うっち☆☆さんのゲラン / シャリマー ミレジム ヴァニラ プラニフォリアへのクチコミ |
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2021/9/23 23:14:29
こちらは2021年10月に限定発売したシャリマーの亜種ともいえる香水です。
オリジナルのシャリマーよりも現代っぽく作り直した、というより正直、もはや別の香りの香水です。
バニラ好きなら、きっと好きになる香りです。
オリジナルのシャリマーのキンとした凛々しさ(ベルガモットかな?)はなくなって、最初からバニラが強く香ります。
『フィルトル』にあったオロナインぽさはあまりありません。
バニラの強さの後ろに隠れているのかもしれません。そういう意味ではより無難なバニラ香水になっています。
★『シャリマー オーデトワレ(EDT)』
凛とした冷たい独特のゴムっぽい硬派な香り(ベルガモットか?)>>>クラシカルな石鹸>>>バニラというよりマダムっぽいクラシックな化粧台のパウダリーな香りが残る。
EDT、EDPともにデパートや通販で販売中。
EDPはよりオリエンタル。
★『オー ドゥ シャリマー』
ボトルに白いペンキのしぶきのような紋様、上から白地シールに濃紺で「Eau de SHALIMAR」の字。2009年限定。
レモン風味にスパイシーでバウダリーな香り>>>すぐにパウダリーを残しつつバニラと薄いオロナインのような香り>>>バニラが薄く長く残る。
スタートは 『イニシアル ロー 』と『シャリマーオーデトワレ』の中間の印象。
ラストは『ミレジム ヴァニラ プラニフォリア』に似てバニラが長く香ります。
オロナインぽい香りは中間〜ラストに向かって香ります。
肌につけると美しく変化します。服につけるとトップノートがいつまでも残り、変化が楽しめません。
中古でほとんど見かけない珍しいレア香水。
★『 シャリマー パルファン イニシアル ロー オーデトワレ』
ボトルに安っぽい薄ピンクのフリンジ付き。2012年限定。
スタートにレモンに加えてシナモンぽいスパイシーさ。>>>無難でかつクラシカルな温かみのある香り>>>バニラがうっすら残る。
薄い香水なので肌につけることをオススメしたいです。服につけるとキレイな香りにならなかったです。
スタートのシナモンぽいスパイシーさが特徴。
ラストのバニラがキレイに残ります。
中古でよく見つかります。
★『シャリマー コローニュ オーデトワレ』
2015年限定。
スタートにレモンカードのような優しく甘いレモンジャムと優しいバニラの香り>>>バニラが優しく残る。
ラストは「フィルトル」と「ミレジムヴァニラプラニフォリア」のまさに中間のような雰囲気です。
このフィルトルっぽいオロナインの香り、ラストにどんどん出てくるのが良いです。
品のある優しいレモンバニラです。
パウダリーさが若干あるので、おいしい感じではありません。
比較的、中古でよく見つかります。
★『シャリマー フィルトル ドゥ パルファン』
2020年限定。
ケミカルなオロナイン調の香り>>>冷たくクラシカルな石鹸>>>若干甘めのバニラとオロナインが残る。
パウダリーさがないので、若干おいしく感じます。
シャリマーシリーズの中ではこれが断トツに面白い香水です。
中古であまり見つかりません。
見つかってもおそらくすぐ売れてしまう人気のレア香水。
★『シャリマー ミレジム ヴァニラ プラニフォリア』2021年限定。
スタートから強めのバニラ>>>ラストにはうっすらシャリマー独特のケミカル風パウダリーの香りにプラスして、あまり甘くないバニラが香る。オロナインぽさもほんの少し香る。
パウダリーさが混じるので、おいしい系ではないです。
フィルトルとは違うのですが、ラストになると、少しフィルトルのオロナイン風の面白さが出てくるところが魅力です。
スタートのバニラが強いので、人によっては具合が悪くなるかもしれませんが、拡散力はないので、他人に害はなさそうです。
付けてる人の体調次第です。
【ネーミングの意味】
ミレジム=ビンテージ
ヴァニラプラニフォリア=ヴァニラの植物名
全て、拡散力低め〜中な香水なので、自分で楽しめます。
バニラは好きなんですが、なかなか気に入るものが見つかりません。
ジルスチュアート『 ヴァニララスト』、ボディファンタジーのバニラ、ローラメルシエ 『オードトワレ バニラ』、ディオール『ヒプノティック プワゾン』、ボディショップ『バニラ』…どれも好きになれず。
バニラってお香系になったり、ココナッツ系になったりしがちですが、シャリマーはどちらかというとお香系です。しかし激安インドお香ショップの香りではありません。
とても品のある優しいバニラです。
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