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[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)・香水・フレグランス(メンズ)]
容量・税込価格:1.5ml・1,650円 / 15ml・18,480円 / 50ml・40,920円 / 100ml・66,000円発売日:2008年
2017/10/2 23:49:53
私がルラボに強い興味を感じたのは、ネットで創業者のエディ・ロスキーのインタビューを読んだ時に、彼が日本人というアイデンティティを実に的確に捉えていたからだ。
特に、彼自身が実際に体験したという華道について、ただ花を観るという結果だけではなく、そこに辿り着くまでのステップバイステップというプロセスをすごく大事にしていることを、とてもいい文化だと感じた、その感性に興味を持った。
さらに2007年、創業の地ニューヨークにつづく2店舗目の路面店を、パリやロンドンでなく、正直、ほとんどフレグランスが売れないこの日本(代官山)を選んだことに、思いっきり好感を抱いた。
ガイアック10はそんな日本を象徴した、東京限定の香り。2008年発売。
この香りは禁断の香りだと思う。
なぜなら、ガイアック10のコンセプトは、賦香率が30%とパルファム級に高いも関わらず、その香りは周囲にフレグランスを付けている印象を与えないくらい、繊細さや気遣いをキーワードにしているからだ。
それくらい香りが優しく肌になじむため、“スキンパフューム”と呼ばれているとのこと。
このフレグランスを理解するには、時間と知識も必要になってくるとのこと。
こういう香りに触れて、こういう香りを理解してしまうと、もう後戻りできないのでは、と距離を置いていたが、何回か店頭で試しているうちに、ついに我慢できず買ってしまった。
ガイアック10にはトップが存在しない。店頭でムエットにつけても、繊細すぎて店内にあるさまざま香りに埋もれてしまい、ほとんど香りを感じ取れないため、外で香りを嗅いでくださいと言われるほど。
実際には、アルコール臭が飛んだ後、ガイアックの少しだけスパイシーで、硬さのあるウッディ感に、ウエットなムスクが合わさった、スモーキーなウッディ・ムスキーな香り。
スモーキーな中に、少しずつオリバナムのミルキなー酸味が加わり、透明感、清潔感が増していく。
2時間ほど経つと、ガイアックとセダーウッドのドライなウッディ感が増して、さらにオリバナムの酸味がアクセントになることで、柔らかいムスクに沈むことなく、硬いウッディが香る。付けてから2時間くらいは至福の時間を味わうことができる。
さらに2時間ほど経つと、オリバナムが弱まり、ウッディの余韻と、柔らかいムスクの香り。その後は儚げなムスクの香りが6時間以上続く。
男性にはムスクの香りに気づきにくい人が多いという。もしかすると、ウッディが抜けた後のムスクの残香が分からないのではと感じてしまうくらい、柔らかいムスクの香り。
そもそも香り立ちもソフトなため、両腕に1プッシュずつだと、周囲の人にほぼ気付かれないレベルだ。
このフレグランスの主役は、何と言ってもガイアックウッドとオリバナムだと思う。
ガイアックウッドのスモーキーで、バニラのようなふくよかな甘さのある香りは、人をリラックスさせ、身をゆだねるような気分にさせるため、瞑想をするときに役立ち、神経の緊張を和らげる作用があるとのこと。
また、オリバナムはフランキンセンス、和名では乳香といい、柑橘系の酸味と、樹脂のクリーミーな甘さを合わせたような香り。古代エジプト時代から、その金色の樹脂を焚いて、不安や緊張、強迫観念を取り去るために使用していたとのこと。
このガイアックウッドとオリバナムを、上質なムスクがフレグランスとしてまとめ上げたような香りだ。
個人的には、ムスクに包み込まれてしまう手前の、ガイアックとオリバナムが肌に寄り添って、安らかな癒しを与えてくれるところまでが好みだ。
トップに効く香りもなく、賦香率も高く、アルコールが少ないため、香りはほとんど拡散しない。電車などで近くにフレグランスを付けている人がいると、完全に負けてしまう。鼻に刺さってこない香り。
周囲に気付かれず、自分だけが柔らかくて、少しだけ甘さのあるウッディに包まれているようで、完全に自己満足の世界。贅沢なフレグランスだと思う。
しかし、フレグランスが好きな人間としては、この素晴らしい香りを、少しだけ広範囲に、少しだけ強く香ってほしいと願ってしまう。
いや違う、このフレグランスのコンセプトはそうじゃない。このフレグランスを理解するのには、もう少し時間と知識が必要だと感じる。
まだまだ理解するところまでは至っていないが、周囲に香りを拡散せずに、過度なストレスから安らぎ感を得て、自分自身をリセットするための香り。少しずつではあるけど、こういう香りがあってもいいのではと理解しはじめている。
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2019/2/11 16:16:35
寒さと乾燥が強いこの季節、バニラのふくよかな甘さに魅せられる。
アイスクリームのバニラと同じように、フレグランスに使われるバニラの香りもピンキリで、高品質のバニラ素材が使われているのは、なんといってもゲランだと感じる。
個人的には、グルマン的な甘さに溶け込んでいるバニラよりも、バニラの素材の良さや甘さを引き出しているような香りが好みで、このアンジェリーク ノワールのバニラは、オリジナリティと素材の確かさを楽しむことができる孤高の香りだ。
トップはフルーティ−グリーン。メタリックでガスっぽいペアから、カチッとしたアンジャリカシード。かなりクセのある幕開けと感じながらも、アンジェリカのクセのあるグリーンが立てば立つほど、ペアの甘さやベルガモットのみずみずしさが引き立って、チープなフルーティとは異質な香りに。そこにピンクペッパーが香ることで、少しパウダリーな女性らしさも感じられる。
ミドルはグリーン−フローラル。硬質なグリーンノートの奥に、ベルガモットから連なるかたちでジャスミンサンバックが香る。少しアロマティックでまろやかな、とてもみずみずしいジャスミンサンバックの香り。さらに奥からハーブのようなザラッとしたバニラの甘さが淡く香ってくる。ミドルのグリーン、フローラル、バニラのどちらにも偏ることのない、まるでトライアングルのようなバランスの良い香り立ち。かなり個性的だと思う。
ベースはバルサミック−ウッディ。そしてアンジェリカとセダーウッドを合わせたようなグリーンウッディに、みずみずしいジャスミンバニラが溶け込んでいくようなイメージ。バニラも相当甘いのだけど、その甘さに溺れていかない。最後は柔らかいバニラムスクの香りに。
香り立ちも強く、持続性もあるため、下半身につけることがおすすめで、肌に乗せるとアンジェリカの香りが主張するのが3から4時間くらい、ふくよかなバニラは6時間以上香る。
全体的には、稀有なグリーンとバニラのコントラストが独創的で、そのコントラストをみずみずしいジャスミンサンバックが上手に調和させた素晴らしい香りだ。香調もフレッシュオリエンタルとされていて、とても珍しい。
アンジェリカには不老長寿の万能薬としての効能があり、「大天使の花」「天使のハーブ」「精霊の宿る根」と呼ばれるとのこと。
アンジェリーク ノワールのバニラは、同じラール エ ラ マティエールのドゥーブル ヴァニーユとはまた違う、甘さとウッディのようなビーンズ感が感じられる素材だ。
この決して相性が良いとは言いがたいアンジェリカとバニラを組み合わせた調香師のダニエラ・アンドリエのインスピレーションは凄いと思う(アンジェリカの花言葉はまさしく「インスピレーション」)。ゲランでは、2005年頃から2008年まで専属調香師以外の作品が多く、このアンジェリーク ノワール(2005年)も良い意味でゲランらしくない香りで、こういう独創性あふれる香りはもう出てこないのではと感じてしまう。
アンジェリカの硬くハーバルなグリーンが問題なければ、真夏以外は使うことができるのでは。個人的には特に空気が硬いこの時期、冷たい印象の奥から香るバニラが、とてもかっこいいと感じる。爽快かつハンサムなバニラに包まれたい時におすすめしたい香りだ。
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- CamelliaSinensisさん 認証済
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- 43歳
- 乾燥肌
- クチコミ投稿91件
2022/10/27 07:02:25
一部店舗10/1発売&オンライン10/4発売。
数量限定/フランス製/EDP 50mlのみ/
調香師はDelphine Jelk氏/Thierry Wasser氏。
オリジナル(P)のバットラベルが金なので、去年の限定もラベルが金だったようなのですが、
今回はトンカビーンズへのオマージュというコンセプトなので黒。
確かに乾燥熟成したトンカビーンズもバニラビーンズも黒いので、黒で間違いない。
価格も丁度良いと思います。
先に書いておくと、成分表にある通りジュース(香水)に着色料が使用されています。
フランスのマカロンなどのお菓子や香水は目で楽しむために着色されることが多いので
個人的には不満ですが、しょうがないっちゃしょうがない。
LVMH系は特に香水に着色しまくるので素材の香料の色が見えず、本当に残念。
MCDは調香師が変わって着色やめたようで良い傾向。
こちらの商品は、赤/黄/紫の着色料+着色料の色抜け防止の紫外線吸収剤を入れ、
どう見てもトンカやヴァニラの抽出エキスっぽく擬態化されているので、
実際に本物のエッセンスが大量に入っているとは安易に考えない方が良いです。
香料は常時完全遮光しようが冷蔵保管しようが焼けるものは勝手に焼けます。
香料が焼けても異臭がしない限り問題ないです。
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TOPからアマレットとベルガモットが香るため、
ゲランのビターアーモンドが苦手な方は序盤で躓くかも。
個人的にはアマレットとトンカなんて絶対合うに決まってるじゃん!と。
なんならゲランのロムイデアルEDTと思いっきり素材被ってるし。
話が変わりますが、本物のヴァニラチンキって面白くて、
希釈液は寝かせておくとこれ単体で明確な香料展開があります。
ヴァニラチンキそのものが「香水」として成り立っているように感じます。
その序盤の香りはかなり特殊なので、普通はそれがヴァニラとは感じないと思います。
一瞬イランイランや薬草のニュアンスを感じるような面白い香りで、上手く説明できない。
シャリマーのTOPが正露丸と仰っている方は鼻が良くて、この香りを無意識に拾ってるんじゃないかな。
私はどちらかと言うと他の店の客でゲランの客ではないため、
手放しで美辞麗句を並べることは出来ないのですが、
全体的な印象としては「お洒落で豪華でビタースイートなシャリマー」という印象でした。
プレスサイトの事前告知や公式サイトでチョコレートや塩キャラメル云々と出ていましたが、
トンカビーンズの香りのニュアンスが表現されているというだけの話なので
いちいち鵜呑みにしないほうが良いと思います。
これはワインやお茶のニュアンス表現に似ているというか。
例えば夏摘みダージリンのマスカテル香はマスカテル香であって例えようがないけれど、
知らない人に向けて説明すると、マスカットとかムスクなどというおかしな表現になって
余計に話がややこしくなるという…。
個人的にはトンカはトンカの香りでしかないので、逆に話がややこしく感じてしまう。
私はオリジナルのシャリマーを持っていないので、
そちらと比較できないためこれ以上は特に書くことがないです。
多分親切な方がクチコミに書いてくれると思いますので、是非そちらを参考にしてください。
期待していたトンカは思ったより弱い、というか他が強いという印象でしたが、
どちらにせよ、今の時代に合わせてとても綺麗に調整されていると感じました。
シャリマーの入門アイテムとしてとっつきやすく、よく出来ているなと思いました。
自信作なのではないかなと。私にはこのくらいが丁度いいです。
おすすめします。評価は今のところ★5〜6くらい。
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【2022/10/27追記】
ムエットと肌でかなり香り方が違います。
個人的にはインナーに1プッシュ付けて仄かに香るのを楽しむのが一番良かった。
手首では強すぎるので、色々模索して鼻から付かず離れずの距離を保ったほうが良いかも。
「アマレットって何?」という成人の方はAmazon等で探して適当に買ってみてください。
ゲランのアーモンド香と大体同じ香りがするのが分かりますので。
アマレットはアーモンド香の杏仁と薬草入りのブランデーベースのリキュールなのですが、
牛乳で割ると杏仁豆腐味のカクテルになります。ディザローノがポピュラー。
お菓子作りにも使えるので1本あると便利ですし、ゲランの香りがお好きな方は嵌るかと。
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2019/3/10 15:39:38
「JOY」という名のフレグランスは、ジャン パトゥのジョイ以外考えられない。
なぜなら、ジャイのパルファムは真のプレステージなフレグランスだから。
あえて「真」にこだわるのは、ジョイはストーリーでもなく、ボトルでもなく、調香でもなく、ましてやプロモーションではなく、フレグランスでもっとも大切な素材そのものにこだわった香りだから。ジョイはジャスミンやローズなどがふんだんに使用された、世界でも最も製造費のかかる香水の1つと言われている。
オートクチュールデザインで名声を博したジャン パトゥであるが、彼の本当の伝説は、贅沢な素材をふんだんに使用し、完璧を追求する姿勢から生まれたフレグランスにあるとされる。なかでも1930年に発売されたジョイは、世界恐慌の憂鬱のなか、暗い時代に生きることの純粋な喜びのシンボルとして大成功を収め、「伝説の香水」と言われるに至った。
先日、香水コレクターの友人から状態の良いジョイ パルファムのビンテージ品をいただいた。改めて、伝説の香水ジョイを嗅いでみると、、、
トップはフローラル。いきなりフローラル全開! ハンパないフローラルの濃さ。まず最初に鼻を刺激するのはチュベローズ。ジャスミンからオレンジフラワーの華やかさをさらに強くし、フルーティな甘さを合わせたようなとてもナチュラルなチュベローズの香り。チュベローズにイランイランが女性らしさを添えることで、みずみずしく華やかな花々の香りがパッと拡散する。
ミドルはフローラル。みずみずしさが収まってくると、艶のあるローズが香る。うっとりする上品なローズの香り。そこからローズの甘さと酸味が出てくると同時に、奥からは強いジャスミンが香る。スパイシーやインドールの効いたアニマル調の強いジャスミンではあるが、ローズの甘さや酸味と重なることで、豊潤なフローラルを楽しむことができる。
ベースはウッディ-ムスキー。ミドルのローズやジャスミンが乾いていきながらも、サンダルウッドとムスクが、その乾いたフローラルをパウダリーな石鹸がやさしく包み込む。最後は上品なソープ調ジャスミンの香り。
記憶ではジョイ パルファムはもっとアルデハイドの効いたフローラルだと思っていたが、とんでもない、直球フローラル全開な香り。どうやらオードゥパルファムと勘違いしていたようだ。
ジョイは高品質な天然香料を惜しげもなく配合しているといわれ、1オンス(30g弱)に約10,600個のジャスミンと28ダース(336個)のローズ・ドゥ・メが凝縮されているとのことで、実際に香りに触れてみると、これでもかと香ってくるローズとジャスミンの香りに驚かされる。
特に最近の香りに慣れてしまうと、ここまで強いフローラルは、逆に香水らしく映らないかもしれない。
天然香料の場合、残香が良くないなどクセがあるのも事実。ところがジョイは、ローズやジャスミンのクセを、そのローズとジャスミンを絶妙なバランスで合わせることで、見えにくくしている。伝説の香水と呼ばれる所以が、贅沢な素材を作ったからだけではないことがわかる。
ジョイを肌に合わせてみると、トップこそ「ここは花畑?」と感じてしまうほど強いフローラル香が部屋に充満するが、ミドル以降はピタッと肌に馴染んでしまったかのように、それほど拡散しない。下半身に乗せてみると、ほんのり上品なフローラルの香りがほぼ1日香ってくれる。
クラシカルなフローラルの香りといえば、やはりシャネルN°5(1921年)を思い浮かぶ。N°5はフローラルに加えてパウダリーや甘さや深みが強く、きちっとメイクアップしたような香りで、上品な色っぽさ、包容力や自信など、完成された女性を感じる。まさに「女性の香りのする、女性のための香り」。
一方ジョイは、上質なフローラル感のみが強く、もっともっとナチュラルメイクに近い女性をイメージしてしまう。※とはいえどちらもつけすぎ注意
やはり、どちらも長きにわたって世の男性女性の心を離さない魅力的な香りであることは間違いなく、どちらも手元置いておきたいフレグランスだ。
心配なのは、ジャン パトゥ社を買収されてしまい、ディオールから「ジョイ(JOY by DIOR)」が発売された。伝説の香水ジョイがこれから先も続いていくことを切に願う。
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2018/10/2 17:19:15
ラールエラマティエール、現在販売中9種類の1つ。ローズバルバル。
ラールエラマティエール初期の3作(他はアンジェリーク、キュイル)の1つで、ゲランが外部調香師に依頼したもの。(調香師は、現在オリジナルブランドで活躍中のクルジャン。)
バルバルは、シプレーフローラルと言うことで、ローズとハニー、パチュリ、ウッディ(おそらくフォレストフロア)の4種類の香りがします。
トップはすっきりとしたローズ系の香り(おそらくアルデヒドの混ざったローズ)、そこに甘い香り(ピーチハニー)が後を追いかけてきます。
時間とともに、ローズは影をひそめていき、ハニーが主役に。そして、そのハニーの中に徐々にパチュリ等のスパイシーさやシプレ―系の香りが存在してきます。
ただ、シプレ系で有名なミツコのようなパンチのあるシプレの香りはしません。(シプレファタルやイディールの方が、シプレっぽいと個人的には思います。)
ナエマと比較されている方が多いので、私も自分の鼻で比較してきました。
ナエマは、もったりした重い甘さのある感じで、ややクラシカルなイメージ。好き嫌いがわかれそうなローズだと思います。(数年ぶりに試しましたが、個人的にはやはり苦手な香りでした。)
バルバルは、すっきりとしたやや軽い感じで、甘さはあるんだけど、甘ったるくはない、年齢も問わないイメージ。
ゲランのローズと言うことで、イディールは、甘さもあるが酸味もフレッシュさもスパイシーさもあり、使用しやすいイメージ。
ローザロッサは、やや軽めの甘さ、酸味もあり、フレッシュさが一番強いかな。アクアアレゴリアだしトワレなので、比較の対象にはならないかもしれませんが。
ローズナクレは、甘さやフレッシュさはないが、深いウッディ系ローズ。個人的には、一番ローズの香りが主張している気がします。(口コミ済)
この中ではシプレ系だし、イディールが近いかと個人的には思います。バルバルはハニーの甘さの中に、ひっそりとフローラルとスパイシーが存在。
イディールは、フローラルとスパイシーが仲良く同居。ただ、パチュリがしっかり存在するので、パチュリが苦手な方はバルバルはおススメです。
バルバルはそんなにパチュリが現れません。ずっと甘さ(軽めの酸っぱさ)が続きます。
使用環境・価格・好き嫌いと総合的に判断すると、使用しやすさは、ロッサ>イディール>バルバル>ナエマ>ナクレ
個性的なのは、バルバル>ナクレ>ナエマ>イディール>ロッサ だと思います。
ローズの主張では、ナクレ>ナエマ>ロッサ、イディール、バルバル かな。
ちなみに、マティエールシリーズの好みは、アンジェリーク(口コミ済)>バニーユ、バルバル>ガーデニア>トンカ>その他 と言う感じです。
余談ですが、最近の香水は二極化が激しい。キャバリエをむかえ数十年ぶりに復活したヴィトン、同じくキャバリエ作品が多く今一番勢いのあるトムフォード、
ここ数年しっかりファンをつかみ一流ブランドの仲間入りしたメゾンフランシスクルジャン、高級ラインを限定店舗で販売している大手ブランドシャネル、ディオール、ゲラン、
ジャンクロードを専任にし(現在はジャンクロードではないみたいです)独自展開しているエルメス、フレグランス専門老舗ブランドクリード、ペンハリガンなど、2万円以上が相場になってる。
かと言って、お手頃な香水が売れないわけではない。ちまたでは、ブルガリ(メンズライン)、クロエ、ランバン、ジェニファーロペス等、大手量販店や
ネット通販にて売れ続けている。香水マニアの私は、これらのお手頃な人気商品もコレクションしてますし、実際使用することもあります。
バルバルは3万円以上の価格ですし、個人的にはその価値はあると思っていますが、安価で甘いローズの香りがないわけではないと思います。
ご興味のある方は、限定店舗ですが、実際に試されて、じっくり味わってみてください。マティエールシリーズは、オーデパルファンなので香りの変化は香水ほど楽しめませんが、
香りの持続時間も長いですし、好みに合致すれば、かなり楽しめるのでないかと思います。ホームページにもありますが、
男性が纏うのもおしゃれで素敵だと思います。
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