2024/11/20 13:42:02
最近、濃いのが流行ってる。香水の消費量がケタ違いの中東地域をターゲットにするとどうしてもそうなるし、大手もニッチブランドも強い香りを売りにしたものが多い。天下のディオールもついにその波にのり、ライトな香りが多いメゾンクリスチャンディオールから、「エスプリドゥパルファン」というブラックパッケージに黒ラベルでいかにも濃そうなシリーズが登場した。今のところ全5種類、けっこう中途半端な80mlで税込57,420円だ。詳しい賦香率は明かされてはいないが、一応エクストレドゥパルファン(狭義の「香水」)とされている。
クルジャンが打ち出すMCDは着色の薄いものばかりだったが、このエスプリシリーズはどれも着色濃いめ。香りの濃さに合わせたのか、はたまたメゾンシリーズはカラフル夢カワ路線です、との圧力に負けたのか(?)。黒いラベルには色濃いめが合っているのかもしれない。アンブルニュイエスプリドゥパルファンの香りは、スーッと甘辛いシナモンとほろ苦いカルダモンのスパイスツートップから始まる。他にも、ナツメグ、ジンジャー、クローヴあたりのスパイスも感じられて、チャイのような雰囲気がある。
鼻先にスパイスの余韻を残しながら、甘重いアンバーの香りが広がっていく。コーヒーにいれた砂糖がジャリジャリと溶け残ったような質感の甘さで、鼻の奥で少し溜まって熱さを感じるくらい強い。アンブルニュイの通常版はライトで透明感あるアンバーの香りであるため、この甘さはちょっと面食らうかもしれない。そのアンバーの裏から主張するボリューミーなムスクがより甘さを強調していく。
スパイスがすっかり鳴りをひそめ、乾いたサンダルウッドも出てきたらドライダウン。アンバーとムスクがゆったり絡み合い、溶け合って収束していく。ミドルあたりまでは拡散力も強く少し不安だったが、収まり方は比較的品のよい部類だ。
トップのスパイシーアンバーの温かいチャイのような香りが展開するのが2時間程度、ドライダウンのムスキーアンバーに全体で8時間ほどかけてまとまる展開だ。ミドルあたりまでは少々荒っぽいアンバリーな香りだと思ったが、ドライダウンはきれいに落ち着くのはやっぱり最高峰シリーズの矜持なのだろう。アンブルニュイという名からすると、通常版よりエスプリ版の方がイメージには合うと思う。
ただ、このエスプリドゥパルファンのシリーズはそこまで評価が高くない。事前の期待値が高過ぎたせいか、ライトな香りが売りのメゾンクリスチャンディオールでわざわざニッチ香水の二番煎じしなくてもいいと思われているか、張り切ると空回りするクルジャンの悪いクセが出過ぎたか(?)…これからに期待したいシリーズではある。
トップ:シナモン、カルダモン
ミドル:スパイシーノート
ベース:アンバー、ムスク
調香師は、フランシス・クルジャン。
(fragranticaより)
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2024/10/23 13:49:06
とうとう4年目になったシャリマーミレジム、黄金のラベルが眩しい今年はジャスミンを主役にしたシャリマーミレジムジャスミンが登場した。いつも通り一部店舗とオンライン限定、価格はじわりじわりと値上げされていて(これは今の時代的に仕方ないけど)50mL税込17,710円。
トップの溌剌としたゲラン印のベルガモットもそこそこに、すぐにジャスミンの香りが溢れ出てくる。さんさんと降り注ぐ陽光のようなジャスミン、少しheadyなくらいだ。そして、このジャスミンの香りがなんと素晴らしいことか!インド産ジャスミンサンバックに、グラース、インド、イタリア産ジャスミングランディフローラムがふんだんに使われているらしく、ジャスミンの芳しいホワイトフロワー香、グリーンなファセット、スパイシー&アニマリックなニュアンスを豊かに感じられる。あ、今はちょっとグリーンだったな、とか、花粉っぽい香りもあるな、とか、くるくる表情を変えて香るジャスミンはとても魅力的だ。
ドライダウンはミレジムシリーズでお馴染みのゲラン秘伝のバニラチンキに柔らかなホワイトムスク、そしてほんの少しのインセンスが「私はシャリマーだよ」と教えてくれる。
定番シャリマーにもフローラル要素はあるのだが香り全体の1割程度に過ぎず、かなり集中しないとその存在をしっかり感じとることは難しい。このミレジムジャスミンはそのほんの少しのフローラルを何倍にもボリュームアップさせることでシャリマーに新しい魅力をプラスした。明るいシャリマーがこんなにもいい香りだなんて知らなかった。ミレジムの名を冠するに恥じない作品だと思う。
ひとつ難癖を付けるとすれば、ムエットだととても素晴らしいジャスミン香が肌だと飛ぶのが早く、ドライダウンに押され気味になってしまうことか。まあ、バニラチンキ自体の香りが極上なのであくまで難癖にすぎないけれど。
来年はついにシャリマーが百周年を迎える。記念すべき年を飾るミレジムは果たしてローズかベルガモットか(あるいはその両方か)。今から目が離せない。
トップ:ベルガモット
ミドル:インド産ジャスミンサンバック、ジャスミングランディフローラム(グラース産、インド産、イタリア産)
ベース:バニラ、ムスク
調香師は、デルフィーヌ・ジェルク。
(parfumoより)
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2024/12/3 14:58:15
YSLの一部店舗限定シリーズであるルヴェスティエールデパルファムはファッションフレグランスの中では個人的にいちばん推している。ボトルデザインといい、コンセプトといい、YSLらしさがよく現れているて思うのだが、日本では地味な扱いであまり注目されていない。このベビーキャットは昨年のホリデーで阪急百貨店うめだ本店のイベント限定販売だったもの。ちなみに買ったのは今年の10月であるため、ほぼ一年売れ残っていたことになる。在庫処分なのか、つい最近公式オンラインや他のヴェスティエール展開店舗でも買えるようになった。
バチっとしまるマグネット式の蓋を外して付けてみる。スプレーの勢いがかなり強いのもこのシリーズの特徴だ。カラメルのような焦げ感があるバニラが香る。この主張が強いバニラをブラックペッパーとピンクペッパーの鋭い香りが上に押し上げているかのようなスタート。
ペッパーが抜けると、レジンの甘さも出てきたようだ。ここで焦げた印象の正体はシダーウッドとスエードだとわかる。さらにサフランの温かさを加えながら、バニラ、レジンの甘さとビターなスエードがぐるぐると溶け合っていく。
ミドルからは大きく変わらずにドライダウン。焦げ感はしっかり残したまま甘さが丸くなっていく。ベースの香りがしっかりきいているため、持続はだいたい7、8時間ほど。甘いバニラをスエードとシダーウッドでビターに仕立てたベビーキャットは、とてもクールでカッコいいハンサムなバニラの香り。特にカッチリと決めた秋冬ファッションによく合いそうだ。他ブランドだがセリーヌのブラックタイもこれに近い印象であるため、ベビーキャットが手に入らない方はそちらもオススメ。
このシリーズはどれもよくできた作品ばかりだと思うのだが、日本での展開がイマイチ消極的で残念だ。最新作のラヴァリエールも来ていない。伊勢丹のサロンドパルファンに出店してくれたらもう少し知名度が上がるかもしれないのにモッタイナイ。
トップ:ピンクペッパー、ブラックペッパー、エレミ
ミドル:オリバナム、サフラン
ベース:ブルボンバニラ、スエード、シダー
調香師は、ドミニク・ロピオン。
(fragranticaより)
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[化粧下地]
税込価格:5,390円発売日:2021/2/19
2025/1/13 15:05:29
靴下が逆さに干してあるような…笑
両足(2本)あったら、もっとかわいいね(^^)
今回はMACから、一度使用してみたかったTOMに…
MACサラサラ
TOMしっとり
それぞれにアイシャドウをのせてみると…
MACの方がやや発色が良く見えます☆
密着度、ピタッとつくのは、しっとりしているTOMでしょうか♪
目の周りが明るくなります☆
プライマーということなので(アイですが)、マスクによるファンデのハゲ対策に鼻にも塗ってます(^^)
購入してから気がついたのですが6,380円になってたのですね(°°;)
今回20%POINT BACK助かりました♪
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2025/1/13 22:21:08
時短ケアとしてだけではもったいない。
首元のハリケアにも良い印象です。
しっとりモチモチした質感になるので、つい触ってしまいたくなります。
ー好きなところー
◆ 潤いが持続する感じがする
◆使い方に汎用性がある
体調が優れないときも。
いつものスキンケアルーティンではなくて、
オプミージェルひとつに頼りました。
頑張りすぎなくてもいいよと、自分を労わりたい日もありますよね。
ジムや旅行にも。
無香料
無着色
アルコールフリー
ー成分ー
トラネキサム酸
グリチルレチン酸ステアリル
独自開発[高濃度ピュアコラーゲン]
独自成分[ナノビタミン]
他
4,950円(本品60g)
4,400円(レフィル60g)
770円(お試し用10g)
使い終わり、レフィルも購入。
本品はスパチュラ付きですが、レフィルにはスパチュラは付いていません。
アクアレーベルも気になりましたけれども、
アスタリフト オプミージェルは首元のハリケアにも良さそうと思ったことが、こちらを選んだ理由です。
2つ目はネックケア中心で使っています。
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