門のゲランのお姉さんに教えていただいたのが、バニラは高温多湿な環境で1番美しく出るということです。
日本だと、重い香りは乾燥した冬に使うものみたいな流れがありますが、バニラが本領発揮するのは高温多湿な環境。
質の良いバニラを適量纏って、ムシムシした暑苦しい空気の中を歩くと、本当にある意味恍惚を感じるほど、美しく香ります。
そんな高品質なバニラがベースですが、スパイシーなラベンダーが顔を出したり、フェミニンなジャスミンを一瞬覗かせたり、纏う人、気温、その日の嗅覚によっても全く顔を覗かせて周りを翻弄するようなイメージの香りと言えるでしょうか。
と言っても、私が使うとどんな香りも割とバニラに傾くのですが笑
時々ラベンダーを感じると普段と違う興奮をおぼえます。

こんなイメージからか、ゲランにしては珍しく大女優であるアンジェリーナ・ジョリーがミューズとして起用されました。初めてこの香りに出会った時、アンジーのイメージとあまりにピッタリで思わず笑いそうになったのを覚えています。
ブランドの宣伝文句にもある通り、まさに官能的なお香りで、それは一切下品でなく芯のある女性ならではの艶やかさだと思います。

私のゲランという名前の通り、使う人、感じる人の感性によって様々な解釈が出来る香りです。

初めて世にオリエンタルな香りのシャリマーを送り出したゲラン。オリエンタルな要素が入った作品は、さすが!!!と思わせてくれます。
こちらはチャレンジし易いお値段なのも良いですし、これまでシャネルのチャンスシリーズやディオールのミスディオールシリーズ、そしてゲランのラプティシリーズを使われていた方が、ワンランク大人の女性へアップデートする際にお使いになるのにピッタリだと思います。
私は、香りのお試し無しの購入は絶対しないです。
1番ダイレクトに身体にも感じやすいものなので、必ず自分で試してから購入します。それも、ムエットに付けるのと肌に纏うのでは全く異なるので、肌にのせて2時間くらい様子を見てから購入を決めます。

こちら購入から3年経ってしまったので、そろそろ香りが変質しないか心配なこの頃。
今年の夏はこちらを使いまくりたいと思います!

嗅覚は人間の記憶の1番奥に働きかけて、そして1番強く残る感覚。
このところお家生活ですが、こんな時こそ香りを味方につけて日々前向きに過ごすことが出来たら良いですね♪


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Cookieyukiさん
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フレデリック マル / ムスク ラバジュール

フレデリック マル

ムスク ラバジュール

[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)]

容量・税込価格:10ml・6,600円 / 30ml・18,150円 / 50ml・23,100円 / 100ml・33,000円発売日:- (2018年11月追加発売)

7購入品

2020/12/20 00:13:42

「異性の体臭に惹かれるという人もいる。あなた、理解できる?」

私が小学生高学年だった頃読んだ占いの本にあった一節を強烈に覚えている。4つの選択肢から回答を選ぶと深層心理がわかるという物。質問は「異性のどこに惹かれますか?」で、選択肢は顔全体、目、笑顔、身長。体臭は含まれていなかったが、答えの後に著者のコメントとして初頭のフレーズがあった。今思えば大人である著者が性について何も知らない子供をからかっているような気もする。ちょいエロ占い師だな。そのころ着せ替え人形ごっこに夢中だったガキんちょには、その言葉の意味がわかるまでに相当な時間がかかった。

私は過去に衣装デザイナー兼舞台の衣装係の仕事をしていた。聞こえはいいが結構なガチ肉体労働。衣装デザイナーは机の上だけでする優雅な仕事だと思い込んでいた人は大抵ここでキャリアを諦める。デザインして縫うだけではないのだ。下積みの時は重い布を運んだり舞台裏の世話だってする。ダンス、演劇の舞台が終わるやいなや楽屋を駆け回って大量の衣装を集め、それが汗臭くなる前に洗濯機に突っ込み、洗った後乾燥機に投入する。衣装は重くスピードが要求される。全部終わるまで制限時間30分から1時間。

汗はかいてすぐには臭わないが、なんとも言えない動物的でセクシーな体臭のついた衣装に遭遇することがたまにある。「うおおおおー」と雄叫びをあげるほど必死に洗濯物と格闘していて匂いをクンクンする気にもならないが、ふと手が止まってしまう。生々しいシルキーな肉体をイメージさせる匂いだ。同じものをムスクラバジュールから感じる。

さらに舞台では衣装の早変わりがある場合がよくある。短い制限時間内(30秒以下の場合も)に役者は着ている衣装を脱いで次の衣装に着替えて舞台に戻る。その時は二、三人で着替えを手伝う。服を脱ぐという行為はエロティックなはずなのに色気はゼロ。側からは二、三人で寄ってたかって人を襲っているようにしか見えず滑稽だ。相手が男性の場合は特に。筍の皮早剥き選手権世界大会決勝かと思う勢いで服を脱がして着せる。着せ替え人形が大好きで一生やっていたいと思っていたら変な意味で夢が叶ってしまった。

この時も先程のようなセンシュアルな体臭を感じることがある。早変わりがある時は特に、役者やダンサーは気を遣って軽く香水をつけている場合が多い。でも明らかに香水ではない。それは心の奥でいつも抑圧している官能を呼び起こすような匂い。滑らかな肌、弾力のあるむっちりした筋肉を彷彿とさせる。

ムスクラバジュールは表だって色気ムンムンな訳ではない。ラベンダー、ベルガモットで始まる人気の男性向け香水によくあるスタート。ここからメゾン系男性香水らしく展開すると思いきや、意外にもパウダリーノートが約30分後に浮かび上がってくる。

それと同時にシナモンとクローブの香り。特にクローブの香りは野性的で時に動物的に思える。調べてみたらシナモンとクローブには催淫作用があることがわかった。

スパイスが肌に馴染む頃、何故か薔薇?ジャスミン?といったインドール系の花の香りが主張する時がある。特に服についている場合。花の香料は入っていないはずなのに。よく知られた話、動物臭くてそのままでは嗅いでいられないインドールを薄めると花の香りになるそうだ。単に薄まった動物臭を花だと錯覚しているのかも。この花らしきノートは大体ミドルからラストに移行する辺りでアンバー、ガイアックウッド、白檀、シダーウッドなどのウッディノートに紛れて出現することが多い。

ラストノートはバニラ、トンカビーン、ムスク。このムスクが私は元々動物性の香料ですよと主張する。本当は合成化学物質なのにプライドが高い。このラストノートが超長持ちで朝つけても翌日の昼ごろまで香っている。

消えゆく直前のバニラはゲランのシャリマーによく似て重厚だが甘すぎない。艶々の柔らかいシルクのようだ。時々思い出したかのように妖艶なアニマルノートが微かに底辺で香る。

ところで一緒に仕事をするダンサーにセクシーなアニマルノートの体臭の持ち主がいる。彼は少年っぽさの残った甘いルックスで小柄で細身。アメリカでは背が高く髭の濃いマッチョな男性がモテて、彼は決してモテるタイプではない。磁石か?と思うほど女性がワラワラと寄ってくるが、本人は幼馴染のガールフレンド一筋で他の女性には目もくれない。彼は大人の男の魅力がない自分に何故女性がこんなに群がってくるのか不思議に思っている。でも流石に言えない。「君の体臭がエロいんだよ」なんて。甘い見かけに潜む官能性がムスクラバジュールそのものなんだよ。

という訳で異性にモテたい方、是非ムスクラバジュールをどうぞ。しかし何が起こっても自己責任で。

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doggyhonzawaさん
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アムアージュ(Amouage) / ゴールド プール オム

アムアージュ(Amouage)

ゴールド プール オム

[香水・フレグランス(メンズ)]

税込価格:-発売日:-

7購入品

2020/6/6 12:19:13

「金は必要ならいくらでも出す。ただし、作ってもらいたいのは本当に最高の香水だ。」そんな注文をされたら、あなたならどうするだろう?かつて石油王国オマーン王家の長老からそんな命を受けて、世界最高の香水作りに挑んだ一人の名調香師がいた。彼の名はギ・ロベール。

このオファーに対して、ギ・ロベールは世界中の高価な精油を集め、それらにオマーン名産のフランキンセンスをオーバードーズした超贅沢な香水を作ろうと考えた。そして生まれたのが、アムアージュゴールドウーマンとアムアージュゴールドマンの2つの香水。ゴールドウーマンのモスクを型どった重厚なボトルには特注の24金メッキが施され、当時「世界で最も高価な香水」と呼ばれ、話題となった。ときに1984年。ここに香水ブランド、アムアージュが誕生した。

ゴールドウーマンは、クラシカルなフランスの名香のイメージをベースにしつつ、オマーンの乳香を効かせるという手法で作られたフローラルアルデハイディックな香水。これに対し、ゴールドマンは男性用としながら、女性ユースで何も問題ない豪華な香水だ。この2つは性別で使用を分ける必要を感じない。ではどんな香りなのか?

ゴールドマンをスプレーする。最初に立ちのぼるのはパウダリックなヴェールに包まれたアルデハイドの香り。やや鼻の奥にツンとくる拡散系ワクシーなオープニング。このアルデハイド香は、シャネルカウンターに行ってN°5を手首にのせて一番最初にガツンと拡散してくる香りを拾ってみると分かりやすい。ややクラシカルなタイプ。

2分もせずに、アルデハイドの下からドライで爽やかな酸味が立ちのぼってくる。レモン様の高い酸味だが、果実ではない。わずかにスモーキーさを伴った樹脂系の香りだ。これがオマーン名産のシルバーフランキンセンスだろう。アルデハイドの拡散の後にスッと煙のように立ちのぼるかん高い酸味だ。さらにラブダナム系の清涼感のあるくぐもった甘さも感じられてオリエンタルな印象全開。

5分ほどすると香りが落ち着いてくる。さすがギ・ロベール。めまぐるしく変化して観客の心をガッチリつかむ舞台のプロローグのようなトップ。そのあとは、古典的な3段階変化の律にしたがって、深く広がりのある物語の本編に突入していく展開。

ミドルで最も印象的なのは、トップから続いている爽やかなバルサムミックスの清涼感に下から出てくるジャスミンのふくよかな香りだ。かなりインドールが効いているジャスミンで、わずかに冷たい樟脳のような風をはらんでいる。舞台にヒロイン登場といった雰囲気。スパイシーバルサム&ジャスミンが続くミドル。これは確かにメンズというより、ハンサムレディのための香りだ。そう思う。

さらに驚くべきは、このスパイシーバルサム&ジャスミンの脇からさらに多くの香料がふわりふわりとその姿をちらつかせることだ。舞台の重要なキーとなる脇役がたくさんいる。不意に感じるパチュリの土っぽさ、シダーの冷たいウッディなど。そして何よりも驚くのは、全体の香りを大きく包みこむパウダリックなヴェール、アイリス香がほの暗いヴァイオレット調に傾いて、とてもいい照明効果を与えていることだ。

主役のスパイシーバルサムがまろやかになっていくにつれ、インドールジャスミンのヒロインが登場。さらにシダーやパチュリ、モスといったウッディ系ベースがいい味を出して物語の脇をガッチリ固め、そしてパウダリーアイリスが常に変幻自在の照明で各香料の表情を際だたせている。どれもが突出することなく、それぞれの持ち味を出して一体となって重層的に香り続けるイメージ。刻々と変わり続けるミドルは物語そのもの。これは本当によくまとまったオペラの舞台のような香水だ。

ラストは穏やかなパチュリ&モスのスパイシー土っぽさ、軽やかなウッディミックスとジャスミン、ソーピーなムスクの残香でドライダウン。持続時間は6〜8時間程度。全ての香料がどれもいいところに収まり、それらの調和がすばらしい香り。

目指したのは世界一の香水。ゴールドマンには、ギ・ロベールがもつ当時の香料知識と調香技術の全てが惜しみなく注がれている。「生半可な物は許されない」というプレッシャーとの闘いが、この複雑で重厚で、けれど全体に1つにまとまった豪華絢爛な香りを生み出したのだろう。それは、何百人もの出演者と舞台を支える裏方たちが自分の持ち場で100%を出し切ったときに味わう一体感や高揚感のように、今なお、この香りを体験する者の心に光を与えている。

舞台のクライマックス。主役が最後の歌を歌いきる。演者たちがまばゆい光に包まれる。鳴りやまない喝采。そのとき、物語は完成する。

本当にすばらしい香水には、ドラマティックな金色の物語が紡がれている。

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ボウべルズさん
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Saiki(さいき) / さいきn 治療乳液(医薬品)

Saiki(さいき)

さいきn 治療乳液(医薬品)

[その他]

容量・税込価格:25g・1,045円 / 80g・2,640円発売日:2016/9/7

7購入品リピート

2017/3/13 18:04:21

超絶乾燥肌が劇的に改善しています!!!
★7つじゃ足りない。10個でも20個でも進呈したい!

文句なしにお勧め度No.1。断トツです!
これは、12月の中頃から3か月間使用した結果です。


◆今までの状態◆

1年の半分、冬から春にかけて極端な乾燥肌になります。
特に今の時期。例年花粉症と相まって、肌状態はとんでもないことに。

人は、私の顔を覗き込んで心配そうに言います。
「大丈夫? 目のふち切れてるよ。痛そう」(痛いに決まってます)
「唇の端から血が出てるよ。クリーム塗ったら?」(1日100回塗ってます)
「痛々しくて見てられない。化粧しない方がいいんじゃないの?」(・・・ごもっとも)

この時期は、自分の髪の毛さえも危険な存在になります。イメージ的には、顔の表皮のめくれた隙間に髪の毛が鋭角に突き刺さる感じ。


ところが梅雨を過ぎた頃から、人は私の顔を覗き込んでこう言います。
「お肌きれいねぇ。何やってるの?」
私は高笑いと共に答えます。
「全っ然! 何にもやってないよ」(←即ち嫌味な女と化すわけですね)

ホントに何にもやらないんです、夏場は。
乾燥期に比べたら、コスメの数も掛ける手間もゼロに等しい。
ただ、肌がボロボロの時期、幾度となく肌剥けするのですよ。
つまり夏に多少は見られる状態になるのさえも、酷い肌荒れで「脱皮」を繰り返した結果という、涙なしでは語れない経緯なんです。


では、冬から春に完璧な保湿をし、正常なターンオーバーをさせれば良いのでは、ということですよね。

・・・それが簡単に行かないのが極め付きの乾燥肌。

保湿効果で名高いハイブランドのコスメでも、潤い感はつけた時だけ。
数時間もすれば、水分は肌表面から蒸発してしまいます。根本からの改善にはほど遠い。

多少とも荒れを宥めてくれるのがキュレルですが、治癒には至りません。
ステロイド剤は効きますけれど、長期に渡っては使い続けられない。



【Saiki(さいき)】


◆驚くべき効果◆

3か月間朝晩使用。明確な効果は1か月を過ぎた頃表れました。

この3月の初め、ディオールとシャネルのカウンターで言われました。
デ「お肌ツヤツヤですね〜」
シ「しっかりお手入れなさっていますね。良い状態ですね」

褒めるのがお仕事の方々ではありますが、例年だったら「脱皮」真っ最中のこの時期には有り得ないお言葉です。第一人に見せられない肌状態で、カウンターに行こうとも思いません。

今年。
花粉が狂い飛んでいる今この時に、肌剥けどころか頬の不自然な赤みまで消え、ふっくらしっとり均一な肌質になっているなんて!  
小さなシミが消えて肌全体の明るさが増し、ファンデがぴたっと決まります。
自分が春色コスメでメイクすることにワクワクしているなんて、信じられません。

出来ることなら、去年の肌と今の肌とを並べてお見せしたいぐらいです。


Saikiは医薬品であり、表皮を潤すことを目的としていません。
肌細胞を作る基底部を修復し治療してくれるのです。ヘパリン類似物質が、表皮よりもさらに下まで届いて働くそうです。

表皮に水分を与え、できるだけ長く留めようというのがコスメクウォリティの保湿。
でもコラーゲンもセラミドも、届くのは表皮上部の角(質)層まで。
保湿用コスメの箱に、小さく「角層まで」と書いてあったりしますよね。
Saikiは角層よりもっと奥の、今育ちつつある細胞自体の保水力を育てるのです。

だから本当の効果は、細胞のターンオーバーの1サイクルが過ぎた頃、劇的に訪れます。
(数日の使用でやめてしまってはもったいない!)


◆使い方◆

洗顔後の肌に塗っています。水分で一時的に保湿するお品ではないので、初めはむしろつっ張っているように感じました。
あくまで医薬品ですから、香りとかテクスチャーがうっとり素敵とは言えません。

その後、いつものスキンケアで表皮のためのお手入れ。
水分たっぷりのスキンケアをするなら、Saikiは乳液タイプの方が双方の良さが生かせると思います。


◆副作用への注意が必要な第2類医薬品であること◆

長期使用を皆様にお勧めできるものなのか、小林製薬にお伺いしてみました。
既に3か月使用、以後も使いたいと伝えました。

Saikiに関しては、含有する成分に長期使用による副作用の報告はないということで、乾燥の症状が続く限り使い続けても大丈夫というご回答を戴きました。


最近、洗顔後の肌がもうしっとりしているのです。Saikiからの卒業も間近かもしれません。

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quick♪*さん
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プロフィール
  • 年齢・・・26歳
  • 肌質・・・乾燥肌
  • 髪質・・・柔らかい
  • 髪量・・・普通
  • 星座・・・射手座
  • 血液型・・・A型
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自己紹介

コスメ沼のほとりで戯れる。最近はセルフネイルに凝っています。 パーソナルカラーは8分割のプロ診断で春パステル、セカンドが夏クリアで、やや色白です。骨… 続きをみる

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