2009/1/19 16:29:48
アユーラさん、よくぞ作ってくれました。
いや、それ以前にコチラの存在を教えてくださったメンバー様、多謝多謝でございます。
昨年、ちょっとした病気をしまして、そのストレスやらなんやらで一気に老化の階段を駆け下りてしまったわけです。
結果、洒落にならないほどのたるみ…
特に左側が顕著。
己で施せるマッサージを手当り次第に試したんですが、いたずらに皮膚だけを引っ張るような結果に終わり、たるみに加えてゆるみまで引き起こす始末。
崖っぷちの心境でおりました。
そして巡り合えたコチラ。
最寄のアユーラに即電話。
即マッサージ予約。
とるものもとりあえず電車に乗り、鬼の形相でBAさんに「予約したilmanaです!!」
紹介されたプレートの、あまりの小ささと神々しいとも言える抜けるような白さに目を細める。
顔右側でレクチャーとのことで、アイメイク以外のメイクをすべてOFFられました。
(その後しばらく放置されました。眉なしで)
フォースセラムを、顔・耳の後ろ(耳下腺)・鎖骨あたりに塗布。
そしてプレートでマッサージ開始。
リンパ節(耳の前・エラから耳の後ろにかけて・鎖骨の上)を開いてもらった時点で、すでにじんわりと温かさを感じます。
そして額からマッサージ。
「ガゴガゴしますけど」
『ゴリゴリいってますよね?これがコリなんですよ』
額の次は眉骨の上。
決して力を入れられているわけでもないのに、痛い。
涙袋のあたり(頬骨の上)から耳前に向かって螺旋を描くようにゴリゴリ。
痛い。
小鼻の横から耳前に向かってゴリゴリ。
口角から耳前に向かって…
ゴリゴリして痛いんだってば!!
イテテイテテと心の中で悶絶し続け、最後にプレートの緩やかなアールを利用して首から鎖骨にかけての「流し技」。
この流し技が気持ち良いんですよぅ。
終わる頃には顔がポカポカ。
お風呂上りのように血行が良くなっているのを実感。
そして肝心の引き締め効果ですが…
・ほうれい線の溝が薄くなっている
・頬の高い部分が、2階から3階へ引越し
・鼻筋脇のごっつぁん線がフラットに
・頬骨下からエラにかけてもったりしていた肉が消滅
・顎が尖る
・目がぱっちり
あうあうあう(涙)
セラムとお買い上げ。
帰宅して入浴後、顔の左半分で施術。
右側で実感した効果よりも如実な手ごたえが。
顎のラインがすっきりし、額にいつも感じていた重さが晴れました。
そしてやはり、顔がホカホカ。
とっても気持ちが良いです。
リーフレットによると、『洗顔後、化粧液(BAさんはヴァイタルサーキュローションをつけてくださいました)の後にセラムを伸ばして使う』とのことでしたが、ブランド異種格闘技戦の私は戸惑い気味。
とりあえず、洗顔→化粧水(SKllなど)→エスティ・ナイトリペア→ビカッサフォースセラム→プレートでのマッサージ→ゲラン・オーキデ、の順で試してます。
マッサージクリームはestなんかも使っちゃってますが問題ないみたい。
東洋医学の「気・血・水」に着目したというビカッサ。
小難しいことはさておき、目に見える効果があるのはウレシイものです。
マッサージ直後の引き締まりはないまでも、翌朝の顔も、普段に比べるとシャープさの欠片は残っており。
それにしても、このプレートはホントに良くできてます。
当初、「なんだろ、この前衛陶芸家の作品みたいなの?」と思ってましたが、あの形状にはちゃんと意味があるんです。
わたくし、顎下腺(顎先のあたりにある、唾液分泌を司る腺)に異常があり、エステなどのリンパマッサージでダメージを受けてしまう厄介体質。
しかしコチラは、力を加えずにプレートの重みを利用してのやさしいマッサージ。
痛みや腫れなどが出ませんでした。
定期的にマッサージして、実年齢マイナス3歳をキープできたら良いなー。とか思ったり。
文句ナシの7つ星です。
あ、マッサージのレクチャーを受けようと思われる方は、タートルは避けてできるだけ胸元の開いたお洋服をお召しになることをオススメします。
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2008/6/27 15:30:31
寅さんこと渥美清氏は、号を「風天」と称し、句を詠まれていたそうだ。
新聞記事で初めて知った。(読売新聞「編集手帳」 6/24より)
「さっきの雨どこにいた雀」
「ゆうべの台風どこにいたちょうちょ」
「土筆これからどうするひとりぽつんと」
いずれも、慈愛に満ちた視線で小さな命を見つめている。
全48話の「男はつらいよ」シリーズとくれば、加山雄三氏の「若大将」シリーズもスルーできない。
中でも、大学生シリーズを締め括った「リオの若大将」での加山氏。
就職が決まり、ホッとしたのかブラジル/リオデジャネイロへ飛ぶ。(その前にもハワイへ飛んでる)
そのワンシーン。
ホテルの部屋にかかってきた電話に、『はい、もしもし』とチカラ一杯応対する若大将。
その後の会話も、臆することなく日本語だ。(日系の方がいくら多いとは言え…)
方向性は違うが、いずれも男気があると言えばそうなのだろう。
寅さんが義理と人情に溢れた日本人像を前面に押し出すキャラなら、若大将はややバタ臭く、毛深い。
近年は、「俺の海よ」と高らかに歌い上げることで、公共物である海を私有化しつつある。
コチラのグッチ/プールオム。
お友達からミニボトルをプレゼントしていただき、一発KO。
ホワイトペッパーとジンジャーが織り成す辛いトップ、ウッディなミドル、ラストのアンバー。
さて、今日も仕事だ!と気合を入れてくれるトップ。
お昼ご飯食べてまったりしてきました。
ウッディのおかげで、くつろぎモードに差し掛かってます。
さぁ定時だ!帰って酒飲むぞ!!、と思わせてくれるアンバーの重厚感のある香り。
トップからラストまで、一貫しているのはスパイシー&スモーキィ。
そして、どこか、けだるい。
座り心地の良いソファに体を沈めているような感覚。
かすかに清涼感を覚えるのは、乳香の仕事か。
この香りを着けこなすことができる男性って、そうそう見つからないのでは。
すっかり市民権を得た、ちょい悪オヤジと呼ばれるおっさん方。
胸元ガバっとOPEN&時計はフランクミュラー族、と私は呼ぶ。
そういったおじさま方は、ちょっと苦味のある香りで何かを引き締めた方が良いと思う。
メンズと聞いて、中性的になるのでは?なんて既成概念は捨てちゃった方がよろし。
ある程度の年齢に達しても、自分磨きを忘れない女性。
そんな女性からこの香りをキャッチしたら、中性的どころか、イヤと言うほどの女性らしさを覚えるのではないか。
ぼくはまだ修行中。
同じスパイシーで失神寸前まで感動したのは、サンローランの【nu】。
nuも大好きだけれど、コチラはまた異なる趣き。
いずれもオトコ受けなんて狙わない、媚びない香り。
ミニサイズを使い切って、現品購入。
☆7つくらい愛してます。
前述の記事を読んで、もしかしたら、渥美氏ならばこの香りを着けこなせるのでは?と。
バタ臭イケメン代表(当時)の加山氏には似合わない。
素朴でありながら、周りへの気配り、思い遣りを欠かさず、そして繊細でいらした渥美氏。
そこはかとなく懐の深いお人柄に、この香りはとても合うと思う。
「秋の野犬ぽつんと日暮れて」
今年の夏、風天が旅立って12年になる。
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2008/3/28 16:15:05
香り通の友人が、私に似合うはず、と贈ってくれました。
コチラは、客観的な「合う」「合わない」という観点からではなく、容姿と感性の「イメージ」なのでしょうか。
万人受けを狙う香りでもなければ、まして異性のハートを射止めるための、吹き矢的な香りでもない。
みなさまのコメントを拝見していると、とても美しい詩的なものばかり。
最初にお詫びいたします。
私には宝石のようにきらめく言葉で表現できません。
まず、トップ。
辛いとはこのことか。
あ、“ツライ”、じゃなくて、“カライ”です。「cocoイチ飛び辛スパイス」の方です。
でも、舌がしびれたり、涙目になるような香りではありません。
んー、どう書けば良いだろ? 近道すれば、まさにブラックペッパーを粒のまま噛み締めたような感じ。
【nu=裸】ってくらいだから、起き抜けの素肌にダイレクトにまとってみたら、自分すら寄せ付けてくれないほどの存在感。
『お前にはまだ無理』って言われたかのよう。
私は決して嫌いではないのに、騎手を選ぶ競走馬ような気難しさを感じるのはなぜ?
よって、今は天井に向かってスプレーし、降ってきたものを浴びています。それを3回。
ホワリと辛さが私を包み、やがてそれが甘さへ変化し、最終的にパウダリィな濃厚さに。
その、甘さと濃厚さ。
甘いだけじゃない。
やたらと濃いだけじゃない。
甘いだけなら媚系の一般的な香りでまかなえるよ。
濃いだけなら『お仕事は朝からですか?』という遠まわしな詮索を受けちゃうよ。
だけれども、コチラはどちらにも転ばない。
それが不思議。
そもそも、この【nu】そのものが、使い手に媚びていないからなのでは。
『これをプシっとしとけばオトコノコが釣れちゃうぞ♪』とか、
『これをまとっていれば、キリリとした印象を与えることができます』とか。
そういうのをまったく無視してる…と言うよりも、【nu】自体が『このセンで行くから』って考えているかのよう。
まとっていると、「私を理解しようだなんて、無謀なことをお考えでないよ」って気にさえなってしまう。
噂話に花を咲かせる羊の群れなど、かまっていられるか。って気になるのです。
「芸は売っても身は売るな」とは、真の芸妓の常套句。
相容れない何かを、きりりと切り離すことができてしまえる、美しい刃物になるかのような。
『いい香り〜。それ、なんですか?』と聞かれても、いつもならホイホイと余談まで添えて答えるリップサーバーilmanaさんが、『教えない。』と言ってしまう。
まとった途端に、【nu】と何かの約束をさせられたような気持ちになるんだよな。
にもかかわらず、ラストに近づくにつれ、可愛らしさすら感じてくる。
トップ〜ミドル〜ラストまでの香りが、こんなにクルクルと変化するお品は希少でしょう。
若い頃は切れたナイフのような言葉で相手を斬りまくっていたけど、いつの間にか花を愛でるのが唯一の楽しみになってて、今じゃ近所のガキどもに鬼灯風船の作り方を教えるのが楽しみさ。
香りの変化を女の一生に例えてみました。
ごめん、巧いこと書けなくて(涙)
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2008/3/14 15:37:47
親友が私のために作ってくれた香水があります。
思考が流れていく方向、心が留まる場所、行き詰るシチュエーション… それらをすべてわかってくれる人が作ってくれた香り。
それをまとっているだけで、滞りがなくなるような気がして、いざ!というときに少しずつ使っています。
香りとは、その人を印象付けるだけでなく、まとっている人の心の持ち方や行動力をも支配するものではないかと学んだわけです。
そして、自分が好きだと思う香りと、自分をイメージして選んでもらう香りとのギャップにも驚きがあり。
客観的に選んでいただく香り≠鏡に映る自分、なんですねぇ。
そんなわけでして、前述の香りはいわば「戦闘服」のようなもの。
素肌にさらしをきつく巻き、『男一匹生きるとは…』と刺繍された絢爛豪華な特攻服を羽織るような。
で、「普段使いの香水で良いものないかなー」と香り通の友人に相談したら、コチラのサムサラを紹介していただきました。
サムサラ… 頭に浮かんだのはエスニックっぽい何か。チキン系料理。
楽天的ショッピングモールで検索したら、おぉっとサムサラさんてばゲラン様ぢゃないか!(知らなかったんだ。)
「価格の安い順」でサムネールしたら、3000イェン。しかもラスイチ。
【残りあと1個です】ってぇのを自分が買い、リロードして【売り切れました】って表示を見ると妙に嬉しくなるのは私だけでしょうか。
さて、サムサラの感想を。
サンスクリット語で『輪廻』というネーミング。
これだけでもう、私としては心のどこかをくすぐられたわけで。
ジャスミンと白檀がベース… これまた堪りません。
配合されている香りはどれも主張の強いものばかりですが、見事に美しくまとまっています。
アニマリックが苦手な私は、若干のムスクに恐れを抱いていましたが、コチラはムスク無しではまとまらないであろう「作品」。
そして使い手を選ぶ香り。
濃厚かつ、円熟という印象。
よって、コチラをまとう際にはストレートヘアを巻き巻きし、お洋服も体の線がわかるようなシャープなものを選んでます。
てか、選ばないとちぐはぐになるような気がする。
そして、お若い方よりも、ある程度年齢を重ねた女性がサラリとまとうものではないかと。
そう、この「サラリ」が大切。
と言うのも。
胸元にプシっとしてみたら、朝から夕方までおんなじトーンでサムサラ〜サムサラ〜って迫るんですよ。
輪廻輪廻と胸元から梵字が立ち上ってくるような幻覚。
で、今は天井に向けてプッシュして降ってくるものを浴びてます。それを2回ほど。
それでじゅうぶん1日を通じて香ります。
職場で動くたびに、フワっと香りが揺れ動く感じ。
20代の後輩ちゃんたちから、『大人の香り〜』と好評。
ハハハ。キミたちにはまだ早いかな?
濃厚な香り=秋冬という概念をかなぐり捨てて、温暖化がもたらす亜熱帯系ジャパンサマー真っ盛りなシーズンにも使いたい。
肌も下品ではないくらいに露出して、この香りを若干強めにまとってみたら、グンとセクシーな大人のオンナになれる気がします。
はっっ
夏に備えていろんなことを準備しなくちゃいけないじゃないか。
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[パウダーチーク]
税込価格:2,750円発売日:2004/6/18 (2005/7/15追加発売)
2007/12/18 16:31:36
カバマのリキッド&クリームファンデ愛用中。
Before=クレド/サティネt#BO00
クレドは質感が大好きなんだけど、なんだってこんなに黄色く赤くくすむんだかなぁ…と自覚していただけに、カバマのBAさんから『ご来店時、お顔が茶色いな、勿体無いなって思ってたんですよ』と言われたときにはもう・・(涙)
言うに事欠いて「茶色い」ってどーいう…………
肌診断していただき「典型的なブルベ」と言われ、あぁやっぱりね、と。
診断結果はBN20+ホワイト。
ファンデとチークで仕上げた肌を見て、担当BAさんが『とってもキレイですよ!ね?』と他のBAさんにまで賛辞を送れと煽ってくださり。
いかん。
このままではマックでお誕生日を祝ってもらってる状態になる。
「あの、あの、あのー… チーク!ついでにそのチークも!(買います)」と話の向きを変えた次第。
チョイスしていただいたのは11番。
だいぶ目が馴れました。
こういう紫ピンク。
肌色優先でピンク系を選んでもらうと、必ずはじき出されるのが青味たっぷりなピンク。
この11番、購入してから最近まで、ずっとお蔵入りしてたんです。
単品使いだと、古臭く仕上がるんですよ。
香山リカちゃんのメイクみたいな。
肌色とは相性満点なので浮くことはないのですが、ついてんだかついてないんだかハッキリしない。
そして表面が砂壁のようで、うまくブラシに取れない。
ところどころにでっかいラメが埋め込んであり、表面が凸凹してるんです。
ブラシの毛が傷むー、と恐る恐る使わなきゃいけないし、色がイマイチぼんやりしてるし。
それがですね。
最近ピンクチークにちょっとハマっちゃいまして、ケサパサのピンクの上にぼかしてみたら大変よろしいじゃございませんか。
青白系色白肌に、青味が強いピンク=ショッキングピンクを乗せれば、コントラストが強過ぎてしまうでしょう?
それが、どういうわけかコチラの11番を乗せると、肌色とチークの温度差を小さくしてくれるんですよねぇ。
その、わかり易いくらいにでっかいラメが利いてるのか、マット系チークと合わせると、ほんのりやんわりなツヤがプラスされるし。
相変わらず表面がボコボコでブラシの毛が傷むぅぅ、という懸念は拭えませんが。
主役にはなれないけれども、名脇役としての存在感、仕事の確かさはあるな。と。
ただねぇ…
カバマさんのクチコミには必ず書いてるケースのことなんですけれど。
コレも例外じゃないんですよ。
なんだってこんな色気のないケースなんでしょう。
取り出すたびに嬉しくなっちゃうような、お化粧って楽しいな♪って思えるようなケース造りは無理ですか?
コチラのフェイスカラーに至っては、100均コスメと同等、若しくは負けてるかも。
カバマさん、ホントにそこが惜しいんだよ。
持ち歩きするわけではないので、中身本位で4つ☆。
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