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ゲラン / アンジェリーク ノアール

ゲランゲランからのお知らせがあります

アンジェリーク ノアール

[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)]

税込価格:75ml・35,200円 (生産終了)発売日:2006/11/15

6購入品

2013/11/26 01:39:54

秋冬に多用している、爽やかさと深い温かみが同居する香りです。

ユニセックス表示ですがかなり女性向けかな…ていうか男性でこれが似合う人がいたら逆にすごい素敵だな、なEDP。日本では取扱店舗が限られます。質の高い香料を使用した、L 'Art et la Matiere(芸術と素材)シリーズの内の一つ。
2005年の作品で、調香はDaniela Andrierさん。(他にプラダのキャンディやキャンディ ロー、インフュージョンシリーズ、ルナロッサ、ランコムのアトラクション等々色々)
ゲランのお家芸というか、クラシカルな独特のコンポジション(=この香りで言うと、フレッシュ柑橘であるベルガモット×甘いバニラの、他ではあまり見ないハーモニー)を再現することが目的の作品だったのだそう。

「アンジェリーク」と聞くと天使性とか資生堂の昔の香水(好きでしたw)とか古典名作ゲーム(ww)を思い出すことが多いけど、ゲランのこの香りにおいては他の方々も仰っているようにアンジェリカの花と種を意味して、「ノアール」は別に黒い性格だったり何か毒っぽい意味ではなく、この香りで使われているシダーウッドなど大地の性質の素材を示す色の意だそうです。
転じて、結局「女性の二面性を表現した香り」という意味になるのだそうですが。
アンジェリカの花のように少女の素朴な可愛らしさを持つ女性と思って男性が不用意に近付くと、実はベースノートのようにグルマンな魅力も兼ね備えていて、その二面性で男性を捕らえるのだとか。(私が言ったんじゃないんです、フレグランスコンサルテーションでそう伺ったんですw)(あやかれるといいですが、果たしてどうだろうww)

ざっくり:
 バニラ>ムスキー>パウダリー>アンバー>甘味>ホワイトフローラル

やや細か:
 バニラ>アンジェリカ(種と花)>ジャスミン>シダー>キャラウェイ>レッドベリー>梨

強さ:
 やや強? 上品な香り方なので文句は言われませんが、近寄られると結構甘さが立ってるみたいです。
 皮膚毎に違ってくるかもしれないですが。(私はわりと甘い匂いが立つタイプだそうです)

持続:
 とて長。ベースのバニラ×シダーによるミルキー×焦げっぽい深甘さが、丸1日近く皮膚を包んで仄かに香ります。


●個人的所感
 他の方が「春夏用に」と仰っていて、「そうなんだ…なるほど…」と目からウロコでした。
 私はフレグランスコンサルテーションで「秋冬に合う香りを」とお願いしまして、こちらの香りをご紹介頂いたので、何となく秋冬用って決め込んじゃってました。でも確かにアンジェリカシードの青々しい爽やかさが立っている瞬間は、春夏にもマッチするなと感じられます。
 あと、私の場合はプッシュした瞬間こそ青味とスパイスが立ちますが、その直後からバニラ×アンジェリカ(花の方)の甘味が広がるのです。ジャスミンはほぼ感じられません。
そしてそのままずっとベースまで一貫してバニラが先導してくれる印象なので、ユーザー毎に違ってきたりするのかもしれないな、と思いました。

 コンサルテーションで漏斗から香りを聞いた時は、「苦!? てか、土!? これが私に似合う香り??」とか失礼な第一印象を持ったのですが、「実際肌に乗せると全然違いますよ、とても素敵な香りなんです」と教えていただき、実際付けてみたら本当にうっとりしました。
 ほろ苦い焦げたようなミルキーさのバニラ(私はアーモンドも感じましたが…!)×ウッディ、ウォームスパイス、そして青々しいアンジェリカシードの対比が、異質コンボに見えて実はすごく調和するんですね。香りの上品な深さと甘さとほろ苦さに、一瞬で癒されたんです。
 それまでは華やか系のお花の香りが好みだったのですが、この香りを知ってから求める傾向がちょっと変わってきた気がします。

 あとトップで広がるアンジェリカシードについてですが、適度な青っぽさが良いですね。清楚で。
 アンジェリカって、私はロクシタンの保湿スキンケアのエンジェルグラスでしか匂いを知らないのですが、すごく懐かしい優しい青さですよね。昔々のスキンケア商品によくあった香り。
 そのせいなのか、この香水を聞くと、薬草を集める中世の若く美しい修道女の映像が浮かんでくるんです。真冬に灰色の僧院の前で、凛と立ってる感じの。カーキとか地味な色の僧衣を纏って、亜麻色の髪の毛を後ろで無造作に束ねて、透けるように色白なんだけど頬は寒さで紅潮してる系で。近づいた時にバニラの甘さがほんのり漂ってきたら最高←
 いつもここまで妄想してから、自分とは何もかも違うことに気づきますw

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トム フォード ビューティ / シャンハイ リリー オード パルファム スプレィ

トム フォード ビューティ

シャンハイ リリー オード パルファム スプレィ

[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)]

税込価格:50ml・28,600円 (生産終了)発売日:2013/9/6

評価しない

2013/11/11 01:50:13

女性用EDP。東方な国々&花、そしてシルクロードをイメージしたAtelier d’Orientシリーズ4本のうちの一つ。
カテゴリ的にはフロリエンタル。でも、もやらずスキッとしているので、従来のフロリエンタルイメージというより「フローラル+スパイシー」ってそのまんまの表記が合ってます。

下の方の個人的所感欄でも書きましたが、中国と西域の中間地点辺りをイメージして創られてるのでは? 単に想像です←
そしてこれも個人的所感欄で書きましたが、名前が「リリー」だし百合的でツンとしたお花の香りを創り出してはいますけど、百合成分は入ってるのか何なのか特にフィーチャーされてはいません。
調香はAntoine Maisondieuさん。(バーバリーブリットフォーメンやランバンのマリーミー!、ポールスミスのローズ、ヴァンクリのミュゲブランやローズベロアなど)
ピラミッド構造ではなく、色んな要素が広がって香り立つ調香。

シリーズの他の3本は、プラム ジャポネ、フルール ド シーヌ、リーヴ ダンブル。
それぞれ調香師さんが違いますが、重ね付けOK。勿論、他のトムフォードの香りとも重ね付け可だそう。

低〜中音域を思わせるトーンで魅力的な香りが揃ったプライベートブレンドコレクションよりも、やや高めな音域を思わせる香りを探していて、条件を満たす2本(プラムジャポネとこの香り)で迷った結果、プラムジャポネを選びました。
でもこの香りもいつか買えたらいいなって思ってます。
ムエットだとスパイシー>>>フローラル(百合を思わせる調香にしてあります)で、ツンとしたスパイスメインのエキゾチック香っぽいですが、実際肌に乗せるとすっきりしたスパイス&お花の中を素敵に甘みが出てきて、柔らかく丸くなります。実際付けた方が素敵。

ざっくり:
 バルサミック>スモーキー>フローラル>ウォームスパイシー>ウッディ。

やや細か:
 フローラル>お香>バニラ>ブラックペッパー>乳香>スパイシー>薔薇>海狸香>ピンクペッパー>ベチバー>チュベローズ>カシミアウッド>ベンゾイン>ラブダナム>ジャスミン>ビターオレンジ>ガイアックウッド。

持続性:
 かなり長。肘の内側に試し付けしただけですが。

強さ:
 かなり強。長袖を着ていても、ふとした瞬間に袖の内側から香りが立ってくる。

TPO:
 汎用性高。スパイスがぎゅんぎゅんに個性を出しまくっているわけではなく。昼でも夜でもOK。
 季節は春夏向けかな。砂漠を渡る風みたくカラッとしてるので、しっとり暖かい甘味を求めたくなる秋冬とは違うかな。飽くまでも個人の感想です。

●個人的所感
 いきなりですが、「上海超特急」ていう白黒映画をご存知ですか。1932年に公開されたアメリカ映画。(勿論私はその頃生きてません)(今は普通にDVDで観られます)
 北京から上海へ走る列車の中で、偶然乗り合わせた乗客たちの色んな人間模様とか愛憎?とか何か色々恋愛イベントやら戦闘やらが発生する的なあらすじです。
 筋はどうでもよくて(ぇ)、スタンバーグという監督が映像技術・照明技術を異様な執念?で駆使しまくって、美女優マレーネ・ディートリッヒ(単に美しいだけでなく、知性を以って雰囲気や毒を表現できる稀有な存在)を撮ることが目的の映画だったのですが、この映画で彼女が演じたゴージャス毒婦(過去の失恋のショック?により、あちこちで浮名を流す高級娼婦になった模様です)の役名が「上海リリー」だったのです。
 この役名から香りの名前が付いたのかどうかは知りませんが、上海超特急の映像イメージは、トムフォード及び彼の作品世界に恐ろしくマッチしています。
 そして、シルクロードで結ばれた東方の国々をイメージしたというAtelier d’Orientシリーズの香りの中で、何故中国イメージのタイトルが2本あるのかというと、やはり単に「国の面積が広いから2本作った」ていうよりも、フルール ド シーヌが「中国の花」イメージ、シャンハイ リリーが東洋の中の異邦人(=西洋人)イメージで東洋と西洋の融合を表現してるんじゃないかな、と感じました。
 香り自体のカラッと乾いた表現が、まさにそんな感じなんです。中国を横断する砂漠の風・砂漠に咲く花(無いですけど)みたいな。
 だから、ディートリッヒが演じた女性を思わせる架空の百合・虚空の百合ってことで、「百合成分を使った百合香水ですよ」とは謳わずにスパイス&フローラルの香調になったんじゃないかな? て想像しました。
 シルクロードの国々と言えばスパイスを連想しますしね。
 そんな感じで、一個の世界をかっちり構築している素敵な香りなんです。いつか買いたーい。

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  • モニター・プレゼント  (提供元:デパートのテスター)
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トム フォード ビューティ / プラム ジャポネ オード パルファム スプレィ

トム フォード ビューティ

プラム ジャポネ オード パルファム スプレィ

[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)]

税込価格:50ml・30,800円 (生産終了)発売日:2013/9/6

6購入品

2013/11/10 16:39:08

女性用EDP。東方な国々&花をイメージしたAtelier d’Orientシリーズ4本のうちの一つで、特に梅を推しつつ日本の四季を表現した香り。
四季に倣って、季節毎に違う要素が立って違う印象を感じることができるよう設計されてるそうです。これが本当だったら凄?
梅自体は春のもの。でもこの香りは晩秋〜冬に合うな。と感じての購入ですが、違う季節になったらまた違う感じ方ができるってこと? でしょうか?

他の3本は、フルール ド シーヌ、シャンハイ リリー、リーヴ ダンブル。
それぞれ調香師さんが違いますが、重ね付けOK。勿論、プライベートブレンドコレクションなど他のトムフォードの香りとも重ね付け可だそう。

カテゴリ的にはフルーティフローラルですが、お香の力等々を使うことにより、ここ数年流行り続けてるフルーティフローラルとは別ジャンル的ハーモニーになってます。

構成は、@コスメさんの商品概要ページに載せてある素敵な紹介文そのまんまです。あれを読みながらこの香りを聞いてると、「まさにね」って、きっと実感できると思います。
ピラミッド構造ではなく、一気に広がる香り方。

ざっくり:
 ウォームスパイシー>お香>フルーティ>甘味>フローラル

やや細か:
 梅の実>沈香>シナモン>梅の花>ベンゾイン>バニラ>サフラン>アンバー>樅>イモーテル>椿

強さ:
 ムエットだと柔らかい印象ですが、クリーミィな甘さが立ち易い肌の人(私とか…)にとっては、かなり強。拡散性は普通。

持続性:
 とて長。半日以上。服の残り香はニ〜三日以上。

TPO:
 オフィスには向かないと思います。梅が甘いので。季節としては寒い時期かな?
 時間的には、夜の香りって感じでもないのでいつでも使えるんではないでしょうか。

●個人的所感
 (トムフォードの香り自体は、ウード・ウッドとタバコ・バニラとノワール・デ・ノワールが好きですが、自分で実際に付けても肌との違和感を覚える瞬間が無く「好き」と感じたのは、チャンパカ・アブソルートとジョンキーユ・ド・ニュイだけでした。その辺を組んでくださりつつお読みください)
 低〜中音域を感じさせる香りの要素が揃ったプライベートブレンドコレクションも好きですが、私は中音域でもやや高めのトーンを感じられるような要素が入ってないと、なんか寂しく感じてしまう軟弱者です。なので、こちらの新作4本は女性用だと聞いて楽しみにしてました。高音域ちょっと入ってそうかもね?て予想して。

 結果的に、高音要素を感じられたのはこちらのプラムジャポネとシャンハイリリーで、最後まで迷ってこちらを購入しました。
 プラム ジャポネの方が高・甘という理由だけでなく、ウォームスパイスやお香とのハーモニーが、冬の冴えて冷たい大気に合ってると感じたからです。
 高・甘な梅を支える役割でサワラ(ヒノキ属)や沈香など和を感じられる要素が最初からハーモニーを作ってくれていて、日本人なら何となく懐かしさを感じられるのも嬉しい点でした。
 シャンハイ リリーも素敵な香りと名前だし、TPO汎用性があるのはこちらだと考えましたが、暗さ(日照時間が短…)や寒さに心身が苛められてない時の方が纏い易い香りだと感じました。

 ただ、プライベートブレンドコレクションをお好きな方がこの香りを聞いてみたら、もしかしたら「ぺとぺと甘?」と感じられるかもしれないです。
 この香りの最後の瞬間(長く続きます)は、例えばタバコ・バニラのように奥深く低音域な甘さではなく、和菓子系がアンバー+バニラにより微妙にポマードぽくもやった感じの甘さなのです。ロクシタンから数年前の限定で出ていた、プラムブロッサムのボディローションに似てる印象です。高音域を保ったままお菓子に平行移動するロクシタンとは、細かく言えば勿論違ってるのですが。
 あれ系が苦手な方は(実は私もちょっと苦手)、肌に乗せて最後まで確かめてから買われた方が。よいかなって思います。

 でもとにかく、プッシュした瞬間うわーっと広がるシナモン梅酒(ぇ)檜お香お香梅酒シナモン檜あと何かスッとした暖かいスパイス。ここがすごく良くて好きで確かに日本ぽいところがあって、でももっと良いのはそのちょっと後で、奥からすいっと梅の花木が立ってくるんです。この瞬間のイメージが特に素敵。この瞬間の絵を頭の中で描いてこの香りを創ったのかなあ。だとしたらほんとに素敵。

 私は、最後の方で甘味+アンバーがちょっともやってきたなと感じたら、シャンハイ リリーやジョンキーユ ド ニュイ辺り(もやらず丸くなくスキッ!てしてる系統)を重ね付けしようかなとか考えてます。

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ボンド・ナンバーナイン / セントラル パーク ウエスト

ボンド・ナンバーナイン

セントラル パーク ウエスト

[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)]

容量・税込価格:50ml・24,200円 / 100ml・36,300円発売日:-

7購入品

2013/11/10 01:09:33

急に寒くなってきた今の季節に丁度マッチする、私が今知っている香りの中では一番好きな、そして一番頼りにしている香りです。甘すぎてくどすぎて頭痛ものってことで嫌う人も多いようですが、そこまでかなあ? 付ける量次第では? 私はかなり好きv
去年のクリスマス前に自分で自分にw買って、その後4月初旬まで休日のお出掛け用でヘビロテしてました。
春真っ盛りになってくると、やはりもっと軽い香りにシフトするのでお休みしてましたが、またスタメン入りの冬がやってきたんですね。寒。
内省・静謐型の香りではなく、「お出掛けしよう?」って優しくしかし圧力的にw誘ってくる外向き・前向きな香りです。私はその誘いをスルーして、この馥郁たる香りを嗅ぎつつ毛布に包まってごろごろ寝てるのも大好きですが。←
こちらの香りとセントラルパークサウス(夏にヘビロテしてました)の2本は、付けてお買い物してるとほぼ毎回「すごくいい匂いがするんですけど何を付けてらっしゃるんですか?」て店員さん(女性)に聞かれます。

調香師はLaurent Le Guernecさん。
ボンドだと、アスター プレイス、チェルシー フラワー、ハイ ライン、モントーク、パーク アヴェニューなど。他ブランド作品も色々。

アコードざっくり:
 ホワイトフローラル>イエローフローラル>ウッディ>フローラル>スイート。

やや細か:
 ガーデニア>イランイラン>水仙>ジャスミン>セイヨウシイノキ(菩提樹)の花>ムスク>ベチバー>オーク>オークモス。

トップ:水仙、イランイラン、ペッパー。
ミドル:ジャスミン、ガーデニア、セイヨウシイノキの花、ニオイイリスの根
ベース:ベチバー、オークモス、オーク、ムスク。

強さ:
 自分にとっては「とて強」で、周囲への拡散性はそこそこ。EDPにしては遠くまで香りを運ぶので、付け過ぎ注意だと思。

持続性:
 かなり長。半日以上経っても香ってます。服に付いた残り香は、数日間かそれよりもっと。

●個人的所感
「馥郁」という言葉がベストマッチな、フローラルカテゴリの香りです。
ガーデニアやイランイランなど白い花・黄色い花をメインで感じはしますが、数種類ぽっち程度の花が調和したハーモニーではなく、百華庭園のフルオーケストラ的なイメージ。優しさ・甘味・清冽・艶・煌といった、花々の持つあらゆる力を感じます。
拡散性はわりとあるのですが、香り全体のトーンが高音になり過ぎず丁度良いミドルトーンなので(イランイランのお仕事?)、他の誰かを誘惑するための力や他者を圧倒しようとする力ではなく、自分自身を勇気付けるor元気付ける力になってくれている癒しの力だと私には感じられます。
フルオーケストラ+ピアノ(ハイトーン)ではなく、+ヴァイオリンの協奏曲イメージ。
お値段高いですが、使い切ったら頑張って必ずリピしますー。

・トップ:私はここで既に、イランイランというよりもジャスミンを感じます(苦手なので)。他の香りでは結構ジャスミンが突出して迫ってきてインドール臭を感じてしまうケースが多いのですが、セントラルパークウエストの場合は、他の香り要素とのハーモニーというか連携がすごく強固で、何か一個が変に突出して前に出てくることがありません。癒しパワー。

・ミドル:ここが一番好きです。そしてここが一番長く続くし、一番強力にうっとりできる部分の香りです。白い花黄色い花白い花黄色い花遠くから木の香り森の香り、みたいな。
 翌日・翌々日まで服に残る香りは、ベースではなくここの部分の香りです。自分の服を嗅いで恍惚な自分。(嫌
 そしてここにはもうイランイランや水仙がいないかというと、なんかちゃんといるような気がするんです。全員が最初から最後までいい仕事をし続けてるように感じられる、不思議調香。

・ベース:優しくてうっとり。ウッディでも単にずしっと重量級にはなってません。トップから最後までどの局面でもずっと一貫して、ヴァイオリンがやや高めの旋律で存在し続けてるようなイメージなんです。そこに、遠くから低い音が聞こえてくる感じ。
 故に、ころころ印象が変わるタイプの香りではないので、そういう系がお好きな方は★を1〜2個差し引いてお読みください…。
 ムスクは私の苦手なメンズ系・ポマード系がずしっと出てくるやつではなく、「えっムスク…どこ?」みたくホワイトムスクとして、オーケストラの一員的にふわっと溶け込んでます。ポマード系ムスクの超低音が出てくる瞬間は、一瞬たりともないですょ。

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Jo Malone London(ジョー マローン ロンドン) / ヴェルベット ローズ & ウード コロン インテンス

Jo Malone London(ジョー マローン ロンドン)

ヴェルベット ローズ & ウード コロン インテンス

[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)香水・フレグランス(メンズ)]

容量・税込価格:50ml・20,350円 / 100ml・28,270円発売日:2013/10/18 (2022/12/26追加発売)

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評価しない

2013/10/12 01:07:38

ユニセックスですが女性寄りなんじゃあないかと感じられる、深くて甘くて苦くて煙るようなイメージを創る香りです。
カテゴリ的には「フロリエンタル」でしょうが、フロリエンタルの一般的な「むわっと甘い」「女度全開」イメージを抱いてこの香りを聞いてみると、沈香(ウード)のせいなのかクローブの正露丸っぽさのせいなのかプラリネのカラメリゼっぽさのせいなのか、全く別次元の扉を開いちゃってるなと感じます。

既存の透明ボトルコロンよりもお値段が高い、リッチでレアな原料を使用しているコロン インテンス6種(今月18日売り)のうちの一つ。
こちらの香りのラストノートは、この黒ボトルシリーズ6種の中で個人的に一番好きです。
(因みにトップノートが一番好きなのは、ダーク アンバー&ジンジャー リリー)

デパートでムエットをいただいただけで未購入なので、★無しで。付けるとしたら、今の段階で6くらい。ダーク アンバー&ジンジャー リリーとどちらを購入しようか(或いは両方と…か…)検討中です。
お店の方は、このシリーズを「コロンでなくオードパルファムです」と仰ってました。

コロン インテンスのシリーズ同士を複数コンバイニングしても、或いは透明ボトルのコロンをコンバイニングしても良いそうです。組み合わせを考えるのが楽しいですよね。

アコードざっくり:
薔薇>ウード>甘味>ウォームスパイシー>ミルキー

やや細か:
ダマスク ローズ>ウード>プラリネ>クローブ

個人的所感(ムエットだけですが):
 すっきりと優雅な薔薇と酸味。酸味がとにかく利いて鋭角。この一癖が好きな人だったら、癖になりそう。そして煙るお香。
 ↓
 煙るお香。段々お香が強く感じられるようになる。その次はやっぱり薔薇。薔薇は強気でなく儚い感じ。相変わらず酸味あり。
 ↓
 最後やばい。甘い蜜を湛えた薔薇。やっとプラリネを感じられるようになったのか甘い甘い花。そして微かにお香の静けさと青っぽさ。酸っぱさは消えた。
 個人的に「薔薇の香り」を謳ってる香水はそれほど好きじゃないはずなのに、これはほんとに薔薇園の(高そうな種類の)薔薇の、しかも一番いい時期の香り。バランスやばい…。

そんな印象でした。最後がほんとに大好きなのですが、最初はダークアンバー&ジンジャーリリーほどにはググッと来てなかったです。
悩む…どっち買おう…。


(香りの傾向のご参考)
 好きな香り:
 セントラルパークウェスト(ボンドナンバー9)、セントラルパークサウス(同左)、チェルシーフラワーズ(同左)、アンジェリーク ノワール(ゲラン)、ニュイ ダムール(ゲラン)、ニュールック1947(ディオール)、ジャドールローEDPとジャドールヴォワルとジャドールEDPとEDTとEDC(同左)、チュベローズ インディアナ(クリード)、ダチュラ ノワール(ルタンス)、トゥルス オア デアEDP(マドンナ)

 苦手な香り:
 パチュリが体質的にどうしても駄目です。少量でも「あっ! 奥にいるわね!」みたい感じで気持ち悪くなり。
 あとアクア系の瓜っぽさとムスクとアニスとサンダルウッドは、調香によって無理。
 ざっくり言うとメンズ系、床屋系、オリエンタル系が苦手です。

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  • モニター・プレゼント  (提供元:デパートでテスターを試香。)

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プロフィール
  • 年齢・・・42歳
  • 肌質・・・乾燥肌
  • 髪質・・・柔らかい
  • 髪量・・・少ない
  • 星座・・・蠍座
  • 血液型・・・AB型
趣味
  • ファッション
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  • ダイエット
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  • 映画鑑賞

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自己紹介

今までのパーソナルカラー診断に疑問を持っていたため、最近プロの診断士さんに三たび見ていただいたところ、ブルベとイエベのミックスだそうです…。めんどくさ… 続きをみる

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