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メゾン フランシス クルジャン / アクアセレスティアフォルテオードパルファム

メゾン フランシス クルジャン

アクアセレスティアフォルテオードパルファム

[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)香水・フレグランス(メンズ)]

容量・税込価格:33000・36,300円発売日:2018年4月

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6購入品

2019/4/1 00:55:58

メゾン フランシス クルジャンの代表作のアクアシリーズのなかで、このアクア セレスティア フォルテがもっともみずみずしく、最高傑作ではないかと感じている。

他のアクアシリーズは強いシトラスでみずみずしさを表現していたが、このセレスティアはシトラスに加えてグリーンやアロマティック感が強いため、もっともアクアらしい香りだ。

トップはシトラス-グリーン。非常にすっきりしたレモンライムと、冷たさのあるミントグリーンの香り。このグリーン感が、ライム特有の苦味のある果皮感に寄らずに、爽快感を際立たせているため、まるで弾けたようなシトラスグリーンの香りを楽しむことができる。

ミドルはグリーン-アロマティック-フローラル。トップの冷たいグリーンシトラスを残しつつ、シトラスの爽快感や酸味を合わせたようなペチグレンの存在感が増してくる。このプチグレンはイタリア産プチグレンビガラードとあり、名前のとおり、プチグレンの枝のようなウッディ感を削ぎとって、よりグリーン感を引き立たせた香り立ち。奥からはミモザやジャスミンのフローラルに、甘さの削ぎとったカシスのようなフルーティグリーンが添えられている。全体的なトーンは、爽やかなグリーンアロマティックを、すっきりとしたフローラルフルーティが底から押し上げているような印象で、コンセプトの「青い空と海を隔てる太陽のまばゆい輝き」という表現がしっくりくる。

ベースはムスキー。ミドルのアロマティックフローラルの酸味とムスクに、うっすらとドライなウッディアンバーの香り。このフローラルの酸味が、トップから連なる爽やかな印象をキープしている。実際に肌に合わせると、このトップの爽やかな印象が5〜6時間も持続する。すごいと思う。

フォルテの1年前に発売されたオードトワレも、かなりミントを効かせた涼しげな香りであるが「まるで月にかかる靄のよう」な淡い香りにしたため、ウォータリー感やパウダリーなミモザとムスクがそれぞれバラバラに感じられてしまう。ここまで淡い香りだと、なによりも香りとしてのキャラクター感に欠けるのでは。

満を持して発売されたフォルテは、冷たさのあるグリーンシトラスと、その印象を引き立たせるように何層にも厚みを持たせた香りに仕上げられている。これだけ涼しげで爽やかな香りでありながら、ミドル以降も涼しげな印象を崩さずに、弾けたように拡散する稀有な香りだ。
他のアクアシリーズは、トワレとフォルテの好みが割れると思われるが、このセレスティアについては好き嫌いのレベルを超えて、フォルテの方が作り込まれていると感じる。

日本の夏は暑い。暑さが身体にへばりついてくるようなじめっとした暑さだ。そんな時、セレスティアのフォルテは、涼しげな爽やかさとすっきりとした輝きを与えてくれる。
しかし、寒かったり乾燥している時期に使うと、シトラスやグリーンやアロマティック感が、冷たく鋭い空気を増幅してしまうためか、とても男っぽい香りになってしまう。まだ肌寒い今の季節ではなく、夏場にこそ活躍できる香りだと痛感する。
清々しい春の時間は短いのに、不快指数の高い梅雨から夏の期間は長い。春の終わりにげんなりするのではなく、特に不快な梅雨時の気温の高い日に、今年もアクアセレスティア フォルテをつけてみることを考えると、少しテンションが上がる。

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フレデリック マル / ムスク ラバジュール

フレデリック マル

ムスク ラバジュール

[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)]

容量・税込価格:10ml・6,600円 / 30ml・18,150円 / 50ml・23,100円 / 100ml・33,000円発売日:- (2018年11月追加発売)

6購入品

2019/3/24 00:17:03

フレデリック マルの不動のセンター、ムスク ラバジュール。
ラバジュール(破滅)という名前に恥じない、野蛮で好き嫌いがはっきり分かれる香り。しかし、個人的にメゾン系の香りには、これくらいのキャラクターを求めたい。

フレデリック マルは、現代におけるラグジュアリーパルファムの先駆者として、‘エディション ドゥ パルファム’(香りの出版社)をコンセプトに、彼が12名の世界最高峰の調香師たちと共に嗜好の嗅覚の世界を紡ぎだすことを謳っている。
すべてのフレグランスのボトルに、誰が調香したのか記されているユニークなパルファムブランドだ。

ムスク ラバジュールは、ブランドが創設された2000年に発売され、調香師はモーリス ルーセル。「誘惑と高潔の協演」が表現された香りとのこと。

トップはハーバル-シトラス。爽やかなラベンダーとベルガモットの組み合わせ。どの角度から見ても、クラシカルなメンズフレグランス100%の香り。奥からうっすらと香るシナモンのクセのある甘さが、少しだけ女性的なスパイスとなっている。

ミドルはスパイシー-バルサミック。そのシナモンがどんどん強くなり、さらにクローブが加わることでかなりクセの強いスパイシーな香りに。そして奥から、ドライなガイアックウッドが香る。この組み合わせは煙草のような雰囲気がある。その煙草ノートに、ビーンズ感の強いバニラが甘さを添える。

ベースはバルサミック-ムスキー。煙草のようなウッディの残香と、甘さを増したバニラやトンカビーンを、ムスクで強引にまとめたような印象。このムスクがまさに麝香のような動物的な香りで、そこにアンバーの焦げたような香りも加わり、薄いブラウン色の動物的なムスクの香り。最後は焦げたようなまろやかなバニラの効いた、オリエンタルな香りに。

実際に肌に合わせると、スパイシーとウッディが合わさった煙草の香りと、バニラが強烈に香る。トム フォードのタバコ バニラに似た系統で、非常に好みの香り。
でも、タバコ バニラよりも、もっと野生的な温もりを感じる。
タバコ バニラの方が煙草の香りがもっとビターで暗い。そこにまろやかなフルーティな甘さも加わり、洋酒のような色気を感じる。ダンディな雰囲気の強い香りだ。
一方、ムスク ラバジュールは動物で焦げたような甘さのため、かなり野蛮。ダンディではなく野生的な男の香りだ。
フレデリック マルの店舗に行くと、12名の調香師たちの顔がずらっと並んでいる。そのなかのモーリス ルーセルの容姿こそ、このムスク ラバジュールの香りがぴったりあてはまる(もう少しましなイラストにしても良かったのにと感じてしまうが)。

では、タバコ バニラの方が良い香りというと、そんなことはなく、タバコ バニラの方がキザで敷居が高い。憧れの香りではあるけれど、使用頻度は少ない。
逆に、このムスク ラバジュールの方が、気取っていない分、使いやすいのではと感じる。

例の「世界香水ガイド」によると、フランス語のラバジュールには、抗しがたい男性の美しさに心を奪われるという意味が含まれているらしい。
でも、ムスク ラバジュールのイメージは、クールでスマートな美しい攻め方ではなく、もっともっとストレートで強引で肉食系だ。そして、クセになる香り。

とはいえ、日本では不動のセンターにはなりえない、好き嫌いがはっきりする香りであることは確か。

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キリアン / ムーンライト イン ヘブン オード パルファム

キリアン

ムーンライト イン ヘブン オード パルファム

[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)]

容量・税込価格:50ml・37,400円発売日:-

5購入品

2019/3/18 00:58:52

ラグジュアリーなフレグランスブランドとして名高い、バイ キリアンとフレデリック マルが、2018年の秋に揃って日本に上陸した。
特に「香水界のロールスロイス」と称されるバイ キリアンの香りを、日本橋の店舗に行くと、まるでバーカウンターのような空間で試香することができ、とても嬉しい。
そして香り以上に、ラグジュアリー感溢れるボトルとケースに目を奪われる。なかでもムーンライト イン ヘブンの青色の液面のボトルは目を瞠る美しさだ。

2016年に発売されたムーンライト イン ヘブンは「月明かりが導く、楽園への逃避行」をテーマにした香り。

トップはシトラス-フルーティ。スプレーすると一瞬、グレープフルーツの爽快なシトラスが弾けるものの、少し遅れてから香ってくるマンゴーのようなトロピカルなフルーティと融合していく。メンズ的なキレと、リゾート地を思わせる甘いフルーティな香り。

ミドルはアロマティック-フルーティ。グレープフルーツやレモンの果皮感が強く残ったまま、ピンクペッパーが合わさるため、上の方は爽やかな香り。奥からは少しだけマリン調のアロマティックな香りと、トルピカルなマンゴー。とても不思議な香りだ。爽やかさ、みずみずしさ、甘さが鼎立した状態に、麦のような芳ばしいウッディ調とミルキーなココナッツが香る。ピラミッドを見るとライスとあるが、確かにライスミルクのように感じる。

ベースはウッディ-バルサミック。乾いたシトラスやマンゴーと力強いアロマティックなベチバー、その対比としてココナッツとトンカビーンの甘さ。ピンクペッパーがアロマティックとバルサミックスの対比を繋げているような印象。最後はベチバー、うっすらとトンカビーンの甘さと柔らかいムスクの香りに。

実際に肌に乗せると甘さが2割増しするが、かなりアロマティックなベチバーも力強く香って、6時間以上持続する。

リゾート地を連想させるトロピカルフルーツとココナッツに、メンズ的なアロマティックシトラスを合わせた香り。女性と男性、明るさと暗さの対比に、コンセプトの「月明かりが導く、楽園への逃避行」が重なる。さすがはキリアン、ありそうでない香りだ。
この青色に輝くボトルの色から、個人的にはもう少しアロマティックシトラスを強めた方がイメージに合うとも感じるが。

バイ キリアンは2007年に、世界的コニャックメゾンとして名高いヘネシー家の御曹司キリアン ヘネシーによって創設された。アートとしてのパルファムという考えに基づいた究極に洗練された時代を超えるラグジュアリーなパルファムを創り出しており、それらの香りのバックボーンにあるのは、幼少期に暮らした城のコニャックセラーに並ぶ、木樽から漂う芳しき香りとのこと。
店頭で一通り試香させていただき気づいたことは、どの香りもフルーティの香りがうまく使われている点だ。すぐには何のフルーツか分からないまろやかな甘さと深みがあり、安っぽさのないフルーティな香り。販売員さんによると、実際に酒を熟成する際にフルーツを加えるとまろやかな深みが出るらしく、キリアンにはそういうフルーティの使い方が多く見られると感じる。

フレグランスはまず香りが第一と感じながらも、ボトルがカッコいいと心がなびいてしまう。バイ キリアンは割と手を出しやすい価格帯でトラベルスプレーセットがあり、特にムーンライト イン ヘブンのトラベルケースは小物としての完成度が高く、持っていてテンションが上がる。
ムーンライト イン ヘブンは「月明かりが照らし出す、禁断の楽園への扉の前へと貴方を誘い出す」とのこと。まさにこのフレグランスで、ついに禁断のキリアンの世界に誘い出されて、とうとう足を踏み入れてしまった。

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ジャンパトー / ジョイ

ジャンパトー

ジョイ

[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)]

容量・税込価格:15ml・50,600円発売日:-

7購入品

2019/3/10 15:39:38

「JOY」という名のフレグランスは、ジャン パトゥのジョイ以外考えられない。
なぜなら、ジャイのパルファムは真のプレステージなフレグランスだから。
あえて「真」にこだわるのは、ジョイはストーリーでもなく、ボトルでもなく、調香でもなく、ましてやプロモーションではなく、フレグランスでもっとも大切な素材そのものにこだわった香りだから。ジョイはジャスミンやローズなどがふんだんに使用された、世界でも最も製造費のかかる香水の1つと言われている。

オートクチュールデザインで名声を博したジャン パトゥであるが、彼の本当の伝説は、贅沢な素材をふんだんに使用し、完璧を追求する姿勢から生まれたフレグランスにあるとされる。なかでも1930年に発売されたジョイは、世界恐慌の憂鬱のなか、暗い時代に生きることの純粋な喜びのシンボルとして大成功を収め、「伝説の香水」と言われるに至った。

先日、香水コレクターの友人から状態の良いジョイ パルファムのビンテージ品をいただいた。改めて、伝説の香水ジョイを嗅いでみると、、、

トップはフローラル。いきなりフローラル全開! ハンパないフローラルの濃さ。まず最初に鼻を刺激するのはチュベローズ。ジャスミンからオレンジフラワーの華やかさをさらに強くし、フルーティな甘さを合わせたようなとてもナチュラルなチュベローズの香り。チュベローズにイランイランが女性らしさを添えることで、みずみずしく華やかな花々の香りがパッと拡散する。

ミドルはフローラル。みずみずしさが収まってくると、艶のあるローズが香る。うっとりする上品なローズの香り。そこからローズの甘さと酸味が出てくると同時に、奥からは強いジャスミンが香る。スパイシーやインドールの効いたアニマル調の強いジャスミンではあるが、ローズの甘さや酸味と重なることで、豊潤なフローラルを楽しむことができる。

ベースはウッディ-ムスキー。ミドルのローズやジャスミンが乾いていきながらも、サンダルウッドとムスクが、その乾いたフローラルをパウダリーな石鹸がやさしく包み込む。最後は上品なソープ調ジャスミンの香り。

記憶ではジョイ パルファムはもっとアルデハイドの効いたフローラルだと思っていたが、とんでもない、直球フローラル全開な香り。どうやらオードゥパルファムと勘違いしていたようだ。

ジョイは高品質な天然香料を惜しげもなく配合しているといわれ、1オンス(30g弱)に約10,600個のジャスミンと28ダース(336個)のローズ・ドゥ・メが凝縮されているとのことで、実際に香りに触れてみると、これでもかと香ってくるローズとジャスミンの香りに驚かされる。
特に最近の香りに慣れてしまうと、ここまで強いフローラルは、逆に香水らしく映らないかもしれない。
天然香料の場合、残香が良くないなどクセがあるのも事実。ところがジョイは、ローズやジャスミンのクセを、そのローズとジャスミンを絶妙なバランスで合わせることで、見えにくくしている。伝説の香水と呼ばれる所以が、贅沢な素材を作ったからだけではないことがわかる。

ジョイを肌に合わせてみると、トップこそ「ここは花畑?」と感じてしまうほど強いフローラル香が部屋に充満するが、ミドル以降はピタッと肌に馴染んでしまったかのように、それほど拡散しない。下半身に乗せてみると、ほんのり上品なフローラルの香りがほぼ1日香ってくれる。

クラシカルなフローラルの香りといえば、やはりシャネルN°5(1921年)を思い浮かぶ。N°5はフローラルに加えてパウダリーや甘さや深みが強く、きちっとメイクアップしたような香りで、上品な色っぽさ、包容力や自信など、完成された女性を感じる。まさに「女性の香りのする、女性のための香り」。
一方ジョイは、上質なフローラル感のみが強く、もっともっとナチュラルメイクに近い女性をイメージしてしまう。※とはいえどちらもつけすぎ注意
やはり、どちらも長きにわたって世の男性女性の心を離さない魅力的な香りであることは間違いなく、どちらも手元置いておきたいフレグランスだ。

心配なのは、ジャン パトゥ社を買収されてしまい、ディオールから「ジョイ(JOY by DIOR)」が発売された。伝説の香水ジョイがこれから先も続いていくことを切に願う。

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トム フォード ビューティ / ジャスミン ルージュ オード パルファム スプレィ

トム フォード ビューティ

ジャスミン ルージュ オード パルファム スプレィ

[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)]

容量・税込価格:50ml・38,500円発売日:2012/10/24

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6購入品

2019/3/2 17:58:34

ジャスミン ルージュは孤高の香りだ。

そして惜しい香り。

なぜなら、ジャスミン ルージュという想像ふくらむネーミング、艶やかな真紅のボトルのわりに何ともまあひねりのないジャスミンの香り。
でもこのジャスミンの香り、ジャスミン アブソリュートの香りをそのままフレグランスに整えたような、とても素晴らしい香り。

だからこそ、期待してしまうようなネーミングとボトルのため、もう少しエッジを効かせたジャスミンの香りでもよかったのに、、、と感じてしまう。

トップはスパイシー-フローラル。最初、カルダモンやジンジャーやペッパーの強いスパイシーが鼻を刺すものの、ベルガモットやオレンジ、さらにはシナモンの甘さでまとまっていく。奥からは濃厚なジャスミンの香りが漂う。

ミドルはフローラル。ここからジャスミンが妖艶さを増すかと思いきや、思ったよりも透明で軽やかなジャスミンサンバックの香り。むしろジャスミンの奥から香るイランイランやオレンジフラワーの方が妖艶だ。このフローラルはとても不思議で、妖艶な印象も強い反面、シナモンやクラリーセージが軽やかな印象を与えていて、とてもバランスの良いフローラルの香り。

ベースはフローラル-ウッディ。インドールなどホワイトフローラルのコクと、やや動物的な湿気のあるレザリーウッディの香り。奥からバニラやラブダナムのバルサミックな甘さが足されているため、全体的にはコクのある甘いジャスミン アブソリュートの残香に近い印象。意外にベースは拡散せずに肌に溶け込む。このジャスミンの残香がどんどんと薄くなって消えていく。

トップからミドルこそ強いフローラルスパイシーな香りが拡散するものの、ベースのジャスミンの残香は穏やかで、静かに肌に馴染んでいくようだ。トップからミドルの拡散する香りは1時間少々で、ベースの穏やかな香りは6時間近く持続する。

トムフォードのプライベートブレンドシリーズは、ラグジュアリーな香りたちを重ね合わせることで、よりプライベートな香りを楽しみことができるとされている。
この完璧なジャスミンの香りを、他の香りと重ねることでさらに仕上げてみたい、当然ながらそんな欲望に駆られる。

ところがこのジャスミン ルージュは、それができない。
トップからミドル寄りの香りのため、ベース寄りの例えばウードウッドで男らしい香りに仕立てようとすると、ジャスミンの華やかな香りが、暗いウードに塗りつぶされてしまう。

ジャスミン アブソリュートの官能的で豪華な香りは、コクのあるフローラルを中心に、フルーティ、スパイシー、バルサミック、アニマリーなどさまざまな香りが合わさっていて、花の王様と呼ばれる。ジャスミンの香りそのものがまさにフレグランス的だ。
ジャスミンの香りをそのままフレグランスとして整えたジャスミン ルージュには、他の香りは全て邪魔で、重ねづけを拒絶する。

ジャスミン ルージュ。ドレスアップした最後の仕上げに鮮やかなルージュを塗るような孤高の香り。

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キャプテン ドラです。 いつもクチコミやブログを見ていただき、ありがとうございます。 この度、フレグランス専用「フレグランス アッセンブル… 続きをみる

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