2017/8/17 16:57:19
ミニチュアボトルを使用しています。
ベルガモットの香りはもともと好きで、私的に柑橘らしからぬ温かみを感じるところが気に入っているのですが、このベルガモットカラブリアはそういった面が強調されているように感じました。
温かみのあるベルガモットを、ふわふわしたホワイトムスクで包んだような柔らかい香りです。
柑橘系の香水に多いフレッシュさがグイグイくる感じではなく、落ち着いていてリラックスできます。
重さはないので夏にも合いますし、涼しくなってからも愛用できそうです。
ミニチュアを使い切ったら、現品購入を検討したいと思います。
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- モニター・プレゼント (提供元:未記入)
- Fleuramourさん
-
- 39歳
- 混合肌
- クチコミ投稿10件
2017/10/2 04:42:31
体温高めの方は要注意?
ムエットでいただき気に入って現品購入。
体温高め、甘い香りが馴染みやすい肌質です。
ムエットで嗅いだ時は華やかなフローラルとフレッシュなシトラス、パウダリーな甘さが見事に調和した素晴らしい香りだったのですが…。箱を開いてワンプッシュ、手首に乗せた瞬間。ヤクルト臭炸裂!ヤクルトというかアレです緑のチェルシー。酸味の強い強烈な甘さ。
正直失敗したと思いました…。
しかしものの10分もしないうちにそれは収まり、なんともいえないまろやかな花々とバニラのハーモニー(^^) ジャスミンやイランイラン、マグノリアのコックリとした花の甘みと鼻に抜けた後に残る微かなグリーン、そこにパウダリーな甘さが相まって、まったりと香ってくれました。まるで香りが肌に染み込むよう。
ラストは甘?く残りますがクドさのないパウダリーな甘さなので、1日の終わりに相応しい癒やされる残り香です。
なんとも華やかさと温かみのある素晴らしい香りですが、私の様に体温高めの方は、手首や首すじなど脈のあるところではトップがキツくなり過ぎてしまうので、お腹や腰回りなど服の下につけるのが良いと思います。あと、春先から夏はやめておいた方がいいです。キーンっと寒くなったら、またどんな香り方をしてくれるのか楽しみです。次はパルファンに挑戦してみたいです。
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2019/7/14 10:14:49
フレデリック・マルの香りは面白い。
フレデリック・マルのコンセプトは、エディション ドゥ パルファム(香りの出版社)として、12名の調香師たちと共に、至高の嗅覚の世界を創り上げることとしている。
マル自身は編集者として調香師たちに寄り添うのみで、あとは調香師たちに任せる。
依頼主のオーダーに応えるという制約や、時間・原料・コスト等の一切の制限がなく、創造の限界が取り払われているため、当然、ぶっ飛んだ香りが多い。キャラが濃すぎて、肌につけることすら躊躇してしまう香りすらある。
まさに香りの万国博覧会で、鑑賞していて面白くないはずがない。
なかでもピエール・ブルドン作のフレンチ ラバー(2007年)は、確固たるキャラと、上品な男らしさを兼ね備えたメンズフレグランスの名品だと感じている。
トップはスパイシー-グリーン。唐辛子を思わせる強いホットスパイシー、そしてウッディ要素を持った非常にメタリックなガルバナムグリーンの組み合わせ。ここまではっきりガルバナムを感じる香りは少ない。パンチの効いたオープニングだと思う。
ミドルはグリーン-ウッディ。キーの高いところでスパイシーを香らせながら、ガルバナムのグリーンの部分をアンジェリカが、ウッディの部分をセダーウッドが、それぞれ厚みを持たせていくようなイメージ。このグリーンやスパイシーの爽快さと、ウッディの奥行きがとてもバランス良く、颯爽としつつも、深みのある男性的な香り。
ベースはウッディ-アーシー。インセンスやベチバーで徐々にウッディの深みや硬さが増していくが、オークモス、ホットスパイシーの残香も効かせているため、キリッとした印象も残している。そこからインセンスやセダーウッドやサンダルウッドのビターなウッディ感が増していくが、ムスクを合わせることで、最後まで暗く沈むことなくウッディの余韻に浸れる。
全体的に大きな変化はなく、爽快な香り出しから、徐々にウッディの深みが増して、落ち着きのある香りにたどり着く。
カチッとしたアンジェリカやスパイシー、そしてウッディ、その中間にガルバナムを配置したシンプルな設計であるが、このバランスが秀逸で、知的だけれど硬派な男らしい香り。じじくさくなく、颯爽・精悍とした表情も見せてくれる。
特にアンジェリカの使われ方が特徴的で、いわゆる森林系ウッディや、シトラス系ウッディ、ハーバル系ウッディ、マリン系ウッディに当てはまらない都会的なグリーン系ウッディの香りで、キャラもしっかり立っている。
通年使える香りだと思うが、夏にはもう少し爽やかさが欲しくなり、冬にはもう少し甘さが欲しくなるため、春秋向けの香りと感じていた。しかし、気温が上がらずでもジメジメした、使うフレグランにも困る今年の夏、このフレンチ ラバーがぴったりとはまった。
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2010/6/23 23:11:05
現品購入しておらず、ムエットでの試香のみですので評価は控えますが、入れるとしたら★2〜5くらいです。
シプレーといえばわしの中ではまずミツコ!であります。そして、ミツコは苔っぽくってわしはなんだか苦手なのであります。だもんで、シプレーファタルにも全く興味のなかったわし。だってシプレーなんやろ、ミツコのあのくさいのやろって感じで、まさにアウトオブ眼中でした。(ミツコがお好きな方、すみません!許してちょ!)
しかし、店頭でムエットに出していただいたら、意外に良い香りでびっくり!どちらかというと、シプレーよりも、もうひとつの要素であるフルーティーノートのほうが全面にわ〜っと出てくる感じです。そして、フローラルノートも感じられます。そう、イディールのトップに似ていますね。パンフを見ると、「現代女性をイメージして創作されたコレクション」である「エリクシールシャルネル」シリーズの1つでありますが、おそらくは最近の作品で、だからこそイディールに近いような気がするんですかね。
そういうわけで、良い意味でシプレーに対する先入観を覆してくれたフレグランスです。シプレーだからと言って、食わず嫌いはいかんなあと。そういう意味では、★5です。
ただ、イディールに対してもわしは思うのですが、いわゆるゲランらしからぬ香調ってばどうよとも思うのです。だって、このシプレーファタル、イディールに似てるってことはそういうことだもんね。このシプレーファタル、前面に、ある意味攻撃的とも言えるほど、強いフルーティーノートが出てきますが、なんかね、ぶっちゃけると人工的で鼻につくんですよ。
いや、イディールも、わしはラストのパチュリがダメですけども、トップはいいと思いますよ。ライトで斬新だわね。だけど、そんな斬新さの中に、まがいもん的なものを感じてしまう…正直なところ、ゲランブランドで売ることに若干の疑義を感じますよ。もちろん、ゲランだって、ミツコとかシャリマーとか夜間飛行とか、往年の名香にばかり頼っていちゃいかんし、斬新なお香りで新しい時代を切り開いてほしいけども、このシプレーファタルやイディールは、ドンキやドラッグストアで千円とか二千円とかの格安で売ってる、ファッションとして気軽に使うための、合成香料オンリーのオーデトワレと何も変わらない…単調でツンツンしていて攻撃というか。天然香料をふんだんに使うからこその(なんですよね、おゲラン様???)、ゲランらしい馥郁とした柔らかな香り立ちが感じられない…どうなんでしょう?これでも天然香料をふんだんに使っているのだろうか?だとしたら、わしの鼻がアホたれということなんだけど、でも明らかに系統が全く違うぞこれは…
そういう、人工的なつまらなさに対しては、わしは★2くらいかなぁと思うのです。イディールに対してもわしはちょこっと思っとるが、あんな、千円とか二千円とかで投売りしているフレグランスと大差ないような香りを作っちゃいかんやろ、おゲラン様。ティエリーワッサーさんになったもんで、これからの新作はこーゆーまがい物的な香りばかりになっていくのかい?もちろん、新しいものを世に問うときは、ある程度の抵抗感を持って受けられることもあると思いますけどもね。そのうち、広く受け入れられるのかもね。
とゆーわけで、自分でもこの香りに対する評価が定まってはいないのですが、いわゆる伝統的なゲランの名香とは全く路線を異にする作品です(なんでかねえ、伝統的ではなくてもランスタンはおっけーなんですが。わからんねえ)。ちなみに液がラベンダー色なので、飾っておくと美しいと思います。液色は好みなんやけどねえ。でも液色だけで買うわけにはいかんし。
トップ:ホワイトピーチ
ミドル:ローズ
ラスト:パチュリ、ヴァニラ
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2018/8/28 09:56:26
発売されてから、割とすぐ買ったと思うのですが、最近使い始めたのでしばらく使用してみて感じたことを書こうと思います。
ちなみに、自分の基本情報(というかつける体のスペック)ですが、体温やや高め、やや脂性肌でしっとりめの肌、なのに比較的汗をかきにくい体質です。
以上の肌質からか、甘めグルマン系は、やたらと甘さが突出しやすいです。
アンジーが広告塔ということで、多少の先入観というか香りのイメージが自分の中であったのですが、しばらく使ってみて「ああ、なるほどー…」と。
基本甘めに分類されると思うのですが、甘いのを期待すると最初はやや肩透かしかもしれません。
私は、案外力強い香りの全体的な印象を持ちました。
ファーストアタックが印象的で、ラベンダーがシュワッっときます。
そして、これが意外と長く続きます。私の場合は、そう出ました。
そして、ラベンダーはカーララベンダーを使っているそうですが、いわゆる一般的なアロマオイルのラベンダーのあの感じではなく、もっときりっとしていて渋めです。
個人的にラベンダーは大好きなので、この香りの展開は好ましいのですが、さほどラベンダーが好きでない方には、ちょっとうるさく感じるかもしれません。
それくらい、ラベンダーが主張します。
そして、1時間くらいするとラベンダーが急速に消えていき、バニラと交代します。
ミドルからはうっすらとバニラが続き、そのままラストまでフェードアウト。
甘めだから、最初から甘く香り始めて、ラベンダーと言っても、ほんのアクセントだろう、なんて予測していましたが、見事に外れた結果になりました。とても意外でドラマティックな展開だと感じました。
ちなみに、今期の猛暑ではあまり甘い系統は使いたくないので、出番があまりなかったのですが、気温や湿度による香り方の変化は私の場合、あまりなかったです。
気温が低い方が、やや長くラベンダーが居残り続けたかな、くらい。
私の肌の場合は、ラベンダー→バニラのようです。
これは余談なのですが、海外の芳香剤や柔軟剤などで「ラベンダーバニラ」の香りがよくありますが、あの系統とはかなり違うと感じました。
値段や質ということではなく、ラベンダーバニラと聞くとついあの芳香剤の類の香りを想像しやすかったので、あくまで比較対象というよりも香りの類似性という意味において、ですが。
個人的には、癒されるというよりもシャキッとしたいときにつけたいなという位置付けです。結構、気に入りました。
ハイブランドでラベンダーが基調なものはやたらと高価なことが多い中、メジャーブランドで手が出しやすいラベンダーかと……。
恐らく、肌質や体温などで個人差が大きい商品だと思われるので、店頭で試香して実際に肌につけてもらって時間経過を見た方がいいと思います。
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