2013/11/2 07:57:35
スプレーサンプルを頂きました。
ひと吹きしてびっくり。これ、ほんとにギリシャの夏のイチジクの匂いがします!
調香師はオリヴィア・ジャコベッティ。ラルチザンの「地獄通り」の教会というか図書館というか・・・の調合といい、ジャコベッティさん情景の再現がうますぎ!と思わず独り言を言ってしまいました。
イチジクの香りのファーストノートのあと、シダーが香ります。とても気持ちよく、さわやかな感じです。ただ、どこからともなくココナツっぽいミルキーさが香ってくるのです。イチジク、確かにミルキーさはあるでしょうけど、ココナツの香りが苦手なので残念ながら購入には至りませんでした。
下記、HPからの抜粋です。
フィロシコス(1996年)
ギリシャの夏の暑さの中で、「海に行くには、野性のイチジクの生えた自然の果樹園を横切らなければならなかった」と、イヴは思い出を語っています。デスモンドは、この木の葉を数枚、小箱に入れてパリに持ち帰りましたが、何年も経った後でも香りは少しも失われていませんでした。 ギリシャ語で「イチジクの友」を意味する「フィロシコス」は、葉の青っぽく渋いみずみずしさ、太陽に熱された木、果実のミルキーな風味を感じさせる、この木全体を称える頌歌なのです。
香り イチジクの葉と木、ホワイトシダー
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2013/12/31 15:23:28
セルジュ・ルタンスのフレグランスコンサルテーションでこちらとラフィーユドゥベルランを勧められました。
スモーキーでダークともいえるバラの香りのラフィーユドゥベルラン(こちらも好きです)が陰だとすると、このフルールドランジェは陽というイメージ。
なんとも幸せな気分になる香り。地中海沿岸の夏の夕暮れが思い浮かびます。
肌にのせると名の通りオレンジの花の蜜を思わせるような、ふくよかな香り立ちであると同時にクミンやナツメグの香りが結構します。ある意味体臭っぽいとも言えますが、これがあることで、ただのもっさりとした甘いフレグランスにならず、奥深く、複雑でシャープな印象に。フェミニンだけどハンサムな香り。
元・仏VOGUEの編集長、カリーヌ・ロワトフェルド使用とか。イメージに合いますね。
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2014/2/17 14:11:33
一言で言うと、とてもバランスが良く、心地の良い光を感じさせてくれる香り!ハーバル、ウッディ、フローラルが特にどれかが強く主張するわけでなく、絶妙なバランスで成立っていると思います。
夏に試した時は、クラリセージの香りばかりが目立つような気がして、ハーブくさい!と思ったのですが、街(北米東部在住)が雪と氷に覆われる12月に急にカリーニャが気になってしまいました。おそらく、カリーニャが明るい光のイメージを持つフレグランスだという印象が残っていたからだと思います。
このフレグランスのインスピレーション元となった南仏グラースに行ったことはありませんが、地中海の乾いた空気と夏の青空、そして禿山ともいえる乾燥した野山とそこに咲く花やハーブの香りを感じます。そして山からは青い地中海が見える・・・。そんな眺めのいい場所でそよ風に吹かれながらリラックスしている気分になります。山も海も思い起こさせてくれる稀有な香り。ちょっとした現実逃避ができます。
そして、とても上品な香り。私を見て!と主張する香りではないと思いますが、静かな存在感があります。オフィス使用やフォーマルな場でも合いそうです。
私はあまりハーバルやシトラス系がきれいに香らないタイプだと思っていたのですが、これをつけていたときに、いい香りがするというコメントを頂いたこともあり、意外ながらも嬉しい発見でした。
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2014/5/1 13:09:02
15mlのミニボトルを頂きました。持ち歩きに便利なサイズですね!
最初の一吹きからミドルくらいまでのレザーの香り方は好きです。スパイスや青リンゴ、チューリップの香りなど様々な香りが混じり合い、悪く言えば騒がしいともいえるけど個性的でフェミニンかも!と思ったのですが、ラストが・・・甘すぎます。体温が高めのせいか(36度以上)私の肌の上だと、ルクームやターキッシュデライトそのもののお砂糖の香りが長く続き、ちょっとうんざりしてしまいます。
肌にのせず、マフラーやストールにスプレーしてみたら最初はいい感じだったのですが、数回使うとやはりまたお砂糖の香りがしてしまいます。
しっかり嗅いでいませんが、もしかしたらキャンドルのほうが楽しめるのでは?という気もします。トップ〜ミドルくらいまでび香りが家の中で漂っていたら異国情緒を感じることができそうですね。EDPのフルボトルの購入はないと思います。スプレー口から嗅ぐと、行ったことはないですが、夜明けのボスフォラス海峡やイスタンブールのバザールの喧騒などが目に浮かび、エキゾチックでワクワクする香りなのに、残念。
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2014/9/24 11:49:27
限定で復活したジュールドフェット!皆様の口コミを拝見し、HPの特設ページを見たりしてイメージを膨らませ、絶対好きな香りに違いない!と、とても楽しみにしていました。
現在住んでいる街(北米東部)でも限定でやってきましたので、勇んで嗅ぎに行くと想像とかなり違いました。
あら。イノセントな少女のようなひたすらふんわりした香りを想像してたのに、意外と大人っぽい?
というのも、調香を見ると入っていないようですが、私の肌の上ではものすごくアンバーのような香りがしたからです。同ブランドのアンバーのキャンドルのような香り。トップノートの印象は桜餅の葉っぱ。ドラジェって聞いていたけれど、なんだかとっても和菓子。ミドルくらいになると、アーモンドなのでしょう、アマレット、杏仁豆腐、パンナコッタ(?)っぽさも感じますが、甘ったるくありません。甘い中にグリーンが潜んでいるような、キレがあります。
先日これを首筋につけて挨拶のハグをしたら、「パウダリーで優しい、いい香り!」とお褒めいただきました。そうね、確かにふんわりとも香るけれど、優しいだけじゃない、根底にどこか大人っぽいアンバーのようなどっしりした香りがするのよ。
やはり私にとっては、和風な印象のフレグランスです。着物の女性が畳の部屋から桜を見ている・・・というイメージが浮かびます。
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